117 / 424
第八章 暁を呼ぶ者
7-3 帰城
しおりを挟む
「準備が出来たなら行くぞ。おそらく、あちらも私達の動きに気づいているだろう。油断するな」
その、淡々とした冷静な声に緊張感が漂っているのをリュセルは感じとっていた。
わかっていた事だが、祖父と戦う事になるという現実。かすかに顔を強張らせているアルティスに気づくと、ローウェンは兄の手を握った。
「アル」
名前を呼んで心配そうに見上げてくる半身を見下ろし、アルティスは小さく頷く。
「大丈夫だ、ロー。覚悟は出来ておる」
その言葉に、ローウェンは余計に心配そうに眉根を寄せると、兄の腕にしがみつきながら歩き出す。
「…………レオン」
玉主玉鍵のそんな様子を見守っていたリュセルは、複雑そうに隣の兄を呼んだ。
「なんだ?」
「娘を取られたようで、なんだか、くやしいというか、複雑な気分なんだが」
「……」
リュセルの馬鹿らしい台詞をあっさりと黙殺すると、レオンハルトは決戦前にのん気な事を言っている弟の頭を軽く叩いたのだった。
*****
サンジェイラ城の間逆に位置しているトラキアの学塔からの移動だった上、街は、先程の騒ぎの影響で、まだ混乱していたので、城に到着するのに時間がかなりかかってしまった。
「リュセル?」
ようやく辿り着いた、サンジェイラ城の門。
そこをくぐり抜けた所で、急に立ち止まった弟に気づいたレオンハルトは、同じように立ち止まると、怪訝そうに振り返る。
リュセルは前に進む事が出来なくなっていた。
(気持ち悪い)
メルティスを前にしたような不快感を感じる。
前王を覆う、周りの空気。
あの、禍々しさと同じものが、城全体を包み込んでいた。
自分達が城を出ている間に、一体、何があったというのか。
悲鳴を上げそうになるのを、咄嗟に口元を押さえる事で回避すると、リュセルは無意識の内に目の前の兄の腕を掴んだのだった。
門を潜り抜けた途端、顔面蒼白になった弟を見たレオンハルトは、眉をしかめ、その顔を覗き込んだ。
(気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い)
かつての感覚を思い出して、再び恐慌状態に陥りそうになるのを唇を噛み締めて我慢すると、琥珀の瞳を曇らせて自分の顔を見ているレオンハルトの体を引き寄せ、その、冷えた体の確かさに、安堵のため息をつく。
「リュセル殿は大丈夫か? 城全体が禍々しい気配に覆われておる。感覚の鋭いリュセル殿には耐えられなかろう」
先を行っていたアルティスが気づいて戻って来たのを見ると、レオンハルトは小さく頷いて答えた。
リュセル程ではないが、宝鍵として感知能力に優れているアルティスは、城を覆う気配のあまりの禍々しさに、彼自身、顔色を悪くしながらも、レオンハルトにしがみついているリュセルの様子を見て眉をしかめた。
「リュセル兄さんっ!」
その後、すぐに慌てた様子のおローウェンが戻って来て、レイン、ユリエもそれに続く。
固く抱き合った状態の、まるで恋人同士の抱擁を交わしているようにしか見えないリュセルとレオンハルトの姿を見たレインは、ヒューっと口笛を吹きそうになるが、ローウェンの膝蹴りによって阻まれる。膝蹴り攻撃のあまりの痛さにレインは悶えていた。
「だ、大丈夫だ」
まったく大丈夫そうじゃない顔色でそう言った弟に対し、レオンハルトは頷いた。女神の剣が必要になる事態が予測されている以上、弟を連れて行かない訳にはいかない。
「私がついている」
優しい響きの兄の声にリュセルは頷くと、体を離して息を吐く。
「ああ」
ここから一刻も早く離れたい気持ちが心を支配するが、それを堪える為にレオンハルトの手を握った。
「……行けるか?」
心配そうなアルティスの言葉に、リュセルは青白い顔のまま、しかし、しっかりと頷いた。
「ああ、行こう。すまなかった」
そのまま、兄から手を離そうとするが、離そうとした右手は強く握り込まれる。
弟を安心させるように優しく微笑んだレオンハルトは、顔をリュセルに寄せると、軽く触れるだけの口づけをした。
かすかな時間の、触れるだけの口づけが解かれると、ようやくリュセルは気持ちが落ち着いた。
この、立ち込める禍々しい空気に対する嫌悪感は消えないが、前のような醜態をさらす事なく、落ち着いて周りを見回せる……が。
周囲にいた面々の様子がおかしくなっている事に気づく。ローウェンは平然としていたが、アルティスは微妙な顔をして、ユリエは顔を真赤に染め上げていたのだ。レインに至っては、にやにやとした意味深な笑みを浮かべながら、こちらを見ている。
(しまった!)
