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第1章『まずは成長しましょう』
2話『身分と職業』
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「あ・・・こ・・・お・・・」
ん?なんだろう?女の人の声が聞こえる。
「あなた・・・あなたと私の子供ですよ・・・男の子です・・・」
これは・・・もう転生したのか?早いな・・・しかも男か、良かった、ちょっと心配してたんだ。
「あぁ・・・良くやったな・・・」
2人が僕の両親かな?なんともまぁ、ウザそうな顔してるなぁ。
容姿を説明しようか。父親と思われる男は赤髪オールバックつり目だ。僕が見つめるとタレ目になる。
執事服みたいな格好だけど、多分仕事服なんだろう。
母親と思われる女は、パッチリした目に青髪ストレートだ。なんか闇がありそうな顔をしている。今は水色のロングスカートを着ていて、それなりの肉付きをしている。
今は鏡の前で僕の服を着替えさせてくれている。
と言っても、母親じゃなくて、メイド?さんなんだけど。
「カイン様、よくお似合いですよ」
そう言って僕に声をかけるのは、家でメイドをしている(らしい)サグリナという。普通の人間で、戦闘が得意とかもない、ただのメイドだ。
「・・・」
僕は喋れないから、床に座り込んで、地面スレスレまで頭を下げ、あげる。これが今の僕流のありがとうだ。
ちなみに、僕の名前は『カイン・ルシフィード・ダルタン』と言う。名前はカイン、名字がルシフィード、貴族名?とか言うのがダルタンだ。
まだ産まれてから1ヶ月しか経っていない。
食事は未だミルク(妄想中のところ申し訳ないが、この世界では牛に似た何かの乳を飲まされる。結構美味い)を飲んでいる。
「まぁまぁ、お礼をされているのですか?いいんですよ、私はメイドですから」
僕のありがとうを見て、正確に意図を汲んだサグリナ。微笑むと結構綺麗なんだが・・・何でかな、クラスメイトに似てるんだよなぁ。
僕はサグリナに抱き抱えられ、優しくされる度に思う。『違和感すご・・・』やっぱり似てるから?声も性格も違うのに・・・顔は凄い似てるんだけどなぁ・・・勿論、こっちの方が上方修正かかってはいるが。
コンコン
サグリナが僕を抱えていると、扉から声が掛かった。
「サグリナ?カインの服は着替え終わったかしら」
「はい、お申し付け通りに致しました」
母親が入ってくる。
今日は僕協会に行くんだってさ。
母親も赤と白のドレスを着ているようだ。
「まぁまぁ!似合ってるわよ、カイン」
ニコニコしながら褒めてくる母親。
あんまり嬉しくないんだけど・・・まさか、これが思春期?いやー僕は前の親には従順だったからさー。
「奥様、そろそろ時間かと」
「あら、もうそんな時間?カイン、行きましょうか」
僕を抱える母親、拒否権が欲しい。
だってさ・・・人形みたいな持ち方してくるんだよ?
ほら、腕をクロスさせて持つやつ。
「さーて、出発だ」
馬に乗って父親が言う。
僕は父親の股の間に座っている。
落ちるのが怖いから微動だにしない。
隣にはサグリナじゃないメイドと母親を乗せた馬が同じ位のスピードで歩いてる。
「そういやぁ、カインは外に出んの初めてだよな?」
「・・・コクン」
「そうね、カインは家の中とか、ましてや外に出たがらないから外が怖いのかと思ってたわ」
そうなのか、ただ、じっとしてれば怒られないと思ってじっとしてたんだけど。
ていうか、やっぱり地球じゃないんんだなぁ。
武器とか売ってるし、瓶に入ってる青い液体はなんだろう?
(木造建築ばっかりだなぁ、あそこにあるのは・・・協会かな?)
木造建築が並んでいる通りの向こうに、いかにもな協会があった。
「領主様じゃないか?」
「え?ホントだー!」
「アレが領主様のご子息?果てしなく無表情だな」
「かわいいー!」
「じゃあ隣が奥様?」
「キレイな青髪ねぇ」
え?領主様?僕の親が?
驚いて父親の顔を見上げると、ニッコリ笑いかけてきた。
「カイン、俺達ルシフィードは貴族だって前に言ったよな?」
「・・・コクン」
確かに、つい最近言われたような気がする。
なに、貴族って領主の事なの?
「ルシフィード家の初代・・・御先祖様だな、初代は人魔大戦で魔物の大将、俗に言う魔王を倒してな、7代目国王にここの土地を貰ったらしい」
え?本当に?それって凄いんじゃない?分かんないけど。
要は王様にご褒美でここを貰ったってことでしょ?
