2 / 15
ラスティアの街
殺す覚悟
しおりを挟む
――――パリィン――――
ガラスが割れるような音が響き、モンスターが砕け散る。
それを確認したオレは、裏で動かしていたタイマーを止める。
「22分ちょっと……新記録か、結構早くなってきたな」
今オレがしているのは、魔の森と呼ばれるダンジョンの裏タイムアタックだ。
魔の森というダンジョンは、推奨レベルが20からカンストの80までという
特殊なダンジョンで、浅い地域から奥へ進むほどレベルが高くなっていく。
難易度が劇的に跳ね上がる所謂、裏ダンジョンの攻略をしていたというわけだ。
ダンジョンは通常、6人パーティを組んで攻略するのが当然で
一人で挑む事など、想定されていない敵の強さなのだ、普通なら無謀だ。
もちろん、オレだって普段はパーティを組む事だってあるし
ゲーム内ではかなり有名なチームを組んでる。
冗談半分で、魔の森の裏ダンジョンにソロで挑んだら、たまたま突破できた。
それから暇つぶしがてらに、タイムアタックをするようになるまで、時間はそう掛からなかった。
ソロで攻略できたのは、このゲームの最たる特徴である魔術があるからだろう
マジック&ソードというゲームは魔法の比率が高い。8:2ぐらいだろうか?
もっとも魔術が強いと言っても、剣も使えなければソロでこんなとこにも来れない。
敵の動きを止めるバインドも魔術、味方に支援するのも魔術
攻撃だってできるし、とにかくできる事が多いのだ。
魔術と魔法と分けたが、その二つの区分はわかりやすい
初期から使えるテンプレートができているのが魔法。
魔法文字を組み合わせて作ったのが魔術。
詠唱、術符、魔術陣の3つの使い方ができるがそれぞれ特徴があり。
中でも、魔術陣の特徴がある(円を描くように魔法文字を書いた陣)これは
『重ねる』事ができるのだ、初級の魔法だって、陣によって魔改造されたら
上級に届くような威力を出すことだってできる。
ボスは陣を8重に重ねてゴリ押しで倒すことができた。
もちろん作ろうと思うのならそれなりに苦労する。
NPCから魔法文字を教わるとこから始まり、どこにあるかもわからない
古代魔法の文献を読み解いたり……とにかく大変なのだ。
wiki等で解説もされているが、その多くが挫折し魔術テンプレート
なんてのが流行ったりもしたな、オレはそういった世界観に迫れるのが楽しくて
気がつけばフレーバーテキストを追いかけてしまったり……。
そんな便利な魔術ではあるのだが、一つだけ難点がある。
魔術の難点……それは、パーティを組んだ味方にも魔術が当たるのだ。
その衝撃と言ったら酷かった、相当な数の苦情メールが届いたにも関わらず
運営が返した一言はこうだ。「魔法という現象による当然の結果です」。
もっと長いのだが、要約するとこうなる。
そういった事もありソロは気楽なのだ、誤爆を心配する事もなければ
被害を気にせず作った、極悪魔術だって試し打ちができる。
「もう一周……いや、街に戻るか」
集中力が切れた今は、タイムも早くなりそうにも無かったので戻ろうとした。
―――――ビー、ビー、ビー、―――――
「ッ! なんだ……この音っ!」
けたたましいその音に悪態をつく、うるさい、うるさすぎて頭が痛くなる。
どう考えても何か異常が起きてる
「コールッ! 緊急ログアウト!」
異常を検知した場合、即座に切断されるはずなのだが
されなかった場合を考慮した切断方法。
その筈なのにいつまで経ってもログアウトできない。
あまりの頭痛に膝を折る、ガラスにヒビが入るような音を聞き分けれたのは
たまたまだろう、そちらに目を向けると、空間が裂けていた。
まるで深遠を覗き込んだように真っ黒だ、どこかに続いてるような気もするし
どこにも続いていないような気がする。
「ッ! バグに巻き込まれたってか!? 笑えねぇ!」
まるで、最初から存在していなかったかのように景色が割れていく。
オレは最後まで見る事ができずに意識を失っていく…………。
「ッ! ここは……ボスエリア?」
目が覚めたのは、倒れた場所と変わっていなかった。
まるで割れた事など無かったかのように、いつもの森の筈が不気味に思える
足元に転がっていた、愛用の剣を手に持ちながら周りを見渡す。
「目が覚めるなら自宅のベッドだと思ったんだが……」
ログアウトするために街に戻ろうとする。
セーフティーエリアじゃないと本来はログアウトできないからだ。
緊急ログアウトができなかったのも気になるが
今は早く現実で安心したい。
「フォレストウルフか」
草を掻きわける音の方に、そちらに目を向けるとモンスターが居た。
四足歩行の獰猛な狼型の厄介な敵だ。
獲物を追い詰め、どこまでも追いかけてくる。
特に群れに遭遇した場合は同族同士の連携がかなり厄介で
魔の森での一番の脅威とされている。
落ち着いて、いつものように陣を構築する。
違和感があって、いつもより集中できていないがなんとか形成できた。
「GURUAAAAAAA!」
正面からこちらに飛び掛ってきたので、剣で受け止め弾き返す。
