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1章『自分の姿決め編』
『メンタル豆腐』
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宿を出てしばらくすると、『フェンデルの道具屋』があったので、なんか面白そうと思い侵入した。
勿論、正面から堂々と。
最早侵入なのか疑いたくなるが、まぁ俺としては電気が消えた人の気配がない店へと入るのは侵入だからな。
「ふーん、これが噂のポーションか」
「なーにが『ふーん、これが噂のポーションか』ですか!あなた誰なんですか!」
おっふ、ビビった~。
「いきなり出てくんなよ、てか誰だよ、人の名前を聞く時には自分からって教わらなかったのか?あぁごめん、複雑な家庭環境なのかもしれn・・・」
「いやいや、私は別にどこぞの不法侵入を認めない吸血鬼とは違って常識のある女なんで、両親もめちゃくちゃ元気すぎて今武者修行だーとか言ってこの店ほっぽり出してどっかいっちまいやがりましたから」
チッ・・・なんで俺が吸血鬼だって知ってんだよ。
つーかなかなか凄い両親だな・・・
「どうでもいいけど、そろそろ顔見せろや、ついでに名前と・・・名前・・・グスッ」
あ、あれ?なんか泣けてきた・・・
目から透明な悲しみが流れ出てきているが気にしない。もう軽く1晩分くらい流してるけど気にしない。
「ちょっ、なんで泣いてるんですか!まるで名前を与えられないまま自分の蔑称が自分のせいで広まってしまったような顔してますよ!」
「うるせぇよ!!」
何なんだよこいつ!べっ、別に名前なんてどうでもいいし!もう1話くらいなら我慢できるし!
「はぁ・・・めんどくさいんでどっか行ってもらっていいですか?」
「チッ、また来るぜ!・・・グスッ」
鼻声で決め台詞を言った後、俺はそのまま出ていき、ただ自分の精神的HPがマイナスになり、その夜はホットミルクを飲みまくる事を決めるのであった。
(ちなみに、この世界での飲酒は全体的に18歳となっております)
次の日、頭の中に甘ったるいミルクが連想される中、やっとこさギルドにやって来た。
「おい!こんな所に餓鬼がいるぜ?」
が、やはり俺は主人公らしいと言うか、テンプレが起きるのであった。
「ヒィッ、すいません!ちょっとした出来心なんです!登録だけして帰ります!」
と、思った時期もありました。
勿論と言うかなんというか、今の悲鳴は俺じゃなくて俺の後ろの中学生くらいか?身長が170有るか無いか位のいっけめーんがいて、そいつに突っかかっていったらしい。
「シネバイイノニ・・・」
ボソッと口走ったその言葉、運悪く突っかかっていった珍しく禿げてない強面男の耳に届いてしまったらしく、
「あんだァ?コノガキャァ?おいっ!誰の餓鬼だ?」
「親なんかいねぇよ、強いて言うなら世界か?」
誰だこいつ、なんだよ今のすんげぇ臭いセリフ。
すいません俺でした。
それを聞いた男が、一瞬キョトンとした後、顔を真っ赤にして爆笑してきた。
「ぶハハハハ!なんだオメェ!どこぞの冒険者にでも憧れたか?」
やばい・・・泣きそう・・・めっちゃ恥ずい・・・
俯いて赤面しながらプルプルしていると、突然酒場の方(入口の真正面)から避難の声が飛んできた。主に女冒険者から。
「なーにそんな小さい子いじめんてんのよ」
「可哀想だろー!ついでに可愛いだろー!」
「そうだー!可愛いんだから手加減しろや!」
「あの強面・・・潰すか・・・」
「行くぞ!あのクズをブッチしてやれ!」
「「「「「「「「おおー!!!」」」」」」」」
・・・なにこれ怖い。
潰すって・・・あっ、やばい、俺しばらく下半身スライムにしておこうかな・・・やめとこ、絵面が汚すぎる。
勿論、正面から堂々と。
最早侵入なのか疑いたくなるが、まぁ俺としては電気が消えた人の気配がない店へと入るのは侵入だからな。
「ふーん、これが噂のポーションか」
「なーにが『ふーん、これが噂のポーションか』ですか!あなた誰なんですか!」
おっふ、ビビった~。
「いきなり出てくんなよ、てか誰だよ、人の名前を聞く時には自分からって教わらなかったのか?あぁごめん、複雑な家庭環境なのかもしれn・・・」
「いやいや、私は別にどこぞの不法侵入を認めない吸血鬼とは違って常識のある女なんで、両親もめちゃくちゃ元気すぎて今武者修行だーとか言ってこの店ほっぽり出してどっかいっちまいやがりましたから」
チッ・・・なんで俺が吸血鬼だって知ってんだよ。
つーかなかなか凄い両親だな・・・
「どうでもいいけど、そろそろ顔見せろや、ついでに名前と・・・名前・・・グスッ」
あ、あれ?なんか泣けてきた・・・
目から透明な悲しみが流れ出てきているが気にしない。もう軽く1晩分くらい流してるけど気にしない。
「ちょっ、なんで泣いてるんですか!まるで名前を与えられないまま自分の蔑称が自分のせいで広まってしまったような顔してますよ!」
「うるせぇよ!!」
何なんだよこいつ!べっ、別に名前なんてどうでもいいし!もう1話くらいなら我慢できるし!
「はぁ・・・めんどくさいんでどっか行ってもらっていいですか?」
「チッ、また来るぜ!・・・グスッ」
鼻声で決め台詞を言った後、俺はそのまま出ていき、ただ自分の精神的HPがマイナスになり、その夜はホットミルクを飲みまくる事を決めるのであった。
(ちなみに、この世界での飲酒は全体的に18歳となっております)
次の日、頭の中に甘ったるいミルクが連想される中、やっとこさギルドにやって来た。
「おい!こんな所に餓鬼がいるぜ?」
が、やはり俺は主人公らしいと言うか、テンプレが起きるのであった。
「ヒィッ、すいません!ちょっとした出来心なんです!登録だけして帰ります!」
と、思った時期もありました。
勿論と言うかなんというか、今の悲鳴は俺じゃなくて俺の後ろの中学生くらいか?身長が170有るか無いか位のいっけめーんがいて、そいつに突っかかっていったらしい。
「シネバイイノニ・・・」
ボソッと口走ったその言葉、運悪く突っかかっていった珍しく禿げてない強面男の耳に届いてしまったらしく、
「あんだァ?コノガキャァ?おいっ!誰の餓鬼だ?」
「親なんかいねぇよ、強いて言うなら世界か?」
誰だこいつ、なんだよ今のすんげぇ臭いセリフ。
すいません俺でした。
それを聞いた男が、一瞬キョトンとした後、顔を真っ赤にして爆笑してきた。
「ぶハハハハ!なんだオメェ!どこぞの冒険者にでも憧れたか?」
やばい・・・泣きそう・・・めっちゃ恥ずい・・・
俯いて赤面しながらプルプルしていると、突然酒場の方(入口の真正面)から避難の声が飛んできた。主に女冒険者から。
「なーにそんな小さい子いじめんてんのよ」
「可哀想だろー!ついでに可愛いだろー!」
「そうだー!可愛いんだから手加減しろや!」
「あの強面・・・潰すか・・・」
「行くぞ!あのクズをブッチしてやれ!」
「「「「「「「「おおー!!!」」」」」」」」
・・・なにこれ怖い。
潰すって・・・あっ、やばい、俺しばらく下半身スライムにしておこうかな・・・やめとこ、絵面が汚すぎる。
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