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(第二部)第三章 ここからもう一度
04 手がかり
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英司は赤毛の騎士ルベールに王城の外にある練兵場に連れて来られた。
練兵場では、騎士や兵士が必死に鍛錬している。
ルベールが何かを期待するように聞いてきた。
「どうだ?」
「どうって言われても」
どうやらルベールは剣の練習を見れば、英司が熱血を奮起すると思っていたらしい。
英司は困って頬をかいた。
闘争心が無いことはないが、暑苦しい修練に興味を示すような性格ではなかった。
熱心に剣術の修行をしたことは無いが、英司はセイファート帝国の勇者として、一応基礎的なセイファート流の剣技を教えられている。基礎だけなので上級の剣技などは知らない。ここで剣の練習をするのは、確かに悪くはない選択肢なのだが。
壁際をランニングする兵士を見てため息ひとつ。
まずは王城の周りを駆け足で十周! なんて言われたら付いていけない。
「お、ルベール。今夜のイェーサー様のお屋敷警護は、お前のとこの班だぞ」
「そういえばそうだったか」
騎士らしき男がルベールに声を掛けた。
ルベールは渋面で了解している。
英司は話題を変えたかったので、彼等の会話に割って入った。
「貴族の屋敷警護も、騎士団の仕事なんですか?」
唐突に割り込んだ英司にルベールはきょとんとしたが、質問については気を悪くせずに答えてくれた。
「いやいや、ちょっと特別だよ。今、イェーサー様のお屋敷に特別な魔晶石が保管されていてね」
「魔晶石?」
「昔、セイファート帝国があった地域にある神聖な泉に宿った、上位精霊を封じ込めた魔晶石なんだ」
セイファート帝国の……神聖な泉……?
英司は拳を握りしめた。
その脳裏に勇者だった頃の思い出がよぎる。最初にこの世界に召喚された時、英司はある泉のほとりで、精霊と契約したのだ。
「上位精霊を封じ込めた魔晶石はすごく珍しいんだ。しかも道具に組み込まれてなくて使い手のいない素の魔晶石は狙われやすいから、今は騎士団で交替で見張ることになってるんだよ」
英司は動揺を表に出さないようにしながら、素早く計算を巡らせた。
「……騎士団の手伝いをしたら、その魔晶石を見られたりしますか?」
「なんだ、興味があるのか」
「珍しいものなんですよね。見てみたいです」
隣で会話を聞いていたもう一人の騎士が顔をしかめた。
「こいつ、誰だ? 部外者に見せるのは」
「ああ、彼はモンブラン伯爵のところで保護されている異世界人だよ。他国のスパイの可能性はない」
ルベールが気安く保証する。
「決まりだな、エイジ! 王都騎士団の第二部隊にようこそ!」
そういうことになった。
一方の樹は、しばらく人間の街で暮らすということで、先立つものを得ようとしていた。
「とにかく、お金がないとな」
「お金、ですか?」
「人間の世界では何をするにもお金が必要なんだ。精霊が封じられているという魔晶石を買うにもお金が要るし」
「……お金がいっぱいあったら、お菓子が買えますか?」
森でひきこもっていたエルフのソフィーは人間の通貨に対して理解度が低い。
彼女は樹の話とは微妙にずれたことを言い出した。
「お菓子?」
「露店で売ってる飴が買いたいです! 丸い宝石みたいにキラキラしてるんですぅ」
この世界では、砂糖はまだ高額で甘いお菓子は珍しいらしい。
森で育ったソフィーは甘味といえば果物で、砂糖の塊のような飴は魅力的なようだ
「そうだな。飴を買うにもお金が必要だな」
樹はくすりと笑う。
「実はもう目星が付いてるんだ」
期待に目を輝かせるソフィーを連れて、樹は街を移動する。
辿り着いた先には、大きな枯れ木が立つ荒れ果てた庭があった。
木の側にある古い家屋の軒下で、老婆が雑貨店の店番をしている。
「……突然ですが、あの木はシロモコウですか?」
樹は老婆の前に立って問いかけた。
老婆はびっくりしたようだが、木の名前は彼女の琴線に触れたらしい。
「そうじゃよ。よく知ってるね、お兄さん」
顔を上げて答える老婆。
樹は枯れた木を見上げた。
「木を切れって話ならお断りだよ。あんた達には精霊の狩り場所か、上質な木材に見えるんだろうが、この木はそんなちっぽけな欲望に使っていい木じゃないんだ」
「……知ってます。貴方と貴方の旦那さんが心を込めて育てた木ですよね。かつて、この木は沢山の精霊達の止まり木になっていました。今は精霊が弱ってしまって枯れたように見えるけれど」
