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2 悪魔の根
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領主様のお屋敷での下働きは楽じゃなかった。
それでも最低限の生活を保証してもらえたので文句はない。
文句はないけど、問題はある。それすなわち、食についてだ。
どうやらこのバルト領ではここ数年、食糧不足に陥っているらしい。
よそ者で下働きの私は一日一杯の蕎麦粥がもらえる。
塩気はあるけどそんなにおいしいものじゃないし、量も足りない。
でももちろん、よそ者で下働きの私が「一日三食!」とか言えるわけもなく。
「このままでは栄養状態がまずいことになる。山菜とか生えてないかな?」
ゴミ捨てのついでにそこら辺の草をむしってみる。
雑草。雑草。雑草。これじゃただの草むしり。
それでもめげずにむしり続けていたら、どことなく見覚えのある葉っぱを見つけた。
これ、ジャガイモかサツマイモか、とにかく何かしらのイモでは?
「土かたいけど、いけるかな」
かたいとは言っても雑草のおかげで多少のやわらかさはある土だ。期待が持てる。
そこら辺の石や手も使って土を掘って、おおきなかぶよろしく全身全霊で引っ張った。
「いけいけ、がんばれ、もうちょっ、とわあああ!」
パッと抵抗が消えて、私は勢い余って後ろに転がった。
派手に尻餅をついてしまう……!
衝撃と痛みを覚悟した私を、何かが支えた。
「あれ? あ、領主様」
私を受け止めたのは領主様だった。
長いおみ足の膝下を器用に使って私を受け止め、そのまま起こすように押しやってくる。世が世ならサッカー上手そう。
「さっさと立て」
「はい。ありがとうございます」
体勢を整えて頭を下げたついでに、手にした葉っぱに視線を落とす。
思った通りだった。小さめながらもツルにコロコロとしたイモがいくつかくっついている。
「やった! ジャガイモ!」
根っこと一緒に掘り返された地面にも何個か落ちていた。
大喜びでジャガイモを拾ってから顔を上げると、領主様が怪訝そうな顔をしていた。
夜のお相手失敗以来、領主様とは初めて顔を合わせる。
明るいところで見てもやっぱり人相が悪い。光の加減かと思っていた濃いクマもはっきり見える。
ないと思っていた眉毛は極めて薄いだけのようだ。まぁ、ほぼないと言っても差し支えない。
「お前、この前の痴女か。ここで何をしている」
「咲良です。食べ物を探していました」
「寄こせ」
「え? ああっ」
領主様にジャガイモを奪われた。
あまりに容赦がない。さすがにショックだった。お互いの立場を忘れて取り返そうと手を伸ばすけど、圧倒的身長差のせいで全然届かない。
ずるい。ひどい。
領主様は一日三杯も蕎麦粥を食べてるのに。魚の塩漬け焼きも食べてるのに。時々お酒も飲んでるのに!
ここで働き始めた私は知っている。
領主様はお屋敷や村の人に恐れられている。というか、正直言って嫌われている。
納税期限が迫っているのに収穫禁止令を出すとか、別の領地に住む親戚を訪ねることも許されないとか。
確かに悪人面だけど、そんなことする人なの? と、どこか他人事のように聞いていた私にも今わかった。
雑草だらけの中からようやく見つけた食料ですら取り上げるなんて、あまりにひどすぎる!
「お腹空いた……」
突然の世界転移。見知らぬ土地での慣れない生活。そして空腹。なんかちょっと、心折れた。
ジャガイモを奪われたショックが決定打となってしょぼくれまくった私の声に、領主様はフンと鼻を鳴らす。
「悪魔の根には毒がある。知らないのか」
「悪魔の根?」
もしかして、ジャガイモのこと?
「腹が減ったからといって食えば後悔するぞ」
ジャガイモに毒があるから没収したってことか。私がジャガイモにあたらないように?
なんだ。悪魔はどっちだよと思ったけど、悪気があってしたわけではないのね。
「大丈夫ですよ。ジャガイモの毒は芽だけですから。あとは皮が緑になったやつとか」
「は?」
「ちゃんと処理すれば食べられますよ。さぁ、行きましょう」
「まさか食べるつもりか?」
「そのまさかです」
「何と悪食な……」
何とでもおっしゃい。
私は急いでキッチンに戻り、ジャガイモの調理を開始した。と言っても、簡単なものしか作れないけど。
まずはジャガイモを井戸水で綺麗に洗って、厚めに皮を剥く。
半分にカットして断面を見てみたけど緑っぽくなっているところはない。腐ったりカビたりもしていない。
念のためしっかりめに水にさらしてから、鍋にジャガイモと被るくらいの水を入れ火にかける。
しばらくすると、キッチンがジャガイモの匂いに包まれた。甘いような、少し土の香りもあるような。
柔らかくなったジャガイモの水分が飛ぶまで鍋を揺すって、塩を適量振り入れたら、シンプルでおいしい粉ふきいものできあがり!
