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第一部『人界の秩序と魔界の理屈』
別人の記憶
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「動くなッ! 魔界執行官だッ! テメェら大人しくしやがれッ! 」
コクランは逃げ出そうとしていた三人のオークたちに向かって拳銃を突き付けていた。
このオークたちは二日ほど前に街の果物店で店主を殺害し、売上金と商品の果物を奪って逃げ出した極悪人たちである。
その上逃亡の最中にもたまたま目を付けた夫婦のうち夫を殺害し、妻の方を人質にして逃げようとしているような無関係の人間すら巻き込むような凶悪性もみせている。同情の余地はない。
それ故にコクランとしても容赦などする必要はなかった。
まず、オレンジの髪を結った未亡人を人質にしているオークを射殺し、続いて仲間を撃たれたことによって逆上して未亡人を殺そうと目論んだオークに対して引き金を引いていく。
オークは眉間に穴を空けて地面の上に倒れてしまうことになった。大の字になって倒れた悪党を見据えた後で売上金の入った袋と店に並べてあった果物を片っ端から入れ、パンパンに詰まった白い袋を両手に抱えていた気の弱そうな顔をしたオークに向かって問い掛けた。
「どうだ?まだやるか?」
コクランの目に躊躇いの色はなかった。恐らく、抵抗する素振りを見せればすぐにあの拳銃の餌食になってしまうだろう。
やけになったオークは両手を上げ、降伏の意思を示してみせた。
「よし、それでいい」
コクランは降伏勧告を受け、抵抗の意思を失ったオークに縄を打ち、軍隊に引き渡したのであった。
「大丈夫ですか?奥さん」
コクランは怯え切った若い未亡人に手を貸そうとしたが、彼女はその手を払い除け、鋭い目で自分を睨んでいた。その目には夫の命を奪った魔族に対する深い憎悪の念が込められていた。
「……チッ、まぁ、仕方ないか」
コクランは自身の顔を思い起こしていく。自身の顔はまさしく化け物であった。
前世の頃の自分であったのならば間違いなく目の前にいる麗しの未亡人と同じく救いの手を拒絶していたに違いない。
コクランはつくづく自分の顔が嫌になってしまう。失意のまま執行官事務所に戻ると、そこには昼食を準備しているレイチェルの姿が見えた。
「腹減った。今日の飯は?」
「はい、本日の昼食はパスタとサラダのメニューです」
厨房の奥からは漂う香りがコクランの鼻腔を刺激していく。更に加えてコクランの体は疲労していた。
コクランは椅子に用意された椅子の上に腰を掛け、体をほぐしながら料理が用意されるのを待っていた。
そしてようやく目の前にパスタが置かれたのを見た。トマトケチャップをふんだんに使い、バジルをてっぺんに撒いた贅沢なパスタである。その横にはトマトとレタスを使ったサラダが置かれている。
パスタという主食とサラダというサイドメニューを組み合わせた昼食はバランスが取れている上に満足度も高いという優れた料理だった。
それ故にコクランはすぐにそれらを平らげた。
『王の耳』たちから割り当てられた仕事が早くに片付いたので事務仕事を行おうとしようと考えたが、時間が予想よりも余っていたのでお昼休憩をしても問題はない。
コクランは今朝に読み損ねた新聞を読むことにした。レイチェルは新聞を読む主人のために皿を片付け、代わりにお茶を用意した。
ゆっくりと茶を啜りながら新聞を読んでいると、また例の少女が出てきたことに気が付いた。
「こいつぁ、すげーな。本当にこの少女のおかげで時代が変わるかもしれねーぞ」
「そんなにすごいんですか?」
レイチェルがコクランの読んでいた新聞に顔を近付ける。
新聞には『人界防衛騎士団や暴徒たちにも怯むことなく、自らの主張を貫いた勇気ある少女』という見出しのもとに少女を賞賛する記事が載っていた。
少女は先日の記事が載った一件により、人間の存在を第一とする人界防衛騎士団並びに騎士団に同調した暴徒たちによって新聞社が襲撃されるような事態が引き起こされたが、勇気ある少女によって最悪の事態は防がれるようになったそうだ。
コクランはそのことを知り、改めて少女に深い関心を示していく。
もし会うことができるのならば会ってみたいものだ。そしてその上で少女に自分の理想を語ってみるのも悪くはないかもしれない。
これまでは飲みの席でしか語ることがなかった主張を大っぴらに語れることがたまらなく嬉しかった。
