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第十章 盲目の神官
3-1 デコレート商団との合流
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馬車を出発させ、そのまましばらく走らせると、目的地に到着する。
東西南北に存在する王都と外界を隔てる門の内、西門の外に、数十台にもなる馬車と数多の商人、人夫、護衛兵の姿があった。
「坊ちゃん、ユージン坊ちゃん!」
この、大きな行商の総責任を任されている商人であり、デコレート商会の従業員、コバルト・ハリーは、感動に目を潤ませて、幼い頃に面倒を見ていた本店の長男がいる馬車に駆け寄る。
「よ~、コバ爺。相変わらず頭が薄いなあ」
「余計なお世話です! ……ああ~、その言い方。ユージン坊ちゃんだ。お久しぶりです」
馬車の御者台から飛び降りたユージンが実家でよく面倒をみてくれたコバルトに笑いかけると、彼は感極まったようにむせび泣く。
「ご立派になられて。ついこの前まで、蛙を私のかつらに忍ばせていたずらしていた悪ガキだったのに! うううう~~~、感動しました」
「そ、そんな昔の事、蒸し返されても困るんだけど」
昔の既知に再開し、喜んだのもつかの間。いきなり過去の若気の至りをばらされたユージンは、軽く頬をひきつらせる。
「お前は昔からしょうがない奴だったんだな」
同じように馬車の御者台から降りたアイリーンは、ため息をつきながらそう言った。
「あ、あなた様は…………」
「?」
コバルトが驚きに目を見開く先で、アイリーンが不思議そうに首を傾げると、彼は小さな目を細めて呟く。
「坊ちゃん、こんな綺麗な奥様まで娶られて……。爺は嬉しいです」
「いや~」
片思いをしている女性を、勘違いとはいえ、奥様と称されて、ユージンは照れたように赤くなる。
「いえ、ただの同僚です」
しかし、続いた相手のはっきりとした台詞を聞き、彼はガックリと項垂れた。アイリーンはそんな同僚に構う事なく、主の為に馬車の扉を開く。
「殿下、着きました」
「ご苦労」
そして、次の瞬間、今まで聞いた事もないような美しい響きの声がしたかと思ったら、馬車から美麗な男が優雅な仕草で降りて来る。
「っ………………!?」
漆黒のロングコートが似合いすぎる程似合っている、その青年の整い過ぎた麗しい容貌に、コバルトを始め、そこに居合わせた人々は息をするのも忘れてしまう。
「爺、レオンハルト王子殿下だ。立拝でいいから礼を」
最初に我に返ったコバルトが、慌てて王族に対する略礼をとる。
「これから世話になる」
「は、はははい。む、むさくるしい馬車ですが…………っ、ど、どうぞ、ごゆるりとおくつろぎ頂けたら幸いです!」
声をひっくり返してそう答えたコバルトに対しレオンハルトが頷くと、立拝をとる人々の間をぬって一人の青年が進み出た。
その青年を見た瞬間、レオンハルトの琥珀の瞳がわずかに揺れる。
「お初にお目にかかります、剣主様。セイントクロス神殿、アシェイラ支部より派遣されて参りました。セフィ・アルターコートと申します」
そう自己紹介をして他の者のとった立拝と違うやり方で恭しく頭を下げた、背の高い翠緑の髪の神官をレオンハルトは知っていた。
(この者、あの時の)
少し前にリュセルと共に行った真夜中の逢引(デート)……ではなくて、黒猫ノンちゃんシリーズの小説の最新刊を目的とした真夜中の買い物時に出会った盲目の神官。
お馬鹿な弟の為に小説購入に必要な整理券を譲ってくれた心優しい青年だ。
なんという偶然か。あの時の神官が、今回の任務で同行する事になろうとは……。
「これからしばらくの間、よろしく頼む。アルターコート神官」
レオンハルトの言葉を聞き、固く閉ざした光のない目を伏せると、セフィは深く頭を垂れた。
「で、では、王子殿下方と神官様には事前に指示を頂きました通り、我が商団の者と一緒の馬車という事で、フェアリー達の馬車に御同乗下さい」
挨拶が終了した後、動きを止めていた商団の部下達に目配せし、仕事の再開をさせたコバルトは、レオンハルト達の乗る馬車の説明をする。
