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名探偵2
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―一限、二限と連続してテストを受け、当然のように途中退室をキメた。次のテストまで時間があるから、自習室で最後の試験科目に向けて勉強でもしていようかと考えていた折、ポケットの中で携帯が震えた。ラインが一件、中島からだ。
中島@華麗なる男爵「藤代よ、学食をともに食べようじゃないか。おごるよ」
おごる、という言葉にめっぽう弱い俺は、気前の良すぎる中島の真意を察しつつ、了解の返信をした。少し早いが、今ならすいているだろうから、丁度良いかもしれない。俺は学生食堂に向かった。
我らが明星学院大学のキャンパスは、キリスト教信仰の関係で西欧の教会チックな外装になっている。一面白塗りで、赤茶けた屋根の先には十字架が立っている。点在する街灯は、柔らかな光を放つ低圧ナトリウムランプを採用しているため、夜になると、建築物の仕様と相まって、重層的に西洋の雰囲気を醸し出す。
森林に囲われ、他所とは隔絶された土地に建設されたこの西洋風キャンパスに電車で向かうとなると、人によっては、某魔法学校に通う額に傷を追った少年の気分になるかも知れない。
もちろんこんな外装だから、かなり目立つ。自然豊かな街の景観を乱さないよう、最低限の配慮は欠かせない。そのため、周囲の木々と調和するようにキャンパス内で植林を行っている。
理工学部の棟を一歩出ると、大木が直線上に整列する美しい並木道が現れる。学生食堂へとゆるい歩調でこの並木道を進む中、脳内で中島との会話のシミュレーションをしていた。
(どうするかなぁ……、素直にあれは冗談だったと明かしても良いが、はぐらかしても面白そうだ……って、あれ、俺こんな奴だったか?)
同居人の意地の悪いところが移ったのか、らしくない考えがよぎる。頭を振って雑念を払った。次第に、食堂に入っていく学生の姿が見え始める。いざ行かん。
―食堂の中へ入ると、充填率は三十パーセント程で、人で込み入る前だった。最終日にもなれば、普通の奴は仲間内で外に食べに行くだろうから、二限が終わっても一杯にはならないかも知れない。わざわざ安っぽい学食を食べに来てる奴らは、どことなくしけた面をしている。金欠貧乏人の同志とお見受けしたが、どうだろう。
さぁ、ここから中島を探さないと行けないわけだが、居場所の見当はついている。外のテラスだ。少し行けば、ほら、粋がってティーカップをすすってらっしゃるじゃないか。
中島は常日頃より昼食時になると、外のテラスに据え置かれた八つのテーブルの左から二番目に陣取る。もちろん一人ではなく、彼女と、である。リア充オーラ全開で他を圧倒する中島の昼食風景は、透明なガラス越しに見る非リア達に血涙を流させるほど残酷なもので、同じく充実した者でしかテラスに出られない仕様となっている。要するに、テラススペースは、彼と彼女の聖域なのだ。
そんな場所の空気を吸いたくはなかったが、渋々外に出て、中島のいるテーブルまで足を運んだ。テラスには中島だけだった。
「来てやったぞ」
中島は声をかけてもこちらを見ない。はるか遠くの一点を見つめ、カップをすする。
「やはり紅茶はうまいなぁ、藤代君」
悟りでも開いたような穏やかな顔をしている。朝方に鬼の形相で追いかけてきた男とは思えん。中島は高そうな長財布から一万円札を取り出して、俺に差し出した。
「好きなものを買ってきたまえ、藤代君」
(……学食で一万も使わん。あと、何キャラだそれは、あれか、男爵か)
俺はブルジョワ気取りのアホから一万円札をぶん取って、心中で、「馬鹿め!」と中島をののしった。テーブルに荷物だけ置いて、食堂棟の中へと戻る。
この二階建ての棟は、隣の棟と繋がっている。二階には生協、別棟にはコンビニがある。生協では、切らしていたレポートやノート、気に入った文房具やPC機材、漫画の新刊。コンビニでは、目についた雑誌や、いくらあっても困らない非常用食品、日持ちしそうな菓子類を予算が許す限り買い込んだ。食堂に戻ってきてからは、腹が減っていない事を理由に、間食代わりの黄金パン(九十八円)を注文し、無料の水をコップ一杯分入れて、中島の元へ帰った。
