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祝福1
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Izumi「今週末、どう?」
熱力学の授業中だった。控えめな通知音と画面上に見えるラインマークが通知を知らせる。
藤代優理「俺は大丈夫だけど」
君は良いの? と続けようとして、彼女に先手を打たれた。
Izumi「ちゃんと予定空けといてよね!」
そつない態度をとっていたが、画面をスクロールする指先は無駄な動きが多い。タップミスが頻繁に起こる。
(今週だけは絶対に無いと思ってたんだけどな)
勘の良い彼女のことだから、気付いていないはずはない。つまり確信犯だ。
待ち合わせ場所と時間だけ決めて、ラインでのやり取りは終了。物理屋の小難しい話はそっちのけで、俺は上の空になった。頭の中、あるいは心の中で、一つの言葉が縦横無尽に飛び交い、他の不要な言葉を全て押し出してしまった。
《―クリスマス―》
聖なる夜に男女がいちゃついて、あぶれた者達が毎年恒例のように嘆き散らすあの一大イベントである。色恋に興味のある年頃の女性は、この日のために画策し、成功者はすでに彼氏を確保している。クリスマスにお一人様というのは、不名誉らしい。
これまでも彼女とは定期的に会っていたが、現代においてその程度の交流は恋仲を意味しない。彼女から特別なアクションは無かったし、思い返せば、俺達二人はただ娯楽に興じる仲間だった。カラオケ、ボーリング、映画、ライブ、etc……。なんてことはない、ただの遊び友達、そう思っていたから、この連絡は俺を驚かせた。
手拍子で誘いを受けたのは、男としての自尊心をくすぐられた、という以外にもう一つ理由があった。それは単純に、彼女と過ごす時間に居心地の良さを感じていたからで、罪悪感と孤独にやられた心を癒やすのに必死だったと言い換えることも出来よう。
―俺は思った以上に傷心していた。
手前でよだれを垂らし寝ぼける友人に声をかける。
「おい田中、起きろよ」
軽く背をつつくと、彼は安眠を邪魔されたせいか、ちょっと批判的な顔で振り向いた。
「何だよ」
「週末、予定入っちまった。やっぱ行けない」
彼は目を擦りながら、左手の小指を立てて、「これ?」と聞くので、俺は小さくうなずいた。
「おっけー、皆にはうまく言っとくよ」
「あざすっ……」
物わかりの良い友人はクリボッチパーティーから脱出せんとする俺の決意を察してくれた。これが皆さんご存じの男爵なら、授業などはばからず大声で騒ぎ立てることだろう。
自分の思うように事が運んでいくのは、俺の普段の行いが良いからなのか、はたまた何かの因果か。俺は胸が躍り出すのを感じて、来る週末に思いを馳せた。
―そろそろ十時……。
はやる気持ちを抑えられず、一時間前からスタンバっている男が腕時計を見やり、駅前の柱にもたれかかっている。まるで主人を待つ忠犬のようなたたずまいだが、周囲を見渡せば同じく待機モードの男女が散見され、駅周辺は忠犬だらけの様相を呈している。さすがクリスマスと言っておこう。
街はそれらしいムードで一色だった。多くの店が店頭をツリーやLEDライトで飾り付けていて、クリスマス限定とした商品、サービスがはびこっている。こういうのを、クリスマス商戦って言うんだったか。
無用なことを考えるうちに、駅前のモニュメントに座っていた男が離席するのが目に入った。座る場所が無く、ずっと立ちっぱなしになっていた俺はしめしめと空いた座席に向かった。その時、突然視界がブラックアウトした。
「だーれだ?」
後ろから誰かに両目を塞がれてしまった。一瞬視界に捉えた白くて細い指と、変声器にすら通さなかった可愛らしい声で、犯人の正体はすぐに分かった。
「桂木……」
答えると、後方から小声で「振り返っていいよ」と声がした。言われたとおり振り返れば、不満を潤沢に含んだ彼女の顔とぶつかった。
「もう、いつになったら下の名前で呼んでくれるの、優理!」
会って早々ダメ出しされる。そう言えば、この間もそんなことを言われた気がする。
「あぁ、そうだった。すまん、泉」
ご機嫌取りに下の名前で呼ぶと、彼女は見る間に朗らかな笑顔を作った。
「ふふっ、それでよし」