上機嫌でコクランは食事を終え、そのまま書類仕事に取り組もうとしていた。
しかしどうもあの少女のことが頭に浮かんできて集中できそうになかった。
文字式が少女の言葉に代わり、頭の中で自身の思い描く理想の姿が浮かんでくる。
これでは集中もできないので、書類仕事はレイチェルに変わってもらうことになった。貴族の生まれということだけはあり、昔からそれなりの教育は受けてきたのだろう。それを証明するかのようにレイチェルは計算能力は見事なものだった。背後で計算する姿を眺めていたコクランが思わず感嘆の声を上げるほどだった。
つくづくコクランは感心させられた。田舎とはいえ貴族の令嬢に相応しい教養は身に付けていたのだ。田舎とはいえ狩猟ばかりしていたわけではなかったのだろう。本嫌いなのが惜しまれるほどだ。
そんなことを考えながらベッドの上に寝転んでいると、本当にヒモになったような気分だ。
このまま二度寝でもしようかと考えていた時だ。勢いよく扉が開かれて切羽詰まった様子の竜人族と思われる男性が入ってきた。年齢は既に老齢に差し掛かっているらしく、鼻の下に生えていた髭が白くなっていたことに気が付いた。
「ここですか?魔界執行官の事務所というのは?」
「その通りですけど、あなた様は?」
ベッドの上に寝転がっていたコクランの代わりにレイチェルが答えた。
「申し遅れました。私、リザードマンのヤルカと申します」
「ありがとうございます。私の名前はレイチェル。レイチェル・バーグと申します。今は少しご不在の執行官コクラン・ネロス様のメイドであり、同時に助手を務めております。以後お見知り置きを」
ヤルカと呼ばれた男性は頭を下げた。それから後に頭を上げると、両目に涙を浮かべながら懇願していく。
「お願いです! どうか、どうか……我が娘をお助けください!! 」
ヤルカの話によれば一ヶ月前に彼の娘であるセマーデがボーイフレンドであるマテックに連れられて人間界へと向かって行ったそうだ。
二人は人間界にやましい目的で入ったわけではなかった。ただ単純に旅行目的で入っただけなのだ。人界という自分たちにとっては未知の領域を見て回りたかっただけなのだ。
最初のうちはいい旅行になったらしい。しかしバルン王国と呼ばれる王国に足を踏み入れた時に二人は不運に見舞われてしまった。バルン王国にあるネガクという街で盗賊を行っている同族に騙されてしまい、拐われてしまったのだという。
誘拐された二人の家に対し、人界から脅迫状が出され、それぞれの家に莫大な額の身代金が請求されたのだそうだ。
身代金の場所から相手の居場所を特定することも考えたが、相手が身代金の指定してきたのはバルン王国の広場であり、居場所を特定するには難しかった。
特定ができない以上はもう身代金を払うしか子どもたちを救う道はなかった。
だが、請求された身代金の金額は一般人であるヤルカたちに払えるものではなかった。
流石の盗賊たちもすぐに支払うのは無理があると考えたのか、ヤルカたちには一ヶ月と一週間の猶予を与えた。
脅迫状の提出は一ヶ月ほど前ということだったので、レイチェルはどうして一ヶ月前に知らせなかったのかと問い掛けた。
すると、ヤルカは声を震わせながら答えた。
「……脅迫状の最後に『軍や執行官の奴らには知らせるな。知らせたらお前の娘の命はないぞ』と書いていたからです」
それならば納得がいく。要するに大事な娘の命を人質に取られてしまっていたのだ。それならば相談ができなかったとしても無理はない。
ヤルカの弱りきった表情から察するに一ヶ月の間、必死になって金策を行なっていたのだろう。ヤルカが魔界の中で汗水を垂らしながら労働に勤しみ、果てるまで働いていたにも関わらず、ついぞその金額には届かなかった。その事を想像しただけで胸が痛む。
なんと気の毒な話だろうか。レイチェルはヤルカの依頼を受諾しようと考え、眠っているコクランの元へと向かっていく。
ちょうど心地のいい寝息を立てているコクランを揺り起こし、ヤルカの依頼を伝えた。
依頼内容を聞いている間は腕を組んで黙っていたコクランだったが、話を聞き終えるとベッドから起き上がり、無言で銃を腰に備え付けた。
銃を装備し、準備を終えるとレイチェルの方へと向き直りながら言った。
「すぐに準備しろッ! 目標はバルン王国ッ! ネガクだッ! 」
レイチェルは黙って首を縦に動かした。
それから自身の弓と矢を取り、コクランの元へと向かっていく。