ついでに後ろに飛びのきながら、魔術を起動する
制御が甘くなって、いつもより無駄の多い4重のホーリーレイを放つ。
「は? ……いや、なんだよこれ……」
放たれた魔術は、フォレストウルフに直撃した。
だが、かすっただけだったのか、俊敏に森の中に紛れようとした
相手を追いかけるように、光の線が走り再び当たったと思った瞬間に
――――フォレストウルフの体は四散した――――
そんな魔術は組み込んでいないし、そもそも死体など残らない。
ポリゴンの集合体が、砕けるよう消えて、それでおしまい。
だというのに、フォレストウルフだったモノが。
木々に、地面に、ここで惨状があったのだと証明するかのように広がる。
心臓が早鐘を打つ、周囲の景色があっという間に後ろに流れる。
いつから走り出したかは覚えていない、何故走り出したかも覚えてない。
不安だったのかもしれないし、早くログアウトしたかったのかもしれない。
纏わりつく汗が気持ち悪い、怯えた小動物が逃げていく音が聞こえてくる。
途中、幾度もモンスターらしき影は見えたが瞬く間に視界から消えていく。
どれほど経ったかはわからないが、気がつけば立ち止まっていた。
かろうじて、そこが街道だと気づいて止まったのだろうか?
吐き気が込み上げてきて、地面に崩れ落ちる。
先ほどの光景が目に焼きついて離れない。
森の匂い、獣臭い匂い、吐き気を催す匂い。
赤色に染まった森、そこらじゅうに転がるフォレストウルフだったモノ。
眼前まで迫るフォレストウルフ、毛並みさえ把握できたほどの距離。
開いた口から滴る涎まで思い出す。
赤、ナニカの破片、緑、赤、ナニカの破片、ナニカの破片
――――フォレストウルフだったモノ。
耐え切れずに嘔吐する、そしてその惨状を生み出したのが自分だと嫌でも理解する。
「死にたくない……何が悲しくて犬っころに殺されなきゃならないんだ」
あれからどれだけ時間が経ったかは、わからないがまだ日は高い。
口の中に気持ち悪さは残っているが、少し冷静になれた。
殺さなければ、どうなっていた?
答えが思い浮かぶ前に頭を振り思考を追い出す。
オレはまだ生きている。それが大事で、このままじゃ死ぬ。
立ち上がり前を向く、右手を握り込み力を込める。
道は左右に続いているが確認もせずに歩き始める
どうせどっちから来たかも覚えていないんだ。
「メインメニューは使えない、クイックメニューも無理……ん?」
開かないだろうと悲観していたのだが、声に反応して出てきた
メニューが開かないと知って試すつもりは無かったが運がいい。
簡略化されたメニューが自身の眼前に広がる、いつものメニューだった。
そこから調べた所ではステータスのみしか使えなかった。
代わりにポーチの魔術(インベントリと同機能)は使えるようだった。
メニューから開く手間を惜しんだ、プレイヤーが開発した魔術だ。
何故この方法なら、使えるかどうかは調べる方法も無いしそれよりも
オレが集めていた物も無くならずにそのまま存在していた方が大事だ。
コルセというこの世界での通貨も取り出せた。
いくつかの魔術も試してみたが、同様に使えそうだという感じだ。
「こうして起動してみたが、何でああなったかがわからないな」
手慰みに起動していた、ホーリーレイの魔術陣を消しながら考える。
嫌悪感が強いが、必要な事と割り切ってもう一度、思い出す
殺す覚悟は決めた、それなら現状把握は必須だと思ったからだ。
あの時は、魔術が当たった時に逃げ出そうとした
フォレストウルフにもう一度当てた瞬間に、まるで体内から爆発するように
四散したんだ、えぐれた地面、削られた木々、赤色。
(魔法文字では魔力を束ねて照射する、どこにもそんな効果は……)
そこまで考えた所で、賑やかな喧騒が聞こえてくる。
立派な門を構えているその街
プレイヤーが最初に目にするその場所は。
「始まりの街、ラスティア」
ガラスが割れるような音が響き、モンスターが砕け散る。
それを確認したオレは、裏で動かしていたタイマーを止める。
「22分ちょっと……新記録か、結構早くなってきたな」
今オレがしているのは、魔の森と呼ばれるダンジョンの裏タイムアタックだ。
魔の森というダンジョンは、推奨レベルが20からカンストの80までという
特殊なダンジョンで、浅い地域から奥へ進むほどレベルが高くなっていく。
難易度が劇的に跳ね上がる所謂、裏ダンジョンの攻略をしていたというわけだ。
ダンジョンは通常、6人パーティを組んで攻略するのが当然で
一人で挑む事など、想定されていない敵の強さなのだ、普通なら無謀だ。
もちろん、オレだって普段はパーティを組む事だってあるし
ゲーム内ではかなり有名なチームを組んでる。
冗談半分で、魔の森の裏ダンジョンにソロで挑んだら、たまたま突破できた。
それから暇つぶしがてらに、タイムアタックをするようになるまで、時間はそう掛からなかった。
ソロで攻略できたのは、このゲームの最たる特徴である魔術があるからだろう
マジック&ソードというゲームは魔法の比率が高い。8:2ぐらいだろうか?
