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番外編(小ネタ、小話、小説)
[if]ハロウィン[龍+奏、龍×奏]
しおりを挟むハロウィン、過ぎてしまいました…
すみません…
まさか、こんなに長くなるなんて…
相変わらず会話文だけです
通常バージョン→恋人バージョンの順番です
龍と奏は、ラブコメチックな内容になりました(龍がヘタレなせいで…。ヘタレ攻めも好きですが)
「一条」
「…何だよ」
「いや、それはこっちの台詞だけど。何でお前、こんなところで突っ立ってんだ?俺が買い物する前から、ずっと動いてないし…(買い物の後、店でカフェラテ飲んできたから、もう一時間は経ってるけど。しかも、やたら、そわそわしてるし…)」
「…お前には関係ねぇだろ」
「…そうだな。でも、風邪引くぞ。ーせめて、これ飲めよ」
「!…ありがとな(俺の好きなコーンスープ、わざわざ買ってくれたのか)」
「あとお前、薄着すぎ。うわっ、冷たっ(手が氷みたいに冷たい…。こいつ、ここに何時間いたんだ)」
「さ、触んなよ!(雪見が俺の手を触った…!?)」
「(そんなに嫌がることないだろ。人を汚いみたいに…失礼な奴だな。毎日風呂入ってるよ)」
「(俺の顔、赤くなってねぇよな…?手ぇ触られただけで赤面するとか、カッコ悪ぃにも程がある…)」
「この時期、長時間外にいるなら、マフラーくらい巻いとけよ。手袋も、まあ…入るだろ(一条の手、俺より一回り以上でかいんだよな。けど、素材が伸びるタイプの手袋だから、大丈夫だろ)」
「えっ、あ、いや、いらねぇよ(雪見のマフラーと手袋…。まだ、あったけぇな…。って、俺は変態か!)」
「…これ、買ったばっかのだから、汚くないぞ(彼方が選んでくれたものだから、センスも良いし)」
「汚ねぇなんて思ってない。…俺に貸したら、お前が寒いだろ」
「俺は寮に帰るだけだから、平気だよ(一条は、人の世話は焼くのに、自分のことは後回しだったり、雑になったりするんだよな…。お節介だろうけど、彼方みたいで、放っておけないんだよ)」
「じゃあな」
「雪見、ちょっと待て」
「?(そういえば、一条がリュック背負ってるなんて、珍しいな。いつもは、携帯と財布くらいしか持ち歩いてないのに)」
「これ、やる。食え。あと、社の分も持っていけ」
「えっ。その中、全部お菓子なのか?」
「…いつガキに言われるか、わかんねーだろ。…持ってなくて、ガッカリさせたり泣かれたら、寝覚め悪ぃし…」
「(あー、なるほど。一条は子供好きだったな。初等部の子にお菓子あげたくて、ここにいたのか。…さっきも、初等部の子たちが、友達と一緒にお菓子買ってたな。…それにしても…)」
「…量、多くないか?(リュックの中パンパンだけど)」
「…足りなかったら、かわいそうだろ」
「…これ、可愛いな(ハロウィン仕様のラッピングが施されている)」
「…ただのビニール袋じゃ、味気ねぇだろ。ーあっ。間違えた。雪見、リボンがピンクの、水色のと交換してくれ」
「うん。…男女で分けてるんだな」
「中身は一緒だけどな。飴と、クッキーと、チョコと、マシュマロと、ラスクだ」
「そんなにあるのか」
「五つあれば、一つくらい、好きなもんあるだろ」
「…そうか(元々一条は面倒見がいいし、気遣いできるし、優しいけど…本当に子供が好きなんだな。前に弟と妹が欲しかったって言ってたから、余計子供には甘いのかも)」
「なっ、なんだよ!その顔!つーか、頭撫でてんじゃねぇ!俺は男だ!子供扱いすんな!(背伸びしてる雪見は可愛いけど…俺は子供でも、お前の弟でもねぇ!)」
「あ、悪い。子供扱いしたわけじゃないけど…なんか、微笑ましいなって」
「ほ、微笑ましい…!?てめぇ、バカにしてんのか!」
「してない。お前のそういうとこ、好きだよ」
「すっ…!?は、はぁ!?(す、すきって…!い、今…お、俺のこと、好きって、言ったよな!?)」
「一条の面倒見がよくて、気遣いできて、優しいところ、俺は好きだよ」
「そ…そーかよ(好きとか…。雪見に、料理以外で好きって言われたの、初めてだ)」
「(女子力高いは言わない方がいいよな…。でも、こういう可愛いラッピングといい、特技が家事全般で、趣味は料理だし…色々女子力が高いっていうか…。…あれ?彼方も殆ど同じだな。といっても、彼方は俺の為に女子力上げてくれたんだけど。…あいつは俺の護衛でも執事でもなくて、母親みたいな保護者になったなぁ…。俺の犬になりたい、って言ってきた時の、ぶっ飛び具合、最近は割と落ち着いてるし。…一条って、性格は全然違うのに、ちょいちょい彼方と似てる)」
「(ってか、もしかして、今がチャンスなのか…!?せっかくのハロウィンだし…雪見に言ってみて…菓子持ってなかったら、は、ハグ、とか、しても、いいんじゃ、ねーのか…!?やっぱダメか?ハグはアウトか??て、手なら…手を握るくらいなら、セーフか???)」
「一条…?(何か言いたそうにしてるな。何だろう)」