「では、お毒味失礼いたします」
お行儀はよくないけど、鍋から直接ジャガイモを手づかみする。
熱いので大急ぎで口の中に入れて、ハフハフした。
「んー! おいひい……っ!」
蕎麦粥に負けず劣らずの素朴さではあるけど、空きっ腹にはとんでもないごちそうだ。
私があまりにおいしそうなリアクションだったからか、完全にゲテモノを見る目でジャガイモと私を見ていたメイドさんたちも、「私たちも毒味を……」と言って粉ふきいもをハフハフした。
そして、目を輝かせる。おいしいでしょ?
「領主様もどうぞ。温かいうちに食べた方がおいしいですよ」
「……っ」
ほかほかと優しく立ち上る湯気と甘い香りに領主様の喉仏が上下する。さすがに手づかみは嫌かと思ってフォークを手渡すと、領主様は黙ったまま一口食べた。悪人面とはいえさすが貴族、鍋から直接でも上品に見えるから不思議だよ。
でもやっぱり熱かったようで、ハフハフから飲み込めない様子だったのでお水をお渡しする。領主様が普段食べている蕎麦粥、冷めちゃってるもんね。
「ね。おいしいでしょう?」
「……本当に毒はないのか」
ようやく飲み込んだ領主様が私を見た。
「毒がないわけではないですけど、芽と皮、保存状態や量に気をつければまったく問題ないですよ。それにジャガイモはたくさん採れるし、子供でも簡単に育てられるはず。煮ても焼いてもおいしいし。確か、気候の変動とかにも強くて飢饉を救ったりしたんですよね」
「…………」
領主様は何かを考え込んで、どこかへ消えてしまった。
私たちは残された粉ふきいもを全部食べた。一日経っても食中毒にはならなかった、と思っていたら、領主様の命令で大規模な掘り返しが行われることとなった。
しかも、領主様が私に作付けのアドバイスを求めてくる。
「おい、娘。どうやったらこの芋を増やせる?」
「咲良です。私も詳しくないんですけど……種芋を半分とかに切って、断面を下にして土に埋めてたような気がします」
「よし、やってみよう。来い」
「え、あ、はい」
領主様は自ら泥だらけにながら、私と一緒にジャガイモを埋めた。
種芋の切り方、土の被せ方、肥料や水の与え方など試行錯誤を繰り返し、安定してジャガイモが取れるようになると、領地中に作付け命令を出した。
今の畑の五割以下の面積を使ってジャガイモを育てるようにと指示をしたのは、ジャガイモが疫病で採れなくなったときのためだ。ひとつの作物に頼らないのは大事。
それでも最低限の生活を保証してもらえたので文句はない。
文句はないけど、問題はある。それすなわち、食についてだ。
どうやらこのバルト領ではここ数年、食糧不足に陥っているらしい。
よそ者で下働きの私は一日一杯の蕎麦粥がもらえる。
塩気はあるけどそんなにおいしいものじゃないし、量も足りない。
でももちろん、よそ者で下働きの私が「一日三食!」とか言えるわけもなく。
「このままでは栄養状態がまずいことになる。山菜とか生えてないかな?」
ゴミ捨てのついでにそこら辺の草をむしってみる。
雑草。雑草。雑草。これじゃただの草むしり。
それでもめげずにむしり続けていたら、どことなく見覚えのある葉っぱを見つけた。
これ、ジャガイモかサツマイモか、とにかく何かしらのイモでは?
「土かたいけど、いけるかな」
かたいとは言っても雑草のおかげで多少のやわらかさはある土だ。期待が持てる。
そこら辺の石や手も使って土を掘って、おおきなかぶよろしく全身全霊で引っ張った。
「いけいけ、がんばれ、もうちょっ、とわあああ!」
パッと抵抗が消えて、私は勢い余って後ろに転がった。
派手に尻餅をついてしまう……!
衝撃と痛みを覚悟した私を、何かが支えた。
「あれ? あ、領主様」
私を受け止めたのは領主様だった。
長いおみ足の膝下を器用に使って私を受け止め、そのまま起こすように押しやってくる。世が世ならサッカー上手そう。
「さっさと立て」
「はい。ありがとうございます」
体勢を整えて頭を下げたついでに、手にした葉っぱに視線を落とす。
思った通りだった。小さめながらもツルにコロコロとしたイモがいくつかくっついている。
「やった! ジャガイモ!」
根っこと一緒に掘り返された地面にも何個か落ちていた。
大喜びでジャガイモを拾ってから顔を上げると、領主様が怪訝そうな顔をしていた。
夜のお相手失敗以来、領主様とは初めて顔を合わせる。
明るいところで見てもやっぱり人相が悪い。光の加減かと思っていた濃いクマもはっきり見える。
ないと思っていた眉毛は極めて薄いだけのようだ。まぁ、ほぼないと言っても差し支えない。
「お前、この前の痴女か。ここで何をしている」
「咲良です。食べ物を探していました」
「寄こせ」
「え? ああっ」
領主様にジャガイモを奪われた。
あまりに容赦がない。さすがにショックだった。お互いの立場を忘れて取り返そうと手を伸ばすけど、圧倒的身長差のせいで全然届かない。
ずるい。ひどい。
領主様は一日三杯も蕎麦粥を食べてるのに。魚の塩漬け焼きも食べてるのに。時々お酒も飲んでるのに!
