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第一部 第三章 ドラゴンを従えし王
ゾンダーブルグの計略
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ブルーノ・フォン・ゾンダーブルグは満面の笑顔で女王一行の応対にあたっていた。彼はお茶を勧めくだらない雑談を交えつつ異世界の情報を聞き出していた。
そして、彼女が本当の女王だという事を確信すると、彼は唇の端を右に吊り上げてから、接待時の笑顔を浮かべて締めの言葉を述べた。
「それでは、今日はワザワザご足労いただきありがとうございました」
「いえ、私の方こそ急に押しかけてしまって……」
視線を机の上に置かれた茶色の液体に注ぐ彼女の姿を見ると、ブルーノは唇を「へ」の字に歪めて笑う。
「いえいえ、異世界の陛下にお越し頂けるとは本当に光栄でした。つきましては、最後に我が一族の伝統とでも言えるある芸をお見せ致しましょうか」
ブルーノは窓に向かい可憐なレースで象られた分厚い赤い色のカーテンを開けて、懐から笛のようなものを取り出し、大きく鳴らす。
そして次の瞬間には地面がグラグラと揺れる。ガラドリエルが窓の方向を振り向くと、そこには巨大な触手に頭部を覆われた人型の巨大な生物がガラドリエル達を見下ろしていた。
「ゾンダーブルグ殿!?これはどういう事か!?」
ガートールードが長椅子から立ち上がり、剣の鯉口に親指を当てる。
その様子をゾンダーブルグは大きくて分厚い唇を大いに緩めて鑑賞していた。
「何って?これが私の作戦なのだよ。女王の護衛殿……始めから、私はあの小娘を二つの薔薇の家に差し出す予定だったのだッ!そのために、ワザワザ王族付きの護衛獣を取り出してまで、始末しようというのだからなッ!」
「護衛獣だと?」
ガラドリエルは思いもよらない言葉に思わず両眉をひそめてしまう。
その様子を見たブルーノはフンと鼻を鳴らし、勝者の絶対的な笑みをガラドリエルに向けて言った。
「そうか、貴様は異世界の人間だから知らないのだったな……護衛獣は王家の山の山頂にある我々の神ーー偉大なる炎の神に王に相応しき人間だと認められれば、天界から派遣されるのだよッ!」
「成る程、王たる人間である認められれば誰でも貰えるのだな?」
何やら意味深な言葉を含んだガラドリエルの問いをブルーノは首肯した。
そして、ガラドリエルが口の端を自分同様に吊り上げている事に気がつくと、彼女に向かって人差し指を突きつけて、
「まさか、貴様のような小娘に王たる資格など認められるものかッ!絶対に我々の神は貴様なんぞ認めんぞ!」
ガラドリエルは澄ました笑顔で言った。
「それはどうかな?貴様の話によれば、神々がその怪物どもを与えるのは王であると認められるか認められないかの二択なのだろ?この世界の人間でなければならないとは一言も言っておらぬな?」
ガラドリエルの追求にブルーノの笑顔が初めて崩れていく。
ガラドリエルは窓の側でたじろぐブルーノに向かってトドメとも言える一言を突き付けた。
「お前よりは私の方こそが王に相応しい」
その瞬間に彼の頭からは理性が吹き飛んだ。残っているのは目の前の女王を名乗る少女への憎悪のみ。
ブルーノは歯で何万匹もの苦虫を噛み潰したような顔を浮かべて、
「ふ、ふざけるなよ!王家の山は私の屋敷から南へ1キロ程向かった所にあるが……その前に貴様は死ぬのだッ!」
ブルーノは窓に向かって駆け出し、大きな触手に覆われた巨人の肩に飛び乗る。
ディリオニスはそれを見て、半ば反射的にガラドリエルの元に近付き、自身の体を盾に地面に伏せた。
ガラドリエルは壁に穴が開き、部屋の中の家具が散乱している様子をディリオニスの下から眺めていた。
怪物の左手の拳がこの部屋に向かって放たれたのと忠実なる騎士が自分を庇ったのはほぼ同じタイミングだったらしい。
ガラドリエルは次に忠実なる騎士ガートールードの姿を探す。彼女は長椅子を挟んだ隣に伏せていたので、怪物の攻撃の洗礼は受けていなかったようだ。
ディリオニスは第二弾の攻撃を放とうとしている怪物の姿を眺めると、怪物の姿を睨み付け、ガラドリエルの元を離れると、崩れた壁の前へと向かい怪物と怪物に乗る偽の王を眺めながら、次の攻撃を待っていた。
ブルーノはその様子を小憎たらしく思ったのだろう。眉間にシワを寄せながら護衛獣に指示を出し、第二波の攻撃を放たせた。