目標はバルン王国のネガクである。すぐに真っ白な光に包み込まれ、二人はその姿を消していく。
後は現地で調査を行うだけである。
コクランは逃げ出そうとしていた三人のオークたちに向かって拳銃を突き付けていた。
このオークたちは二日ほど前に街の果物店で店主を殺害し、売上金と商品の果物を奪って逃げ出した極悪人たちである。
その上逃亡の最中にもたまたま目を付けた夫婦のうち夫を殺害し、妻の方を人質にして逃げようとしているような無関係の人間すら巻き込むような凶悪性もみせている。同情の余地はない。
それ故にコクランとしても容赦などする必要はなかった。
まず、オレンジの髪を結った未亡人を人質にしているオークを射殺し、続いて仲間を撃たれたことによって逆上して未亡人を殺そうと目論んだオークに対して引き金を引いていく。
オークは眉間に穴を空けて地面の上に倒れてしまうことになった。大の字になって倒れた悪党を見据えた後で売上金の入った袋と店に並べてあった果物を片っ端から入れ、パンパンに詰まった白い袋を両手に抱えていた気の弱そうな顔をしたオークに向かって問い掛けた。
「どうだ?まだやるか?」
コクランの目に躊躇いの色はなかった。恐らく、抵抗する素振りを見せればすぐにあの拳銃の餌食になってしまうだろう。
やけになったオークは両手を上げ、降伏の意思を示してみせた。
「よし、それでいい」
コクランは降伏勧告を受け、抵抗の意思を失ったオークに縄を打ち、軍隊に引き渡したのであった。
「大丈夫ですか?奥さん」
コクランは怯え切った若い未亡人に手を貸そうとしたが、彼女はその手を払い除け、鋭い目で自分を睨んでいた。その目には夫の命を奪った魔族に対する深い憎悪の念が込められていた。
「……チッ、まぁ、仕方ないか」
コクランは自身の顔を思い起こしていく。自身の顔はまさしく化け物であった。
前世の頃の自分であったのならば間違いなく目の前にいる麗しの未亡人と同じく救いの手を拒絶していたに違いない。
コクランはつくづく自分の顔が嫌になってしまう。失意のまま執行官事務所に戻ると、そこには昼食を準備しているレイチェルの姿が見えた。
「腹減った。今日の飯は?」
「はい、本日の昼食はパスタとサラダのメニューです」
厨房の奥からは漂う香りがコクランの鼻腔を刺激していく。更に加えてコクランの体は疲労していた。
コクランは椅子に用意された椅子の上に腰を掛け、体をほぐしながら料理が用意されるのを待っていた。
そしてようやく目の前にパスタが置かれたのを見た。トマトケチャップをふんだんに使い、バジルをてっぺんに撒いた贅沢なパスタである。その横にはトマトとレタスを使ったサラダが置かれている。
パスタという主食とサラダというサイドメニューを組み合わせた昼食はバランスが取れている上に満足度も高いという優れた料理だった。
それ故にコクランはすぐにそれらを平らげた。
『王の耳』たちから割り当てられた仕事が早くに片付いたので事務仕事を行おうとしようと考えたが、時間が予想よりも余っていたのでお昼休憩をしても問題はない。
コクランは今朝に読み損ねた新聞を読むことにした。レイチェルは新聞を読む主人のために皿を片付け、代わりにお茶を用意した。
ゆっくりと茶を啜りながら新聞を読んでいると、また例の少女が出てきたことに気が付いた。
「こいつぁ、すげーな。本当にこの少女のおかげで時代が変わるかもしれねーぞ」
「そんなにすごいんですか?」
レイチェルがコクランの読んでいた新聞に顔を近付ける。
新聞には『人界防衛騎士団や暴徒たちにも怯むことなく、自らの主張を貫いた勇気ある少女』という見出しのもとに少女を賞賛する記事が載っていた。
少女は先日の記事が載った一件により、人間の存在を第一とする人界防衛騎士団並びに騎士団に同調した暴徒たちによって新聞社が襲撃されるような事態が引き起こされたが、勇気ある少女によって最悪の事態は防がれるようになったそうだ。
コクランはそのことを知り、改めて少女に深い関心を示していく。
もし会うことができるのならば会ってみたいものだ。そしてその上で少女に自分の理想を語ってみるのも悪くはないかもしれない。
これまでは飲みの席でしか語ることがなかった主張を大っぴらに語れることがたまらなく嬉しかった。
上機嫌でコクランは食事を終え、そのまま書類仕事に取り組もうとしていた。
しかしどうもあの少女のことが頭に浮かんできて集中できそうになかった。
文字式が少女の言葉に代わり、頭の中で自身の思い描く理想の姿が浮かんでくる。
