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第一部『人界の秩序と魔界の理屈』
カワックの街 後の祭り
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「何をしていると聞いてるんだ。テメェら」
険しい目をしたコクランの問い掛けにゴブリンたちはさきほどまでのいかりはどこへやら、すっかりと萎縮してしまったらしい。
立ち上がったゴブリンの一人が代表して答えた。
「そ、その、我々は実力行使に訴え出ようと思って……」
「その武器を収めろ、魔界執行官として命令する」
有無を言わさせないコクランの気迫にゴブリンたちはすっかりと弱気になってしまっていた。何と言っていいのか分からずに視線を泳がせている者さえいた。
コクランの追及を受けて何も言えなくなっている者だった。
「そのまま宿ン中に戻れ」
コクランの指示に従いゴブリンたちが宿泊施設の中へと戻ろうとした時のことだ。
先ほどコクランの問い掛けに答えた代表のゴブリンが仲間たちが中に戻ろうとするのを押し留めていた。
注意しようとしていたコクランを他所にゴブリンは自らの主張を強く述べていく。
「……我々は引き下がりませんッ! もう人間たちに苦しめられるのは嫌なんですッ! 散々こき使われ、偏見の目に晒され……その上仲間まで殺されてしまう。そんなことはもう終わりにしたいんですよッ! 」
「……お前の気持ちは分かる。痛いほどな。だが、ここで暴力に訴えてしまってはあいつらと同じになってしまうぞッ! 」
コクランは暴徒と化そうとしていた群衆たちを指しながら叫んだ。
一方で不愉快だったのは引き合いに出された群衆たちであった。
群衆たちからすれば自分たちは正当な怒りを持って抗議に出たというのに“悪モノ”のように扱われては気分がいいわけがない。
当然コクランの主張に対して抗議の言葉を上げていた。
「ふざけるなッ! 我々は頼まれもしないのにやってきてこの街に住み着いている薄汚い小鬼どもに抗議しているだけだッ! 」
「正当な怒りなんだよッ! わかるか!?」
なんとも身勝手な主張だろう。人間たちは考えていないのだ。どんな理由でゴブリンたちが出稼ぎにやってくるのかということを。そして、そんな哀れなゴブリンたちを受け入れているのは帝国そのものだということをここに訪れた人間たちは知らないのだ。
いや、知ろうともしないというのが正しい表現だろう。
いずれにせよ身勝手な理由で罪のないゴブリンたちを追い詰めていたのは間違いない。コクランはそんな人間に対して堪忍袋の尾が切れてしまった。
「黙りやがれッ! テメェらそれでも人間か!?」
コクランの言葉には迫力があった。それこそ聞く者全員の両肩を強張らせてしまうような恐ろしい気迫だ。前世が人間であるコクランであるからこそ『人間か!?』という問い掛けができたのだ。
このまま勢いに任せて引き下がってくれれば望むところだ。コクランは勢いのまま演説を続けた。
「人間というのは心に優しさを持っているものだろう!?それなのにお前らはゴブリンの子どもの泣く姿を見ても攻撃を止めるどころか、更に攻撃を加えようとしているッ! 人間ならここでその姿に心を打たれてやめるはずだッ! 」
コクランの訴えを聞き、人々は動揺しているようだった。彼ら彼女らの主張は『自分たちは人間である』という原理に基づいている。そしてその主張に沿うような説得をされれば心が揺らいでしまうのも無理はなかった。
ここで一番困ることになったのは人界防衛騎士団の面々である。このままではお払い箱になってしまう。
溜まりかねたフロイドは引き抜いた剣を振り上げ、群衆たちに向かって大きな声で訴え掛けた。
