5 / 73
キスマーク
しおりを挟む「あッ! り、遼太! いっイイッ……イッちゃう……!」
「ちょっ、待てコラ! 先にイクなっ!」
俺の突き上げに、激しく仰け反る菊乃はもうイク寸前だ。いつもそうだ。先に果てられるとっ、萎えるんだ……よっ!
左手で彼女の腰を持ち、右手でその揺れる豊満な胸を揉みしだく。
「んぁっ……だめぇ……」
背中を弓なりな反らせたまま菊乃が俺の腕にすがった。
く……ぅ、スゲ締まる……。
「――……っ! いいっ、ぞ!」
「んぁっあ――……っ!」
菊乃の膣(ナカ)でスキン越しに放出し、果てた。
ハアハアと肩で息をする菊乃はゆっくり起き上り、俺の首に腕を絡めてキスをした。
「やっぱ、遼太のが一番いい」
俺は肩を竦めて笑った。
翠川菊乃(みどりかわきくの)は高校1年の時の彼女。今は付き合ってはいないが、お互いに初めての相手だったせいか、互いの肌を求めていつまでも腐れ縁のようにこうして会う。
「私、結婚するかも」
菊乃がホテルの、落ち着いたクリーム色の天井を見つめたまま言った。
「なんだ、なんか他人事みてぇな言い方だな。まあ、とりあえずはおめでとうって言っとくよ」
俺は身体を起こし、足をベッドから下ろすとサイドテーブルからタバコを取り、火を点けた。
「例の、事務所の所長か?」
煙を吐きながら聞く。
「うん、そう」
「そうか。じゃあこういう関係は終わりにしねーと」
「あら、私は遼太となら続けても構わないけど?」
「人妻とのスリリングでデンジャラスな関係はちょっと勘弁だな。俺は肝っ玉小っせー男だから」
含み笑いと共に煙を吐き出す。
「肝っ玉小さい男が甲子園の大舞台で2打席連続ホームランとか打てないわよ」
「親友がピッチャーだったからどうしても助けたかっただけだ。お陰様で大学では鳴かず飛ばずだった」
過去の栄光なんて忘れた、と俺は自嘲気味に笑った。
「遼太はホントに友達想いだったからね」
菊乃のセリフはいつも柔らかい。その優雅な笑みも。
「そうだ! 私の姪っ子が遼太の学校にいるの。平田センセ、ちょー人気らしいじゃない?」
仰向けになっていた菊乃が寝返り、俺の方を向く。
「菊乃の姪っ子だあ? いやだな、昔を知ってるヤツにそれを言われると背中が痒くなる」
「遼太は切れ目なく彼女いたけど、騒がれるタイプではなかったもんね」
フフフと笑った菊乃の豊かな胸の谷間が波打った。
「まあね、アイドルはアイツだったしな」
ピッチャーだった親友を思い出しながらタバコを吸った。
こういう話ができるからいいんだ、菊乃は。ただ、同じ高校大学でも教育学部卒の俺とは違い、彼女は法学部卒で今は弁護士の卵だ。
「遼太、そんなに騒がれて、もう選り取り見取じゃない?」
「ばーか。教師は生徒を選べないっつーの。俺は基本、年下はNGなんだよ。それにあのくらいの年の子なんてのは妙に年上に憧れるんだよ。本気でキャーキャーなんて言ってねーよ」
年下は……と言った時、何故かひよの姿がフッと脳裏を過った。ひよは、まだ本当に恋をした事はないんだろうか。
なんで俺、ひよの事がこんなに気になったんだろう。教師と生徒、という関係になってしまった事に何故か凄く引っかかるものを感じてならない。
「私は遼太は面倒見が良くて俺に付いてこい的素質たっぷりだから、年下向いてると思うけどね」
そう言いながら身を起こした菊乃は俺にすり寄り、もう一回、とおねだり。俺はタバコを灰皿に押し付け、もう1度菊乃をベッドに押し倒した。
「激しいのと優しいの、どっちがいい?」
「どっちも。プラス甘くよ」
見上げる菊乃がクスッと笑った。
「菊乃、ワガママ」
そう言って首筋にキスをしながら下へ。胸の先を捉えて手で揉みながら吸い……
「ぁん……」
ピクンッ!と反らせた身体の、足の間に手を滑り込ませていった。
「遼太……遼太……」
何度も囁く菊乃の声が、俺の耳に吐息と共に聞こえていた――。
*
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
俺が宝くじで10億円当選してから、幼馴染の様子がおかしい
沢尻夏芽
恋愛
自他共に認める陰キャ・真城健康(まき・けんこう)は、高校入学前に宝くじで10億円を当てた。
それを知る、陽キャ幼馴染の白駒綾菜(しらこま・あやな)はどうも最近……。
『様子がおかしい』
※誤字脱字、設定上のミス等があれば、ぜひ教えてください。
現時点で1話に繋がる話は全て書き切っています。
他サイトでも掲載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる