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第二部
お礼と初夜の準備④(東弥side)
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「疲れた?静留。」
「…ちょっと、だけ…。」
腹部に飛んだ白濁をタオルで拭いながら尋ねると、静留は眠たげに唇を開いた。
まだ東弥にもたれかかったまま、彼はぐったりとしている。
「歯磨きして寝ようか。」
「…うん…。」
ふわふわと夢現な状態の静留を、ベッドから抱き上げ洗面所まで連れていく。
東弥が静留の歯ブラシに子供用の歯磨き粉をつけて渡せば、彼はそれを受け取り口の中に入れた。
夜鏡の前で一緒に歯磨きをするのは付き合い始めてからの日課で、静留が普通の歯磨き粉を嫌がるため今は一緒に子供用の味付き歯磨き粉を使っている。
自らの歯を磨きながら東弥は横にいる静留に目をやった。
小さな口に歯ブラシを入れ柔らかい頬が突っ張っている様子や、頑張って磨こうと大きな目を見開いてじっと鏡を見ている姿がとても愛らしい。
しかししばらく磨いていると彼の手の動きはだんだんとゆっくりになり、東弥が歯を磨き終えた頃には彼はぼうっと鏡を見ながら同じ場所ばかりを永遠に左右に擦っていた。
まぶたがとても重たそうだ。
「静留、貸してごらん。Open. 」
あまりの可愛らしさに頬を綻ばせながら、彼の手から歯ブラシを奪いglareを放ち口を開かせる。
そのまま並びの良い白い歯を一つ一つ丁寧に磨き、コップを口元に持っていきうがいもさせて。
うがいを終えると静留はすがるようにぎゅっとこちらに抱きついてきた。
「…シーツを洗…いや、静留の部屋で寝ようか。」
「ん…。」
再び抱き上げた静留の身体は眠たいせいか普段より温かい。
いつものように隣り合って横になり静留の首の下に腕を入れると、すぐに隣から規則正しい寝息が聞こえてきた。
心地よいその呼吸に耳を傾けながら東弥は先ほどの行為を反芻する。
__幸せだった…。
もちろん今までの相手と静留では全く違うとわかっていた。
しかし、その幸せは東弥が予想していた以上に大きくて。
特に静留が自らも余裕がない中で東弥の幸せを望んだとき、今まで味わったどの経験に対するものよりも大きな喜びを覚えた。
前戯すら全て終わっていない段階でこんなにも幸せだなんて、本当に不思議だ。
「ありがとう、静留。」
起こさないように気をつけながら彼の耳元で小さくささやく。
たおやかな髪をそっとかきあげ白い額に唇を重ねれば、眠り姫の桜色の唇がふわりと柔らかな弧を描いた。
「ん…。」
窓から差し込む日差しに眩しさを覚えぼんやりと目蓋を開けたあとで、東弥は昨夜の情事を思い出しそっと視線を隣に移動した。
慣れないことで疲れたのだろうか。いつも早起きの静留がまだ東弥の隣でじっと眠っている。
「…かわい。」
彼の白い頬に人差し指でそっと触れ、わずかに眉が震えた様子が可愛らしく東弥は思わず笑みを溢した。
しっとりとした滑らかな肌は無防備に男の指を受け入れ、それがまたたまらなく愛しい。
美しい寝顔を眺めながら、初めて自分に性的な感情を許して静留に触れた昨夜の行為を反芻する。
静留の身体は小さな頭から長い手足の爪先までどこをとっても綺麗だった。
普段のあどけない様子も好きだが、まだ誰にも開かれたことのない純白の身体を東弥に差し出しながら頬を染め恥じらう姿にもまた別の魅力があって。
そのまましばらく頬や唇をなぞっているとぱっちりと大きな目が開かれ、不思議そうにぱちぱちと瞬いた。
「おはよ、静留。」
言いながらたまらずその唇に自分の唇を重ねる。
「!!」
静留は一旦目を見開き固まった後でなぜか頭まで布団を被り隠れてしまった。
「どうしたの?寒かった?」
布団を剥ぐことはせず、後ろから彼の身体を抱きしめ尋ねてみる。
「あの、ね…。
東弥さんが格好良すぎて、…どきどき、するの…。」
__どきどき?静留が俺に…?
意外な返答に驚く一方で可愛くてつい意地悪をしたくなってしまった。
今までずっと我慢してきたから、少しだけDom性が暴走しても許してほしい。
「じゃあもっとどきどきして見せて。」
彼の身体をくるりとこちらの方へ反転させ弱いglareを発しながらじっと瞳を覗けば、濡羽色の瞳が戸惑うように揺らぐ。
長い髪をかき分け頭をそっと撫で、東弥はもう一度彼の唇に自らの唇を落とした。
「…いじわる、しないで…。」
「ごめん、泣かないで。嫌だった…?」
「…嫌じゃない、けど…。」
「けど?」
「…うぅっ…はずかしい、から…。」
__可愛いけど、これ以上したら嫌われちゃうかな…。
もう少し悪戯したいのを必死で堪え、彼の華奢な身体を手離す。
「リボン、結ぼうか。」
「うん!」
東弥がベッドに座り優しく囁けば、彼はふわりと微笑んで。
彼もまたベッドから出てちょこんと正座をし、目を閉じじっと印が結ばれるのを待った。
「…ちょっと、だけ…。」
腹部に飛んだ白濁をタオルで拭いながら尋ねると、静留は眠たげに唇を開いた。
まだ東弥にもたれかかったまま、彼はぐったりとしている。
「歯磨きして寝ようか。」
「…うん…。」
ふわふわと夢現な状態の静留を、ベッドから抱き上げ洗面所まで連れていく。
東弥が静留の歯ブラシに子供用の歯磨き粉をつけて渡せば、彼はそれを受け取り口の中に入れた。
夜鏡の前で一緒に歯磨きをするのは付き合い始めてからの日課で、静留が普通の歯磨き粉を嫌がるため今は一緒に子供用の味付き歯磨き粉を使っている。
自らの歯を磨きながら東弥は横にいる静留に目をやった。
小さな口に歯ブラシを入れ柔らかい頬が突っ張っている様子や、頑張って磨こうと大きな目を見開いてじっと鏡を見ている姿がとても愛らしい。
しかししばらく磨いていると彼の手の動きはだんだんとゆっくりになり、東弥が歯を磨き終えた頃には彼はぼうっと鏡を見ながら同じ場所ばかりを永遠に左右に擦っていた。
まぶたがとても重たそうだ。
「静留、貸してごらん。Open. 」
あまりの可愛らしさに頬を綻ばせながら、彼の手から歯ブラシを奪いglareを放ち口を開かせる。
そのまま並びの良い白い歯を一つ一つ丁寧に磨き、コップを口元に持っていきうがいもさせて。
うがいを終えると静留はすがるようにぎゅっとこちらに抱きついてきた。
「…シーツを洗…いや、静留の部屋で寝ようか。」
「ん…。」
再び抱き上げた静留の身体は眠たいせいか普段より温かい。
いつものように隣り合って横になり静留の首の下に腕を入れると、すぐに隣から規則正しい寝息が聞こえてきた。
心地よいその呼吸に耳を傾けながら東弥は先ほどの行為を反芻する。
__幸せだった…。
もちろん今までの相手と静留では全く違うとわかっていた。
しかし、その幸せは東弥が予想していた以上に大きくて。
特に静留が自らも余裕がない中で東弥の幸せを望んだとき、今まで味わったどの経験に対するものよりも大きな喜びを覚えた。
前戯すら全て終わっていない段階でこんなにも幸せだなんて、本当に不思議だ。
「ありがとう、静留。」
起こさないように気をつけながら彼の耳元で小さくささやく。
たおやかな髪をそっとかきあげ白い額に唇を重ねれば、眠り姫の桜色の唇がふわりと柔らかな弧を描いた。
「ん…。」
窓から差し込む日差しに眩しさを覚えぼんやりと目蓋を開けたあとで、東弥は昨夜の情事を思い出しそっと視線を隣に移動した。
慣れないことで疲れたのだろうか。いつも早起きの静留がまだ東弥の隣でじっと眠っている。
「…かわい。」
彼の白い頬に人差し指でそっと触れ、わずかに眉が震えた様子が可愛らしく東弥は思わず笑みを溢した。
しっとりとした滑らかな肌は無防備に男の指を受け入れ、それがまたたまらなく愛しい。
美しい寝顔を眺めながら、初めて自分に性的な感情を許して静留に触れた昨夜の行為を反芻する。
静留の身体は小さな頭から長い手足の爪先までどこをとっても綺麗だった。
普段のあどけない様子も好きだが、まだ誰にも開かれたことのない純白の身体を東弥に差し出しながら頬を染め恥じらう姿にもまた別の魅力があって。
そのまましばらく頬や唇をなぞっているとぱっちりと大きな目が開かれ、不思議そうにぱちぱちと瞬いた。
「おはよ、静留。」
言いながらたまらずその唇に自分の唇を重ねる。
「!!」
静留は一旦目を見開き固まった後でなぜか頭まで布団を被り隠れてしまった。
「どうしたの?寒かった?」
布団を剥ぐことはせず、後ろから彼の身体を抱きしめ尋ねてみる。
「あの、ね…。
東弥さんが格好良すぎて、…どきどき、するの…。」
__どきどき?静留が俺に…?
意外な返答に驚く一方で可愛くてつい意地悪をしたくなってしまった。
今までずっと我慢してきたから、少しだけDom性が暴走しても許してほしい。
「じゃあもっとどきどきして見せて。」
彼の身体をくるりとこちらの方へ反転させ弱いglareを発しながらじっと瞳を覗けば、濡羽色の瞳が戸惑うように揺らぐ。
長い髪をかき分け頭をそっと撫で、東弥はもう一度彼の唇に自らの唇を落とした。
「…いじわる、しないで…。」
「ごめん、泣かないで。嫌だった…?」
「…嫌じゃない、けど…。」
「けど?」
「…うぅっ…はずかしい、から…。」
__可愛いけど、これ以上したら嫌われちゃうかな…。
もう少し悪戯したいのを必死で堪え、彼の華奢な身体を手離す。
「リボン、結ぼうか。」
「うん!」
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