29 / 97
(第二部)第二章 出会いと別れ
04 肝試し
しおりを挟む
突然、猫耳になってしまった件の原因を探るべく夜の学校に忍び込んだ、英司と樹、詩乃の三人は、暗い学校内をなるべく静かに進んでいた。
廊下を曲がったところで前方に光が見えて、英司は思わず叫びそうになった。
「うわっ」
その瞬間、左右にいる幼なじみと樹から手が伸びて口をふさがれる。
「静かにしようね」
「あれはきっと警備員の見回りだな。トイレにでも入ってやり過ごすか」
しかし、トイレは言うに及ばず男女別である。
迷ったが結局、三人は手近な女子トイレに逃げ込んだ。
男子の英司と樹は肩身が狭い。
「ごめん、詩乃」
「別にいいよ。というか、汚い男子トイレはこっちから願い下げだわ」
トイレの中で息を潜めていると、廊下を懐中電灯を片手にかざした大人の男性が通りすぎた。どうやら気付かれなかったようだ。
安堵した英司だが、ふとトイレの鏡を見て硬直した。
暗い鏡が濡れたように光っている。
「あ、あ、あれ……!」
英司はガタガタ震えながら鏡を指差す。
鏡の中には長い髪で表情が見えない女子生徒の姿が映っていた。
詩乃と樹も、英司の指の先を見て鏡の異変に気付く。
「トイレの花子さんには初めて会ったな……」
「じめじめしたトイレにこもるなんて物好きだよね」
「お、お前ら、絶対おかしい!」
平然と鏡を見てコメントする樹と詩乃。
英司は二人の肝の座りように呆れる。しかし事態は花子さん出現だけで終わらなかった。鏡の内側から出ようとするように、推定花子さんは手を伸ばして鏡を引っ掻く。
鏡の中の推定花子さんは英司達の側に来ようとしているようだった。
「逃げるぞ!」
英司は立ち上がって、樹と詩乃を急かしてトイレを出る。
警備員の姿は既に無く、暗い学校は異界に取り込まれたようにおどろおどろしい雰囲気になっていた。廊下のガラスに推定花子さんが映り込む。
「追ってきてる?!」
「こんな怪談じみたことが現実に起こるんだな」
「感心してる場合か、樹!」
さすがに詩乃は不安な表情だが、樹は清々しいくらい、いつも通りだ。
こんな異常事態になってしまったら猫がどうこう言っている場合ではない。
「一旦、学校から出よう!」
英司の提案に、しかし樹は首を振る。
「駄目だ。むしろ目的地に向かった方がいい。詩乃さん、例の鏡はどこだ?」
「この先の音楽室の前に……」
「樹!」
声を上げた英司は樹と視線を絡め合う。
短い付き合いだが、その瞬間、互いに言いたいことを理解できた。
先に口を開いたのは、樹だった。
「英司、君が詩乃さんを心配する気持ちは分かる。いざとなったら君と詩乃さんだけでも脱出しろ」
「馬鹿! お前だって大事な仲間だ。放っておける訳ないだろ!」
声を張り上げると、樹は動揺したように瞬きした。
「勝算はあるんだろうな?」
「……ある」
「なら、樹、お前を信じるからな!」
英司はガラスに映る推定花子さんを見ないようにして、廊下を歩き出す。
詩乃がちょいちょいと袖を引いた。
「英司、そっちじゃない。逆だよ」
立ち止まった英司は赤面する。
背景で推定花子さんがガラスを叩いていたが、今だけは気にならないほど恥ずかしい。
「締まらないなあ。でも……格好良かったよ」
「え?」
小声で詩乃がささやいた。
その言葉で英司は気を取り直す。視界の端で、樹は柔らかい笑みを浮かべていた。一気に緊迫した雰囲気が和む。
三人は足早に音楽室へ向かった。推定花子さんのじっとりとした視線が後ろから追いかけてくるが、無視する。
やがて廊下の先に音楽室が見えてきた。
音楽室の前には寄贈品らしい古ぼけた姿見が設置されている。
姿見に近付きながら詩乃が説明した。
「あれが、その人の本当の姿を映すっていう鏡よ」
「ん? 隠したものを映すって言ってなかったか。あと幽霊も映るんだよな」
「色々な噂があるのよ。とりあえず夜中に見ると何かが映るっていう……」
「適当だな」
姿見は暗闇に沈んでいる。
