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本編・第二部
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チリチリと軽いベルの音を鳴らしながらブラウンの扉を開くと、眩いほどの白い壁紙の店内に入った。
目につくのは、大きな焙煎機。薄いビニールシートが被せてあるがきっとこれは日々使っているのだろう、しっかり手入れされているようにピカピカだ。
戸棚に寸胴な形ながらも細いガラス瓶が並び、様々なコーヒー豆が陳列されていた。
「マスター」
智さんがカウンター席で作業をしている男性に声をかけた。
「おぉ、さとっちゃん!」
白髪混じりの髪と、口元の髭が特徴的だ。50代くらいだろうか。深いグリーンのベレー帽を被り、黒いエプロンにたくさんのボールペンが刺さっている。
「……例のカノジョかい?」
マスターが私の姿を認めて、ニヤリ、と智さんへ笑いかけた。
「……るっせぇ。そーゆーの要らねぇから。……頼んでたの、焼けてる?」
智さんが少し顔を赤らめた。
「絢ちゃんにフラれた時も散々愚痴聞いてやってたのに、お目当ての女の子見つけたから暫く行く暇ねぇって連絡してきて、そしたら急にひょっこり現れやがって。公私共に俺に頼ってるのに、なんだその口の利き方は。ちょっとは俺に感謝しろっての」
口は悪いけれど、マスターの目がとても優しく智さんを見つめている。智さんがバツが悪そうにマスターから視線を逸らした。
……なるほど。ここは元々智さん行きつけの喫茶店で、仕事でもプライベートでも、何かある度にこのマスターに愚痴を聞いてもらったりアドバイスを貰ったりしていた、そんなところだろうか。
マスターの柔和な微笑みが……私が知っている誰かに被った。
(……この人と、どこかで会ったことあったかしら)
誰かに似ているのに、その誰かが思い出せない。……テレビで見かけた芸能人と勘違いしているのかもしれない。よくあることだ、と結論づけて私は店内を見回した。
マスターが座っていたカウンターに6席。マスターと私たち以外に人はいない。白い壁紙と対比するような、黒い家具たち。カウンターも椅子も、黒で統一されている。銀色の焙煎機が大きく場所を占めていてカウンターの他には席がなく、本当にこぢんまりとした喫茶店。
カウンターの後ろは流しになっていて、コーヒーサーバーやドリッパーが山積みされている。その背後の戸棚にコーヒーカップとソーサーがたくさん並べられていた。天窓から降り注ぐ太陽の光がキラキラとコーヒー豆が詰まった瓶に反射して、白い壁紙の店内を彩っている。
照明はあるが、今日は灯っていない。光は、天窓からの太陽の光だけ。まるで、俗世から隔離されたような、そんな空間だった。
「……隠れ家、って感じ」
ポツリ、と呟くと、マスターが「正解!」と楽しげに笑みを浮かべて答えてくれた。
「お嬢ちゃん、察しがいいねぇ。俺はここを隠れ家みたいな喫茶店にしたかったんだ」
智さんに連れられて、カウンターに座っていく。
「さっき家で飲んだのがこのグアテマラのサンタカタリーナ農園のフルシティロースト。ボディが濃厚で、フルーツっぽい酸味がある」
「???」
智さんから繰り出される呪文のような言葉に混乱した。頭上にはてなマークを出した私の様子にマスターが苦笑しながら智さんに話しかける。
「おいおい、初心者にその説明はねーわ」
マスター曰く。コーヒー豆は農産物であり、大規模生産者もいれば、個人生産者もいる。その中でも、個人生産者の顔がしっかり分かっていて、総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底している農園のものは、総じてスペシャルティコーヒーと言われること。花が咲き、種の部分を焙煎して使用するが、その焙煎方法も8種類あること。農園ごとに味や口当たりの感覚が違うのも特徴的であること。
「某コーヒーチェーン店は大規模生産者の豆を使っていて、要は98点の味を出して……大勢の人が美味しい、と感じるものを提供してる。俺らスペシャルティコーヒーロースターは、人によって100点になる味を……まぁ、人によっては刺さる味を提供する、って感じだな」