淡々という樹に、老婆は戸惑う。
手を伸ばして幹に触る。
ひからびた幹を撫でる動作は優しい。
「まだ死んでないですよ、この木は」
「気休めはよしてくれ。もう何年も枯れたままなんじゃ……」
肩を落として語る老婆をよそに、樹は幹を撫でる手を止めて、目を閉じた。
昼の光に紛れて、淡い虹の光の粒が足元から沸き上がる。
根元から枝先へと若草色の脈動が走った。
乾いた幹が潤っていく。
いきなり緑の葉が茂りはしなかったが、垂れていた枝が持ち上がり、枝の先に丸い球体の芽が膨らんだ。
ほころんだ芽の中から、小さな花の蕾が現れ、ゆっくりと花開く。
「おお……おお……」
息を吹き返したように花を咲かせた木に、老婆は息を呑んだ。
しわくちゃな頬の上に、かすかに滲む涙。
小さな白い花から強い香りが漂う。
道行く人々の数人が花の香りに気付いて足を止めた。
「ね? 生きてるでしょう」
樹は振り返って老婆に向けて悪戯っぽく微笑んだ。
英司は騎士団に入って、従卒の身分で修行することになった。
樹たちとは別れ、騎士団の宿舎に引っ越す。
しばらく隊長のルベールの手伝いや剣術の修行に明け暮れていた。
隊長のルベールの従卒になったおかげで、英司は用があれば王城に出入りできるようになった。報告書や武器防具を運んでいったりする雑用が主なのだが、王城に入れば詩乃に会えるのだ。
「詩乃!」
王城の廊下で幼なじみの姿を見かけた英司は、彼女に声を掛けようとした。
しかし、その歩みは途中で止まる。
先日、国王だと紹介された男が、親しげな様子で詩乃と話している。
「……」
彼が王だというのは公然の秘密らしい。
少し離れた場所には護衛の騎士。道行く官吏も、位の高そうな者は頭を下げて通りすぎている。
王の会話に割り込める立場にない英司は立ち止まってその光景を眺めた。
遠い。
幼なじみとの距離が、今の英司にはとても遠かった。
詩乃と話が出来なかった英司は、意気消沈して王城を出る。
こうなったら練兵場で剣でも振り回してやろうか。
落ち込んでいる時は案外、単純な力作業が息抜きになる。
汚れてもいい服に着替えると、英司は練兵場に向かった。
しかし、そこで友人の姿を見つけて、目を丸くする。
「あれ、樹?」
「元気でやってるか、英司」
樹が手を片手を振る。
友人は商人の使い走りが着るような作業着に、研究者のような白衣を羽織っていた。
手には大きな籠を下げている。
「なんでこんなところに」
「傷薬や薬草を売りにきた。今、僕は薬屋をやってるんだ」
「まさか世界樹の葉を……」
「ふっ。世界樹の葉なんか売ったら、瀕死の病人も飛び起きて僕以外の薬屋が失業してしまう。普通の薬草だよ。ちょっと効き目は良いかもしれないが」
樹と会うのは数日ぶりだ。
二人は邪魔にならないように壁際に寄って雑談した。
樹はあれから支援者を見つけて、薬草や花を育てて売ることにしたらしい。
世界樹の精霊である樹なら、植物を育てるのが得意だったり、何か特別な効果を持った薬草を作ったりできるのだろう。
精霊の力を使うのは、ちょっとチートだとも思うが。
「今は新種のサトウキビを開発中だ」
「へえ」
「熱帯地域の植物をこの国の気候で育つようにして、増えすぎないように抑制する。砂糖を取れやすいように茎を太くして……」
目を輝かせて語る樹に、英司は苦笑した。
「楽しそうだな」
「植物は好きだ。実験するのは楽しい」
「ところでなんでサトウキビなんだ?」
聞くと、樹はふと視線を逸らした。
「……砂糖が普及すれば、飴やお菓子が作れるじゃないか」
「菓子? それって……」
何となく、英司は樹が熱心な理由にピンときた。
当の樹は追及されるのが嫌なのか、咳払いして話題を変える。
「風の精霊に聞いたんだが、魔物の一団がエターニアの近くに現れたらしい。どうやら魔界から出張してきたらしいぞ」
「何だと?!」
「この国の人々も見張りを立てているようだから、その内に噂になると思うが」
英司は魔物と聞いて拳を握りしめた。
今は精霊武器を使えないので、魔物を相手にするには心細い。樹から詳しい情報を聞き出して騎士団の人々に伝えたいと一瞬思ったが、そんなことをすれば自分達の正体を話さないといけなくなる。
「……いざとなれば、追い返すくらいはしようと思う。だけど、解決はこの国の人々に任せないと」
「そうだな」
精霊魔法の力があれば、と歯痒く思いながら英司は頷いた。
