イチ

 先生は僕に世界を見せてくれた。そして僕は、先生に生涯でただひとつの小さな小さな恋をした。


 スカートを履きながらも自分を『僕』と呼ぶイチは『僕っ娘』として遠巻きにされ、転入から二週間経っても友達も出来ずに寂しい高校生活を送っていた。そんなある日、イチは生物教師の結城と出会う。驚くことに、彼は育ての親・葉にそっくりだった。

某公募を一次通過した作品です。火曜・木曜・土曜日に更新予定です。
表紙はあめいす様からお借りしました。https://www.pixiv.net/artworks/25950059
24h.ポイント 0pt
0
小説 184,189 位 / 184,189件 ライト文芸 7,453 位 / 7,453件