「某コーヒーチェーン店って」
「イヤイヤ、スペシャルティコーヒーロースターとして、他店名をしっかり出すのは主義に反するんでね」
口を開くと案外に若いのが解る。失礼を承知で歳を尋ねたら、48歳だと答えてくれた。けれど、当たりのソフトさと気安さで、初対面なのに、知り合いのような口調で話す事ができた。
「ところでマスター、俺が頼んでたの焼けてんの?」
智さんが思い出したかのようにコーヒーを淹れている最中のマスターに声をかけた。
「あぁ~! ごめん! ブラックバーン農園のだろ? 去年不作で生産量少なくてなぁ。俺のチカラじゃ買い付け出来なかった」
「げぇまじか……」
マスターの困ったような、焦ったような声色に智さんがガックリと肩を落として項垂れていく。
「まぁ農産物だからしゃーねよなぁ……」
「すまねぇな……今年はタンザニアに伝手が出来るはずだから、多少は強気に買い付け出来ると思うぜ」
マスターがドリップポットをカウンターに置き、申し訳なさそうに顔の前で手を合わせた。
さっき飲んだのがグアテマラで、智さんがご所望だったのはタンザニア。
「……コーヒーの味って、どんな風に違うんですか?」
私はコーヒーは飲みつけておらず、実は味の違いがよく分かっていない。今朝飲んだのは濃くてとても美味しかった、としか表現が出来ない。
「まずは淹れたときの香り。これがアロマ。チェリーとか、チョコみたいな、って感じで表現する」
かたり、と、マスターが話しながら私と智さんの前にコーヒーカップを置いてくれる。コポコポ、と音を立てて、コーヒーが注がれた。
「口に含んだ時の質感、これがマウスフィール。バターのような、とか、ベルベットのような、とか表現する」
ポトリ、と、コーヒーサーバーからコーヒーカップに最後の雫が落ち、マスターがサーバーを下げた。
「同じ豆でも焙煎具合によってアロマもマウスフィールも変わる。それら複数の要点で、飲んだ時のバランスが決まる、って感じだな。お嬢ちゃんに今出したのが、ケニアのカラニ農園。ケニアは、収穫年によって、アロマがベリーやワインのような馨しい香りに変わる、人気の産地だ」
ほぅ、とため息をつく。ふわり、と香りを嗅ぐと、なんとも言えない、甘い香りが広がった。口を付けると、ダークチェリーのような香りと、舌を包み込むようなコクの強さが伝わってきた。
「……美味しい」
マスターが満足気に頷いた。智さんが私の様子を見てふっと笑みを浮かべ、マスターに向き直る。
「じゃ、ケニアを200g」
「はいよ。豆でいいんだろ?」
マスターの問いに智さんが「ん」と短く頷いた。
「マスター、煙草と灰皿頂戴」
ポケットからライターを取り出した智さんが店の奥に足を進める。その様子を横目に、マスターが苦笑したように吐息を漏らした。
「残念、健康増進法とやらで今年からこの店は禁煙だ」
「はぁ!?」
智さんの素っ頓狂な声が聞こえた。初めて聞くような声色で、私は思わず口元が緩んでいく。
「まじかよー。喫茶店と煙草って切っても切り離せない関係の歴史あんのに」
ガシガシと頭をかきながら席に戻る智さんの様子に、ぽかんと口が開いた。
「歴史……?」
私の小さな問いに智さんが「あぁ」と頷いて私に向き直る。
「喫茶店の原型は中世の貴族たちの社交サロンのことだったんだ。酒を飲み、食べ物を食べ、煙草を吸って、政治論議や情報交換を行う場所。現代だと接待宴会や接待ゴルフみたいなもん」
「な、るほど…」
知らなかった。本当に智さんの知識は幅広い。コーヒーカップに残ったコーヒーを一気に飲み干し、智さんが席を立っていく。
「マスター、それなら俺ちょっと外行くわ。買い物してついでに吸ってくる。知香はここにいて、な?」
「あ、はい」
一瞬浮かべた私の不安気な表情を確認した智さんが、私の肩をぽんぽん、と優しく宥めるように叩いた。
「大丈夫、すぐ帰ってくるから」
やわらかな笑顔を浮かべた智さんの表情に、そっと胸を撫で下ろすと、智さんがまた小さく微笑んで扉を開けていく。残された私とマスターに、沈黙が訪れた。
