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第三章 学園国家編
第十二話
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第十二話 ~お馬鹿貴族への制裁と魔族の陰謀~
和人が山を越えたときには反乱軍は王都の外壁が見えるまでに来ていた。
和人「レイ!!、急ぐぞ!」
レイ「了解です。」
更に速度を上げる二人、果たして反乱軍が王都を攻撃するまでに間に合うのか!
反乱軍指揮官「王都は直ぐそこだ今まで受けてきた苦しみ憎しみを込めて攻め込めー!!!」
和人「悪いがここからは一方通行の工事中だバカ野郎共!!」
門まで後百メートルでギリギリ間に合った和人とレイ。レイは城門の兵士に手を出さないように言いに行く。
少し前。
和人「レイ、あいつらは俺が一人でやる。他の奴等には手を出させるな。」
レイ「ならば私も。」
和人「足手まといになる。来るな!」
レイ「・・・・はい。(和人様のマジギレ口調激レア!あっちに目覚めそう。)」
城門
レイ「Aランク冒険者レイチェルです。兵士の皆さん攻撃はしないで下さい。Sランク冒険者の和人様が御一人で片付けられます。」
兵士「無理だ!ざっと見数千は居るぞ!」
レイ「だからです。和人様の真骨頂は殲滅ですから。」
指揮官「分かった。君の言葉を信じよう。」
レイ「和人様!こちらは説得完了です。」
和人はレイの言葉を聞くと反乱軍に告げる。
和人「最終警告だ!俺はSランク冒険者の和人。もし、ここで引き下がるのであれば攻撃はしない。しかし、下がらないのであれば皆殺しだ!」
和人の警告を無視して進む反乱軍。
反乱軍指揮官「高々一人に臆するな!進めぇ!」
和人「仕方ない。殺るか。『星の空・万象・人と馬の姿を冠するものよ。汝は弓、汝は矢。常につがえ、射放つ。サジタリウス・アロー』待機。『エンチャント。星の空・万象・毒を司るものよ。汝は針、汝は死。静かに死をもたらす。スコーピオン・ポイズン』」
幾万の矢が和人の前方に現れ、紫色の毒を纏う。
和人「『一斉発射』」
無慈悲にも数千といた軍隊は大将を除き、たった二つの魔法に滅ぼされてしまった。
和人「次はお前らだ。」
和人は総大将の三人に向き直る。
侯爵「ふふふ、バカめ、いくら私兵を倒したとてこれを飲んだ我らの敵では無いわ!!」
三人の貴族は体が膨れ上がり、ミノタウロスとなった。
ミノタウロスA「フハハハー、ドウダ。アットウテキダロウ。」
ミノタウロスB「オマエノヨウナザコハイッシュンダ。」
ミノタウロスC「クラエー。ッエ?」
ミノタウロスCの首が無くなり、和人の手に握られる。
和人「どうした。その程度か?ならばこちらから行くぞ、『オリオンハンマー』!!」
和人の手に大木槌が握られる。
ミノタウロスA「いい気になるな!Cは所詮雑魚我らは違う!」
ミノタウロスB「そうだ!我らは強い!」
和人「ごちゃごちゃウルセェんだよ。いい加減くたばりやがれ。」
和人は大木槌を掲げるとミノタウロスBの腹部を叩く、ミノタウロスBは余りの衝撃と痛みでうずくまる。
和人はすかさずその頭に大木槌を叩きつける。
ズガァーーン。
地面が五十センチえぐれた。
ミノタウロスBの頭はザクロとなり飛び散った。
その光景を見たミノタウロスAと兵士は唖然とする。
兵士「嘘だろ。たった一人だぞ。たった一人で幾千の兵を倒し、魔人となった。三体の内に二体を瞬殺した!」
兵士「勝てる。勝てるぞ!ウオーーー、頑張れー!!」
兵士から声援が飛び交う。
ミノタウロスA「バカな!たった一人だぞ!こんな馬鹿げた話があるか!!」
和人「お前も、潰れろ。」
和人は大木槌を掲げ、一瞬で距離を積めると降り下ろす。
ミノタウロスAの頭に当たり、そのまま地面まで叩きつける。
ミノタウロスAは頭が潰れ、肉体は地面に埋まった。
和人「他愛の無い雑魚が!調子に乗ったら駄目だぜ。」
和人は既に息をしていない三体のミノタウロスを尻目に門まで行こうとする。
???「やはり人間ではダメですか。」
突然一人のフードを被った男性が現れ、ミノタウロス達を見下ろしている。
和人「ッ!!」
和人は大木槌を下から振り上げ攻撃する。
避けられたがフードは 取れた。
フードの下は青紫に変色した肌を持つ『魔族』だった。
和人「お前か。この調子に乗ったバカどもに『薬』を渡した張本人は!」
???「ええ、そうですよ。」
和人「テメェらの目的はなんだ。」
???「私たちの目的?そんなの人間の抹殺と我らが主して君主の『あのお方』の復活に決まっています。」
和人「なら、これはその実験と言うわけか!でも良かったのか?ここでばらして」
???「当然です。何せ今回の騒動はこれを伝えるがための行為です。では私はここでお暇を」
魔族はふわりと飛び上がり逃げようとした。
和人「させると思うか。」
和人は大木槌を掲げ、飛び上がると魔族に叩きつけようとしたが、すり抜けた。
和人「何!!」
???「それではさようなら。」
魔族はそのまま速度を上げ、逃げていった。
ひとまずこの戦いは和人達の勝利だ。
しかし、和人には不安な事があった。
和人(あのすり抜けた時の感触、間違いない。不完全ではあるが『冥王の衣』だか何故奴等が。)
和人はこれから起きることに疑問が生まれる。
そして、それは後に和人を苦しめる。
しかし、それはまだ先の事である。
和人が山を越えたときには反乱軍は王都の外壁が見えるまでに来ていた。
和人「レイ!!、急ぐぞ!」
レイ「了解です。」
更に速度を上げる二人、果たして反乱軍が王都を攻撃するまでに間に合うのか!
