28 / 97
(第二部)第二章 出会いと別れ
03 猫耳の理由
しおりを挟む
翌日、英司と詩乃は念入りな服装チェックの上で外出した。
帽子を目深に被り、スカートを履けば猫耳と尻尾は誤魔化せる。
二人は樹との待ち合わせ場所へ向かう。
駅の前にある犬の銅像の前で樹が待っていた。
残暑で蒸し暑い中、モノクロのシャツとズボンを着て眼鏡を掛けた樹は、雑踏の中でそこだけ涼しげな空気を漂わせている。英司は遠くから樹を見て、この友人は少し変わっているなと思った。
どこが変わっているかと問われても返事はしにくい。
ただ妙に澄んだ空気をまとっていて、男性には余り使わない「綺麗」という形容詞が当てはまる気がする。
「……なんか霊感少年って感じ」
「詩乃、何言ってるんだ」
「うーん」
人差し指を唇に当てて考え込む詩乃を連れて、英司は樹と一緒に近くのカフェに入った。アイスコーヒーを三つ注文する。
トレーを運搬している時に気付いたが、樹はちゃっかり詩乃と席に座って待つ側になっていた。なぜ自分だけが働いているんだ。
「樹、水くらい自分で入れろよ」
「君が動いてくれそうだったので、僕はいいかと」
「ふざけるな」
どこまでもマイペースな樹に腹を立てていると、詩乃がくすくす笑った。
「珍しいね。英司が打ち解けて喋ってる」
「は?」
「英司って他人との間に壁を作るタイプじゃない。樹君とは自然に話してるけど」
そんなことはない、と反論しようとして、英司は笑っている樹と詩乃の様子に黙った。今さら何を言っても火に油だ。
むっすりしながらアイスコーヒーを配る。
自分も席に着きながら英司は樹との関係について考えた。出会って数日しか経っていないが、英司にとっては不本意なことに精神的な距離を詰められている。しかもそれが不快ではないから困ったものだ。
「……それで、突然、猫耳が生えたという話だが」
アイスコーヒーに口をつけた樹が、詩乃の様子を伺いながら聞く。
詩乃は困った顔をした。
「こんな事が起こるなんて夢みたいで、自分でも信じられない」
「夢ならそろそろ醒めないといけないな。原因に心当たりはないか?」
考えを巡らせているように小首を傾げ、詩乃は首を横に振る。
「昨日、英司と一緒にウサギ耳の子がいるのを見ちゃったの。そうしたら耳元で猫の鳴き声がして、目眩がして……家に帰ったら、こんなことになってて」
それでは異世界から連れて帰ってきたソフィーが原因なのだろうか。英司は幼なじみの非常事態を引き起こしたのが自分達かもしれないと考えて、顔を強張らせた。
一方の樹は指を顎にあてて思案している。
「……ソフィーが直接の原因だということは、ありえない」
「だが、樹」
「脈絡が無さすぎるんだ。だいいち、ウサギじゃなくて猫だぞ? 仮に誰かの魔法だとして、誰が魔法を掛けるんだ。動機も手段も思い付かない」
「確かに……」
「だとすれば僕達の帰還はむしろ関係ないと考えるべきだ。詩乃さん、最近変わったことは無かったか? 猫に関係するような、何か」
詩乃はうつむいて考え込んでいたが、やがて顔を上げた。
「……心当たり、あるかも。うちの学校には七不思議があってね」
話がなぜか学校の七不思議に移る。
「どこの学校でもあるだろう。それがどう猫耳と繋がるんだ?」
「この間、サッカー部で放課後に肝試しをしようって話になって」
ここで英司は思わず口を挟んだ。
「まさか一緒に肝試しに行ったのか?!」
「なんで怒るの英司」
「いくらサッカー部のマネージャーだからって、そこまで付き合うことないだろう! 女子はお前一人になるんだぞ!」
「引率の先生だっているのに。英司、気にしすぎだよ」
けろりと言う詩乃。英司は頭を抱える。
英司は幼なじみについて必要以上に気を回しすぎる癖があると自分でも気付いていたが、どうにも彼女が危なっかしくて見ていられない。
「うちの学校の七不思議はね。踊る二ノ宮金次郎でしょ、トイレの花子さんでしょ、動く人体模型でしょ……」