しかし、その説明の中にあった名前を聞いたユージンは、ギョッと目を見張った。
「ちょ、ちょっとコバ爺、フェアリーの馬車って、それはまずいだろう!? 王子殿下と神官を、あいつらの馬車に同乗させるのは……」
「でも、坊ちゃん。私達の所有する馬車の中で、あそこが一番綺麗で快適なんですよ」
「だからってさ~」
ぼそぼそと言い合うユージンとコバルトの様子のおかしさを察し、セフィとアイリーンは首をかしげ、レオンハルトはいぶかしげに眉をひそめた。
「どの馬車でもいい。案内しろ」
「しかし、殿下~。フェアリーの馬車は……」
「何なんだ、一体」
言いよどむユージンにレオンハルトが尋ねると、コバルトがそれに答えた。
「商品を乗せた馬車なのです。商品と言っても、物ではなく人なんですが…………。つまりは、高級男娼の」
商売の幅が広過ぎるぞ、デコレート商会。
アイリーンは、つい、呆れたような目線をユージンに向けてしまった。
「わかった、早く案内しろ」
しかし、そんな事、意に介する事もなく、あっさりと頷くレオンハルトにユージンは度肝を抜かれる。
「えええっ!? ほ、本気ですか? 殿下」
「ああ、男娼という事は男だろう? 高級娼婦の馬車よりはいいだろうが」
「し、しかし」
言いよどむユージンに、レオンハルトは信憑性のある答えを返す。
「普通の男娼と違い、高級男娼は貴族並の教育をされているから心配いらないだろう」
「……詳しいんですね」
過去の陰の日の戦歴の所為で、高級男娼に詳しいレオンハルトに対し、つい、ユージンはつっこみを入れてしまっていた。
「では、ご案内致しますので、こちらへどうぞ」
結論が出た事を察したコバルトの若干落ち付きを取り戻した声が響く。レオンハルトはそれに小さく頷くと、乗ってきた王族専用の馬車に残していた弟の体を再び横抱きに抱き上げる。
慌ててアイリーンが手伝うが、それを見たコバルトは、ポカンと口を開けっぱなしにしてしまう。
深い眠りについている様子の、神聖な程に整った銀髪の青年を軽々と抱き上げたレオンハルトは、淡々とした口調でコバルトに催促した。
「案内を」
「は、ははい!!」
慌てて、眠っている銀髪の青年の美貌から視線を逸らしたコバルトは、彼らを案内する為に先導して歩き出した。
東西南北に存在する王都と外界を隔てる門の内、西門の外に、数十台にもなる馬車と数多の商人、人夫、護衛兵の姿があった。
「坊ちゃん、ユージン坊ちゃん!」
この、大きな行商の総責任を任されている商人であり、デコレート商会の従業員、コバルト・ハリーは、感動に目を潤ませて、幼い頃に面倒を見ていた本店の長男がいる馬車に駆け寄る。
「よ~、コバ爺。相変わらず頭が薄いなあ」
「余計なお世話です! ……ああ~、その言い方。ユージン坊ちゃんだ。お久しぶりです」
馬車の御者台から飛び降りたユージンが実家でよく面倒をみてくれたコバルトに笑いかけると、彼は感極まったようにむせび泣く。
「ご立派になられて。ついこの前まで、蛙を私のかつらに忍ばせていたずらしていた悪ガキだったのに! うううう~~~、感動しました」
「そ、そんな昔の事、蒸し返されても困るんだけど」
昔の既知に再開し、喜んだのもつかの間。いきなり過去の若気の至りをばらされたユージンは、軽く頬をひきつらせる。
「お前は昔からしょうがない奴だったんだな」
同じように馬車の御者台から降りたアイリーンは、ため息をつきながらそう言った。
「あ、あなた様は…………」
「?」
コバルトが驚きに目を見開く先で、アイリーンが不思議そうに首を傾げると、彼は小さな目を細めて呟く。
「坊ちゃん、こんな綺麗な奥様まで娶られて……。爺は嬉しいです」
「いや~」
片思いをしている女性を、勘違いとはいえ、奥様と称されて、ユージンは照れたように赤くなる。
「いえ、ただの同僚です」
しかし、続いた相手のはっきりとした台詞を聞き、彼はガックリと項垂れた。アイリーンはそんな同僚に構う事なく、主の為に馬車の扉を開く。
「殿下、着きました」
「ご苦労」
そして、次の瞬間、今まで聞いた事もないような美しい響きの声がしたかと思ったら、馬車から美麗な男が優雅な仕草で降りて来る。
「っ………………!?」