ディリオニスは自身の体の中に宿る勇者ジークフリードの力を借りて、黄金の光を放ち、怪物の拳が再び部屋に当たる前に助走を付けて怪物の左腕に飛び乗り、ブルーノが乗る右肩へと向かって行く。
ブルーノは怪物に指示を出し、飛び乗ったディリオニスを振り落とすように命令したが、いくら揺すってもディリオニスは触手の巨人の体から落ちようとはしなかった。
ディリオニスは蛇のようにウネウネと動く触手を恐れる事なく、飛び込んでいく。
ディリオニスは白色の嫌悪感をそそられる触手を切り刻みながら、ブルーノの元へと向かって行く。
途中、巨人が何度も何度も山のような巨体を揺らしたが、ディリオニスは動じずに足元の頭上の目の前の触手を切って進んで行く。
と、ここで目の前の触手が大きく広がっていく。ディリオニスが目を大きく開いて確認すると、そこには小さいが切れ味の良さそうな短剣を携えたブルーノが立っていた。ディリオニスは怪物が触手を広げて道を作った理由を知った気がした。
ブルーノは短剣の先端を突き付けながら、耳まで全身を赤く染め上げさせて言った。
「まさか、ここまで貴様如きにコケにされるとは……オレの守護獣がここまで負けてしまうとは……」
「お前も大物ぶっていた割には大した事が無いらしいな?」
ディリオニスの問いは図星だったらしい。ブルーノは歯を食いしばりながら地面をドンドンと踏み付けて、再びナイフの先端を突き付けた。
「クソガキがッ!よくもオレを舐めてくれたなァァァァァ~!!」
「当ててみろよ?」
ディリオニスは手招きして更に挑発していく。
怒りの体全体を支配されたブルーノはナイフを目の前に構えてディリオニスに向かって行く。
野生動物の咆哮のような大きな声を出して突っ込んでいく貴族などディリオニスの敵ではない。
彼は手に持っていた愛剣を大きく振り上げてオペラ歌手のようなデンぐりとした体型の男を正面から切り裂く。
男は悲鳴を上げる前に息絶えていた。いや、悲鳴を上げる暇も無かったと言った方がいいだろう。
と、ここで勇敢なる英雄ジークフリードを体に宿した騎士は何とも言えない浮遊感のような物を感じた。
空中に上がったような感触を感じ、背後を振り向くと、屋敷の庭が見えた。
屋敷の前に倒れていない事から、怪物が仰向けに倒れていたとディリオニスは推測した。
ディリオニスも悲鳴を上げて巨大な怪物の倒壊に巻き込まれていく。
落下する途中、彼は笑っていた。ヤケを感じて笑う彼を頭の触手が包み込んでいる事に気が付く。
そして、彼女が本当の女王だという事を確信すると、彼は唇の端を右に吊り上げてから、接待時の笑顔を浮かべて締めの言葉を述べた。
「それでは、今日はワザワザご足労いただきありがとうございました」
「いえ、私の方こそ急に押しかけてしまって……」
視線を机の上に置かれた茶色の液体に注ぐ彼女の姿を見ると、ブルーノは唇を「へ」の字に歪めて笑う。
「いえいえ、異世界の陛下にお越し頂けるとは本当に光栄でした。つきましては、最後に我が一族の伝統とでも言えるある芸をお見せ致しましょうか」
ブルーノは窓に向かい可憐なレースで象られた分厚い赤い色のカーテンを開けて、懐から笛のようなものを取り出し、大きく鳴らす。
そして次の瞬間には地面がグラグラと揺れる。ガラドリエルが窓の方向を振り向くと、そこには巨大な触手に頭部を覆われた人型の巨大な生物がガラドリエル達を見下ろしていた。
「ゾンダーブルグ殿!?これはどういう事か!?」
ガートールードが長椅子から立ち上がり、剣の鯉口に親指を当てる。
その様子をゾンダーブルグは大きくて分厚い唇を大いに緩めて鑑賞していた。
「何って?これが私の作戦なのだよ。女王の護衛殿……始めから、私はあの小娘を二つの薔薇の家に差し出す予定だったのだッ!そのために、ワザワザ王族付きの護衛獣を取り出してまで、始末しようというのだからなッ!」
「護衛獣だと?」
ガラドリエルは思いもよらない言葉に思わず両眉をひそめてしまう。
その様子を見たブルーノはフンと鼻を鳴らし、勝者の絶対的な笑みをガラドリエルに向けて言った。
「そうか、貴様は異世界の人間だから知らないのだったな……護衛獣は王家の山の山頂にある我々の神ーー偉大なる炎の神に王に相応しき人間だと認められれば、天界から派遣されるのだよッ!」
「成る程、王たる人間である認められれば誰でも貰えるのだな?」
何やら意味深な言葉を含んだガラドリエルの問いをブルーノは首肯した。