練兵場では、騎士や兵士が必死に鍛錬している。
ルベールが何かを期待するように聞いてきた。
「どうだ?」
「どうって言われても」
どうやらルベールは剣の練習を見れば、英司が熱血を奮起すると思っていたらしい。
英司は困って頬をかいた。
闘争心が無いことはないが、暑苦しい修練に興味を示すような性格ではなかった。
熱心に剣術の修行をしたことは無いが、英司はセイファート帝国の勇者として、一応基礎的なセイファート流の剣技を教えられている。基礎だけなので上級の剣技などは知らない。ここで剣の練習をするのは、確かに悪くはない選択肢なのだが。
壁際をランニングする兵士を見てため息ひとつ。
まずは王城の周りを駆け足で十周! なんて言われたら付いていけない。
「お、ルベール。今夜のイェーサー様のお屋敷警護は、お前のとこの班だぞ」
「そういえばそうだったか」
騎士らしき男がルベールに声を掛けた。
ルベールは渋面で了解している。
英司は話題を変えたかったので、彼等の会話に割って入った。
「貴族の屋敷警護も、騎士団の仕事なんですか?」
唐突に割り込んだ英司にルベールはきょとんとしたが、質問については気を悪くせずに答えてくれた。
「いやいや、ちょっと特別だよ。今、イェーサー様のお屋敷に特別な魔晶石が保管されていてね」
「魔晶石?」
「昔、セイファート帝国があった地域にある神聖な泉に宿った、上位精霊を封じ込めた魔晶石なんだ」
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英司は拳を握りしめた。
その脳裏に勇者だった頃の思い出がよぎる。最初にこの世界に召喚された時、英司はある泉のほとりで、精霊と契約したのだ。
「上位精霊を封じ込めた魔晶石はすごく珍しいんだ。しかも道具に組み込まれてなくて使い手のいない素の魔晶石は狙われやすいから、今は騎士団で交替で見張ることになってるんだよ」
英司は動揺を表に出さないようにしながら、素早く計算を巡らせた。
「……騎士団の手伝いをしたら、その魔晶石を見られたりしますか?」
「なんだ、興味があるのか」
「珍しいものなんですよね。見てみたいです」
隣で会話を聞いていたもう一人の騎士が顔をしかめた。
「こいつ、誰だ? 部外者に見せるのは」
「ああ、彼はモンブラン伯爵のところで保護されている異世界人だよ。他国のスパイの可能性はない」
ルベールが気安く保証する。
「決まりだな、エイジ! 王都騎士団の第二部隊にようこそ!」
そういうことになった。
一方の樹は、しばらく人間の街で暮らすということで、先立つものを得ようとしていた。
「とにかく、お金がないとな」
「お金、ですか?」
「人間の世界では何をするにもお金が必要なんだ。精霊が封じられているという魔晶石を買うにもお金が要るし」
「……お金がいっぱいあったら、お菓子が買えますか?」
森でひきこもっていたエルフのソフィーは人間の通貨に対して理解度が低い。
彼女は樹の話とは微妙にずれたことを言い出した。
「お菓子?」
「露店で売ってる飴が買いたいです! 丸い宝石みたいにキラキラしてるんですぅ」
この世界では、砂糖はまだ高額で甘いお菓子は珍しいらしい。
森で育ったソフィーは甘味といえば果物で、砂糖の塊のような飴は魅力的なようだ
「そうだな。飴を買うにもお金が必要だな」
樹はくすりと笑う。
「実はもう目星が付いてるんだ」
期待に目を輝かせるソフィーを連れて、樹は街を移動する。
辿り着いた先には、大きな枯れ木が立つ荒れ果てた庭があった。
木の側にある古い家屋の軒下で、老婆が雑貨店の店番をしている。
「……突然ですが、あの木はシロモコウですか?」
樹は老婆の前に立って問いかけた。
老婆はびっくりしたようだが、木の名前は彼女の琴線に触れたらしい。
「そうじゃよ。よく知ってるね、お兄さん」
顔を上げて答える老婆。
樹は枯れた木を見上げた。
「木を切れって話ならお断りだよ。あんた達には精霊の狩り場所か、上質な木材に見えるんだろうが、この木はそんなちっぽけな欲望に使っていい木じゃないんだ」
「……知ってます。貴方と貴方の旦那さんが心を込めて育てた木ですよね。かつて、この木は沢山の精霊達の止まり木になっていました。今は精霊が弱ってしまって枯れたように見えるけれど」
淡々という樹に、老婆は戸惑う。
手を伸ばして幹に触る。
ひからびた幹を撫でる動作は優しい。
「まだ死んでないですよ、この木は」
「気休めはよしてくれ。もう何年も枯れたままなんじゃ……」