不意に、マスターが私に声をかける。その言葉に、私は、思わず固まってしまった。
目につくのは、大きな焙煎機。薄いビニールシートが被せてあるがきっとこれは日々使っているのだろう、しっかり手入れされているようにピカピカだ。
戸棚に寸胴な形ながらも細いガラス瓶が並び、様々なコーヒー豆が陳列されていた。
「マスター」
智さんがカウンター席で作業をしている男性に声をかけた。
「おぉ、さとっちゃん!」
白髪混じりの髪と、口元の髭が特徴的だ。50代くらいだろうか。深いグリーンのベレー帽を被り、黒いエプロンにたくさんのボールペンが刺さっている。
「……例のカノジョかい?」
マスターが私の姿を認めて、ニヤリ、と智さんへ笑いかけた。
「……るっせぇ。そーゆーの要らねぇから。……頼んでたの、焼けてる?」
智さんが少し顔を赤らめた。
「絢ちゃんにフラれた時も散々愚痴聞いてやってたのに、お目当ての女の子見つけたから暫く行く暇ねぇって連絡してきて、そしたら急にひょっこり現れやがって。公私共に俺に頼ってるのに、なんだその口の利き方は。ちょっとは俺に感謝しろっての」
口は悪いけれど、マスターの目がとても優しく智さんを見つめている。智さんがバツが悪そうにマスターから視線を逸らした。
……なるほど。ここは元々智さん行きつけの喫茶店で、仕事でもプライベートでも、何かある度にこのマスターに愚痴を聞いてもらったりアドバイスを貰ったりしていた、そんなところだろうか。
マスターの柔和な微笑みが……私が知っている誰かに被った。
(……この人と、どこかで会ったことあったかしら)
誰かに似ているのに、その誰かが思い出せない。……テレビで見かけた芸能人と勘違いしているのかもしれない。よくあることだ、と結論づけて私は店内を見回した。
マスターが座っていたカウンターに6席。マスターと私たち以外に人はいない。白い壁紙と対比するような、黒い家具たち。カウンターも椅子も、黒で統一されている。銀色の焙煎機が大きく場所を占めていてカウンターの他には席がなく、本当にこぢんまりとした喫茶店。
カウンターの後ろは流しになっていて、コーヒーサーバーやドリッパーが山積みされている。その背後の戸棚にコーヒーカップとソーサーがたくさん並べられていた。天窓から降り注ぐ太陽の光がキラキラとコーヒー豆が詰まった瓶に反射して、白い壁紙の店内を彩っている。
照明はあるが、今日は灯っていない。光は、天窓からの太陽の光だけ。まるで、俗世から隔離されたような、そんな空間だった。
「……隠れ家、って感じ」
ポツリ、と呟くと、マスターが「正解!」と楽しげに笑みを浮かべて答えてくれた。
「お嬢ちゃん、察しがいいねぇ。俺はここを隠れ家みたいな喫茶店にしたかったんだ」
智さんに連れられて、カウンターに座っていく。
「さっき家で飲んだのがこのグアテマラのサンタカタリーナ農園のフルシティロースト。ボディが濃厚で、フルーツっぽい酸味がある」
「???」
智さんから繰り出される呪文のような言葉に混乱した。頭上にはてなマークを出した私の様子にマスターが苦笑しながら智さんに話しかける。
「おいおい、初心者にその説明はねーわ」
マスター曰く。コーヒー豆は農産物であり、大規模生産者もいれば、個人生産者もいる。その中でも、個人生産者の顔がしっかり分かっていて、総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底している農園のものは、総じてスペシャルティコーヒーと言われること。花が咲き、種の部分を焙煎して使用するが、その焙煎方法も8種類あること。農園ごとに味や口当たりの感覚が違うのも特徴的であること。
「某コーヒーチェーン店は大規模生産者の豆を使っていて、要は98点の味を出して……大勢の人が美味しい、と感じるものを提供してる。俺らスペシャルティコーヒーロースターは、人によって100点になる味を……まぁ、人によっては刺さる味を提供する、って感じだな」
「某コーヒーチェーン店って」
「イヤイヤ、スペシャルティコーヒーロースターとして、他店名をしっかり出すのは主義に反するんでね」