「遅かったじゃないか藤し―」
振り返った中島は目をまん丸くして、
「何だその荷物は……」
と、予想通りの反応をしてくれる。ビニール袋と、水の入ったコップをテーブルに置き、椅子に座って黄金パンをかじる。あえて何も返事はしない。
中島はか細い声で、
「おつりは?」
などとケチなことを言うので、ポケットから十二円を取り出して、中島の前に気品溢れる手つきで三枚、レシートと共に並べた。
「好きなものを買ってこいと、おっしゃるので」
中島はようやく状況を把握したようで、眉間をつまみ、ウンウンと頷いて、
「中々やるじゃないか、藤代君」
あくまで強がる姿勢だ。しかし、さすがの男爵もまさか一万円札がこんな残骸になって返ってくるとは思わなかったようで、先程までの余裕は感じられない。カップを持つ手は震度七を記録し、おまけに涙目になっていた。
中島はカップの中の紅茶を一気に飲み干し、黄金パンをむさぼる俺に語気を強めて言う。
「一万円は紹介料も込みだ! お前の彼女を俺に紹介しやがれぇぇ!」
気合いが入っているところ申し訳ないが、正直に言おう。
「あれは冗談だ、彼女なんていない」
中島は呆気にとられ、またも彫刻のように固まる。さすがにかわいそうになってきたな。
「ま、待て。このままだと諭吉の敵が取れん。全然割に合わないじゃないか」
「合コンの口止め料ということで」
「高い! おかしい! 助けて!」
諸悪の根源に向かって助けを求めてしまうぐらいご乱心な男爵は、しばらく頭を抱えて、テーブルに伏してしまった。俺は黄金パンを食べ終え、水を飲んでくつろいでいた。丘上からの風景は緑に勢いがあり、夏を明確に意識できた。
数分、のどかな時間が流れる。
男爵が息を吹き返したように頭を上げ、鋭利な視線とともに言った。
「いーや、お前は嘘をついている」
確信した風に言うから、
「どうしてそう思う」
と返すと、予想外の返答をされた。
「間に合ってる、って言葉に、何となく力強さを感じたんだ。言葉に裏付けがあるみたいに、自信ありげだった。俺にはそう聞こえた」
「裏付けって、そんなもん……」
不覚にも無意識の発露を見抜かれた心地がした。認めない。
「無い無い。幻聴はよしてくれ、俺に彼女はいない」
中島は悲しそうな表情で、
「……彼女はいない、って言葉にも力強さを感じるんだよなぁ」
「当たり前だろ、本当にいないんだから」
確かに彼女はいない。同棲はしているが。
「だったら、言い方を変えよう。藤代、お前、俺に隠し事あるだろ?」
「またまた……、何を根拠に」
中島は肘に手を添え、顎をしきりにさすって、なめ回すように俺を見た。
「良く見れば、女に飢えた男特有の焦りが、お前からすっかり消えているなぁ。しかし、彼女が出来た訳ではない、となると、考えられる事といえば……、ふーむ」
こういう時に限って神がかり的な勘の良さを発揮する男、中島。一つの事を足がかりに、もう答えにたどり着こうとしている。その洞察力はさることながら、構えや仕草が、いかにも名探偵を思わせる。核心に迫る気配がして、思わず唾を飲んだ。そして、中島は口を開いた。
「さては、バイト先の女の子と仲良くなったか!」
「……へ」
「合コンを蹴ってでもバイトに行こうとするのは、そういう事情があったからだ、そうだろ!」
―迷探偵だった。一気に肩の力が抜けた俺は、ここ一番の真面目な顔で言った。
「さすが中島、ご名答」
この珍回答に便乗して、興味本位でしでかした失言をうまく回収することに成功した。
振り向けば、ガラス越しの食堂は少し人が増えていた。遅れて、二限終了のチャイムが鳴った。中島は後付けするように、「本題」を切り出す。
「お前、明日暇?」
「いや、部屋でゴロゴロくつろぐ用事があるから、忙しい」
「清々しいほど暇じゃないか! よし、明日俺の家に来い」
「お前の家で何するんだ」
「またゲームでもするか。ついでにお祓いしてやる」
「……ゲームは良いとして、お祓いって何だよ」
お忘れの方々のために注釈すると、中島の家は神社だ。由緒正しい、伝統のある社なのだそうで、俺も過去に三回くらい友人に連れられて行ったのだが、古びた感じの、静閑な社内は歴史を感じさせた。前回行った時は、親御さんからご利益のありそうなお守りを貰ったっけか。
「お前の体から最近、変な気配を感じるんだ。気味悪いから、一回やっとけって」
「背後に悪霊でも見えるのか?」