指折り数える詩乃に、樹はアイスコーヒーをストローでかき回しながら、面倒くさそうな様子だ。
「別にわざわざ七不思議にしなくていいじゃないか。昼間じっとしている金次郎が動き出したって、害がないだろうに。むしろ夜に息抜きさせてやればいいんだ」
「樹……動かないものが動くから怖いんだぞ」
「動かないものが動くと楽しいぞ?」
英司は真面目に言っているらしい樹をまじまじ見つめた。
対する樹は、何か問題が? というような表情だ。
この友人は一般人の皮を被った別の何かだと、英司は確信する。
「えーと、話を続けていい?」
「どうぞ」
微妙になった雰囲気に詩乃が割り込む。
会話が本筋に戻った。
「サッカー部の男子達の肝試しに付き合わされたんだけど、学校の七不思議の、隠しているものが映る鏡で、鏡に猫が映ってるのを見たの」
幽霊が映るという噂の鏡に、猫が映ったので詩乃はびっくりしたのだと言う。
「どんな猫だった?」
「赤い毛並みの猫だったわ」
「赤い……」
英司は、幼なじみの頭上に生えた猫耳を思い起こす。今は帽子に隠れて見えないそれは、確かに赤茶色の猫耳だった。
樹が眼鏡の縁を指で持ち上げながら言う。
「その猫が原因の可能性が高いな。さっそく、今夜にでも夜の学校に行ってみるか」
「今夜?」
「早く解決しないと、詩乃さんも困るだろう」
樹の言葉に、英司は黙り混む。
その通りなのだが。
「……英司、幽霊とか苦手だったよね」
「うるさい、バラすな詩乃!」
幼なじみによって容赦なく弱点を明かされ、英司は思わず涙目になった。樹は「良いことを聞いた」とご機嫌になっている。まずい奴に知られてしまったと、英司は樹に相談したことを後悔した。
三人は一旦仕切り直すことにした。
解散して、再度、夜に学校の前で現地集合することにする。
決めた時刻の五分程前。英司と詩乃が学校の裏口で待っていると、樹が現れた。
「お待たせ。しかし他の学校に来るのは不思議な気分だな」
樹は闇に沈む学校を見上げてつぶやく。
「……塀を乗り越えるか」
「え?」
彼は塀の低い箇所を観察している。
英司は無造作に言う樹に仰天した。
「あっちの塀は乗り越えやすそうだったよ」
「どっちだ」
詩乃が先導して歩き出す。
「おいおい、大丈夫かよ」
「英司、君は用務員さんに肝試しをしたいから開けてくれと頼んでみるか? 君が説得できるなら塀を乗り越える案は無しにしよう」
「……俺達はともかく詩乃が塀をよじ登るのは」
女の子にはきついんじゃないか、と言いかけたところで、英司は黙った。目の前で詩乃が軽々と塀を乗り越えて向こう側に飛び降りている。
「英司~、はやく~!」
校庭に立って手を振る詩乃。
「さっきの台詞の続きを聞こうか」
「くそっ」
樹が意地悪く笑うのにとりあわず、英司は塀を登った。
運動神経は悪い方ではない。
英司は無駄の無い動作で塀を乗り越える。樹も危なげなく付いてくる。三人は校舎の壁に沿って歩き出した。
「学校の東側渡り廊下の出入口は鍵が掛かってないのよ」
「よく知ってるな……」
「帰宅部の英司以外は皆知ってるよ」
あてつけのような詩乃の言葉に、英司は恨めしい気持ちを抱く。
帰宅部なのは異世界で勇者をやっていたりするからだが、親密な幼なじみにも英司は自分の秘密を話していなかった。
スマートフォンを懐中電灯代わりにしながら、三人は学校の東側渡り廊下の扉を押し開く。靴を脱いで持ってきたビニール袋に入れて、学校内を進む。
暗い廊下には独特の雰囲気がある。
「うう……」
「英司、怖いの?」
「明るいJPOPでも聞くか? 僕のイヤホンで良かったら貸すぞ」
「結構だ」
夜の学校で怖がっているのは英司一人らしい。
詩乃も樹も全く動揺の気配は無い。
ちょっとへっぴり腰になりながら、英司は樹と詩乃の後に付いて目的の鏡がある別棟へ向かう。
本物の幽霊が出ませんようにと祈りながら。