思い切り、サンジェイラの人々の前で口づけを交わしてしまったという、取り返しのつかない事実に、リュセルは、今度は別の意味で血の気が引くのを感じた。
「い……、行きましょう」
もじもじしながら、そう言って、踵を返したユリエに続いて、レイン、アルティス、ローウェンが後を追い、レオンハルトはショックを受けている様子のリュセルの手を引きながら門をくぐる。
そうして、城内に入り、少し歩くと、前方から桜色の振袖を着た少女が駆けて来た。
「アル兄様、レイン兄様、ユリエ姉様! え……、ロ、ロー兄様!?」
「サクラ!」
重病という設定のローウェンが学生服姿でピンピンしているのに気づくと、一瞬、サクラは驚きに目を見張ったが、兄達の漂わせている只ならぬ雰囲気を察して、それについては何も触れずに、ただ、不安そうな顔をした。
「お祖父様が玉座の間に閉じこもってしまって出ていらっしゃらないのです。お父様は、それについて何か知っているようで、ソウル兄様を連れて城を出るっておっしゃっているの。この国は、もう、おしまいだって……」
「国王が真っ先に国を捨ててどうするんだ」
サクラの言葉を聞いて、リュセルは頭が痛くなった。
「…………それで? お父様は、今、どちらに?」
ユリエの厳しい声を聞いたサクラは、更に困惑したような顔になる。
「それが……、アサギ兄様が、ソウル兄様と一緒に部屋に閉じ込めてしまったの。逃げ出さないように。っておっしゃって」
「はは。さすが、アサギ兄上。仕事が早いねぇ」
「ふざけている場合ではないわ、レイン。…………レオンハルト王子、お祖父様の事は、もう、私達の手に負えるレベルのものではありません。全面的に、あなた方、女神の子供達にその処分を預けてしまってもいいかしら?」
ユリエの言葉にレオンハルトは小さく頷く。
「無論。あなた方はどうするつもりだ?」
ユリエとレイン。それに、アサギに向けたであろうその質問に、ユリエは顔を上げて答えた。
「お父様と決着をつけに行きます」
そう言った後、思いつめたような顔をして、レイン、サクラと共に遠ざかって行った小さな姉の後姿を見送りながら、ローウェンは心配そうに呟いた。
「ユリエ姉上、大丈夫かな」
結構無茶な事を仕出かす事もある、姉の事を知っているからこそ、不安が募ってしまう。
「しかし、ここで心配していても仕方あるまい。我らは、父上の事よりも、ルルドの木の浄化を優先せねばならぬのだから」
「うん」
口では冷たく言いつつも、兄や姉の事をアルティスが心配している事をわかっているから、ローウェンは素直に頷いた。
「こちらも行くぞ」
レオンハルトのその言葉を受けて、アルティスとローウェンは、彼らに続いて玉座の間へと急いだのだった。
「お祖父様、ここを開けて下さい!」
「一体、どうなさったのですか!?」
リュセル達が玉座の間へ続く扉の前に着くと、そこでは、シオンとスカイが、幾人かの兵士、侍女を連れて、扉を開けようとしている所だった。
「シオン王子、スカイ王子」
レオンハルトの呼びかけに、やはり、サクラ同様、不安そうな顔をしていた二人は振り向き、レオンハルトとリュセルの後ろの、重病で伏せているはずのローウェンに気づいて、驚きに目を見開く。
「ここで騒ぎが起こります。後宮にいる姉姫方や幼い弟妹方、使用人の方々を連れて避難なさって下さい。トラキアの学塔なら安全です。シュリという女性を頼りなさい。信頼のおける、ユリエ姫のお知り合いの女性です」
口早にレオンハルトが説明すると、スカイは泣きそうな顔になるが、シオンがそんな弟を支えるようにしてそれに答えた。
「分かりました」
一礼して兵士達に指示を出しながら遠ざかるシオンは、これから起こる事を予感して、何も聞かなかったのかもしれない。
「行くぞ」
誰もいなくなった玉座の間の前でそう言うと、先程、シオンとスカイがどんな事をしても開かなかった扉にレオンハルトは手をかける。
そしてそれは、実にあっさりと内側に開かれたのだった。
その、淡々とした冷静な声に緊張感が漂っているのをリュセルは感じとっていた。
わかっていた事だが、祖父と戦う事になるという現実。かすかに顔を強張らせているアルティスに気づくと、ローウェンは兄の手を握った。