「いや、見えん。残り香みたいな感じなんだよ。多分、大したこと無いと思うけど」
「……行かないって言ったら?」
「一万円を請求する」
手持ちが二千円の俺は、この要求にすぐさま応える事ができず、後日中島の家に行くことが決定した。
中島@華麗なる男爵「藤代よ、学食をともに食べようじゃないか。おごるよ」
おごる、という言葉にめっぽう弱い俺は、気前の良すぎる中島の真意を察しつつ、了解の返信をした。少し早いが、今ならすいているだろうから、丁度良いかもしれない。俺は学生食堂に向かった。
我らが明星学院大学のキャンパスは、キリスト教信仰の関係で西欧の教会チックな外装になっている。一面白塗りで、赤茶けた屋根の先には十字架が立っている。点在する街灯は、柔らかな光を放つ低圧ナトリウムランプを採用しているため、夜になると、建築物の仕様と相まって、重層的に西洋の雰囲気を醸し出す。
森林に囲われ、他所とは隔絶された土地に建設されたこの西洋風キャンパスに電車で向かうとなると、人によっては、某魔法学校に通う額に傷を追った少年の気分になるかも知れない。
もちろんこんな外装だから、かなり目立つ。自然豊かな街の景観を乱さないよう、最低限の配慮は欠かせない。そのため、周囲の木々と調和するようにキャンパス内で植林を行っている。
理工学部の棟を一歩出ると、大木が直線上に整列する美しい並木道が現れる。学生食堂へとゆるい歩調でこの並木道を進む中、脳内で中島との会話のシミュレーションをしていた。
(どうするかなぁ……、素直にあれは冗談だったと明かしても良いが、はぐらかしても面白そうだ……って、あれ、俺こんな奴だったか?)
同居人の意地の悪いところが移ったのか、らしくない考えがよぎる。頭を振って雑念を払った。次第に、食堂に入っていく学生の姿が見え始める。いざ行かん。
―食堂の中へ入ると、充填率は三十パーセント程で、人で込み入る前だった。最終日にもなれば、普通の奴は仲間内で外に食べに行くだろうから、二限が終わっても一杯にはならないかも知れない。わざわざ安っぽい学食を食べに来てる奴らは、どことなくしけた面をしている。金欠貧乏人の同志とお見受けしたが、どうだろう。
さぁ、ここから中島を探さないと行けないわけだが、居場所の見当はついている。外のテラスだ。少し行けば、ほら、粋がってティーカップをすすってらっしゃるじゃないか。
中島は常日頃より昼食時になると、外のテラスに据え置かれた八つのテーブルの左から二番目に陣取る。もちろん一人ではなく、彼女と、である。リア充オーラ全開で他を圧倒する中島の昼食風景は、透明なガラス越しに見る非リア達に血涙を流させるほど残酷なもので、同じく充実した者でしかテラスに出られない仕様となっている。要するに、テラススペースは、彼と彼女の聖域なのだ。
そんな場所の空気を吸いたくはなかったが、渋々外に出て、中島のいるテーブルまで足を運んだ。テラスには中島だけだった。
「来てやったぞ」
中島は声をかけてもこちらを見ない。はるか遠くの一点を見つめ、カップをすする。
「やはり紅茶はうまいなぁ、藤代君」
悟りでも開いたような穏やかな顔をしている。朝方に鬼の形相で追いかけてきた男とは思えん。中島は高そうな長財布から一万円札を取り出して、俺に差し出した。
「好きなものを買ってきたまえ、藤代君」
(……学食で一万も使わん。あと、何キャラだそれは、あれか、男爵か)
俺はブルジョワ気取りのアホから一万円札をぶん取って、心中で、「馬鹿め!」と中島をののしった。テーブルに荷物だけ置いて、食堂棟の中へと戻る。
この二階建ての棟は、隣の棟と繋がっている。二階には生協、別棟にはコンビニがある。生協では、切らしていたレポートやノート、気に入った文房具やPC機材、漫画の新刊。コンビニでは、目についた雑誌や、いくらあっても困らない非常用食品、日持ちしそうな菓子類を予算が許す限り買い込んだ。食堂に戻ってきてからは、腹が減っていない事を理由に、間食代わりの黄金パン(九十八円)を注文し、無料の水をコップ一杯分入れて、中島の元へ帰った。
「遅かったじゃないか藤し―」
振り返った中島は目をまん丸くして、
「何だその荷物は……」
と、予想通りの反応をしてくれる。ビニール袋と、水の入ったコップをテーブルに置き、椅子に座って黄金パンをかじる。あえて何も返事はしない。