もっとも魔術が強いと言っても、剣も使えなければソロでこんなとこにも来れない。
敵の動きを止めるバインドも魔術、味方に支援するのも魔術
攻撃だってできるし、とにかくできる事が多いのだ。
魔術と魔法と分けたが、その二つの区分はわかりやすい
初期から使えるテンプレートができているのが魔法。
魔法文字を組み合わせて作ったのが魔術。
詠唱、術符、魔術陣の3つの使い方ができるがそれぞれ特徴があり。
中でも、魔術陣の特徴がある(円を描くように魔法文字を書いた陣)これは
『重ねる』事ができるのだ、初級の魔法だって、陣によって魔改造されたら
上級に届くような威力を出すことだってできる。
ボスは陣を8重に重ねてゴリ押しで倒すことができた。
もちろん作ろうと思うのならそれなりに苦労する。
NPCから魔法文字を教わるとこから始まり、どこにあるかもわからない
古代魔法の文献を読み解いたり……とにかく大変なのだ。
wiki等で解説もされているが、その多くが挫折し魔術テンプレート
なんてのが流行ったりもしたな、オレはそういった世界観に迫れるのが楽しくて
気がつけばフレーバーテキストを追いかけてしまったり……。
そんな便利な魔術ではあるのだが、一つだけ難点がある。
魔術の難点……それは、パーティを組んだ味方にも魔術が当たるのだ。
その衝撃と言ったら酷かった、相当な数の苦情メールが届いたにも関わらず
運営が返した一言はこうだ。「魔法という現象による当然の結果です」。
もっと長いのだが、要約するとこうなる。
そういった事もありソロは気楽なのだ、誤爆を心配する事もなければ
被害を気にせず作った、極悪魔術だって試し打ちができる。
「もう一周……いや、街に戻るか」
集中力が切れた今は、タイムも早くなりそうにも無かったので戻ろうとした。
―――――ビー、ビー、ビー、―――――
「ッ! なんだ……この音っ!」
けたたましいその音に悪態をつく、うるさい、うるさすぎて頭が痛くなる。
どう考えても何か異常が起きてる
「コールッ! 緊急ログアウト!」
異常を検知した場合、即座に切断されるはずなのだが
されなかった場合を考慮した切断方法。
その筈なのにいつまで経ってもログアウトできない。
あまりの頭痛に膝を折る、ガラスにヒビが入るような音を聞き分けれたのは
たまたまだろう、そちらに目を向けると、空間が裂けていた。
まるで深遠を覗き込んだように真っ黒だ、どこかに続いてるような気もするし
どこにも続いていないような気がする。
「ッ! バグに巻き込まれたってか!? 笑えねぇ!」
まるで、最初から存在していなかったかのように景色が割れていく。
オレは最後まで見る事ができずに意識を失っていく…………。
「ッ! ここは……ボスエリア?」
目が覚めたのは、倒れた場所と変わっていなかった。
まるで割れた事など無かったかのように、いつもの森の筈が不気味に思える
足元に転がっていた、愛用の剣を手に持ちながら周りを見渡す。
「目が覚めるなら自宅のベッドだと思ったんだが……」
ログアウトするために街に戻ろうとする。
セーフティーエリアじゃないと本来はログアウトできないからだ。
緊急ログアウトができなかったのも気になるが
今は早く現実で安心したい。
「フォレストウルフか」
草を掻きわける音の方に、そちらに目を向けるとモンスターが居た。
四足歩行の獰猛な狼型の厄介な敵だ。
獲物を追い詰め、どこまでも追いかけてくる。
特に群れに遭遇した場合は同族同士の連携がかなり厄介で
魔の森での一番の脅威とされている。
落ち着いて、いつものように陣を構築する。
違和感があって、いつもより集中できていないがなんとか形成できた。
「GURUAAAAAAA!」
正面からこちらに飛び掛ってきたので、剣で受け止め弾き返す。
ついでに後ろに飛びのきながら、魔術を起動する
制御が甘くなって、いつもより無駄の多い4重のホーリーレイを放つ。
「は? ……いや、なんだよこれ……」
放たれた魔術は、フォレストウルフに直撃した。
だが、かすっただけだったのか、俊敏に森の中に紛れようとした
相手を追いかけるように、光の線が走り再び当たったと思った瞬間に
――――フォレストウルフの体は四散した――――
そんな魔術は組み込んでいないし、そもそも死体など残らない。
ポリゴンの集合体が、砕けるよう消えて、それでおしまい。