「騙されるなッ! 諸君らの安全を害してきたのはこいつらゴブリンだッ! ゴブリンは諸君らの仕事を奪い、諸君らの家族に害をなそうとする仇敵だッ! そんな奴らを生かしておいていいはずがないッ! 」
フロイドは具体的な事例を挙げていき、先ほどのように群衆たちの中に眠る憎悪を呼び起こそうとしていた。
しかし先程とは異なりいささか反応が悪いように感じられた。人間としての情というものが存在する限り人間もまだ捨てたものではないのかもしれない。
コクランはフロイドの扇動を受けてもなお、動こうとしない群衆たちを見て人間を見直していた。
このままゴブリンたちも引き下がってくれれば一先ずカワックの街に平穏が戻るだろう。
しかしそれで上手くいくのはやはり出来すぎている。人間たちが情を取り戻したかといってゴブリンたちが仲間を殺された恨みを忘れるはずがなかった。
先ほどコクランに代表として答えたゴブリンが武器を放置した人間たちの元へと襲い掛かろうとしたのがその証拠だ。
不味い。コクランは咄嗟に銃を構えた。本当ならば構えたくはなかったが、ここで実力行使を行わなければもっと大変なことになってしまうだろう。もちろん静止が目的であるので、弾丸に吸収の魔法は込められていない。ごく普通の弾丸を使用するつもりだ。
コクランはそれを暴れ回り怒り狂うゴブリンの肩に向けて発射した。
コクランの狙いは正確であった。狙い通りに右肩へと銃弾は直撃した。
銃弾が直撃したために突撃を試みていたゴブリンは地面の上でのたうち回っていた。
「我慢しろ、それだけで済んだんだからな」
コクランは淡々と言ってのけた。その後で背後に控えていた仲間たちが倒れたゴブリンを助け起こした。そして傷付いたゴブリンを介抱しながら元の宿屋へと戻っていく。どうやら人間とゴブリンの中に巻き起こった混乱はようやく収束を迎えたらしい。
それを見た人間たちも次々と踵を返して元の家へと戻っていく。
人界防衛騎士団も忌々しそうではあったが、もうこの場所に用はないとばかりに早々と立ち去っていった。
混乱の終了を確信したコクランは銃をガンベルトの中に仕舞い、レイチェルを連れてその場から立ち去っていく。
魔族たちが騒動を起こさない以上、もう魔界執行官の役割は終わりを告げたといってもいいのだ。二人は振り返ることもせずにカワックの街を立ち去っていった。
こんな不浄の地はさっさと離れたいと言わんばかりに足早で去っていく二人の姿をルイスはぼんやりと見つめていた。
が、すぐに自分がしなくてはならないことを思い出した。
ルイスは群衆たちに向かって呼び掛けた。
「先ほど、あのゴブリンを殺した人を私に差し出してください。人界執行官の名にかけて連行致しますので」
その言葉を聞いた群衆たちは先ほどの熱気はどこへやらあっさりとゴブリンを殺した騎士をルイスへと引き渡したのだ。
ルイスは近くにいた騎士から縄を借りて、その男に縄を掛けていく。
「……お、おれはどうなるんだ?」
騎士の男は声を震わせながらルイスに問い掛けた。
「さぁね、全ては皇帝次第だけどね」
ルイスはエスパニオン帝国の皇帝の顔を思い浮かべていく。人界執行官として一度だけ顔を合わせたことはあるが、中々に荘厳で恐ろしい顔をしていたことをルイスはしっかりと覚えていた。
そんな皇帝から尋問を受けるのだからこの男も堪ったものではないだろう。
そうは言っても青ざめた顔をする騎士に対して同情する気持ちなど微塵も起きなかった。恐怖に駆られて本来守るべきものを殺してしまったのだから自業自得である。
量刑がどうなるのかは分からないが、それなりの刑罰は課せられることになるだろう。
来た時とは異なりルイスは朗らかな思いで男を馬に乗せてカワックの街を立ち去っていく。
一方で不安な思いが渦巻いていたのも事実だ。今回はコクランの言葉に心を動かされて暴動を止めたものの、いつまたゴブリンに対する敵対心から暴動に打って出るとも知らなかった。