「アル」
名前を呼んで心配そうに見上げてくる半身を見下ろし、アルティスは小さく頷く。
「大丈夫だ、ロー。覚悟は出来ておる」
その言葉に、ローウェンは余計に心配そうに眉根を寄せると、兄の腕にしがみつきながら歩き出す。
「…………レオン」
玉主玉鍵のそんな様子を見守っていたリュセルは、複雑そうに隣の兄を呼んだ。
「なんだ?」
「娘を取られたようで、なんだか、くやしいというか、複雑な気分なんだが」
「……」
リュセルの馬鹿らしい台詞をあっさりと黙殺すると、レオンハルトは決戦前にのん気な事を言っている弟の頭を軽く叩いたのだった。
*****
サンジェイラ城の間逆に位置しているトラキアの学塔からの移動だった上、街は、先程の騒ぎの影響で、まだ混乱していたので、城に到着するのに時間がかなりかかってしまった。
「リュセル?」
ようやく辿り着いた、サンジェイラ城の門。
そこをくぐり抜けた所で、急に立ち止まった弟に気づいたレオンハルトは、同じように立ち止まると、怪訝そうに振り返る。
リュセルは前に進む事が出来なくなっていた。
(気持ち悪い)
メルティスを前にしたような不快感を感じる。
前王を覆う、周りの空気。
あの、禍々しさと同じものが、城全体を包み込んでいた。
自分達が城を出ている間に、一体、何があったというのか。
悲鳴を上げそうになるのを、咄嗟に口元を押さえる事で回避すると、リュセルは無意識の内に目の前の兄の腕を掴んだのだった。
門を潜り抜けた途端、顔面蒼白になった弟を見たレオンハルトは、眉をしかめ、その顔を覗き込んだ。
(気持ち悪い、気持ち悪い、気持ち悪い)
かつての感覚を思い出して、再び恐慌状態に陥りそうになるのを唇を噛み締めて我慢すると、琥珀の瞳を曇らせて自分の顔を見ているレオンハルトの体を引き寄せ、その、冷えた体の確かさに、安堵のため息をつく。
「リュセル殿は大丈夫か? 城全体が禍々しい気配に覆われておる。感覚の鋭いリュセル殿には耐えられなかろう」
先を行っていたアルティスが気づいて戻って来たのを見ると、レオンハルトは小さく頷いて答えた。
リュセル程ではないが、宝鍵として感知能力に優れているアルティスは、城を覆う気配のあまりの禍々しさに、彼自身、顔色を悪くしながらも、レオンハルトにしがみついているリュセルの様子を見て眉をしかめた。
「リュセル兄さんっ!」
その後、すぐに慌てた様子のおローウェンが戻って来て、レイン、ユリエもそれに続く。
固く抱き合った状態の、まるで恋人同士の抱擁を交わしているようにしか見えないリュセルとレオンハルトの姿を見たレインは、ヒューっと口笛を吹きそうになるが、ローウェンの膝蹴りによって阻まれる。膝蹴り攻撃のあまりの痛さにレインは悶えていた。
「だ、大丈夫だ」
まったく大丈夫そうじゃない顔色でそう言った弟に対し、レオンハルトは頷いた。女神の剣が必要になる事態が予測されている以上、弟を連れて行かない訳にはいかない。
「私がついている」
優しい響きの兄の声にリュセルは頷くと、体を離して息を吐く。
「ああ」
ここから一刻も早く離れたい気持ちが心を支配するが、それを堪える為にレオンハルトの手を握った。
「……行けるか?」
心配そうなアルティスの言葉に、リュセルは青白い顔のまま、しかし、しっかりと頷いた。
「ああ、行こう。すまなかった」
そのまま、兄から手を離そうとするが、離そうとした右手は強く握り込まれる。
弟を安心させるように優しく微笑んだレオンハルトは、顔をリュセルに寄せると、軽く触れるだけの口づけをした。
かすかな時間の、触れるだけの口づけが解かれると、ようやくリュセルは気持ちが落ち着いた。
この、立ち込める禍々しい空気に対する嫌悪感は消えないが、前のような醜態をさらす事なく、落ち着いて周りを見回せる……が。
周囲にいた面々の様子がおかしくなっている事に気づく。ローウェンは平然としていたが、アルティスは微妙な顔をして、ユリエは顔を真赤に染め上げていたのだ。レインに至っては、にやにやとした意味深な笑みを浮かべながら、こちらを見ている。
(しまった!)