反乱軍指揮官「王都は直ぐそこだ今まで受けてきた苦しみ憎しみを込めて攻め込めー!!!」
和人「悪いがここからは一方通行の工事中だバカ野郎共!!」
門まで後百メートルでギリギリ間に合った和人とレイ。レイは城門の兵士に手を出さないように言いに行く。
少し前。
和人「レイ、あいつらは俺が一人でやる。他の奴等には手を出させるな。」
レイ「ならば私も。」
和人「足手まといになる。来るな!」
レイ「・・・・はい。(和人様のマジギレ口調激レア!あっちに目覚めそう。)」
城門
レイ「Aランク冒険者レイチェルです。兵士の皆さん攻撃はしないで下さい。Sランク冒険者の和人様が御一人で片付けられます。」
兵士「無理だ!ざっと見数千は居るぞ!」
レイ「だからです。和人様の真骨頂は殲滅ですから。」
指揮官「分かった。君の言葉を信じよう。」
レイ「和人様!こちらは説得完了です。」
和人はレイの言葉を聞くと反乱軍に告げる。
和人「最終警告だ!俺はSランク冒険者の和人。もし、ここで引き下がるのであれば攻撃はしない。しかし、下がらないのであれば皆殺しだ!」
和人の警告を無視して進む反乱軍。
反乱軍指揮官「高々一人に臆するな!進めぇ!」
和人「仕方ない。殺るか。『星の空・万象・人と馬の姿を冠するものよ。汝は弓、汝は矢。常につがえ、射放つ。サジタリウス・アロー』待機。『エンチャント。星の空・万象・毒を司るものよ。汝は針、汝は死。静かに死をもたらす。スコーピオン・ポイズン』」
幾万の矢が和人の前方に現れ、紫色の毒を纏う。
和人「『一斉発射』」
無慈悲にも数千といた軍隊は大将を除き、たった二つの魔法に滅ぼされてしまった。
和人「次はお前らだ。」
和人は総大将の三人に向き直る。
侯爵「ふふふ、バカめ、いくら私兵を倒したとてこれを飲んだ我らの敵では無いわ!!」
三人の貴族は体が膨れ上がり、ミノタウロスとなった。
ミノタウロスA「フハハハー、ドウダ。アットウテキダロウ。」
ミノタウロスB「オマエノヨウナザコハイッシュンダ。」
ミノタウロスC「クラエー。ッエ?」
ミノタウロスCの首が無くなり、和人の手に握られる。
和人「どうした。その程度か?ならばこちらから行くぞ、『オリオンハンマー』!!」
和人の手に大木槌が握られる。
ミノタウロスA「いい気になるな!Cは所詮雑魚我らは違う!」
ミノタウロスB「そうだ!我らは強い!」
和人「ごちゃごちゃウルセェんだよ。いい加減くたばりやがれ。」
和人は大木槌を掲げるとミノタウロスBの腹部を叩く、ミノタウロスBは余りの衝撃と痛みでうずくまる。
和人はすかさずその頭に大木槌を叩きつける。
ズガァーーン。
地面が五十センチえぐれた。
ミノタウロスBの頭はザクロとなり飛び散った。
その光景を見たミノタウロスAと兵士は唖然とする。
兵士「嘘だろ。たった一人だぞ。たった一人で幾千の兵を倒し、魔人となった。三体の内に二体を瞬殺した!」
兵士「勝てる。勝てるぞ!ウオーーー、頑張れー!!」
兵士から声援が飛び交う。
ミノタウロスA「バカな!たった一人だぞ!こんな馬鹿げた話があるか!!」
和人「お前も、潰れろ。」
和人は大木槌を掲げ、一瞬で距離を積めると降り下ろす。
ミノタウロスAの頭に当たり、そのまま地面まで叩きつける。
ミノタウロスAは頭が潰れ、肉体は地面に埋まった。
和人「他愛の無い雑魚が!調子に乗ったら駄目だぜ。」
和人は既に息をしていない三体のミノタウロスを尻目に門まで行こうとする。
???「やはり人間ではダメですか。」
突然一人のフードを被った男性が現れ、ミノタウロス達を見下ろしている。
和人「ッ!!」
和人は大木槌を下から振り上げ攻撃する。
避けられたがフードは 取れた。
フードの下は青紫に変色した肌を持つ『魔族』だった。
和人「お前か。この調子に乗ったバカどもに『薬』を渡した張本人は!」
???「ええ、そうですよ。」
和人「テメェらの目的はなんだ。」
???「私たちの目的?そんなの人間の抹殺と我らが主して君主の『あのお方』の復活に決まっています。」
和人「なら、これはその実験と言うわけか!でも良かったのか?ここでばらして」
???「当然です。何せ今回の騒動はこれを伝えるがための行為です。では私はここでお暇を」
魔族はふわりと飛び上がり逃げようとした。
和人「させると思うか。」
和人は大木槌を掲げ、飛び上がると魔族に叩きつけようとしたが、すり抜けた。
和人「何!!」
???「それではさようなら。」
魔族はそのまま速度を上げ、逃げていった。
ひとまずこの戦いは和人達の勝利だ。
しかし、和人には不安な事があった。
和人(あのすり抜けた時の感触、間違いない。不完全ではあるが『冥王の衣』だか何故奴等が。)
和人はこれから起きることに疑問が生まれる。
そして、それは後に和人を苦しめる。
しかし、それはまだ先の事である。
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