帽子を目深に被り、スカートを履けば猫耳と尻尾は誤魔化せる。
二人は樹との待ち合わせ場所へ向かう。
駅の前にある犬の銅像の前で樹が待っていた。
残暑で蒸し暑い中、モノクロのシャツとズボンを着て眼鏡を掛けた樹は、雑踏の中でそこだけ涼しげな空気を漂わせている。英司は遠くから樹を見て、この友人は少し変わっているなと思った。
どこが変わっているかと問われても返事はしにくい。
ただ妙に澄んだ空気をまとっていて、男性には余り使わない「綺麗」という形容詞が当てはまる気がする。
「……なんか霊感少年って感じ」
「詩乃、何言ってるんだ」
「うーん」
人差し指を唇に当てて考え込む詩乃を連れて、英司は樹と一緒に近くのカフェに入った。アイスコーヒーを三つ注文する。
トレーを運搬している時に気付いたが、樹はちゃっかり詩乃と席に座って待つ側になっていた。なぜ自分だけが働いているんだ。
「樹、水くらい自分で入れろよ」
「君が動いてくれそうだったので、僕はいいかと」
「ふざけるな」
どこまでもマイペースな樹に腹を立てていると、詩乃がくすくす笑った。
「珍しいね。英司が打ち解けて喋ってる」
「は?」
「英司って他人との間に壁を作るタイプじゃない。樹君とは自然に話してるけど」
そんなことはない、と反論しようとして、英司は笑っている樹と詩乃の様子に黙った。今さら何を言っても火に油だ。
むっすりしながらアイスコーヒーを配る。
自分も席に着きながら英司は樹との関係について考えた。出会って数日しか経っていないが、英司にとっては不本意なことに精神的な距離を詰められている。しかもそれが不快ではないから困ったものだ。
「……それで、突然、猫耳が生えたという話だが」
アイスコーヒーに口をつけた樹が、詩乃の様子を伺いながら聞く。
詩乃は困った顔をした。
「こんな事が起こるなんて夢みたいで、自分でも信じられない」
「夢ならそろそろ醒めないといけないな。原因に心当たりはないか?」
考えを巡らせているように小首を傾げ、詩乃は首を横に振る。
「昨日、英司と一緒にウサギ耳の子がいるのを見ちゃったの。そうしたら耳元で猫の鳴き声がして、目眩がして……家に帰ったら、こんなことになってて」
それでは異世界から連れて帰ってきたソフィーが原因なのだろうか。英司は幼なじみの非常事態を引き起こしたのが自分達かもしれないと考えて、顔を強張らせた。
一方の樹は指を顎にあてて思案している。
「……ソフィーが直接の原因だということは、ありえない」
「だが、樹」
「脈絡が無さすぎるんだ。だいいち、ウサギじゃなくて猫だぞ? 仮に誰かの魔法だとして、誰が魔法を掛けるんだ。動機も手段も思い付かない」
「確かに……」
「だとすれば僕達の帰還はむしろ関係ないと考えるべきだ。詩乃さん、最近変わったことは無かったか? 猫に関係するような、何か」
詩乃はうつむいて考え込んでいたが、やがて顔を上げた。
「……心当たり、あるかも。うちの学校には七不思議があってね」
話がなぜか学校の七不思議に移る。
「どこの学校でもあるだろう。それがどう猫耳と繋がるんだ?」
「この間、サッカー部で放課後に肝試しをしようって話になって」
ここで英司は思わず口を挟んだ。
「まさか一緒に肝試しに行ったのか?!」
「なんで怒るの英司」
「いくらサッカー部のマネージャーだからって、そこまで付き合うことないだろう! 女子はお前一人になるんだぞ!」
「引率の先生だっているのに。英司、気にしすぎだよ」
けろりと言う詩乃。英司は頭を抱える。
英司は幼なじみについて必要以上に気を回しすぎる癖があると自分でも気付いていたが、どうにも彼女が危なっかしくて見ていられない。
「うちの学校の七不思議はね。踊る二ノ宮金次郎でしょ、トイレの花子さんでしょ、動く人体模型でしょ……」
指折り数える詩乃に、樹はアイスコーヒーをストローでかき回しながら、面倒くさそうな様子だ。