「おっと、着いたぞ、協会だ」
「ほーらカイン、貴方の最初のジョブが決まるわよー」
ジョブ?職業を決めるってこと?協会ってハローワークなの?
「カイン、神父様だ」
そう言われて頭を下げる。
神父は首から鎖だけを下げ、黄色の髪をしていた。
頭には何もかぶっていなくて、優しそうな顔をした老人だった。
「これはご丁寧にどうも、本日は・・・ジョブですか」
「はい、カインの最初のジョブを決めに来ました」
そう言って僕を前に出す。
じっと神父を見つめていると、神父が水晶玉を持ってきた。
「カイン様、こちらに手を乗っけてください」
そう言って僕に水晶玉を差し出す。
それに手を乗せると水晶が光り、半透明なボードが出てきた。
────────────────────────
ファーストジョブ
『暗殺者』
『復讐達成者』
『死神代行』
『悪魔召喚士』
『闇術士』
『貴族』
『剣士』
『召喚士』
────────────────────────
・・・復讐達成者って、ジョブなの?死神代行って・・・罰当たんない?
後ろを振り向くと、両親共にニコニコしていた。
見えてないのかな?
神父の方を見ると、優しそうな顔が厳しい顔?になっていた。
僕と目が合うと、また優しそうな顔に戻った。
取り敢えずどうしようかなぁ。
なんかカッコイイから『死神代行』にしようかな?
召喚士とか仲間が増えそうだけど、闇術士?魔法みたいな?
「・・・スッ」
腕を動かして選択肢を選ぶ。
指は上から3番目の死神代行に伸びて行く。
ポチッ
そんな音は出なかったが、確かに押した。
すると、頭の中に声が響いた。
『固有名称カインのファーストジョブが決定しました。セカンドジョブを選択してください』
え?セカンドジョブ?後ろを向くと、ニコニコしたままの両親がいた。
ただし、さっきと違い、嬉しそうに僕の話をしたりしないで、こちらを見たまま固まっている。
思考停止という意味ではない。
まるで時間が止まったかのように全く動かない。
神父の方も全く動かない。
(多分、セカンドジョブを決めるまで動かないな)
そう思い、選択肢を見る。
ん?なんだろう?女の人の声が聞こえる。
「あなた・・・あなたと私の子供ですよ・・・男の子です・・・」
これは・・・もう転生したのか?早いな・・・しかも男か、良かった、ちょっと心配してたんだ。
「あぁ・・・良くやったな・・・」
2人が僕の両親かな?なんともまぁ、ウザそうな顔してるなぁ。
容姿を説明しようか。父親と思われる男は赤髪オールバックつり目だ。僕が見つめるとタレ目になる。
執事服みたいな格好だけど、多分仕事服なんだろう。
母親と思われる女は、パッチリした目に青髪ストレートだ。なんか闇がありそうな顔をしている。今は水色のロングスカートを着ていて、それなりの肉付きをしている。
今は鏡の前で僕の服を着替えさせてくれている。
と言っても、母親じゃなくて、メイド?さんなんだけど。
「カイン様、よくお似合いですよ」
そう言って僕に声をかけるのは、家でメイドをしている(らしい)サグリナという。普通の人間で、戦闘が得意とかもない、ただのメイドだ。
「・・・」
僕は喋れないから、床に座り込んで、地面スレスレまで頭を下げ、あげる。これが今の僕流のありがとうだ。
ちなみに、僕の名前は『カイン・ルシフィード・ダルタン』と言う。名前はカイン、名字がルシフィード、貴族名?とか言うのがダルタンだ。
まだ産まれてから1ヶ月しか経っていない。
食事は未だミルク(妄想中のところ申し訳ないが、この世界では牛に似た何かの乳を飲まされる。結構美味い)を飲んでいる。
「まぁまぁ、お礼をされているのですか?いいんですよ、私はメイドですから」
僕のありがとうを見て、正確に意図を汲んだサグリナ。微笑むと結構綺麗なんだが・・・何でかな、クラスメイトに似てるんだよなぁ。
僕はサグリナに抱き抱えられ、優しくされる度に思う。『違和感すご・・・』やっぱり似てるから?声も性格も違うのに・・・顔は凄い似てるんだけどなぁ・・・勿論、こっちの方が上方修正かかってはいるが。
コンコン
サグリナが僕を抱えていると、扉から声が掛かった。
「サグリナ?カインの服は着替え終わったかしら」
「はい、お申し付け通りに致しました」
母親が入ってくる。
今日は僕協会に行くんだってさ。
母親も赤と白のドレスを着ているようだ。
「まぁまぁ!似合ってるわよ、カイン」
ニコニコしながら褒めてくる母親。
あんまり嬉しくないんだけど・・・まさか、これが思春期?いやー僕は前の親には従順だったからさー。
「奥様、そろそろ時間かと」
「あら、もうそんな時間?カイン、行きましょうか」
僕を抱える母親、拒否権が欲しい。
だってさ・・・人形みたいな持ち方してくるんだよ?