ここで働き始めた私は知っている。
領主様はお屋敷や村の人に恐れられている。というか、正直言って嫌われている。
納税期限が迫っているのに収穫禁止令を出すとか、別の領地に住む親戚を訪ねることも許されないとか。
確かに悪人面だけど、そんなことする人なの? と、どこか他人事のように聞いていた私にも今わかった。
雑草だらけの中からようやく見つけた食料ですら取り上げるなんて、あまりにひどすぎる!
「お腹空いた……」
突然の世界転移。見知らぬ土地での慣れない生活。そして空腹。なんかちょっと、心折れた。
ジャガイモを奪われたショックが決定打となってしょぼくれまくった私の声に、領主様はフンと鼻を鳴らす。
「悪魔の根には毒がある。知らないのか」
「悪魔の根?」
もしかして、ジャガイモのこと?
「腹が減ったからといって食えば後悔するぞ」
ジャガイモに毒があるから没収したってことか。私がジャガイモにあたらないように?
なんだ。悪魔はどっちだよと思ったけど、悪気があってしたわけではないのね。
「大丈夫ですよ。ジャガイモの毒は芽だけですから。あとは皮が緑になったやつとか」
「は?」
「ちゃんと処理すれば食べられますよ。さぁ、行きましょう」
「まさか食べるつもりか?」
「そのまさかです」
「何と悪食な……」
何とでもおっしゃい。
私は急いでキッチンに戻り、ジャガイモの調理を開始した。と言っても、簡単なものしか作れないけど。
まずはジャガイモを井戸水で綺麗に洗って、厚めに皮を剥く。
半分にカットして断面を見てみたけど緑っぽくなっているところはない。腐ったりカビたりもしていない。
念のためしっかりめに水にさらしてから、鍋にジャガイモと被るくらいの水を入れ火にかける。
しばらくすると、キッチンがジャガイモの匂いに包まれた。甘いような、少し土の香りもあるような。
柔らかくなったジャガイモの水分が飛ぶまで鍋を揺すって、塩を適量振り入れたら、シンプルでおいしい粉ふきいものできあがり!
「では、お毒味失礼いたします」
お行儀はよくないけど、鍋から直接ジャガイモを手づかみする。
熱いので大急ぎで口の中に入れて、ハフハフした。
「んー! おいひい……っ!」
蕎麦粥に負けず劣らずの素朴さではあるけど、空きっ腹にはとんでもないごちそうだ。
私があまりにおいしそうなリアクションだったからか、完全にゲテモノを見る目でジャガイモと私を見ていたメイドさんたちも、「私たちも毒味を……」と言って粉ふきいもをハフハフした。
そして、目を輝かせる。おいしいでしょ?
「領主様もどうぞ。温かいうちに食べた方がおいしいですよ」
「……っ」
ほかほかと優しく立ち上る湯気と甘い香りに領主様の喉仏が上下する。さすがに手づかみは嫌かと思ってフォークを手渡すと、領主様は黙ったまま一口食べた。悪人面とはいえさすが貴族、鍋から直接でも上品に見えるから不思議だよ。
でもやっぱり熱かったようで、ハフハフから飲み込めない様子だったのでお水をお渡しする。領主様が普段食べている蕎麦粥、冷めちゃってるもんね。
「ね。おいしいでしょう?」
「……本当に毒はないのか」
ようやく飲み込んだ領主様が私を見た。
「毒がないわけではないですけど、芽と皮、保存状態や量に気をつければまったく問題ないですよ。それにジャガイモはたくさん採れるし、子供でも簡単に育てられるはず。煮ても焼いてもおいしいし。確か、気候の変動とかにも強くて飢饉を救ったりしたんですよね」
「…………」
領主様は何かを考え込んで、どこかへ消えてしまった。
私たちは残された粉ふきいもを全部食べた。一日経っても食中毒にはならなかった、と思っていたら、領主様の命令で大規模な掘り返しが行われることとなった。
しかも、領主様が私に作付けのアドバイスを求めてくる。
「おい、娘。どうやったらこの芋を増やせる?」
「咲良です。私も詳しくないんですけど……種芋を半分とかに切って、断面を下にして土に埋めてたような気がします」
「よし、やってみよう。来い」
「え、あ、はい」
領主様は自ら泥だらけにながら、私と一緒にジャガイモを埋めた。
種芋の切り方、土の被せ方、肥料や水の与え方など試行錯誤を繰り返し、安定してジャガイモが取れるようになると、領地中に作付け命令を出した。
今の畑の五割以下の面積を使ってジャガイモを育てるようにと指示をしたのは、ジャガイモが疫病で採れなくなったときのためだ。ひとつの作物に頼らないのは大事。
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