俺様エリートは独占欲全開で愛と快楽に溺れさせる

春宮ともみ

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本編・第二部

67 *

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 智さんはつまらなさそうにカレーを口に運びながら言葉を紡いだ。

「アイツ、知香に気ぃあるって丸わかりだから。片桐が気づいてもおかしくねぇ」

 そんなに、わかりやすいのだろうか。小林くんの態度は。私には、全く感じさせていないのに。

 ……いや、感じていたのかも、しれない。だけど、私が、見ないふりをしていた……のかも、しれない。

 私自身が、傷つきたくないから。

「そもそも、知香、告られた時なんて言われたんだ」

 カタン、と、スプーンがテーブルに置かれる音ともに投げかけられた思わぬ問い。それに驚いてきょとんとした。告白された、と伝えたとき、智さんの瞳に嫉妬の炎が宿っていたからこそ、今まで口に出したことはなかったし、これからも口に出そうとは思っていなかった。けれど智さんから促されてしまってはきちんと話すしかない。ふたたび手に持ったコップを握りしめる。

「え、と……仕事しているときの姿に惹かれて…ずっと前から好きでした、と…俺の初恋だから、私に幸せでいてほしいけれど、それが叶わないなら、俺を選んでください……って」
  
 私の言葉を聞き届けた智さんが、はぁっと軽くため息をついた。

「んで? 知香は『初恋』って聞いたから、社会人になって経験する初恋は、憧れであって恋心じゃないって思っていたんだな? ……ようやく合点がいった」

 眉間に皺を寄せた智さんが左手を額に宛てている。

「………え、と。面目ない」

 はぁ、と、智さんがふたたび小さくため息をついた。けれど次の瞬間、今度は苦笑したように肩を竦めてソファに沈み込む私に視線を合わせていく。

「でもな? 男って、大抵は初恋は拗らせるもんなんだ。だから、知香の今の態度で大丈夫」

 困ったようなその声色。続けられた言葉に驚いて目を瞬かせた。

「そうでしょうか」
「ん、そう。アイツもバカじゃねぇ。俺は、アイツのこと信じてんだよ」

 恋敵であるはずの小林くんを……智さんが信じている。その言葉の意味が飲み込めず、ぽかん、と、ダークブラウンの瞳を見つめ続けた。

「アイツは、知香に本気で惚れてるよ。けど、だからこそ身を引いたんだ。知香の気持ちを知ってるから」

 ぐっと両腕を掴まれた。はっと気がつくと、智さんが心配そうに私の顔を覗き込んでいる。

 智さんのその言葉で……小林くんの、私に対する想いの深さを思い知った。申し訳なさと恥ずかしさと、自分に対する悔しさで、キリキリと胸の奥が震えた。

「本気で惚れてるからこそ、知香に幸せになってほしい。そう願ってる。だから身を引いた。けど、それを知香が申し訳ないって思っちゃいけねぇよ?」

 智さんの言葉のひとつひとつが、心にすとんと落ちてくる。

「それは逆にアイツの気持ちを踏み躙ることに繋がるぞ。だから、知香は今まで通り接したらいい。それが正解」

 その言葉に、心底ほっとした。けれど、そう簡単に気持ちを切り替えられるものでもない。私が小林くんを傷つけ続けている、その事実に気が付いてしまった今は。込み上げてくる数多の感情を堪えきれずに唇を噛んでいると、智さんがそっと頭を撫でてくれる。