だというのに、フォレストウルフだったモノが。
木々に、地面に、ここで惨状があったのだと証明するかのように広がる。
心臓が早鐘を打つ、周囲の景色があっという間に後ろに流れる。
いつから走り出したかは覚えていない、何故走り出したかも覚えてない。
不安だったのかもしれないし、早くログアウトしたかったのかもしれない。
纏わりつく汗が気持ち悪い、怯えた小動物が逃げていく音が聞こえてくる。
途中、幾度もモンスターらしき影は見えたが瞬く間に視界から消えていく。
どれほど経ったかはわからないが、気がつけば立ち止まっていた。
かろうじて、そこが街道だと気づいて止まったのだろうか?
吐き気が込み上げてきて、地面に崩れ落ちる。
先ほどの光景が目に焼きついて離れない。
森の匂い、獣臭い匂い、吐き気を催す匂い。
赤色に染まった森、そこらじゅうに転がるフォレストウルフだったモノ。
眼前まで迫るフォレストウルフ、毛並みさえ把握できたほどの距離。
開いた口から滴る涎まで思い出す。
赤、ナニカの破片、緑、赤、ナニカの破片、ナニカの破片
――――フォレストウルフだったモノ。
耐え切れずに嘔吐する、そしてその惨状を生み出したのが自分だと嫌でも理解する。
「死にたくない……何が悲しくて犬っころに殺されなきゃならないんだ」
あれからどれだけ時間が経ったかは、わからないがまだ日は高い。
口の中に気持ち悪さは残っているが、少し冷静になれた。
殺さなければ、どうなっていた?
答えが思い浮かぶ前に頭を振り思考を追い出す。
オレはまだ生きている。それが大事で、このままじゃ死ぬ。
立ち上がり前を向く、右手を握り込み力を込める。
道は左右に続いているが確認もせずに歩き始める
どうせどっちから来たかも覚えていないんだ。
「メインメニューは使えない、クイックメニューも無理……ん?」
開かないだろうと悲観していたのだが、声に反応して出てきた
メニューが開かないと知って試すつもりは無かったが運がいい。
簡略化されたメニューが自身の眼前に広がる、いつものメニューだった。
そこから調べた所ではステータスのみしか使えなかった。
代わりにポーチの魔術(インベントリと同機能)は使えるようだった。
メニューから開く手間を惜しんだ、プレイヤーが開発した魔術だ。
何故この方法なら、使えるかどうかは調べる方法も無いしそれよりも
オレが集めていた物も無くならずにそのまま存在していた方が大事だ。
コルセというこの世界での通貨も取り出せた。
いくつかの魔術も試してみたが、同様に使えそうだという感じだ。
「こうして起動してみたが、何でああなったかがわからないな」
手慰みに起動していた、ホーリーレイの魔術陣を消しながら考える。
嫌悪感が強いが、必要な事と割り切ってもう一度、思い出す
殺す覚悟は決めた、それなら現状把握は必須だと思ったからだ。
あの時は、魔術が当たった時に逃げ出そうとした
フォレストウルフにもう一度当てた瞬間に、まるで体内から爆発するように
四散したんだ、えぐれた地面、削られた木々、赤色。
(魔法文字では魔力を束ねて照射する、どこにもそんな効果は……)
そこまで考えた所で、賑やかな喧騒が聞こえてくる。
立派な門を構えているその街
プレイヤーが最初に目にするその場所は。
「始まりの街、ラスティア」
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。
水定ゆう
ファンタジー
村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。
異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。
そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。
生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!
※とりあえず、一時完結いたしました。
今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。
その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる