38 / 97
(第二部)第三章 ここからもう一度
05 流れ星
しおりを挟む
雑貨店を営む老婆の家の庭で、枯れているように見えたシロモコウの木を復活させた樹は、そのまま老婆の庭を借りて植物の栽培を始めた。
数週間経った今では、シロモコウには満開の白い花が咲き、庭には薬草が生い茂っている。
道行く人が足を止めて花を愛でるので、老婆は椅子を設置して茶を出した。
にわかに雑貨店は茶屋に様変わりした。
樹は庭で育てた薬草を老婆の人脈を頼りに売りさばいた。
雑貨店の店番と庭の管理はソフィーに任せている。
老婆はのんびり茶を飲みながら、まるでそこだけ春になったような庭を眺めていた。
「……イツキ。あんたは精霊の神様かなにかなのかい」
一度だけ、老婆がぽつりと聞いたことがある。
樹は笑って答えなかった。
しかし老婆にはそれで充分だったようだ。長い人生経験のある彼女には、樹が普通の人間と違うことが分かっても、むやみと騒ぎ立てたりしなかった。
穏やかで平和な日々が過ぎ去っていく。
しかし、トラブルというのは、忘れた頃に起きるものだ。
樹が王城で英司と会った日から、数日後の夕方。
「お帰りなさいですぅ!」
全身で喜びをあらわすエルフの少女の頭を、店に帰ってきた樹はよしよしと撫でる。
ウサギ耳がへにょりと垂れた。
ソフィーは樹が持っている鞄の中身に気付いて声を上げる。
「魔晶石ですか?」
「ああ。ソフィー、頼めるか」
「勿論です。来て! 金火狐、ココン!」
店じまいして庭に入ると、樹は地面の上に十数個の魔晶石を積み上げた。
魔晶石の前でソフィーは精霊を召喚する。
彼女の契約精霊、金の炎をまとう狐の下位精霊のココンが現れた。
『お喚びでしょうか、イツキ様』
「ちょっとココン、召喚したのは私だよ!」
『そうでしたか。私はてっきり世界樹の精霊様に喚んで頂いたものとばかり』
狐はつんと鼻先をあげてそっぽを向く。
相変わらず、ソフィーとこの契約精霊は仲が良いのか悪いのか分からない。
「ココン。中に封じ込められている精霊を傷つけないように、軽く炎を使ってくれ」
樹が頼むと、狐は金色の炎を起こして、魔晶石を包み込む。
火に炙られた栗が弾けるように、ココンの炎に包まれた魔晶石が次々とパチンパチンと割れた。中から小さな精霊が現れて、風に乗って去っていく。解放されて元の場所に帰っていったのだ。
精霊が空に昇る様子を見上げていたソフィーが声を上げる。
「お星さまになったみたい!」
「なる訳ないだろ。この世界の星はどうだか知らないけど、星は燃えるガスか石の塊だ」
「あ、流れ星!」
「僕の言うことを聞いてないな……」
夕闇に沈んだ空を見上げてはしゃぐソフィーに、樹は溜息をついた。
彼女が指す方向の空を見る。
「ソフィー。あれは流れ星じゃない」
「流れ星じゃないなら、なんなんですか?」
「あれは流れ星じゃなくて、魔族の襲撃だな」
ものすごく普通の調子で言った樹に、ソフィーは意味を理解するのが遅れた。
「え?!」
「こっちに向かっているみたいだな」
「それって大変なことじゃ」
「まあ、大変だな。ソフィー、僕から離れるなよ」
流れ星は数を増して、ツェンベルンに向かって来ている。
見たことのない光景にソフィーは息を呑んだ。
樹は平静な面持ちでそれらの光を眺めて、一言ぽつりと「戦いの始まりだな」と呟いた。
英司は王都騎士団の第二部隊と一緒に、イェーサーという貴族の屋敷に来ていた。
上位精霊が封じられているらしい希少な魔晶石の警護のためだ。
しかし、数回来ているが当の魔晶石を拝んだことはない。
下っ端の英司では魔晶石を直接見ることができないのだった。
「まあ、そんな残念そうな顔をするなよ。そもそも、仕事に付いてこられるってこと自体、評価されてるってことなんだから」
一緒に来ている騎士が笑って英司の肩を叩く。
第二部隊の騎士達は大らかな者が多く、異世界出身の英司を快く迎え入れてくれた気の良い連中だ。
「ルベール隊長は中にいるんですよね」
「隊長だからな」
部隊は屋敷の外と中で二つに分かれて、警護の任に付いていた。
英司は外に振り分けられている。
もしかすると自分の契約精霊が封じられているかもしれない魔晶石が近くにあると思うと、英司は気がはやる思いがしたが、ここで突っ走って問題が起きてはことだと踏みとどまっていた。
「ん? ありゃあなんだ」
騎士が空を見上げて不思議そうにする。
流星か隕石か。
夜空を流れる赤い光。
それらの一つは屋敷の門前に落ちた。
ダンッと言う衝撃音と共に、屋敷の門前に現れたのは、大人数人分の図体を持った悪魔だった。筋肉がむき出しになったような四肢で大地を踏みしめ、頭はヤギ、尻尾は蛇、コウモリ型の翼を持っている。
悪魔は腕を振り上げて鋭いかぎ爪の付いた手を一閃させた。
茫然としていた騎士の数名がふっとんで壁に叩きつけられる。
「魔物の襲撃だと?!」
うろたえる騎士達を嘲笑うかのように、悪魔は口を開いて炎を吐きだした。
屋敷の門が焼け落ちる。
悪魔は右往左往する騎士達を踏み越えて、屋敷の中心部に向かった。
「まさか……くそっ!」
目の前の惨劇に唖然としていた英司だったが、屋敷の中にある魔晶石のことを思い出して我に返る。
彼は戸惑う騎士達の中、ただひとり悪魔を追って走り出した。
数週間経った今では、シロモコウには満開の白い花が咲き、庭には薬草が生い茂っている。
道行く人が足を止めて花を愛でるので、老婆は椅子を設置して茶を出した。
にわかに雑貨店は茶屋に様変わりした。
樹は庭で育てた薬草を老婆の人脈を頼りに売りさばいた。
雑貨店の店番と庭の管理はソフィーに任せている。
老婆はのんびり茶を飲みながら、まるでそこだけ春になったような庭を眺めていた。
「……イツキ。あんたは精霊の神様かなにかなのかい」
一度だけ、老婆がぽつりと聞いたことがある。
樹は笑って答えなかった。
しかし老婆にはそれで充分だったようだ。長い人生経験のある彼女には、樹が普通の人間と違うことが分かっても、むやみと騒ぎ立てたりしなかった。
穏やかで平和な日々が過ぎ去っていく。
しかし、トラブルというのは、忘れた頃に起きるものだ。
樹が王城で英司と会った日から、数日後の夕方。
「お帰りなさいですぅ!」
全身で喜びをあらわすエルフの少女の頭を、店に帰ってきた樹はよしよしと撫でる。
ウサギ耳がへにょりと垂れた。
ソフィーは樹が持っている鞄の中身に気付いて声を上げる。
「魔晶石ですか?」
「ああ。ソフィー、頼めるか」
「勿論です。来て! 金火狐、ココン!」
店じまいして庭に入ると、樹は地面の上に十数個の魔晶石を積み上げた。
魔晶石の前でソフィーは精霊を召喚する。
彼女の契約精霊、金の炎をまとう狐の下位精霊のココンが現れた。
『お喚びでしょうか、イツキ様』
「ちょっとココン、召喚したのは私だよ!」
『そうでしたか。私はてっきり世界樹の精霊様に喚んで頂いたものとばかり』
狐はつんと鼻先をあげてそっぽを向く。
相変わらず、ソフィーとこの契約精霊は仲が良いのか悪いのか分からない。
「ココン。中に封じ込められている精霊を傷つけないように、軽く炎を使ってくれ」
樹が頼むと、狐は金色の炎を起こして、魔晶石を包み込む。