その時、追ってきた推定花子さんが音楽室の窓に映った。ガシャンという破砕音と共に窓ガラスが割れ、黒い影を引きずって長い髪に白い手足の少女が実体化する。
「詩乃、下がれ!」
英司は幼なじみを自分の後ろに押しやって、推定花子さんと相対する。髪の毛で彼女の表情が見えないが、冷え冷えとした敵意が伝わってくる。時代錯誤なセーラー服を着た不気味な少女は無言のまま、英司達にその手を伸ばそうとしていた。
精霊武器があれば戦えるのに。
幽霊への恐怖より、幼なじみを守れないことの方が怖い。
英司は拳を握りしめる。
「……本当の姿を映す鏡、か」
危機的状況の中、樹は呟いて、一人、鏡へ歩み寄る。
「樹……?!」
暗い鏡の前で樹が立ち止まる。
その時、不意に、割れた窓ガラスの向こうから月光が差し込んだ。
曇った鏡面が光を浴びて煌めく。
鏡は一瞬、眼鏡の青年の姿を映し出したが、その像は陽炎のように揺らめいて消える。代わりに映ったのは、緑。
明るい若草色が鏡面を覆い、鏡から光が溢れ出す。
もはやそれは月光の反射ではない。
鏡自体が緑色の光を放っていた。
眩しい緑は徐々に輪郭を精細にし、鏡の中に風景が生まれる。
鏡に映ったのは光を放つ緑の大樹の姿だった。
ふっ、と息を吐いた樹が眼鏡を外しながら振り返る。露になった彼の眼差しは、鏡の中の大樹と同じ、鮮やかな碧の色をしていた。
樹は碧に染まった瞳で、黒い影と共に迫る少女を睨む。
英司の手前まで迫っていた少女は足を止めた。
「消えろ」
その言葉だけで、呆気ないほど簡単に亡霊は消える。
気が付くと割れた窓ガラスは元通りになっていた。
学校の中を、まるで森の中で吹くような爽やかな風が通り過ぎ、澱んだ空気を一掃した。
鏡の前に立つ樹の姿は神々しい光に包まれている。
英司は息を飲んだ。
樹が人では無く、精霊なのだという言葉の意味が、ようやく分かった気がする。
「詩乃さん」
碧の瞳をした樹が幼なじみを手招きする。
呼ばれた詩乃は戸惑いながら、樹に近寄った。
樹は彼女の手をとる。
「えっ」
途端に二人の間で光が生まれる。
詩乃の腕の中で光が弾け、赤い毛並みの猫が姿を現す。
「ニャー」
甘えるように鳴く猫。
びっくりして猫を抱える詩乃の頭上にはもう猫耳は無い。
英司はほっとしながら二人に歩み寄った。
「その猫はいったい何なんだ。樹、お前は知ってるんだろう。聞かせろよ」
「勿論」
樹は猫の喉をくすぐりながら答える。
「こいつは異世界から迷い込んだ精霊の一種だよ。たまたまこの学校の鏡が異世界と繋がりやすくなってたから、事故でこっちに来てしまったらしい。精霊は本体から離れすぎると消滅するから、この鏡の中の、時間の止まった空間に隠れていたんだ。だけど、肝試しに来ていた詩乃さんと波長が合って、彼女に憑りついてしまった」
「たまたま? 全部偶然なのか?」
「全部が偶然だとは、さすがに言えない。この学校の鏡が異世界に繋がりやすくなってたのは、英司、君がこの学校の生徒だったからだろう。詩乃さんに突然猫耳が生えたのは、僕らに会ってこの精霊が反応したからだろうし」
つまり、元を辿ると原因はやっぱり英司達にあった訳だ。
英司は幼なじみに申し訳なく思った。
「今は僕の力で仮に猫の身体を用意して、一時的に安定させてる状態だ。仮の身体だからこのままだと長く持たない。精霊は本体を離れて長く生きられないんだ。本体の近くへ帰してやらないと」
樹は言いながら、すっかり詩乃の腕の中で寛いでいる猫を取り上げようとした。
猫を撫でようとしていた詩乃が樹の手を遮る。
「詩乃さん?」
「話が良く分からないけど、この猫さんを元いたところに帰しに行かないとってことだよね」
「そうだな、そういう理解で間違いない」
英司は詩乃の挑むような目にドキリとした。
嫌な予感がする。
「なら私、猫さんを自分で帰しにいきたい」
「詩乃?!」
「異世界だぞ」
「全然問題ないわ」
「ちょっと待て、問題大ありだろ!」
本気で言っているのだろうか。
詩乃を引き止めようとしたが、彼女の目には強い意思が感じられる。経験上、こうなった幼なじみを止めるのは困難だと知っている英司は、頭を抱えた。