これでは集中もできないので、書類仕事はレイチェルに変わってもらうことになった。貴族の生まれということだけはあり、昔からそれなりの教育は受けてきたのだろう。それを証明するかのようにレイチェルは計算能力は見事なものだった。背後で計算する姿を眺めていたコクランが思わず感嘆の声を上げるほどだった。
つくづくコクランは感心させられた。田舎とはいえ貴族の令嬢に相応しい教養は身に付けていたのだ。田舎とはいえ狩猟ばかりしていたわけではなかったのだろう。本嫌いなのが惜しまれるほどだ。
そんなことを考えながらベッドの上に寝転んでいると、本当にヒモになったような気分だ。
このまま二度寝でもしようかと考えていた時だ。勢いよく扉が開かれて切羽詰まった様子の竜人族と思われる男性が入ってきた。年齢は既に老齢に差し掛かっているらしく、鼻の下に生えていた髭が白くなっていたことに気が付いた。
「ここですか?魔界執行官の事務所というのは?」
「その通りですけど、あなた様は?」
ベッドの上に寝転がっていたコクランの代わりにレイチェルが答えた。
「申し遅れました。私、リザードマンのヤルカと申します」
「ありがとうございます。私の名前はレイチェル。レイチェル・バーグと申します。今は少しご不在の執行官コクラン・ネロス様のメイドであり、同時に助手を務めております。以後お見知り置きを」
ヤルカと呼ばれた男性は頭を下げた。それから後に頭を上げると、両目に涙を浮かべながら懇願していく。
「お願いです! どうか、どうか……我が娘をお助けください!! 」
ヤルカの話によれば一ヶ月前に彼の娘であるセマーデがボーイフレンドであるマテックに連れられて人間界へと向かって行ったそうだ。
二人は人間界にやましい目的で入ったわけではなかった。ただ単純に旅行目的で入っただけなのだ。人界という自分たちにとっては未知の領域を見て回りたかっただけなのだ。
最初のうちはいい旅行になったらしい。しかしバルン王国と呼ばれる王国に足を踏み入れた時に二人は不運に見舞われてしまった。バルン王国にあるネガクという街で盗賊を行っている同族に騙されてしまい、拐われてしまったのだという。
誘拐された二人の家に対し、人界から脅迫状が出され、それぞれの家に莫大な額の身代金が請求されたのだそうだ。
身代金の場所から相手の居場所を特定することも考えたが、相手が身代金の指定してきたのはバルン王国の広場であり、居場所を特定するには難しかった。
特定ができない以上はもう身代金を払うしか子どもたちを救う道はなかった。
だが、請求された身代金の金額は一般人であるヤルカたちに払えるものではなかった。
流石の盗賊たちもすぐに支払うのは無理があると考えたのか、ヤルカたちには一ヶ月と一週間の猶予を与えた。
脅迫状の提出は一ヶ月ほど前ということだったので、レイチェルはどうして一ヶ月前に知らせなかったのかと問い掛けた。
すると、ヤルカは声を震わせながら答えた。
「……脅迫状の最後に『軍や執行官の奴らには知らせるな。知らせたらお前の娘の命はないぞ』と書いていたからです」
それならば納得がいく。要するに大事な娘の命を人質に取られてしまっていたのだ。それならば相談ができなかったとしても無理はない。
ヤルカの弱りきった表情から察するに一ヶ月の間、必死になって金策を行なっていたのだろう。ヤルカが魔界の中で汗水を垂らしながら労働に勤しみ、果てるまで働いていたにも関わらず、ついぞその金額には届かなかった。その事を想像しただけで胸が痛む。
なんと気の毒な話だろうか。レイチェルはヤルカの依頼を受諾しようと考え、眠っているコクランの元へと向かっていく。
ちょうど心地のいい寝息を立てているコクランを揺り起こし、ヤルカの依頼を伝えた。
依頼内容を聞いている間は腕を組んで黙っていたコクランだったが、話を聞き終えるとベッドから起き上がり、無言で銃を腰に備え付けた。
銃を装備し、準備を終えるとレイチェルの方へと向き直りながら言った。
「すぐに準備しろッ! 目標はバルン王国ッ! ネガクだッ! 」
レイチェルは黙って首を縦に動かした。
それから自身の弓と矢を取り、コクランの元へと向かっていく。
目標はバルン王国のネガクである。すぐに真っ白な光に包み込まれ、二人はその姿を消していく。
後は現地で調査を行うだけである。
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