ひとまずどこかの喫茶店に行ってお茶でもしようということで、飲食街の方へ俺達は歩き始めた。
泉の住む街は言わずと知れた大都会で、俺の住む地域からは片道五十分くらいの距離がある。発達した地下鉄網を迷わなければ、そのぐらいの時間で到着できるだろう。何度も呼び出されて足を運んでいるから、いい加減慣れた。
大通りを歩けば、周囲は人で溢れ、本格的な都会の喧噪を耳にすることになる。過ぎゆく人々の中には珍妙な格好をした者も多く、本当に同じ文化圏の人間なのか疑わしいのもいた。多種多様な人間が混在したこの街は、まさに個性のるつぼだ。
街に慣れた人ほど、周りをいちいち見回さなくなる。どれほどイカれた風貌の輩に横切られようと、見向きもしない。気になってキョロキョロしているのは大抵よそ者だ。そういう奴らは少数派だから、この街の歩き方を知らないし、馴染んでいない感じがモロに出てしまう。とにかく歩くのが遅い。それに比べて街の人間はつくづく早足で、まるで目的地以外のことは眼中にないように、流れる風景を置き去りにして行ってしまう。都会の群衆は周囲に無関心なのだ。
ある種の二人組が多いことには、すぐ気が付いていた。その二人組は、ほとんどが異性の組み合わせで、世間ではカップルと呼称される。問答無用で周囲に幸せを見せつける長年の宿敵であり、見る度に砂を噛むような気分になる。直視できないのがお約束だが、今日の、いや、最近の俺はそうではなかった。俺はカップルを見るなり、反射的に、固く結び合う二人の手元に目が行った。そういう時は決まって左手がうずき出す。意思に反して、寂しさを訴える。
もしかしたら、微妙な感情が顔に出ていたのかもしれない。泉はいきなり俺の手をとって、軽く握った。左手だった。周りに気を取られていた俺はハッとして、すぐさま彼女を見た。しかし、彼女は何でも無いような顔をして平然と歩を進め、前後左右を並び歩く通行人も同様だった。一端の男女が手を繋ぐところなど、誰も見ていなかった。
街の喧騒とカップルだらけの人混みの中、群衆の持つ他者への無関心さに助けられ、俺の恥じらいは最小限にとどめられた。状況に依存したサイレントアプローチは今日限りで有効だったらしく、分かりやすいくらい鼓動が早まり、気付けば左手のうずきが治まっていた……
熱力学の授業中だった。控えめな通知音と画面上に見えるラインマークが通知を知らせる。
藤代優理「俺は大丈夫だけど」
君は良いの? と続けようとして、彼女に先手を打たれた。
Izumi「ちゃんと予定空けといてよね!」
そつない態度をとっていたが、画面をスクロールする指先は無駄な動きが多い。タップミスが頻繁に起こる。
(今週だけは絶対に無いと思ってたんだけどな)
勘の良い彼女のことだから、気付いていないはずはない。つまり確信犯だ。
待ち合わせ場所と時間だけ決めて、ラインでのやり取りは終了。物理屋の小難しい話はそっちのけで、俺は上の空になった。頭の中、あるいは心の中で、一つの言葉が縦横無尽に飛び交い、他の不要な言葉を全て押し出してしまった。
《―クリスマス―》
聖なる夜に男女がいちゃついて、あぶれた者達が毎年恒例のように嘆き散らすあの一大イベントである。色恋に興味のある年頃の女性は、この日のために画策し、成功者はすでに彼氏を確保している。クリスマスにお一人様というのは、不名誉らしい。
これまでも彼女とは定期的に会っていたが、現代においてその程度の交流は恋仲を意味しない。彼女から特別なアクションは無かったし、思い返せば、俺達二人はただ娯楽に興じる仲間だった。カラオケ、ボーリング、映画、ライブ、etc……。なんてことはない、ただの遊び友達、そう思っていたから、この連絡は俺を驚かせた。
手拍子で誘いを受けたのは、男としての自尊心をくすぐられた、という以外にもう一つ理由があった。それは単純に、彼女と過ごす時間に居心地の良さを感じていたからで、罪悪感と孤独にやられた心を癒やすのに必死だったと言い換えることも出来よう。
―俺は思った以上に傷心していた。
手前でよだれを垂らし寝ぼける友人に声をかける。
「おい田中、起きろよ」
軽く背をつつくと、彼は安眠を邪魔されたせいか、ちょっと批判的な顔で振り向いた。
「何だよ」
「週末、予定入っちまった。やっぱ行けない」
彼は目を擦りながら、左手の小指を立てて、「これ?」と聞くので、俺は小さくうなずいた。
