END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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四期

第20話「始動」

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刹那が集と花に勝った頃は皆寝静まり、2時をすぎていた。私達はベッドに横にならずに、その場で寝てしまい、その日を過ごした。
そして起きると、クラダスが外で竜車に荷物を詰めているのが見えた。
刹那は不思議ともう部屋にはおらず、隣で微かに吐息が聞こえるだけだった。

集「起きて、花」

花「ん~」

片目を開けちらり、と、こちらを見て、笑いながら目を閉じた。

集「まったまった、起きてるでしょ早く朝ですよー?」

花の肩に触れようとしたその瞬間。
彼女の胸のあたりが光り出す。

集「……え」

すると花は僕の腕を掴み、僕を下敷きにして寝る体制をとる。
今の光はなんだったのか不思議だが、とりあえずどいてほしい。

集「花っ…ちょっどいて…!」

僕にしがみつき離れようとしない、こんなに僕のことを思ってくれているのはとても嬉しいことなのだが、やはり限度というものがある。でも限度があろうとこの子は自由人。

花「ぎゅー!」

一生懸命僕を抱きしめてくる。
強く、強く、優しく。
ただただ好きという感情がストレートに飛んでくる。僕はそれを投げ返す。

集「………花」

花の背中に手をまわす。そして同じように、
抱きしめ返した。
すると花が僕の顔と少し距離をとり。

花「ありがと、これで元気でた!」

するりと起き上がり、寝ている僕をみて微笑む。

集「はは…おはよう」

花「おはよう、しゅう」











クラダス「全員揃いましたね」

集「あれ、ヘブンズさんは?」

タクト「あぁ、ヘブンズ様なら竜車の屋根の上です。」

見上げると屋根の上で寝そべっていた。

クラダス「はぁ…」

ヴァーチェ「よっしゃ行こうぜ、刹那、ダーチムってやつ強いんだろうな?」

刹那「あ、あぁ…って!私が倒すんだからな!」

集「さぁ、出発といきましょう」
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