「この世に傷つかない恋愛なんてない。大丈夫。誰だってそうだ。俺だって、知香だって、傷ついてきただろう?」
「……そう、ですね」

 確かに。私も智さんも、傷ついて……ここまで来ている。

「だろう? アイツのためにも、は幸せになんねぇとな?」

 。その智さんの言葉が、胸に染みた。不意に視界が滲む。

「……っ、はい…」

 震える声のまま智さんを見上げた。触れるだけの、軽いキスが降ってくる。

 触れた唇から、カレーのスパイスの香りが漂って……ぐぅ、と、私のお腹が大きく鳴り響いた。

「ぷっ……っくく。冷めないうちに……食べよ…っ」

 唇が離れた智さんは顔を真っ赤にして笑っている。

「……すみません…」

 安心した直後、食欲には勝てなかった。自分の身体の正直さに、恥ずかしくてもう智さんを見ていられなかった。





 カレーを掬いながら、智さんの夢の話を聞いた。幼い頃から亡くなったお母様にくっついて料理するところをを見ていた、ということ。そのお母様が生理痛が重くて寝込んでいるときはずっと智さんがご実家の家事をされていた、ということ。その頃から、食品の営業に携わりたいと思っていたこと。実際に就職したら思いのほか面白くて、会社の大きな歯車になりたい、と思ったこと。それ故に、自分の取り扱っている商品を知りたくて、賞味期限間近のものを買い取っては料理して、顧客へこういう料理がいいとプレゼンして成果を上げてきたということ。

「だから、俺は料理が好きになったんだ。そこらの女性には負ける自信がないくらい上手くなったと思うぞ」

 確かに智さんの料理を食べてしまったら、私が作る料理なんて一つ下のレベルに感じてしまう。お互いに頼って補っていこう、と智さんが言ってくれたのを思い出し、頭に浮かんだ考えをそっと提案していく。

「……じゃぁ、この先結婚したら。智さんがお料理を担当してくださいます? 私、洗濯とかお掃除を担当しますから。もちろん、お忙しいときは私が作りますけど」

 私の言葉に、智さんが一瞬びっくりしたような表情を浮かべた。……家事を投げるような発言をしたから引かれてしまっただろうか。しまった、という顔をした私に、智さんが即座に首を振って「違うんだ」と否定していく。

「知香が、やっと、俺を頼ってくれるようになったっていうのを実感してな………嬉しい」

 ぎゅう、と抱きしめられる。智さんの髪が頬に当たっていて。私はそこに顔を埋めて智さんのにおいを吸い込んだ。


 ……シトラスの香りは、いつの間にかしなくなっていた。


 そのまま智さんが頭を下げてうなじに口付ける。小さなリップ音がして、私はその感覚に身動ぎをした。

「……喪服の知香見てたら抱きたくなった」

 ぽつり、と呟かれた言葉に仰天して、智さんの腕から逃れようと身を捩った。

「なななっ、不謹慎ですってば」

 その間にも、智さんが私の首筋に舌を這わせていく。ざらざらした感覚に一瞬だけ甘い声が漏れて、かっと全身が熱くなった。

「ん? そんなことねぇよ? 事実、喪服に欲情するのって生物学的に当たり前のことだって証明されてんだぞ」
「は……?」

 生物学的。その意味がわからず、思考が停止する。ガチャリ、と音がして。智さんが食べ終えたふたり分の器を重ねて、ラグが敷いてある床におろした。

「喪服ってことは、そこに人間の死があるわけだ」

 そういって智さんは固まったままの私を、ひょい、と、抱きかかえて硝子天板のテーブルに座らせる。下半身がヒヤリとする感覚に、身体がびくりと反応した。

「喪服を見ると、自分もいつか死ぬ、という普段忘れているはずの『無意識下の死の恐怖』を掻き立てられる」

 すっと、智さんがそのダークブラウンの瞳を細めた。

「死の恐怖が高まると、子孫を遺そうとして性欲が昂進する、というわけ。所謂、陰陽原理というものだな」

 確かに、聞いた事はある。大規模な災害や衝撃的な出来事があると、出生率が僅かに上がる、という話を。ここ最近でいうと、大型ハリケーンが襲来した国や、連続テロが起こった国などで、しばらくベビーブームが巻き起こったというニュースを見た記憶がふっと蘇った。何故なのだろう、と漠然と考えていたけれど……これらの事象も、智さんが話してくれた理論にしっかり当てはまるではないか。

「……なるほど」

 記憶の海を辿って考え込んでいたから、智さんの手が私の背中に回ってファスナーに手をかけていたことに気がつくのが遅れた。

「だから、な?」

 ジーッとファスナーが下ろされ、パチン、と、ブラジャーのホックをとかれる。

「っ、り、理由はわかりましたけどっ」

 慌てて制止するように智さんの腕を掴んだ。

「昨日我慢したんだからもう無理」

 つぅ、と、背筋を長い指でなぞられて思わず仰け反った。

「っ、ぅあっ……せ、めて……ぉ、風呂にっ…」
「だ~め」

 するり、と、喪服が下げられて、袖を抜かれた。智さんの手が私の腰と肩甲骨付近を抑えていて、もう逃げられない。デコルテに舌が這わされて、チリチリと軽い痛みが刺していく。