廊下を曲がったところで前方に光が見えて、英司は思わず叫びそうになった。
「うわっ」
その瞬間、左右にいる幼なじみと樹から手が伸びて口をふさがれる。
「静かにしようね」
「あれはきっと警備員の見回りだな。トイレにでも入ってやり過ごすか」
しかし、トイレは言うに及ばず男女別である。
迷ったが結局、三人は手近な女子トイレに逃げ込んだ。
男子の英司と樹は肩身が狭い。
「ごめん、詩乃」
「別にいいよ。というか、汚い男子トイレはこっちから願い下げだわ」
トイレの中で息を潜めていると、廊下を懐中電灯を片手にかざした大人の男性が通りすぎた。どうやら気付かれなかったようだ。
安堵した英司だが、ふとトイレの鏡を見て硬直した。
暗い鏡が濡れたように光っている。
「あ、あ、あれ……!」
英司はガタガタ震えながら鏡を指差す。
鏡の中には長い髪で表情が見えない女子生徒の姿が映っていた。
詩乃と樹も、英司の指の先を見て鏡の異変に気付く。
「トイレの花子さんには初めて会ったな……」
「じめじめしたトイレにこもるなんて物好きだよね」
「お、お前ら、絶対おかしい!」
平然と鏡を見てコメントする樹と詩乃。
英司は二人の肝の座りように呆れる。しかし事態は花子さん出現だけで終わらなかった。鏡の内側から出ようとするように、推定花子さんは手を伸ばして鏡を引っ掻く。
鏡の中の推定花子さんは英司達の側に来ようとしているようだった。
「逃げるぞ!」
英司は立ち上がって、樹と詩乃を急かしてトイレを出る。
警備員の姿は既に無く、暗い学校は異界に取り込まれたようにおどろおどろしい雰囲気になっていた。廊下のガラスに推定花子さんが映り込む。
「追ってきてる?!」
「こんな怪談じみたことが現実に起こるんだな」
「感心してる場合か、樹!」
さすがに詩乃は不安な表情だが、樹は清々しいくらい、いつも通りだ。
こんな異常事態になってしまったら猫がどうこう言っている場合ではない。
「一旦、学校から出よう!」
英司の提案に、しかし樹は首を振る。
「駄目だ。むしろ目的地に向かった方がいい。詩乃さん、例の鏡はどこだ?」
「この先の音楽室の前に……」
「樹!」
声を上げた英司は樹と視線を絡め合う。
短い付き合いだが、その瞬間、互いに言いたいことを理解できた。
先に口を開いたのは、樹だった。
「英司、君が詩乃さんを心配する気持ちは分かる。いざとなったら君と詩乃さんだけでも脱出しろ」
「馬鹿! お前だって大事な仲間だ。放っておける訳ないだろ!」
声を張り上げると、樹は動揺したように瞬きした。
「勝算はあるんだろうな?」
「……ある」
「なら、樹、お前を信じるからな!」
英司はガラスに映る推定花子さんを見ないようにして、廊下を歩き出す。
詩乃がちょいちょいと袖を引いた。
「英司、そっちじゃない。逆だよ」
立ち止まった英司は赤面する。
背景で推定花子さんがガラスを叩いていたが、今だけは気にならないほど恥ずかしい。
「締まらないなあ。でも……格好良かったよ」
「え?」
小声で詩乃がささやいた。
その言葉で英司は気を取り直す。視界の端で、樹は柔らかい笑みを浮かべていた。一気に緊迫した雰囲気が和む。
三人は足早に音楽室へ向かった。推定花子さんのじっとりとした視線が後ろから追いかけてくるが、無視する。
やがて廊下の先に音楽室が見えてきた。
音楽室の前には寄贈品らしい古ぼけた姿見が設置されている。
姿見に近付きながら詩乃が説明した。
「あれが、その人の本当の姿を映すっていう鏡よ」
「ん? 隠したものを映すって言ってなかったか。あと幽霊も映るんだよな」
「色々な噂があるのよ。とりあえず夜中に見ると何かが映るっていう……」
「適当だな」
姿見は暗闇に沈んでいる。
その時、追ってきた推定花子さんが音楽室の窓に映った。ガシャンという破砕音と共に窓ガラスが割れ、黒い影を引きずって長い髪に白い手足の少女が実体化する。
「詩乃、下がれ!」