そして、ガラドリエルが口の端を自分同様に吊り上げている事に気がつくと、彼女に向かって人差し指を突きつけて、
「まさか、貴様のような小娘に王たる資格など認められるものかッ!絶対に我々の神は貴様なんぞ認めんぞ!」
ガラドリエルは澄ました笑顔で言った。
「それはどうかな?貴様の話によれば、神々がその怪物どもを与えるのは王であると認められるか認められないかの二択なのだろ?この世界の人間でなければならないとは一言も言っておらぬな?」
ガラドリエルの追求にブルーノの笑顔が初めて崩れていく。
ガラドリエルは窓の側でたじろぐブルーノに向かってトドメとも言える一言を突き付けた。
「お前よりは私の方こそが王に相応しい」
その瞬間に彼の頭からは理性が吹き飛んだ。残っているのは目の前の女王を名乗る少女への憎悪のみ。
ブルーノは歯で何万匹もの苦虫を噛み潰したような顔を浮かべて、
「ふ、ふざけるなよ!王家の山は私の屋敷から南へ1キロ程向かった所にあるが……その前に貴様は死ぬのだッ!」
ブルーノは窓に向かって駆け出し、大きな触手に覆われた巨人の肩に飛び乗る。
ディリオニスはそれを見て、半ば反射的にガラドリエルの元に近付き、自身の体を盾に地面に伏せた。
ガラドリエルは壁に穴が開き、部屋の中の家具が散乱している様子をディリオニスの下から眺めていた。
怪物の左手の拳がこの部屋に向かって放たれたのと忠実なる騎士が自分を庇ったのはほぼ同じタイミングだったらしい。
ガラドリエルは次に忠実なる騎士ガートールードの姿を探す。彼女は長椅子を挟んだ隣に伏せていたので、怪物の攻撃の洗礼は受けていなかったようだ。
ディリオニスは第二弾の攻撃を放とうとしている怪物の姿を眺めると、怪物の姿を睨み付け、ガラドリエルの元を離れると、崩れた壁の前へと向かい怪物と怪物に乗る偽の王を眺めながら、次の攻撃を待っていた。
ブルーノはその様子を小憎たらしく思ったのだろう。眉間にシワを寄せながら護衛獣に指示を出し、第二波の攻撃を放たせた。
ディリオニスは自身の体の中に宿る勇者ジークフリードの力を借りて、黄金の光を放ち、怪物の拳が再び部屋に当たる前に助走を付けて怪物の左腕に飛び乗り、ブルーノが乗る右肩へと向かって行く。
ブルーノは怪物に指示を出し、飛び乗ったディリオニスを振り落とすように命令したが、いくら揺すってもディリオニスは触手の巨人の体から落ちようとはしなかった。
ディリオニスは蛇のようにウネウネと動く触手を恐れる事なく、飛び込んでいく。
ディリオニスは白色の嫌悪感をそそられる触手を切り刻みながら、ブルーノの元へと向かって行く。
途中、巨人が何度も何度も山のような巨体を揺らしたが、ディリオニスは動じずに足元の頭上の目の前の触手を切って進んで行く。
と、ここで目の前の触手が大きく広がっていく。ディリオニスが目を大きく開いて確認すると、そこには小さいが切れ味の良さそうな短剣を携えたブルーノが立っていた。ディリオニスは怪物が触手を広げて道を作った理由を知った気がした。
ブルーノは短剣の先端を突き付けながら、耳まで全身を赤く染め上げさせて言った。
「まさか、ここまで貴様如きにコケにされるとは……オレの守護獣がここまで負けてしまうとは……」
「お前も大物ぶっていた割には大した事が無いらしいな?」
ディリオニスの問いは図星だったらしい。ブルーノは歯を食いしばりながら地面をドンドンと踏み付けて、再びナイフの先端を突き付けた。
「クソガキがッ!よくもオレを舐めてくれたなァァァァァ~!!」
「当ててみろよ?」
ディリオニスは手招きして更に挑発していく。
怒りの体全体を支配されたブルーノはナイフを目の前に構えてディリオニスに向かって行く。
野生動物の咆哮のような大きな声を出して突っ込んでいく貴族などディリオニスの敵ではない。
彼は手に持っていた愛剣を大きく振り上げてオペラ歌手のようなデンぐりとした体型の男を正面から切り裂く。
男は悲鳴を上げる前に息絶えていた。いや、悲鳴を上げる暇も無かったと言った方がいいだろう。
と、ここで勇敢なる英雄ジークフリードを体に宿した騎士は何とも言えない浮遊感のような物を感じた。
空中に上がったような感触を感じ、背後を振り向くと、屋敷の庭が見えた。
屋敷の前に倒れていない事から、怪物が仰向けに倒れていたとディリオニスは推測した。
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