「……っ、うんっ……ぁ、ふ……」

 舌のざらざらした感覚に全身の力が抜けていく。

 すると、智さんがすっと身体を起こして、深い口付けがはじまった。唇を奪われたまま、舌も深く深く絡め取られ抗うこともできず、思考力さえも奪われていく。

 ブラジャーから零れたふたつの蕾が、ぷっくりと主張し、智さんの長い指がその蕾に触れた。

「ん、んんんっ!!」 

 びくりと身体が大きく跳ねた。じゅっ、と音を立てて唇が離される。智さんの手がふくらはぎまで隠すミモレ丈のスカートを捲り上げ、頭をその中に入れる。そのを察して、私は思わず抗議の声を上げた。

「やぁっ、わたしっ、まだお風呂入ってないっ」

 急いで両脚を閉じようとしたが、両足首を掴まれて、踵をテーブルの上に乗せられてしまった。

 所謂、M字開脚というもの。それに気がついて、羞恥心で涙が滲んだ。

「こんなカッコされて我慢できるわけねぇって」

 掠れて低くなった智さんの声に、身体の奥がどくりと反応する。

 こんな格好、と言われても。こんな格好をさせたのは智さん自身だ。そう抗議したくても、私の口から出るのは悲鳴じみた甘い嬌声だけ。

 ショーツのクロッチ部分を何かがなぞるように動いている。その何かが智さんの舌だと認識した瞬間、一層高い嬌声を上げて、背中がくんっと仰け反った。太股をぎゅうと締め付けた上に、手で智さんの動きを止めようとしても、智さんの舌の動きがどんどん大胆になっていく。

 その動きから逃れようと身動ぎする度に、臀部に伝わる硝子天板のテーブルの冷たさと、智さんの舌の熱さに狂ってしまいそうな程の快感が湧き上がってくる。

「や、だってば、さと、し……さ……ぁう、っんっ……」
「んん? すごい溢れてきてるけど、本当にやなの?」

 くすくすと笑い声が上がる。溢れている、そう言われて恥ずかしくて堪らない。ぷっくりと主張している秘芽を舌先でつつかれて、ゆっくり撫で回される。

「んっ……ぅんんっ、ぅあっ…」

 ショーツ越しの感覚に頭が沸騰しそうなほどだった。不意に、クロッチをずらされて智さんの指が濡れそぼった秘裂にするりと滑り込んでくる。

「っああっ!!」
  
 テーブルが、ガタン! と大きな音を立てた。あまりの衝撃に背中が仰け反って、身体が跳ねたせいだった。派手な水音を立てて繰り返される指の抽挿と、ガタリガタリと揺れるテーブルの振動に頭が真っ白になる。

「やあぁっ、ああっ、んんんっ、くぅっ、」

 智さんの指が、私の弱い入口の壁をゆっくりと擦り上げた。

「あっ、んんん―――っ!!!」

 ばち、と、瞼の裏が白く弾けた。全速力で走ったかのように心臓が跳ねて呼吸が荒くなる。肩で息をしていると、智さんが笑いながら、ようやくスカートの中から顔を出し、ゆっくりとソファに座った。

「ほんと、ここ弱ぇのなぁ……」

 腕を辛うじてテーブルに付けて身体全体を支えているが、腕も腰もガクガクと震えている。今にも崩れ落ちそうな私の身体を、智さんが再びひょいと持ち上げて、自分の膝の上に座らせ、鮮やかな手つきでクロッチをずらし、その昂振りをひくついたままの私の泥濘に一気に沈めた。