肩を落として語る老婆をよそに、樹は幹を撫でる手を止めて、目を閉じた。
昼の光に紛れて、淡い虹の光の粒が足元から沸き上がる。
根元から枝先へと若草色の脈動が走った。
乾いた幹が潤っていく。
いきなり緑の葉が茂りはしなかったが、垂れていた枝が持ち上がり、枝の先に丸い球体の芽が膨らんだ。
ほころんだ芽の中から、小さな花の蕾が現れ、ゆっくりと花開く。
「おお……おお……」
息を吹き返したように花を咲かせた木に、老婆は息を呑んだ。
しわくちゃな頬の上に、かすかに滲む涙。
小さな白い花から強い香りが漂う。
道行く人々の数人が花の香りに気付いて足を止めた。
「ね? 生きてるでしょう」
樹は振り返って老婆に向けて悪戯っぽく微笑んだ。
英司は騎士団に入って、従卒の身分で修行することになった。
樹たちとは別れ、騎士団の宿舎に引っ越す。
しばらく隊長のルベールの手伝いや剣術の修行に明け暮れていた。
隊長のルベールの従卒になったおかげで、英司は用があれば王城に出入りできるようになった。報告書や武器防具を運んでいったりする雑用が主なのだが、王城に入れば詩乃に会えるのだ。
「詩乃!」
王城の廊下で幼なじみの姿を見かけた英司は、彼女に声を掛けようとした。
しかし、その歩みは途中で止まる。
先日、国王だと紹介された男が、親しげな様子で詩乃と話している。
「……」
彼が王だというのは公然の秘密らしい。
少し離れた場所には護衛の騎士。道行く官吏も、位の高そうな者は頭を下げて通りすぎている。
王の会話に割り込める立場にない英司は立ち止まってその光景を眺めた。
遠い。
幼なじみとの距離が、今の英司にはとても遠かった。
詩乃と話が出来なかった英司は、意気消沈して王城を出る。
こうなったら練兵場で剣でも振り回してやろうか。
落ち込んでいる時は案外、単純な力作業が息抜きになる。
汚れてもいい服に着替えると、英司は練兵場に向かった。
しかし、そこで友人の姿を見つけて、目を丸くする。
「あれ、樹?」
「元気でやってるか、英司」
樹が手を片手を振る。
友人は商人の使い走りが着るような作業着に、研究者のような白衣を羽織っていた。
手には大きな籠を下げている。
「なんでこんなところに」
「傷薬や薬草を売りにきた。今、僕は薬屋をやってるんだ」
「まさか世界樹の葉を……」
「ふっ。世界樹の葉なんか売ったら、瀕死の病人も飛び起きて僕以外の薬屋が失業してしまう。普通の薬草だよ。ちょっと効き目は良いかもしれないが」
樹と会うのは数日ぶりだ。
二人は邪魔にならないように壁際に寄って雑談した。
樹はあれから支援者を見つけて、薬草や花を育てて売ることにしたらしい。
世界樹の精霊である樹なら、植物を育てるのが得意だったり、何か特別な効果を持った薬草を作ったりできるのだろう。
精霊の力を使うのは、ちょっとチートだとも思うが。
「今は新種のサトウキビを開発中だ」
「へえ」
「熱帯地域の植物をこの国の気候で育つようにして、増えすぎないように抑制する。砂糖を取れやすいように茎を太くして……」
目を輝かせて語る樹に、英司は苦笑した。
「楽しそうだな」
「植物は好きだ。実験するのは楽しい」
「ところでなんでサトウキビなんだ?」
聞くと、樹はふと視線を逸らした。
「……砂糖が普及すれば、飴やお菓子が作れるじゃないか」
「菓子? それって……」
何となく、英司は樹が熱心な理由にピンときた。
当の樹は追及されるのが嫌なのか、咳払いして話題を変える。
「風の精霊に聞いたんだが、魔物の一団がエターニアの近くに現れたらしい。どうやら魔界から出張してきたらしいぞ」
「何だと?!」
「この国の人々も見張りを立てているようだから、その内に噂になると思うが」
英司は魔物と聞いて拳を握りしめた。
今は精霊武器を使えないので、魔物を相手にするには心細い。樹から詳しい情報を聞き出して騎士団の人々に伝えたいと一瞬思ったが、そんなことをすれば自分達の正体を話さないといけなくなる。
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【作者より、感謝を込めて】
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そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
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