END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

文字の大きさ
上 下
41 / 112
二期

第19話「証明」

しおりを挟む
花「うわぁ!この部屋久しぶり!」

花と共に過ごしていた本部の僕の部屋、団長室。
何も変わらない、また。ここで過ごせる。
僕はどこかでそれを楽しみにしていた。

集「久しぶりだね」

荷物を置き一休みする、花は即私のベットに寝てはにかんでいる。
その隣に腰を下ろして楽になる。
すると花が袖を下に引っ張る、一緒に寝ようと言っているのはよくわかる。

集「わかったよ」

花の隣に寝る、本当に幸せだ。僕のことを好きでいる人がすぐ近くにいるなんて。
花は僕の手を握る、顔を見てみるともう、目を瞑って寝ていた。
僕もだんだんと眠くなってきて………









それはドアを叩く音により目覚める
起きたのは僕だけど…

集「はい…」

ドアを開けるとそこにはセリウスさんがいた。

セリウス「ソル、いや、団長、俺と勝負をしてくれないか」

集「…え?な、なんで」

セリウス「あなたの決意を、証明してもらいたい」

コイルさんの兄、セリウスさんに剣を向ける…それは…

集「僕は、何かを守ることでしか剣を扱いません。ましてやコイルさんの兄のセリウスさん、あなたに剣を使うなんて僕にとっては断じてできません。」

セリウス「なるほど、俺からしたら、証明をするのが怖くて怯えているように見えるが」

集「そんなわけじゃ…」

セリウス「広場で待っている」

そう言い部屋を後にした。
僕は自分の腰にさしている剣を見つめた。

集「ごめん、花、ちょっと行ってくる」

花「……ん……」

最後に花の頬を撫でて、外の広場に向かう。











セリウス「来たか…」

広場の中心にはセリウスが立っていた。

集「あぁ、でもこれだけは約束してほしい、僕は決意を見せるために剣を抜く、だから、セリウスさん、あなたも本気できてください。」

セリウス「当たり前だろ、…ぃくぞ!!」

周りに団員達が集まってきた。
いい観客だよ…全く
しおりを挟む

処理中です...