英司は幼なじみを自分の後ろに押しやって、推定花子さんと相対する。髪の毛で彼女の表情が見えないが、冷え冷えとした敵意が伝わってくる。時代錯誤なセーラー服を着た不気味な少女は無言のまま、英司達にその手を伸ばそうとしていた。
精霊武器があれば戦えるのに。
幽霊への恐怖より、幼なじみを守れないことの方が怖い。
英司は拳を握りしめる。
「……本当の姿を映す鏡、か」
危機的状況の中、樹は呟いて、一人、鏡へ歩み寄る。
「樹……?!」
暗い鏡の前で樹が立ち止まる。
その時、不意に、割れた窓ガラスの向こうから月光が差し込んだ。
曇った鏡面が光を浴びて煌めく。
鏡は一瞬、眼鏡の青年の姿を映し出したが、その像は陽炎のように揺らめいて消える。代わりに映ったのは、緑。
明るい若草色が鏡面を覆い、鏡から光が溢れ出す。
もはやそれは月光の反射ではない。
鏡自体が緑色の光を放っていた。
眩しい緑は徐々に輪郭を精細にし、鏡の中に風景が生まれる。
鏡に映ったのは光を放つ緑の大樹の姿だった。
ふっ、と息を吐いた樹が眼鏡を外しながら振り返る。露になった彼の眼差しは、鏡の中の大樹と同じ、鮮やかな碧の色をしていた。
樹は碧に染まった瞳で、黒い影と共に迫る少女を睨む。
英司の手前まで迫っていた少女は足を止めた。
「消えろ」
その言葉だけで、呆気ないほど簡単に亡霊は消える。
気が付くと割れた窓ガラスは元通りになっていた。
学校の中を、まるで森の中で吹くような爽やかな風が通り過ぎ、澱んだ空気を一掃した。
鏡の前に立つ樹の姿は神々しい光に包まれている。
英司は息を飲んだ。
樹が人では無く、精霊なのだという言葉の意味が、ようやく分かった気がする。
「詩乃さん」
碧の瞳をした樹が幼なじみを手招きする。
呼ばれた詩乃は戸惑いながら、樹に近寄った。
樹は彼女の手をとる。
「えっ」
途端に二人の間で光が生まれる。
詩乃の腕の中で光が弾け、赤い毛並みの猫が姿を現す。
「ニャー」
甘えるように鳴く猫。
びっくりして猫を抱える詩乃の頭上にはもう猫耳は無い。
英司はほっとしながら二人に歩み寄った。
「その猫はいったい何なんだ。樹、お前は知ってるんだろう。聞かせろよ」
「勿論」
樹は猫の喉をくすぐりながら答える。
「こいつは異世界から迷い込んだ精霊の一種だよ。たまたまこの学校の鏡が異世界と繋がりやすくなってたから、事故でこっちに来てしまったらしい。精霊は本体から離れすぎると消滅するから、この鏡の中の、時間の止まった空間に隠れていたんだ。だけど、肝試しに来ていた詩乃さんと波長が合って、彼女に憑りついてしまった」
「たまたま? 全部偶然なのか?」
「全部が偶然だとは、さすがに言えない。この学校の鏡が異世界に繋がりやすくなってたのは、英司、君がこの学校の生徒だったからだろう。詩乃さんに突然猫耳が生えたのは、僕らに会ってこの精霊が反応したからだろうし」
つまり、元を辿ると原因はやっぱり英司達にあった訳だ。
英司は幼なじみに申し訳なく思った。
「今は僕の力で仮に猫の身体を用意して、一時的に安定させてる状態だ。仮の身体だからこのままだと長く持たない。精霊は本体を離れて長く生きられないんだ。本体の近くへ帰してやらないと」
樹は言いながら、すっかり詩乃の腕の中で寛いでいる猫を取り上げようとした。
猫を撫でようとしていた詩乃が樹の手を遮る。
「詩乃さん?」
「話が良く分からないけど、この猫さんを元いたところに帰しに行かないとってことだよね」
「そうだな、そういう理解で間違いない」
英司は詩乃の挑むような目にドキリとした。
嫌な予感がする。
「なら私、猫さんを自分で帰しにいきたい」
「詩乃?!」
「異世界だぞ」
「全然問題ないわ」
「ちょっと待て、問題大ありだろ!」
本気で言っているのだろうか。
詩乃を引き止めようとしたが、彼女の目には強い意思が感じられる。経験上、こうなった幼なじみを止めるのは困難だと知っている英司は、頭を抱えた。
9
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。