中島はか細い声で、
「おつりは?」
などとケチなことを言うので、ポケットから十二円を取り出して、中島の前に気品溢れる手つきで三枚、レシートと共に並べた。
「好きなものを買ってこいと、おっしゃるので」
中島はようやく状況を把握したようで、眉間をつまみ、ウンウンと頷いて、
「中々やるじゃないか、藤代君」
あくまで強がる姿勢だ。しかし、さすがの男爵もまさか一万円札がこんな残骸になって返ってくるとは思わなかったようで、先程までの余裕は感じられない。カップを持つ手は震度七を記録し、おまけに涙目になっていた。
中島はカップの中の紅茶を一気に飲み干し、黄金パンをむさぼる俺に語気を強めて言う。
「一万円は紹介料も込みだ! お前の彼女を俺に紹介しやがれぇぇ!」
気合いが入っているところ申し訳ないが、正直に言おう。
「あれは冗談だ、彼女なんていない」
中島は呆気にとられ、またも彫刻のように固まる。さすがにかわいそうになってきたな。
「ま、待て。このままだと諭吉の敵が取れん。全然割に合わないじゃないか」
「合コンの口止め料ということで」
「高い! おかしい! 助けて!」
諸悪の根源に向かって助けを求めてしまうぐらいご乱心な男爵は、しばらく頭を抱えて、テーブルに伏してしまった。俺は黄金パンを食べ終え、水を飲んでくつろいでいた。丘上からの風景は緑に勢いがあり、夏を明確に意識できた。
数分、のどかな時間が流れる。
男爵が息を吹き返したように頭を上げ、鋭利な視線とともに言った。
「いーや、お前は嘘をついている」
確信した風に言うから、
「どうしてそう思う」
と返すと、予想外の返答をされた。
「間に合ってる、って言葉に、何となく力強さを感じたんだ。言葉に裏付けがあるみたいに、自信ありげだった。俺にはそう聞こえた」
「裏付けって、そんなもん……」
不覚にも無意識の発露を見抜かれた心地がした。認めない。
「無い無い。幻聴はよしてくれ、俺に彼女はいない」
中島は悲しそうな表情で、
「……彼女はいない、って言葉にも力強さを感じるんだよなぁ」
「当たり前だろ、本当にいないんだから」
確かに彼女はいない。同棲はしているが。
「だったら、言い方を変えよう。藤代、お前、俺に隠し事あるだろ?」
「またまた……、何を根拠に」
中島は肘に手を添え、顎をしきりにさすって、なめ回すように俺を見た。
「良く見れば、女に飢えた男特有の焦りが、お前からすっかり消えているなぁ。しかし、彼女が出来た訳ではない、となると、考えられる事といえば……、ふーむ」
こういう時に限って神がかり的な勘の良さを発揮する男、中島。一つの事を足がかりに、もう答えにたどり着こうとしている。その洞察力はさることながら、構えや仕草が、いかにも名探偵を思わせる。核心に迫る気配がして、思わず唾を飲んだ。そして、中島は口を開いた。
「さては、バイト先の女の子と仲良くなったか!」
「……へ」
「合コンを蹴ってでもバイトに行こうとするのは、そういう事情があったからだ、そうだろ!」
―迷探偵だった。一気に肩の力が抜けた俺は、ここ一番の真面目な顔で言った。
「さすが中島、ご名答」
この珍回答に便乗して、興味本位でしでかした失言をうまく回収することに成功した。
振り向けば、ガラス越しの食堂は少し人が増えていた。遅れて、二限終了のチャイムが鳴った。中島は後付けするように、「本題」を切り出す。
「お前、明日暇?」
「いや、部屋でゴロゴロくつろぐ用事があるから、忙しい」
「清々しいほど暇じゃないか! よし、明日俺の家に来い」
「お前の家で何するんだ」
「またゲームでもするか。ついでにお祓いしてやる」
「……ゲームは良いとして、お祓いって何だよ」
お忘れの方々のために注釈すると、中島の家は神社だ。由緒正しい、伝統のある社なのだそうで、俺も過去に三回くらい友人に連れられて行ったのだが、古びた感じの、静閑な社内は歴史を感じさせた。前回行った時は、親御さんからご利益のありそうなお守りを貰ったっけか。
「お前の体から最近、変な気配を感じるんだ。気味悪いから、一回やっとけって」
「背後に悪霊でも見えるのか?」
「いや、見えん。残り香みたいな感じなんだよ。多分、大したこと無いと思うけど」
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