「おっけー、皆にはうまく言っとくよ」
「あざすっ……」
物わかりの良い友人はクリボッチパーティーから脱出せんとする俺の決意を察してくれた。これが皆さんご存じの男爵なら、授業などはばからず大声で騒ぎ立てることだろう。
自分の思うように事が運んでいくのは、俺の普段の行いが良いからなのか、はたまた何かの因果か。俺は胸が躍り出すのを感じて、来る週末に思いを馳せた。
―そろそろ十時……。
はやる気持ちを抑えられず、一時間前からスタンバっている男が腕時計を見やり、駅前の柱にもたれかかっている。まるで主人を待つ忠犬のようなたたずまいだが、周囲を見渡せば同じく待機モードの男女が散見され、駅周辺は忠犬だらけの様相を呈している。さすがクリスマスと言っておこう。
街はそれらしいムードで一色だった。多くの店が店頭をツリーやLEDライトで飾り付けていて、クリスマス限定とした商品、サービスがはびこっている。こういうのを、クリスマス商戦って言うんだったか。
無用なことを考えるうちに、駅前のモニュメントに座っていた男が離席するのが目に入った。座る場所が無く、ずっと立ちっぱなしになっていた俺はしめしめと空いた座席に向かった。その時、突然視界がブラックアウトした。
「だーれだ?」
後ろから誰かに両目を塞がれてしまった。一瞬視界に捉えた白くて細い指と、変声器にすら通さなかった可愛らしい声で、犯人の正体はすぐに分かった。
「桂木……」
答えると、後方から小声で「振り返っていいよ」と声がした。言われたとおり振り返れば、不満を潤沢に含んだ彼女の顔とぶつかった。
「もう、いつになったら下の名前で呼んでくれるの、優理!」
会って早々ダメ出しされる。そう言えば、この間もそんなことを言われた気がする。
「あぁ、そうだった。すまん、泉」
ご機嫌取りに下の名前で呼ぶと、彼女は見る間に朗らかな笑顔を作った。
「ふふっ、それでよし」
ひとまずどこかの喫茶店に行ってお茶でもしようということで、飲食街の方へ俺達は歩き始めた。
泉の住む街は言わずと知れた大都会で、俺の住む地域からは片道五十分くらいの距離がある。発達した地下鉄網を迷わなければ、そのぐらいの時間で到着できるだろう。何度も呼び出されて足を運んでいるから、いい加減慣れた。
大通りを歩けば、周囲は人で溢れ、本格的な都会の喧噪を耳にすることになる。過ぎゆく人々の中には珍妙な格好をした者も多く、本当に同じ文化圏の人間なのか疑わしいのもいた。多種多様な人間が混在したこの街は、まさに個性のるつぼだ。
街に慣れた人ほど、周りをいちいち見回さなくなる。どれほどイカれた風貌の輩に横切られようと、見向きもしない。気になってキョロキョロしているのは大抵よそ者だ。そういう奴らは少数派だから、この街の歩き方を知らないし、馴染んでいない感じがモロに出てしまう。とにかく歩くのが遅い。それに比べて街の人間はつくづく早足で、まるで目的地以外のことは眼中にないように、流れる風景を置き去りにして行ってしまう。都会の群衆は周囲に無関心なのだ。
ある種の二人組が多いことには、すぐ気が付いていた。その二人組は、ほとんどが異性の組み合わせで、世間ではカップルと呼称される。問答無用で周囲に幸せを見せつける長年の宿敵であり、見る度に砂を噛むような気分になる。直視できないのがお約束だが、今日の、いや、最近の俺はそうではなかった。俺はカップルを見るなり、反射的に、固く結び合う二人の手元に目が行った。そういう時は決まって左手がうずき出す。意思に反して、寂しさを訴える。
もしかしたら、微妙な感情が顔に出ていたのかもしれない。泉はいきなり俺の手をとって、軽く握った。左手だった。周りに気を取られていた俺はハッとして、すぐさま彼女を見た。しかし、彼女は何でも無いような顔をして平然と歩を進め、前後左右を並び歩く通行人も同様だった。一端の男女が手を繋ぐところなど、誰も見ていなかった。
街の喧騒とカップルだらけの人混みの中、群衆の持つ他者への無関心さに助けられ、俺の恥じらいは最小限にとどめられた。状況に依存したサイレントアプローチは今日限りで有効だったらしく、分かりやすいくらい鼓動が早まり、気付けば左手のうずきが治まっていた……
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