END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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一期

第19話「帰り」

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集「花、おーい」

膝枕でお昼寝タイムの花を起こす。もうすぐ打ち上げも終わりの時間、帰る準備をする

集「花ー?」

なかなか起きてくれない、ぐっすり眠っているようだ。幸せそうな顔をして…

鶫「おはようのキスをしないと起きないのよ」

飲み物を手に取りながら近寄ってきた。

集「しないって」

鶫「もうこれは所有者が持ち帰るしかないわね」

集「所有者?」

鶫「そりゃ集よ、さぁ、抱っこして」

集「……はぁ…」

面倒なわけではない、少し前のことを思い出しただけだ。

ソウライ「海に行った時みたいですね」

集「ですね」

帰りの支度ができたみたいなので、花を背負い会計へと進む。

奏太「集、俺が少し背負うよ」

後ろから魁斗が奏太の頭をチョップした

奏太「ってぇな!なんだよ」

魁斗「お前は少し空気を読め。」

会計を終えて外に出た、解散して各自で帰ることに、時刻は9時、外はすごく寒いが、背中に花がいてくれるのでとても暖かかった。

花「……ん」

後ろで花が身じろぎする

集「お?」

花「あれ、みんなは?」

集「花が寝ちゃってね、もう終わっちゃったよ」

花「私寝ちゃったんだ…」

集「また明日学校だし、落ち込むことはないよ」

花が頷く、まだ起きたばかりだから眠いのだろう。風に吹かれて花の髪がくすぐる、それと同時に花の香りが漂ってくる。

集「タクトにチャムにソウライさん、3人も会えたね」

花「うん…」

やっぱりまだ眠そうで返事が曖昧だ

花「寒い…」

ぎゅっと花が僕を抱きしめてきた
何気なくした仕草だろうが…花の上半身が密着して…

集「あ…」

赤面しながら家に戻った
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