その時はまた自分たちの出番となるだろう。そんなことにはなってほしくないと願いつつもルイスは馬を走らせて帝都へと向かっていた。
険しい目をしたコクランの問い掛けにゴブリンたちはさきほどまでのいかりはどこへやら、すっかりと萎縮してしまったらしい。
立ち上がったゴブリンの一人が代表して答えた。
「そ、その、我々は実力行使に訴え出ようと思って……」
「その武器を収めろ、魔界執行官として命令する」
有無を言わさせないコクランの気迫にゴブリンたちはすっかりと弱気になってしまっていた。何と言っていいのか分からずに視線を泳がせている者さえいた。
コクランの追及を受けて何も言えなくなっている者だった。
「そのまま宿ン中に戻れ」
コクランの指示に従いゴブリンたちが宿泊施設の中へと戻ろうとした時のことだ。
先ほどコクランの問い掛けに答えた代表のゴブリンが仲間たちが中に戻ろうとするのを押し留めていた。
注意しようとしていたコクランを他所にゴブリンは自らの主張を強く述べていく。
「……我々は引き下がりませんッ! もう人間たちに苦しめられるのは嫌なんですッ! 散々こき使われ、偏見の目に晒され……その上仲間まで殺されてしまう。そんなことはもう終わりにしたいんですよッ! 」
「……お前の気持ちは分かる。痛いほどな。だが、ここで暴力に訴えてしまってはあいつらと同じになってしまうぞッ! 」
コクランは暴徒と化そうとしていた群衆たちを指しながら叫んだ。
一方で不愉快だったのは引き合いに出された群衆たちであった。
群衆たちからすれば自分たちは正当な怒りを持って抗議に出たというのに“悪モノ”のように扱われては気分がいいわけがない。
当然コクランの主張に対して抗議の言葉を上げていた。
「ふざけるなッ! 我々は頼まれもしないのにやってきてこの街に住み着いている薄汚い小鬼どもに抗議しているだけだッ! 」
「正当な怒りなんだよッ! わかるか!?」
なんとも身勝手な主張だろう。人間たちは考えていないのだ。どんな理由でゴブリンたちが出稼ぎにやってくるのかということを。そして、そんな哀れなゴブリンたちを受け入れているのは帝国そのものだということをここに訪れた人間たちは知らないのだ。
いや、知ろうともしないというのが正しい表現だろう。
いずれにせよ身勝手な理由で罪のないゴブリンたちを追い詰めていたのは間違いない。コクランはそんな人間に対して堪忍袋の尾が切れてしまった。
「黙りやがれッ! テメェらそれでも人間か!?」
コクランの言葉には迫力があった。それこそ聞く者全員の両肩を強張らせてしまうような恐ろしい気迫だ。前世が人間であるコクランであるからこそ『人間か!?』という問い掛けができたのだ。
このまま勢いに任せて引き下がってくれれば望むところだ。コクランは勢いのまま演説を続けた。
「人間というのは心に優しさを持っているものだろう!?それなのにお前らはゴブリンの子どもの泣く姿を見ても攻撃を止めるどころか、更に攻撃を加えようとしているッ! 人間ならここでその姿に心を打たれてやめるはずだッ! 」
コクランの訴えを聞き、人々は動揺しているようだった。彼ら彼女らの主張は『自分たちは人間である』という原理に基づいている。そしてその主張に沿うような説得をされれば心が揺らいでしまうのも無理はなかった。
ここで一番困ることになったのは人界防衛騎士団の面々である。このままではお払い箱になってしまう。
溜まりかねたフロイドは引き抜いた剣を振り上げ、群衆たちに向かって大きな声で訴え掛けた。
「騙されるなッ! 諸君らの安全を害してきたのはこいつらゴブリンだッ! ゴブリンは諸君らの仕事を奪い、諸君らの家族に害をなそうとする仇敵だッ! そんな奴らを生かしておいていいはずがないッ! 」
