ぽんぽこタヌキの天狗退治

 主人公は| 葉月《はづき》 大助。十一歳。
 泳げないことが悩みの小学五年生だった。

 泳ぐ練習を諦めかけていた夏休み。
 そんな彼の魂は、寝ている間に江戸時代に行ってしまう。
 気がつけば、小さなタヌキになっていた。
 どうやら、まんじゅうを喉に詰まらせたタヌキが死んで、その遺体に大助の魂が宿ったらしい。
 彼が江戸時代に来た原因は、彼の先祖が『神降ろし』の儀式を行ったからだった。

 先祖たちの目的は、悪い妖怪【天狗】の退治。
 本当は妖奉行《あやかしぶぎょう》に頼むはずだったのだが、祖先の大助に願いが通じてしまったらしい。
 
 タヌキになった大助は、諸々の説明を事典型の蝶々の妖怪【事典蝶】に聞く。

 混乱していたのは事典蝶も同じだった。
 二人は妖奉行に会いに行くことにした。

 ところが、妖奉行は忙しい。悪い妖怪退治で手が回らないという。

『私の代わりに天狗を退治して欲しい。天狗を倒してくれたら元の世界に戻してやろう』

 大助は一枚の葉っぱ型のカード【葉魔札】をもらう。
 そのカードをつかえば強力な妖術が使えるのだ。 
 そこには【石】と書かれていた。
 大助は元の世界に帰るため、事典蝶と一緒に天狗退治の旅に出ることになった。


 全十九話。五万字程度のお話です。
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