ある日突然難病になった私の話。

04.市立病院へ

「明日、大学病院に行ってください。そのまま入院になると思います。」

皮膚科の先生に市立病院に行くよう言われ、市立病院の先生に開口一番言われた言葉でした。

まぁなんとなくそう言われるんだろうなと思ってはいました。
そしてここで初めて

成人スチル病

という病名を聞くことになりました。

この時の感情は正直
ほっとした、でした。

体調が悪くなってから約10日。
なんの痛みなのかなんの熱なのか分からず、ただひたすら謎の痛みに耐える毎日。
気持ち的な意味でも地獄でした。
でもこの瞬間、初めて病名が聞けて心の底から安堵しました。
あぁ、これで治せる、と。

病院の待合室で支払いの手続きを待ちながら母と2人で、明日から入院だって、どうしようね
と笑っていましたが、心配性な母の事だからあの時笑いながらも不安と心配でいっぱいだったのかなと今は思います。
それか悩んでも仕方ない、なるようになる！と思っていたのかな？
でもここで変に暗くならないでいてくれて、凄く助かりました。母は偉大だなぁ。

この時実は父も指に出来た出来物を取る為の手術をする為に大学病院に入院していて、丁度私が入院する日が退院日でした。

自宅から約2時間かけて大学病院へ行き、関節が痛くてまともに歩けないので人生初の車椅子に乗ることに。
我ながら馬鹿だとは思いますが、ちょっと楽しかった記憶があります。

病院で父と合流し、待合室で父と母と3人で診察を待つことになりました。