「そ、その、…と、とり…」
「鳥?」
「っ~!だああ!言えるかー!(付き合ってもねぇのに、ハグとか、手を握るとか、ダメだろ!バカか俺は!)」
「あっ、おい!(猛ダッシュで、どっか行った…)」
「…何が言いたかったんだ(変な奴だな…)」
「(俺、帰っていいのか?…寒いし、帰ろう。…用があれば、部屋に来るだろ)」
恋人バージョン
「ん」
「ん?(無言で手を差し出されたんだが)」
「…ん!」
「…ああ」
「ち、ちげぇよ!(手ぇ握られた…。嬉しいけど、違う!)」
「え。…じゃあ、こっちか?一条にこんな趣味があったなんてな…」
「もっと違う!誰がお手しろっつった!?そもそも俺にそんな趣味はねぇよ!」
「ふっ。…悪い。ちょっと遊んだ(一条のリアクションが面白くて、ついつい、からかっちゃうんだよな。…いつも、社とか、湊とか、色々振り回されてるから、俺が遊べる相手って、一条くらいだ)」
「雪見ぃ…!(こいつ…!笑顔が可愛くて、怒るに怒れねぇ!普段、そんな風に笑わないくせに…。なんてズルい奴だ!)」
「(あれ、ほんとに怒ってるのか?)一条、ごめん」
「っ!別に、怒ってねーよ(嘘だよ。からかわれるとか、嫌いだ。そんなの、雪見しか許さねぇ。…ちくしょう!先に惚れた俺が負けだよ!知ってた!)」
「俺、お前が好きだから、ついつい、からかっちゃうんだよ。ごめんな(…怒った顔も好きって言ったら、キレるだろうな。黙っておこう)」
「そっ…そー、かよ…(何言ってんだ!絶対、俺の方が好きだからな!俺がお前にベタ惚れだって、ちゃんと分かってんのか、雪見!)」
「それで?」
「は?」
「何か言いたそうだったろ」
「あ、ああ…。だ、だから…。トリック オア トリート!」
「(一条に言われるとは思わなかった。意外すぎて、びっくりだ)…ごめん、持ってない」
「じゃ、じゃあ、…い、いたずら…するぞ」
「(悪戯の部分が超小声…。恥ずかしくて、言いにくかったのか。…一条って、見た目は色々遊んでそうな不良なのに、実は硬派で奥手で、俺以上に照れ屋なんだよな…。ま、そこが可愛いんだけど)」
「(というより、悪戯なぁ…。付き合って半年経つのに、キスも片手で数えるくらいしかしてない、うぶな一条が、俺に悪戯するのか。…どんな悪戯だろうと、大したことなさそうだから、別に何されてもいいけど)」
「…おい」
「うん?」
「目ぇ閉じろよ」
「わかった(キスでもするのか…?)」
ちゅっ(額にキス)
「は…」
「っ~!(し、しちまった!口以外のとこに、初めて…。何だこれ、すげぇ恥ずかしい!)」
「な、ば、おま…(何で仕掛けた方が、そんな真っ赤になってんだよ。ばか。お前、純情にも程があるだろ)」
「(くっそ…!こいつのせいで、俺まで恥ずかしくなってきた!…やり返してやる)」
ちゅっ(指先にキス)
「っっ!!(な、な、な、何で雪見まで、俺にキスするんだよ!?う、嬉しいけど、さっきより恥ずかしーじゃねぇか!)」
「(金魚みたいに口パクパクさせてるな…。ふ、ふんっ。ざまあみろ!)」
何これ、ラブコメかな?(ラブコメ見ないから、これがラブコメなのか、よく分からないけど)
龍の心の中が騒がしい(笑)
奏の新たな一面を引き出した、龍の元気なリアクションよ
奏が人をからかうなんて、君が初めてだよ、龍
ちなみに、恋人じゃない場合、からかったりしないので、恋人だからこそ、ついしてしまう、奏なりの甘えです(龍がそれに気付いたら、怒らなくなります。ツッコミはしますが)
でも、この二人は、絶対に一回は大喧嘩します
彼方のことで大喧嘩して、破局の危機になって、何だかんだで、別れないんだと思います(惚れた方が負けなので、龍は負けっぱなしです。仕方ない)
他の攻めにとって、彼方は地雷そのものです(色んな意味で)
龍はまっすぐなので、大喧嘩してしまいますが、他の攻めも、言わないだけで、思うところはあるかと…
多分、彼方と本当に仲良くできるのは、社くらいじゃないかな(湊は一応大人の対応をしますが、内心ではモヤモヤして、龍は敵視に近い、ライバル視をして、楓は言わずもがな。NGです)
龍と奏がキスをした位置には意味があります
キスの格言というのがあって、それを参考にしました
ご存知の方も多いかもしれません
額なら友情(龍から奏へ)
指先なら賞賛(奏から龍へ)
ちなみに、キスの格言は二種類あるので、もう一つだと、
額の上なら友情、なので、こちらはお互いに言えます
龍と奏は、お互いに第一印象やその後が最悪で、徐々に仲良くなり、友達になって、友達の時間が長く、龍の粘り勝ちで付き合います
龍をちゃんと書いたのは久しぶりなので、少し疲れました…
最初はツンデレにするか迷ったんですが、いや、龍はきっとヘタレだな、と思い、こうなりました
ハロウィンは過ぎてしまいましたが、最後の一人、頑張ります!
10
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