口を開くと案外に若いのが解る。失礼を承知で歳を尋ねたら、48歳だと答えてくれた。けれど、当たりのソフトさと気安さで、初対面なのに、知り合いのような口調で話す事ができた。
「ところでマスター、俺が頼んでたの焼けてんの?」
智さんが思い出したかのようにコーヒーを淹れている最中のマスターに声をかけた。
「あぁ~! ごめん! ブラックバーン農園のだろ? 去年不作で生産量少なくてなぁ。俺のチカラじゃ買い付け出来なかった」
「げぇまじか……」
マスターの困ったような、焦ったような声色に智さんがガックリと肩を落として項垂れていく。
「まぁ農産物だからしゃーねよなぁ……」
「すまねぇな……今年はタンザニアに伝手が出来るはずだから、多少は強気に買い付け出来ると思うぜ」
マスターがドリップポットをカウンターに置き、申し訳なさそうに顔の前で手を合わせた。
さっき飲んだのがグアテマラで、智さんがご所望だったのはタンザニア。
「……コーヒーの味って、どんな風に違うんですか?」
私はコーヒーは飲みつけておらず、実は味の違いがよく分かっていない。今朝飲んだのは濃くてとても美味しかった、としか表現が出来ない。
「まずは淹れたときの香り。これがアロマ。チェリーとか、チョコみたいな、って感じで表現する」
かたり、と、マスターが話しながら私と智さんの前にコーヒーカップを置いてくれる。コポコポ、と音を立てて、コーヒーが注がれた。
「口に含んだ時の質感、これがマウスフィール。バターのような、とか、ベルベットのような、とか表現する」
ポトリ、と、コーヒーサーバーからコーヒーカップに最後の雫が落ち、マスターがサーバーを下げた。
「同じ豆でも焙煎具合によってアロマもマウスフィールも変わる。それら複数の要点で、飲んだ時のバランスが決まる、って感じだな。お嬢ちゃんに今出したのが、ケニアのカラニ農園。ケニアは、収穫年によって、アロマがベリーやワインのような馨しい香りに変わる、人気の産地だ」
ほぅ、とため息をつく。ふわり、と香りを嗅ぐと、なんとも言えない、甘い香りが広がった。口を付けると、ダークチェリーのような香りと、舌を包み込むようなコクの強さが伝わってきた。
「……美味しい」
マスターが満足気に頷いた。智さんが私の様子を見てふっと笑みを浮かべ、マスターに向き直る。
「じゃ、ケニアを200g」
「はいよ。豆でいいんだろ?」
マスターの問いに智さんが「ん」と短く頷いた。
「マスター、煙草と灰皿頂戴」
ポケットからライターを取り出した智さんが店の奥に足を進める。その様子を横目に、マスターが苦笑したように吐息を漏らした。
「残念、健康増進法とやらで今年からこの店は禁煙だ」
「はぁ!?」
智さんの素っ頓狂な声が聞こえた。初めて聞くような声色で、私は思わず口元が緩んでいく。
「まじかよー。喫茶店と煙草って切っても切り離せない関係の歴史あんのに」
ガシガシと頭をかきながら席に戻る智さんの様子に、ぽかんと口が開いた。
「歴史……?」
私の小さな問いに智さんが「あぁ」と頷いて私に向き直る。
「喫茶店の原型は中世の貴族たちの社交サロンのことだったんだ。酒を飲み、食べ物を食べ、煙草を吸って、政治論議や情報交換を行う場所。現代だと接待宴会や接待ゴルフみたいなもん」
「な、るほど…」
知らなかった。本当に智さんの知識は幅広い。コーヒーカップに残ったコーヒーを一気に飲み干し、智さんが席を立っていく。
「マスター、それなら俺ちょっと外行くわ。買い物してついでに吸ってくる。知香はここにいて、な?」
「あ、はい」
一瞬浮かべた私の不安気な表情を確認した智さんが、私の肩をぽんぽん、と優しく宥めるように叩いた。
「大丈夫、すぐ帰ってくるから」
やわらかな笑顔を浮かべた智さんの表情に、そっと胸を撫で下ろすと、智さんがまた小さく微笑んで扉を開けていく。残された私とマスターに、沈黙が訪れた。
不意に、マスターが私に声をかける。その言葉に、私は、思わず固まってしまった。
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