思い切り、サンジェイラの人々の前で口づけを交わしてしまったという、取り返しのつかない事実に、リュセルは、今度は別の意味で血の気が引くのを感じた。
「い……、行きましょう」
もじもじしながら、そう言って、踵を返したユリエに続いて、レイン、アルティス、ローウェンが後を追い、レオンハルトはショックを受けている様子のリュセルの手を引きながら門をくぐる。
そうして、城内に入り、少し歩くと、前方から桜色の振袖を着た少女が駆けて来た。
「アル兄様、レイン兄様、ユリエ姉様! え……、ロ、ロー兄様!?」
「サクラ!」
重病という設定のローウェンが学生服姿でピンピンしているのに気づくと、一瞬、サクラは驚きに目を見張ったが、兄達の漂わせている只ならぬ雰囲気を察して、それについては何も触れずに、ただ、不安そうな顔をした。
「お祖父様が玉座の間に閉じこもってしまって出ていらっしゃらないのです。お父様は、それについて何か知っているようで、ソウル兄様を連れて城を出るっておっしゃっているの。この国は、もう、おしまいだって……」
「国王が真っ先に国を捨ててどうするんだ」
サクラの言葉を聞いて、リュセルは頭が痛くなった。
「…………それで? お父様は、今、どちらに?」
ユリエの厳しい声を聞いたサクラは、更に困惑したような顔になる。
「それが……、アサギ兄様が、ソウル兄様と一緒に部屋に閉じ込めてしまったの。逃げ出さないように。っておっしゃって」
「はは。さすが、アサギ兄上。仕事が早いねぇ」
「ふざけている場合ではないわ、レイン。…………レオンハルト王子、お祖父様の事は、もう、私達の手に負えるレベルのものではありません。全面的に、あなた方、女神の子供達にその処分を預けてしまってもいいかしら?」
ユリエの言葉にレオンハルトは小さく頷く。
「無論。あなた方はどうするつもりだ?」
ユリエとレイン。それに、アサギに向けたであろうその質問に、ユリエは顔を上げて答えた。
「お父様と決着をつけに行きます」
そう言った後、思いつめたような顔をして、レイン、サクラと共に遠ざかって行った小さな姉の後姿を見送りながら、ローウェンは心配そうに呟いた。
「ユリエ姉上、大丈夫かな」
結構無茶な事を仕出かす事もある、姉の事を知っているからこそ、不安が募ってしまう。
「しかし、ここで心配していても仕方あるまい。我らは、父上の事よりも、ルルドの木の浄化を優先せねばならぬのだから」
「うん」
口では冷たく言いつつも、兄や姉の事をアルティスが心配している事をわかっているから、ローウェンは素直に頷いた。
「こちらも行くぞ」
レオンハルトのその言葉を受けて、アルティスとローウェンは、彼らに続いて玉座の間へと急いだのだった。
「お祖父様、ここを開けて下さい!」
「一体、どうなさったのですか!?」
リュセル達が玉座の間へ続く扉の前に着くと、そこでは、シオンとスカイが、幾人かの兵士、侍女を連れて、扉を開けようとしている所だった。
「シオン王子、スカイ王子」
レオンハルトの呼びかけに、やはり、サクラ同様、不安そうな顔をしていた二人は振り向き、レオンハルトとリュセルの後ろの、重病で伏せているはずのローウェンに気づいて、驚きに目を見開く。
「ここで騒ぎが起こります。後宮にいる姉姫方や幼い弟妹方、使用人の方々を連れて避難なさって下さい。トラキアの学塔なら安全です。シュリという女性を頼りなさい。信頼のおける、ユリエ姫のお知り合いの女性です」
口早にレオンハルトが説明すると、スカイは泣きそうな顔になるが、シオンがそんな弟を支えるようにしてそれに答えた。
「分かりました」
一礼して兵士達に指示を出しながら遠ざかるシオンは、これから起こる事を予感して、何も聞かなかったのかもしれない。
「行くぞ」
誰もいなくなった玉座の間の前でそう言うと、先程、シオンとスカイがどんな事をしても開かなかった扉にレオンハルトは手をかける。
そしてそれは、実にあっさりと内側に開かれたのだった。
23
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。
天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】
さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。
英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。
この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。
「さあ気に入ったsubを娶れ」
「パートナーはいいぞ」
とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。
待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。
平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる