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第1章『まずは成長しましょう』
5話『王立魔法学園』
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なんでジョブを知りたいんだろう?
まぁ単なる興味とか、さっきの魔法をどんなジョブで使ったのかは見てみたいか。
「・・・そうか・・・じゃあ少しお話しないかい?」
「・・・コクン」
少し寂しくなって来た所で来たからね、話だけなら聞いてあげよう。
場所はそのままで宴会場の端っこ。
僕とリチャードさん(話しかけてきた青年)と向かい合い、談笑していた。と言っても、僕は喋らないけど。
「それでね、君を魔法学園に招待したいと思うんだ」
ここまでの話の中で、リチャードさんは王立の魔法学園の教頭で、ここで再来年の入学生を決めに来たんだとか。
「今年と来年はもう埋まってしまってね、再来年はまだ300人位しかいないから、君を誘おうと思って」
うーん、ガルムとかサラに聞かないとなぁ。
再来年ってことは僕は3歳?あれ?そう考えると僕ってかなり常識外れ?
星魔法で両親と相談してから決めると伝え、今は楽しもうと話がついた。
「・・・・・・ゴクゴク」
オレンジジュースみたいな色の飲み物を飲んでいると、こちらに何人かが寄ってくるのがわかった。人混みに紛れ、少しづつ近づいてくる。
「・・・」
特に何もせず、ただ座ってボーッとしてると、男の子3人女の子3人のグループが寄ってきた。
「ねぇ君、僕達と遊ぼうよ」
真ん中にいた5歳くらいの少年が声をかけてくる。
僕は横に首を振り、視線をテーブルに戻す。
現在位置は部屋の真ん中らへん。
テーブルの上にはゼリーのような物が置いてあり、非常に美味しそうである。
「なんでー?1人はさびしいだろー?」
3歳くらいの少年がそう言うと、周りの少年少女がそうだーそうだーと騒ぎ出す。
僕は再度首を横に振り、星魔法で言葉を紡ぐ。
1人は、慣れていますので。
それに、あなた方は僕の利益にならない。
僕に近寄らず、僕に声をかけず、僕に興味を持たないでください。
そう書くと、たまたまこちらを見ていた大人は目を細め、少年少女はまだ字が読めないらしく、ポケーっと文字列を眺めていた。
それを横目に、僕は肉などのお腹に溜まる食べ物が置いてあるところまで歩いていった。
「楽しかったな!カイン、サラ!」
「そうね、お料理も参考になったわ」
「・・・コクン」
あれから数時間食べ飲みしながら歩き、月が真上に見える位の時間帯になった。
あれからは誰も僕に話しかけず、1人もくもくと・・・いや、もぐもぐと食べ歩いていた。
「しっかしカイン、あの文字はなんだ?俺達も初めて見たぞ」
「本当、カインが天才なのは知っているけど、ここまでとは思ってなかったわ」
サグリナはこちらを眺め、しかし口を開かない。
どうしようかな、それよりも学園の話した方がいいかな?
「・・・カリカリ」
木の板に文字を書いていく。
先程王立魔法学園に招待されました。
僕は行きたいと思っています。
入学予定日は再来年の4月です。
入学費を払って貰ってもいいですか?
少し雑になってしまったが、言いたい事とお願いは書いたし、読めないほどじゃあない。
両親の場所顔を見ると、木の板を覗き込み、何かを考えていた。
「そうか・・・王立の魔法学園に・・・よし、分かった俺達が払ってやるからしっかり学んで来い」
「あなた、再来年って書いてあるわよ・・・でも、そうね、いつまでも家にいても成長しないわよね」
よかった。もしかしたらダメだとか言われるかと思った。
でも、よく考えたら許可しない意味が無いしね。
サグリナは依然黙ったままだけど、何も考えてなさそうにも見える。
家に着くと、僕は真っ先に部屋へ戻り、スキルの練習を始める。
『削除』これはなんて言うか、手に触れたものを上書きするように消し去る。そんな感じの奴だ。
『殺害』これは結構すごい効果で、距離を殺す、力を殺す、気配を殺す、などの事ができるようだ。
ただ、殺すと二度と戻ってこないから、領民のガキ大将にやった所、力を完全に無くし、攻撃力も表示が無くなったらしい。
距離を殺すと、世界が急速に回復し、一瞬で元に戻るから、これは結構重宝している。例えば、トイレに間に合わなそうな時とか。
まだこの二つしかやってないけど、なかなか使えるし、他のスキルも頼りになる。痛覚耐性はまぁ、一切痛みを感じない。
この前、ベットに爪を引っ掛けてしまい、一気に剥がれたのに全く痛くなかった。少しスースーしたけど。
(学園か・・・いや、僕は強くなるんだ。きっと大丈夫)
馬車の中でガルムに聞いた話だと、魔法学園は実力至上主義で、上からS~Dまでクラスがあるらしい。
年層事に分かれており、最上級生は17歳で、大体の人は3歳から入るから、14年学園で過ごすことになる。
休みはあるけど、王都から出てはだめで、全寮制。
毎年学年対抗戦と、学校対抗戦があって、個人戦で優勝した生徒は自分が所属している学園か国が出来る事なら何でも希望の物を貰えるらしい。
(あんまり興味はないけど、自分の強さを確かめるにはいいかもしれないね)
まぁ慌てず焦らずで過ごしていこう。
あと2年、いや、あと一年半かな。
それまでに僕は強くなろう。
もう、絶望を味わいたくないからね。
まぁ単なる興味とか、さっきの魔法をどんなジョブで使ったのかは見てみたいか。
「・・・そうか・・・じゃあ少しお話しないかい?」
「・・・コクン」
少し寂しくなって来た所で来たからね、話だけなら聞いてあげよう。
場所はそのままで宴会場の端っこ。
僕とリチャードさん(話しかけてきた青年)と向かい合い、談笑していた。と言っても、僕は喋らないけど。
「それでね、君を魔法学園に招待したいと思うんだ」
ここまでの話の中で、リチャードさんは王立の魔法学園の教頭で、ここで再来年の入学生を決めに来たんだとか。
「今年と来年はもう埋まってしまってね、再来年はまだ300人位しかいないから、君を誘おうと思って」
うーん、ガルムとかサラに聞かないとなぁ。
再来年ってことは僕は3歳?あれ?そう考えると僕ってかなり常識外れ?
星魔法で両親と相談してから決めると伝え、今は楽しもうと話がついた。
「・・・・・・ゴクゴク」
オレンジジュースみたいな色の飲み物を飲んでいると、こちらに何人かが寄ってくるのがわかった。人混みに紛れ、少しづつ近づいてくる。
「・・・」
特に何もせず、ただ座ってボーッとしてると、男の子3人女の子3人のグループが寄ってきた。
「ねぇ君、僕達と遊ぼうよ」
真ん中にいた5歳くらいの少年が声をかけてくる。
僕は横に首を振り、視線をテーブルに戻す。
現在位置は部屋の真ん中らへん。
テーブルの上にはゼリーのような物が置いてあり、非常に美味しそうである。
「なんでー?1人はさびしいだろー?」
3歳くらいの少年がそう言うと、周りの少年少女がそうだーそうだーと騒ぎ出す。
僕は再度首を横に振り、星魔法で言葉を紡ぐ。
1人は、慣れていますので。
それに、あなた方は僕の利益にならない。
僕に近寄らず、僕に声をかけず、僕に興味を持たないでください。
そう書くと、たまたまこちらを見ていた大人は目を細め、少年少女はまだ字が読めないらしく、ポケーっと文字列を眺めていた。
それを横目に、僕は肉などのお腹に溜まる食べ物が置いてあるところまで歩いていった。
「楽しかったな!カイン、サラ!」
「そうね、お料理も参考になったわ」
「・・・コクン」
あれから数時間食べ飲みしながら歩き、月が真上に見える位の時間帯になった。
あれからは誰も僕に話しかけず、1人もくもくと・・・いや、もぐもぐと食べ歩いていた。
「しっかしカイン、あの文字はなんだ?俺達も初めて見たぞ」
「本当、カインが天才なのは知っているけど、ここまでとは思ってなかったわ」
サグリナはこちらを眺め、しかし口を開かない。
どうしようかな、それよりも学園の話した方がいいかな?
「・・・カリカリ」
木の板に文字を書いていく。
先程王立魔法学園に招待されました。
僕は行きたいと思っています。
入学予定日は再来年の4月です。
入学費を払って貰ってもいいですか?
少し雑になってしまったが、言いたい事とお願いは書いたし、読めないほどじゃあない。
両親の場所顔を見ると、木の板を覗き込み、何かを考えていた。
「そうか・・・王立の魔法学園に・・・よし、分かった俺達が払ってやるからしっかり学んで来い」
「あなた、再来年って書いてあるわよ・・・でも、そうね、いつまでも家にいても成長しないわよね」
よかった。もしかしたらダメだとか言われるかと思った。
でも、よく考えたら許可しない意味が無いしね。
サグリナは依然黙ったままだけど、何も考えてなさそうにも見える。
家に着くと、僕は真っ先に部屋へ戻り、スキルの練習を始める。
『削除』これはなんて言うか、手に触れたものを上書きするように消し去る。そんな感じの奴だ。
『殺害』これは結構すごい効果で、距離を殺す、力を殺す、気配を殺す、などの事ができるようだ。
ただ、殺すと二度と戻ってこないから、領民のガキ大将にやった所、力を完全に無くし、攻撃力も表示が無くなったらしい。
距離を殺すと、世界が急速に回復し、一瞬で元に戻るから、これは結構重宝している。例えば、トイレに間に合わなそうな時とか。
まだこの二つしかやってないけど、なかなか使えるし、他のスキルも頼りになる。痛覚耐性はまぁ、一切痛みを感じない。
この前、ベットに爪を引っ掛けてしまい、一気に剥がれたのに全く痛くなかった。少しスースーしたけど。
(学園か・・・いや、僕は強くなるんだ。きっと大丈夫)
馬車の中でガルムに聞いた話だと、魔法学園は実力至上主義で、上からS~Dまでクラスがあるらしい。
年層事に分かれており、最上級生は17歳で、大体の人は3歳から入るから、14年学園で過ごすことになる。
休みはあるけど、王都から出てはだめで、全寮制。
毎年学年対抗戦と、学校対抗戦があって、個人戦で優勝した生徒は自分が所属している学園か国が出来る事なら何でも希望の物を貰えるらしい。
(あんまり興味はないけど、自分の強さを確かめるにはいいかもしれないね)
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