漆黒のロングコートが似合いすぎる程似合っている、その青年の整い過ぎた麗しい容貌に、コバルトを始め、そこに居合わせた人々は息をするのも忘れてしまう。
「爺、レオンハルト王子殿下だ。立拝でいいから礼を」
最初に我に返ったコバルトが、慌てて王族に対する略礼をとる。
「これから世話になる」
「は、はははい。む、むさくるしい馬車ですが…………っ、ど、どうぞ、ごゆるりとおくつろぎ頂けたら幸いです!」
声をひっくり返してそう答えたコバルトに対しレオンハルトが頷くと、立拝をとる人々の間をぬって一人の青年が進み出た。
その青年を見た瞬間、レオンハルトの琥珀の瞳がわずかに揺れる。
「お初にお目にかかります、剣主様。セイントクロス神殿、アシェイラ支部より派遣されて参りました。セフィ・アルターコートと申します」
そう自己紹介をして他の者のとった立拝と違うやり方で恭しく頭を下げた、背の高い翠緑の髪の神官をレオンハルトは知っていた。
(この者、あの時の)
少し前にリュセルと共に行った真夜中の逢引(デート)……ではなくて、黒猫ノンちゃんシリーズの小説の最新刊を目的とした真夜中の買い物時に出会った盲目の神官。
お馬鹿な弟の為に小説購入に必要な整理券を譲ってくれた心優しい青年だ。
なんという偶然か。あの時の神官が、今回の任務で同行する事になろうとは……。
「これからしばらくの間、よろしく頼む。アルターコート神官」
レオンハルトの言葉を聞き、固く閉ざした光のない目を伏せると、セフィは深く頭を垂れた。
「で、では、王子殿下方と神官様には事前に指示を頂きました通り、我が商団の者と一緒の馬車という事で、フェアリー達の馬車に御同乗下さい」
挨拶が終了した後、動きを止めていた商団の部下達に目配せし、仕事の再開をさせたコバルトは、レオンハルト達の乗る馬車の説明をする。
しかし、その説明の中にあった名前を聞いたユージンは、ギョッと目を見張った。
「ちょ、ちょっとコバ爺、フェアリーの馬車って、それはまずいだろう!? 王子殿下と神官を、あいつらの馬車に同乗させるのは……」
「でも、坊ちゃん。私達の所有する馬車の中で、あそこが一番綺麗で快適なんですよ」
「だからってさ~」
ぼそぼそと言い合うユージンとコバルトの様子のおかしさを察し、セフィとアイリーンは首をかしげ、レオンハルトはいぶかしげに眉をひそめた。
「どの馬車でもいい。案内しろ」
「しかし、殿下~。フェアリーの馬車は……」
「何なんだ、一体」
言いよどむユージンにレオンハルトが尋ねると、コバルトがそれに答えた。
「商品を乗せた馬車なのです。商品と言っても、物ではなく人なんですが…………。つまりは、高級男娼の」
商売の幅が広過ぎるぞ、デコレート商会。
アイリーンは、つい、呆れたような目線をユージンに向けてしまった。
「わかった、早く案内しろ」
しかし、そんな事、意に介する事もなく、あっさりと頷くレオンハルトにユージンは度肝を抜かれる。
「えええっ!? ほ、本気ですか? 殿下」
「ああ、男娼という事は男だろう? 高級娼婦の馬車よりはいいだろうが」
「し、しかし」
言いよどむユージンに、レオンハルトは信憑性のある答えを返す。
「普通の男娼と違い、高級男娼は貴族並の教育をされているから心配いらないだろう」
「……詳しいんですね」
過去の陰の日の戦歴の所為で、高級男娼に詳しいレオンハルトに対し、つい、ユージンはつっこみを入れてしまっていた。
「では、ご案内致しますので、こちらへどうぞ」
結論が出た事を察したコバルトの若干落ち付きを取り戻した声が響く。レオンハルトはそれに小さく頷くと、乗ってきた王族専用の馬車に残していた弟の体を再び横抱きに抱き上げる。
慌ててアイリーンが手伝うが、それを見たコバルトは、ポカンと口を開けっぱなしにしてしまう。
深い眠りについている様子の、神聖な程に整った銀髪の青年を軽々と抱き上げたレオンハルトは、淡々とした口調でコバルトに催促した。
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「は、ははい!!」
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