火に炙られた栗が弾けるように、ココンの炎に包まれた魔晶石が次々とパチンパチンと割れた。中から小さな精霊が現れて、風に乗って去っていく。解放されて元の場所に帰っていったのだ。
精霊が空に昇る様子を見上げていたソフィーが声を上げる。
「お星さまになったみたい!」
「なる訳ないだろ。この世界の星はどうだか知らないけど、星は燃えるガスか石の塊だ」
「あ、流れ星!」
「僕の言うことを聞いてないな……」
夕闇に沈んだ空を見上げてはしゃぐソフィーに、樹は溜息をついた。
彼女が指す方向の空を見る。
「ソフィー。あれは流れ星じゃない」
「流れ星じゃないなら、なんなんですか?」
「あれは流れ星じゃなくて、魔族の襲撃だな」
ものすごく普通の調子で言った樹に、ソフィーは意味を理解するのが遅れた。
「え?!」
「こっちに向かっているみたいだな」
「それって大変なことじゃ」
「まあ、大変だな。ソフィー、僕から離れるなよ」
流れ星は数を増して、ツェンベルンに向かって来ている。
見たことのない光景にソフィーは息を呑んだ。
樹は平静な面持ちでそれらの光を眺めて、一言ぽつりと「戦いの始まりだな」と呟いた。
英司は王都騎士団の第二部隊と一緒に、イェーサーという貴族の屋敷に来ていた。
上位精霊が封じられているらしい希少な魔晶石の警護のためだ。
しかし、数回来ているが当の魔晶石を拝んだことはない。
下っ端の英司では魔晶石を直接見ることができないのだった。
「まあ、そんな残念そうな顔をするなよ。そもそも、仕事に付いてこられるってこと自体、評価されてるってことなんだから」
一緒に来ている騎士が笑って英司の肩を叩く。
第二部隊の騎士達は大らかな者が多く、異世界出身の英司を快く迎え入れてくれた気の良い連中だ。
「ルベール隊長は中にいるんですよね」
「隊長だからな」
部隊は屋敷の外と中で二つに分かれて、警護の任に付いていた。
英司は外に振り分けられている。
もしかすると自分の契約精霊が封じられているかもしれない魔晶石が近くにあると思うと、英司は気がはやる思いがしたが、ここで突っ走って問題が起きてはことだと踏みとどまっていた。
「ん? ありゃあなんだ」
騎士が空を見上げて不思議そうにする。
流星か隕石か。
夜空を流れる赤い光。
それらの一つは屋敷の門前に落ちた。
ダンッと言う衝撃音と共に、屋敷の門前に現れたのは、大人数人分の図体を持った悪魔だった。筋肉がむき出しになったような四肢で大地を踏みしめ、頭はヤギ、尻尾は蛇、コウモリ型の翼を持っている。
悪魔は腕を振り上げて鋭いかぎ爪の付いた手を一閃させた。
茫然としていた騎士の数名がふっとんで壁に叩きつけられる。
「魔物の襲撃だと?!」
うろたえる騎士達を嘲笑うかのように、悪魔は口を開いて炎を吐きだした。
屋敷の門が焼け落ちる。
悪魔は右往左往する騎士達を踏み越えて、屋敷の中心部に向かった。
「まさか……くそっ!」
目の前の惨劇に唖然としていた英司だったが、屋敷の中にある魔晶石のことを思い出して我に返る。
彼は戸惑う騎士達の中、ただひとり悪魔を追って走り出した。
11
あなたにおすすめの小説
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
魔王を倒した手柄を横取りされたけど、俺を処刑するのは無理じゃないかな
七辻ゆゆ
ファンタジー
「では罪人よ。おまえはあくまで自分が勇者であり、魔王を倒したと言うのだな?」
「そうそう」
茶番にも飽きてきた。処刑できるというのなら、ぜひやってみてほしい。
無理だと思うけど。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。