3 / 24
38歳。オタク女子。婚活始めます。③
しおりを挟む
「は!?何で?意味がわからない。」
私が別れを切り出すと彼はこう言った。
「もう無理なの。少し離れて距離を置きたい。自分の物を持って私が出ていくから。」
私は冷静に言った。
私が別れると言った事で彼は物凄く怒った。
ひたすら「意味がわからない。」と言っていた。
だけど…最後の最後まで彼から【結婚しよう】という言葉は出てこなかった。
ここでもし【結婚しよう】と言ってくれていたら私の未来は変わっていたのかもしれない。
涙は、お互い全然出なかった。
【ああ、私達もう終わっていたんだな。】と思った。
次の恋は同棲はするまいと誓った。
それから、最初の何年かは結婚したくて出会いを探したりもしていた。
しかし、そんな簡単にコミュ障オタク女子に出会いがあるはずもなく、数年たって35歳になるくらいには、1人にも慣れ、【もう結婚とか色恋とか面倒くさいからどうでもいいや】と思う様になってしまっていた。
彼氏いない歴、現在5年目。
ダラダラと好きなアニメや漫画を見て過ごす。
髪は美容室の予約が面倒なので1000円カット。
化粧は5分でパパッとナチュラルメイク。(ほぼすっぴん)
オシャレに気を配る事もなく、家では常にジャージ。外ではジーンズにパーカーのラフスタイル。
体重も数年の間に増えた。
仕事以外は引き込もって気楽に過ごした。
【1人って何にも考えなくていいし、好きな事やれるし幸せ!】な充実した毎日である。
だけど、そう言い聞かせて心のどこかは寂しかった。
1人が楽だ…。私はそう言って逃げていた。現実逃避…だったのかもしれない。
元から顔にコンプレックスがあり自信がなかったので、35歳を過ぎた辺りから結婚に臆病になり逃げる様になっていた。
疲れてしまっていたのだ。
私が別れを切り出すと彼はこう言った。
「もう無理なの。少し離れて距離を置きたい。自分の物を持って私が出ていくから。」
私は冷静に言った。
私が別れると言った事で彼は物凄く怒った。
ひたすら「意味がわからない。」と言っていた。
だけど…最後の最後まで彼から【結婚しよう】という言葉は出てこなかった。
ここでもし【結婚しよう】と言ってくれていたら私の未来は変わっていたのかもしれない。
涙は、お互い全然出なかった。
【ああ、私達もう終わっていたんだな。】と思った。
次の恋は同棲はするまいと誓った。
それから、最初の何年かは結婚したくて出会いを探したりもしていた。
しかし、そんな簡単にコミュ障オタク女子に出会いがあるはずもなく、数年たって35歳になるくらいには、1人にも慣れ、【もう結婚とか色恋とか面倒くさいからどうでもいいや】と思う様になってしまっていた。
彼氏いない歴、現在5年目。
ダラダラと好きなアニメや漫画を見て過ごす。
髪は美容室の予約が面倒なので1000円カット。
化粧は5分でパパッとナチュラルメイク。(ほぼすっぴん)
オシャレに気を配る事もなく、家では常にジャージ。外ではジーンズにパーカーのラフスタイル。
体重も数年の間に増えた。
仕事以外は引き込もって気楽に過ごした。
【1人って何にも考えなくていいし、好きな事やれるし幸せ!】な充実した毎日である。
だけど、そう言い聞かせて心のどこかは寂しかった。
1人が楽だ…。私はそう言って逃げていた。現実逃避…だったのかもしれない。
元から顔にコンプレックスがあり自信がなかったので、35歳を過ぎた辺りから結婚に臆病になり逃げる様になっていた。
疲れてしまっていたのだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる