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命の危機は突然に
「よし、まずは構え方からだな。左手を下、右手を上に柄を持って……」
先輩は俺の後ろに回りこむと背後から覆い被さる様に俺の手を取り、剣を握らせる。
分かってはいたが近い。まるで、先輩に後ろから抱きしめられてるみたいだ。しかも身長差があるせいで、俺の後頭部に完全に当たっている。
雄っぱいが! 先輩の逞しくて、分厚くて、豊満な雄っぱいが!! 柔らかいし、温かいし、何か石鹸みたいないい香りがするし!
色んな刺激で頭がショート寸前の俺に対し、先輩は優しく丁寧に指導を続けている。俺の手に添えるように重ねられた先輩の手は大きく、俺の手なんか簡単に収まってしまいそうだ。
さっきから暴れまくっている心臓の音が煩くて、先輩の声も周囲の声も何も聞こえない。
だからかもしれない。誰かが甲高い悲鳴を上げるまで、俺は周りの異変に気づけなかった。
「危ない! 逃げろ!!」
反射的に叫び声の方へと顔を向ける。俺達に向かって白い光の弾が、凄まじいスピードで迫っていた。
……魔術の暴走だ。
目の前で突然起きた事態に、まだ現実味が湧いていないのだろう。まるで他人事の様にそう思った。
「俺の後ろに! 絶対に俺の側から離れるなよ!」
先輩の行動は早かった。呆然として動けないままでいる俺を抱き寄せ、庇う様に自分の背に隠す。腰のベルトに差した剣を素早く抜き放ち、構えた。
光の弾はもう目前まで迫っている。俺はただただ先輩の背中にすがり付いて、震えるだけだった。
世界が真っ白に染まっていく。
どこか遠くで先輩の咆哮と、何かが弾ける音が聞こえた気がした。
先輩は俺の後ろに回りこむと背後から覆い被さる様に俺の手を取り、剣を握らせる。
分かってはいたが近い。まるで、先輩に後ろから抱きしめられてるみたいだ。しかも身長差があるせいで、俺の後頭部に完全に当たっている。
雄っぱいが! 先輩の逞しくて、分厚くて、豊満な雄っぱいが!! 柔らかいし、温かいし、何か石鹸みたいないい香りがするし!
色んな刺激で頭がショート寸前の俺に対し、先輩は優しく丁寧に指導を続けている。俺の手に添えるように重ねられた先輩の手は大きく、俺の手なんか簡単に収まってしまいそうだ。
さっきから暴れまくっている心臓の音が煩くて、先輩の声も周囲の声も何も聞こえない。
だからかもしれない。誰かが甲高い悲鳴を上げるまで、俺は周りの異変に気づけなかった。
「危ない! 逃げろ!!」
反射的に叫び声の方へと顔を向ける。俺達に向かって白い光の弾が、凄まじいスピードで迫っていた。
……魔術の暴走だ。
目の前で突然起きた事態に、まだ現実味が湧いていないのだろう。まるで他人事の様にそう思った。
「俺の後ろに! 絶対に俺の側から離れるなよ!」
先輩の行動は早かった。呆然として動けないままでいる俺を抱き寄せ、庇う様に自分の背に隠す。腰のベルトに差した剣を素早く抜き放ち、構えた。
光の弾はもう目前まで迫っている。俺はただただ先輩の背中にすがり付いて、震えるだけだった。
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どこか遠くで先輩の咆哮と、何かが弾ける音が聞こえた気がした。
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