「んんんんっ!!」

 途端、びくっと身体が震えた。

「……っ、めっちゃ締まる…」

 重力で身体がぐっと沈み込む。一昨日よりも奥に届くその楔の圧迫感に、息が詰まった。

 ふと、ベッドサイドに重ねられたゴムの存在が脳裏を過ぎる。

 ここは、リビングだ。……もしかして。さぁっと血の気が引いた。

「やっ、まっ……て、さとしさ、避妊っ……」

 俺は着ける派だから、と言っていたけれど。ベッドサイドのゴムを取りに行く素振りもなくそのまま抱かれているわけで。もしかしなくても……そのまま、なのでは。青ざめた表情のまま力の入らない手で智さんの胸に縋る。

「ん? 着けてるよ」
「……ぇ」

 思いがけない言葉に、きょとんとした。そして、ニヤリとその切れ長の瞳が何かを企んでいるように歪んでいく。

「知香をいつでも抱けるように、な? この家の色んなところに隠してあるから」
「……はぁ!?」

 なんて発想をしているんだ、この人は。あまりの事態に呆けていると、智さんがふわりと微笑んだ。

「知香さん? ……そんなことが考えられるってことは、まだ余裕綽々ってことですね?」
「え、ぁ、え!?」

 智さんの、声のトーンが、変わった。その事実を理解して、今度こそざあっと全身の血の気が引いていく。

「平日ですから手加減しようと思ってましたけどね? その必要はないってことですね?」
「っや、あの、ちょっと、」
「上手い具合に休憩取れましたし? あぁ、もちろん、ご希望通り、ここからは手加減しませんよ?」

 にこりと笑ったまま、智さんは私の腰を掴むと、遠慮無く腰を突き上げだした。

「やぁっ、まって、さとしさ、ああっ、んんん、うああっ」

 普段からよく座っているソファの上で、突き上げられている。その事実が、さらに私を興奮させる。ぐちゅぐちゅと淫らな水音が響いて、最奥を何度も突かれていく。

「あぁっ、んんんっんぅっ、うううんっ」
「そそるねェ……全部脱いでないその姿」

 智さんは腰を動かしながらも、涼しい顔で私の身体を上から下まで眺めているようだった。今の私は、スカートをたくし上げられ、袖を抜かれ、ブラジャーは中途半端に外されて。お腹の部分にくしゃりと喪服が溜まっている。

「ああっ、やだっ、ぅんっ、み、ないでぇっ」

 座ったまま腰を持たれてゆっくりと突き上げられて。あまりの快感に、智さんの両肩にしがみついた。

「だ~め。見惚れるくらい綺麗。パンストじゃなくてハイソックスのストッキングも俺のツボ」

 私をゆっくりと突き上げながら、すっと、智さんが私のふくらはぎを撫であげる。

「っ、あぅっ、やぁっ、」
「喪服の黒と、知香の白い肌の対比。誰にも見せたくない」

 そう呟いて、智さんは私の身体を抱き上げると、テーブルの上に押さえつけた。硝子天板の冷たさが背中を伝い身体が跳ね、ナカの智さんを締め付けた。

「っ、締め、んなよ……」

 智さんが苦しそうに顔を歪めて、そのまま強く腰を打ち付け始める。

「ぅああっ、ふぅっん、ああっ、だめ、もうっ、」
「……っく……イけ」

 智さんの手が、すりっと。ショーツ越しに主張する秘芽を擦り上げた。

「ぁ、ぅ、んんっ―――――っ!!」

 急激に押し上げられた。喉の奥が痙攣して、息が出来なくなる。下腹部からぶわりと快感が登りあがって、頭が真っ白になる。

「……っく、やっべ」

 智さんの掠れた呻き声と自分の嬌声に思考が溶かされていく。達してひくついたままのナカを容赦なく撹拌されていった。

 ガタガタと揺れるテーブルの音に、ぐちゅりぐちゅりと繰り返される淫らな水音に。溶かされかかった思考が否応なしに引き戻される。

「っ、ああっ、もう、むりぃっ、んぅっ、あぅうっ、ゆ、るしてぇっ」
「知香……好きだ、知香」

 智さんの声が遠くに聞こえて、ぼろぼろと涙が溢れる。喉の奥が再び痙攣しだして。

「……っ、くぅっ、……っ!」
「あっ、やぁっ、―――っ!!!」

 私が再び押し上げられるのと同時に、どくり、と。楔が爆ぜた。
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