ほら、腕をクロスさせて持つやつ。
「さーて、出発だ」
馬に乗って父親が言う。
僕は父親の股の間に座っている。
落ちるのが怖いから微動だにしない。
隣にはサグリナじゃないメイドと母親を乗せた馬が同じ位のスピードで歩いてる。
「そういやぁ、カインは外に出んの初めてだよな?」
「・・・コクン」
「そうね、カインは家の中とか、ましてや外に出たがらないから外が怖いのかと思ってたわ」
そうなのか、ただ、じっとしてれば怒られないと思ってじっとしてたんだけど。
ていうか、やっぱり地球じゃないんんだなぁ。
武器とか売ってるし、瓶に入ってる青い液体はなんだろう?
(木造建築ばっかりだなぁ、あそこにあるのは・・・協会かな?)
木造建築が並んでいる通りの向こうに、いかにもな協会があった。
「領主様じゃないか?」
「え?ホントだー!」
「アレが領主様のご子息?果てしなく無表情だな」
「かわいいー!」
「じゃあ隣が奥様?」
「キレイな青髪ねぇ」
え?領主様?僕の親が?
驚いて父親の顔を見上げると、ニッコリ笑いかけてきた。
「カイン、俺達ルシフィードは貴族だって前に言ったよな?」
「・・・コクン」
確かに、つい最近言われたような気がする。
なに、貴族って領主の事なの?
「ルシフィード家の初代・・・御先祖様だな、初代は人魔大戦で魔物の大将、俗に言う魔王を倒してな、7代目国王にここの土地を貰ったらしい」
え?本当に?それって凄いんじゃない?分かんないけど。
要は王様にご褒美でここを貰ったってことでしょ?
「おっと、着いたぞ、協会だ」
「ほーらカイン、貴方の最初のジョブが決まるわよー」
ジョブ?職業を決めるってこと?協会ってハローワークなの?
「カイン、神父様だ」
そう言われて頭を下げる。
神父は首から鎖だけを下げ、黄色の髪をしていた。
頭には何もかぶっていなくて、優しそうな顔をした老人だった。
「これはご丁寧にどうも、本日は・・・ジョブですか」
「はい、カインの最初のジョブを決めに来ました」
そう言って僕を前に出す。
じっと神父を見つめていると、神父が水晶玉を持ってきた。
「カイン様、こちらに手を乗っけてください」
そう言って僕に水晶玉を差し出す。
それに手を乗せると水晶が光り、半透明なボードが出てきた。
────────────────────────
ファーストジョブ
『暗殺者』
『復讐達成者』
『死神代行』
『悪魔召喚士』
『闇術士』
『貴族』
『剣士』
『召喚士』
────────────────────────
・・・復讐達成者って、ジョブなの?死神代行って・・・罰当たんない?
後ろを振り向くと、両親共にニコニコしていた。
見えてないのかな?
神父の方を見ると、優しそうな顔が厳しい顔?になっていた。
僕と目が合うと、また優しそうな顔に戻った。
取り敢えずどうしようかなぁ。
なんかカッコイイから『死神代行』にしようかな?
召喚士とか仲間が増えそうだけど、闇術士?魔法みたいな?
「・・・スッ」
腕を動かして選択肢を選ぶ。
指は上から3番目の死神代行に伸びて行く。
ポチッ
そんな音は出なかったが、確かに押した。
すると、頭の中に声が響いた。
『固有名称カインのファーストジョブが決定しました。セカンドジョブを選択してください』
え?セカンドジョブ?後ろを向くと、ニコニコしたままの両親がいた。
ただし、さっきと違い、嬉しそうに僕の話をしたりしないで、こちらを見たまま固まっている。
思考停止という意味ではない。
まるで時間が止まったかのように全く動かない。
神父の方も全く動かない。
(多分、セカンドジョブを決めるまで動かないな)
そう思い、選択肢を見る。
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