「別にわざわざ七不思議にしなくていいじゃないか。昼間じっとしている金次郎が動き出したって、害がないだろうに。むしろ夜に息抜きさせてやればいいんだ」
「樹……動かないものが動くから怖いんだぞ」
「動かないものが動くと楽しいぞ?」
英司は真面目に言っているらしい樹をまじまじ見つめた。
対する樹は、何か問題が? というような表情だ。
この友人は一般人の皮を被った別の何かだと、英司は確信する。
「えーと、話を続けていい?」
「どうぞ」
微妙になった雰囲気に詩乃が割り込む。
会話が本筋に戻った。
「サッカー部の男子達の肝試しに付き合わされたんだけど、学校の七不思議の、隠しているものが映る鏡で、鏡に猫が映ってるのを見たの」
幽霊が映るという噂の鏡に、猫が映ったので詩乃はびっくりしたのだと言う。
「どんな猫だった?」
「赤い毛並みの猫だったわ」
「赤い……」
英司は、幼なじみの頭上に生えた猫耳を思い起こす。今は帽子に隠れて見えないそれは、確かに赤茶色の猫耳だった。
樹が眼鏡の縁を指で持ち上げながら言う。
「その猫が原因の可能性が高いな。さっそく、今夜にでも夜の学校に行ってみるか」
「今夜?」
「早く解決しないと、詩乃さんも困るだろう」
樹の言葉に、英司は黙り混む。
その通りなのだが。
「……英司、幽霊とか苦手だったよね」
「うるさい、バラすな詩乃!」
幼なじみによって容赦なく弱点を明かされ、英司は思わず涙目になった。樹は「良いことを聞いた」とご機嫌になっている。まずい奴に知られてしまったと、英司は樹に相談したことを後悔した。
三人は一旦仕切り直すことにした。
解散して、再度、夜に学校の前で現地集合することにする。
決めた時刻の五分程前。英司と詩乃が学校の裏口で待っていると、樹が現れた。
「お待たせ。しかし他の学校に来るのは不思議な気分だな」
樹は闇に沈む学校を見上げてつぶやく。
「……塀を乗り越えるか」
「え?」
彼は塀の低い箇所を観察している。
英司は無造作に言う樹に仰天した。
「あっちの塀は乗り越えやすそうだったよ」
「どっちだ」
詩乃が先導して歩き出す。
「おいおい、大丈夫かよ」
「英司、君は用務員さんに肝試しをしたいから開けてくれと頼んでみるか? 君が説得できるなら塀を乗り越える案は無しにしよう」
「……俺達はともかく詩乃が塀をよじ登るのは」
女の子にはきついんじゃないか、と言いかけたところで、英司は黙った。目の前で詩乃が軽々と塀を乗り越えて向こう側に飛び降りている。
「英司~、はやく~!」
校庭に立って手を振る詩乃。
「さっきの台詞の続きを聞こうか」
「くそっ」
樹が意地悪く笑うのにとりあわず、英司は塀を登った。
運動神経は悪い方ではない。
英司は無駄の無い動作で塀を乗り越える。樹も危なげなく付いてくる。三人は校舎の壁に沿って歩き出した。
「学校の東側渡り廊下の出入口は鍵が掛かってないのよ」
「よく知ってるな……」
「帰宅部の英司以外は皆知ってるよ」
あてつけのような詩乃の言葉に、英司は恨めしい気持ちを抱く。
帰宅部なのは異世界で勇者をやっていたりするからだが、親密な幼なじみにも英司は自分の秘密を話していなかった。
スマートフォンを懐中電灯代わりにしながら、三人は学校の東側渡り廊下の扉を押し開く。靴を脱いで持ってきたビニール袋に入れて、学校内を進む。
暗い廊下には独特の雰囲気がある。
「うう……」
「英司、怖いの?」
「明るいJPOPでも聞くか? 僕のイヤホンで良かったら貸すぞ」
「結構だ」
夜の学校で怖がっているのは英司一人らしい。
詩乃も樹も全く動揺の気配は無い。
ちょっとへっぴり腰になりながら、英司は樹と詩乃の後に付いて目的の鏡がある別棟へ向かう。
本物の幽霊が出ませんようにと祈りながら。
11
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。