３８歳、オタク女子。婚活始めました。

目覚める。①

さて、ここからはなぜ私が婚活にやる気を出したのかを話そうと思う。


人付き合いに疲れきってアニメや漫画に癒され、早５年。
仕事と家の往復…。
気楽な、お１人様生活…。

そんな私を目覚めさせてくれる運命の出会いは突然訪れた。



きっかけは新しいバイトだった。

８年以上働いていたコンビニが閉店し、私は新しいバイト先を探していた。

漫画というワード、希望の時間帯などから漫画喫茶で働く事にした。何よりスタッフの人数が少なくて人間関係が楽そうなのが魅力的だった。
人数が多いと上手く馴染めずコミュ障には辛いものがある…。




【漫画喫茶 どりーむ】
個人でやっているお店、喫茶店に漫画がたくさん置いてあるイメージ。
オーナーと奥さんが経営していて他に社員が２人いる。そして更にバイトが３人。
基本は社員さんと２人でシフトに入るのでとても仕事がしやすかった。





だらけきった独身３８歳がなぜ婚活しようと思ったのか…。

そう…。ここの社員の１人、店長が私のドストライクだったのだ。



店長はとても眼鏡の似合う、イケメンというわけではないが穏やかそうな感じで３枚目タイプの人だった。
仕事でミスをしても怒ったりうるさく言うわけでもなく「誰にでも失敗はあるから気にしないで。」と優しかったし、気さくにいろいろ話しかけてくれた。

そんな優しさがコミュ障の私の癒しになった。

なかなか人と打ち解けられない私が、徐々に自分を出せる様になり、気がつけば店長と楽しく会話をするまでになっていた。





いきなりだが…そう、私は眼鏡が好きなのだ。大事な事だから２度言うが眼鏡が好きなのだ。
眼鏡をかけているだけで私の好感度は５割り増し位になる。そのくらい私にとって重要な好みのタイプの１つなのである。


そして店長は眼鏡をかけている。必然、私は惹かれずにはいられないのだ。