フロイドは具体的な事例を挙げていき、先ほどのように群衆たちの中に眠る憎悪を呼び起こそうとしていた。
しかし先程とは異なりいささか反応が悪いように感じられた。人間としての情というものが存在する限り人間もまだ捨てたものではないのかもしれない。
コクランはフロイドの扇動を受けてもなお、動こうとしない群衆たちを見て人間を見直していた。
このままゴブリンたちも引き下がってくれれば一先ずカワックの街に平穏が戻るだろう。
しかしそれで上手くいくのはやはり出来すぎている。人間たちが情を取り戻したかといってゴブリンたちが仲間を殺された恨みを忘れるはずがなかった。
先ほどコクランに代表として答えたゴブリンが武器を放置した人間たちの元へと襲い掛かろうとしたのがその証拠だ。
不味い。コクランは咄嗟に銃を構えた。本当ならば構えたくはなかったが、ここで実力行使を行わなければもっと大変なことになってしまうだろう。もちろん静止が目的であるので、弾丸に吸収の魔法は込められていない。ごく普通の弾丸を使用するつもりだ。
コクランはそれを暴れ回り怒り狂うゴブリンの肩に向けて発射した。
コクランの狙いは正確であった。狙い通りに右肩へと銃弾は直撃した。
銃弾が直撃したために突撃を試みていたゴブリンは地面の上でのたうち回っていた。
「我慢しろ、それだけで済んだんだからな」
コクランは淡々と言ってのけた。その後で背後に控えていた仲間たちが倒れたゴブリンを助け起こした。そして傷付いたゴブリンを介抱しながら元の宿屋へと戻っていく。どうやら人間とゴブリンの中に巻き起こった混乱はようやく収束を迎えたらしい。
それを見た人間たちも次々と踵を返して元の家へと戻っていく。
人界防衛騎士団も忌々しそうではあったが、もうこの場所に用はないとばかりに早々と立ち去っていった。
混乱の終了を確信したコクランは銃をガンベルトの中に仕舞い、レイチェルを連れてその場から立ち去っていく。
魔族たちが騒動を起こさない以上、もう魔界執行官の役割は終わりを告げたといってもいいのだ。二人は振り返ることもせずにカワックの街を立ち去っていった。
こんな不浄の地はさっさと離れたいと言わんばかりに足早で去っていく二人の姿をルイスはぼんやりと見つめていた。
が、すぐに自分がしなくてはならないことを思い出した。
ルイスは群衆たちに向かって呼び掛けた。
「先ほど、あのゴブリンを殺した人を私に差し出してください。人界執行官の名にかけて連行致しますので」
その言葉を聞いた群衆たちは先ほどの熱気はどこへやらあっさりとゴブリンを殺した騎士をルイスへと引き渡したのだ。
ルイスは近くにいた騎士から縄を借りて、その男に縄を掛けていく。
「……お、おれはどうなるんだ?」
騎士の男は声を震わせながらルイスに問い掛けた。
「さぁね、全ては皇帝次第だけどね」
ルイスはエスパニオン帝国の皇帝の顔を思い浮かべていく。人界執行官として一度だけ顔を合わせたことはあるが、中々に荘厳で恐ろしい顔をしていたことをルイスはしっかりと覚えていた。
そんな皇帝から尋問を受けるのだからこの男も堪ったものではないだろう。
そうは言っても青ざめた顔をする騎士に対して同情する気持ちなど微塵も起きなかった。恐怖に駆られて本来守るべきものを殺してしまったのだから自業自得である。
量刑がどうなるのかは分からないが、それなりの刑罰は課せられることになるだろう。
来た時とは異なりルイスは朗らかな思いで男を馬に乗せてカワックの街を立ち去っていく。
一方で不安な思いが渦巻いていたのも事実だ。今回はコクランの言葉に心を動かされて暴動を止めたものの、いつまたゴブリンに対する敵対心から暴動に打って出るとも知らなかった。
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