175 / 424
第十章 盲目の神官
7-3 朝目覚めて……
しおりを挟む
リュセルはしばらく逡巡した後、自分の寝台を抜け出し、冷たい床に降り立った。
(俺は別に怖くなどない。ただ、寝息をまったくたてないレオンが息をしているのか心配になっただけだ)
微妙過ぎる言い訳を内心自分にしながら、レオンハルトの眠っている寝台に近づいた途端、ささやくような声が響いた。
「まったく、いつまで一人で震えてるんだ。お前は」
「お前、起きて!?」
瞬間上がったリュセルの驚きの声に、レオンハルトはゆっくりと上体を起き上がらせると、人差し指を自分の唇の前で立てた。
暗くても、それ位の事なら分かる。
「ほら、おいで」
掛け布をめくって弟を招き寄せるレオンハルトは、こうなる事を予測していたようだった。
「…………」
ギシッ
無言のまま寝台の上に乗り上がると、城の自室のもののように上等ではないそれは、軋むような音を上げた。狭い為、いつも以上に密着した状態で横になる。
「眠れないのなら、いつものように慰めてやろうか?」
間近で聞こえた面白がるようなその声と共に、背に回されていた兄の手がゆっくりと下に下りていくのを感じたリュセルは、慌てて首を横に振る。
「いや、いい」
ユージンとセフィが同じ部屋で休んでいるというのに、そんな事出来るはずがない。
「そうか」
クスクスと笑いながらそう小声で答えたレオンハルトは、穏やかな表情のまま弟の唇を撫でた。そのまま髪を撫でられて、リュセルはうっとりと目を細める。
「レオン」
そのたくましい肩に甘えるように額をすり寄せると、髪を撫でてくれていたレオンハルトの手が背に回され、更に体を密着してきた。
「大丈夫だから、もう眠りなさい」
兄の慣れた匂いと体温に安心して、リュセルの意識はようやく沈んでいく。うとうとと眠りゆく前に、レオンハルトの低い声が耳元で聞こえた。
「そう……いい子だ、リュセル。」
それは、幼子に話しかける父親のような優しい声だった。
「では殿下、私はセフィ殿に同行して、娘が行方不明になった家に行って参ります」
「ああ」
……………………?
凛としたアイリーンの声が、どこからか響いた。
「行って参ります」
続いて、セフィの穏やかで柔らかな響きのある声も響く。
「殿下、朝食はどうしますか? その状態では食べられませんよ」
ユージンの揶揄を含んだような声がすると同時に、気配が近づいた。
「それにしても、よく眠ってますね~」
「昨夜はなかなか寝付けなかったようだからね」
レオンハルトの言葉を耳にし、一瞬ユージンが息を呑んだのがわかる。
「殿下、まさか俺達が眠っている横で……」
「私にそんな趣味はない」
「そ、そそそそうですよね~。いくら殿下でも、まさかですよね! あはははははっ」
ユージンの乾いたような笑い声がすると思ったら、次には大きなため息が聞こえる。
「しかし、殿下~」
「なんだ?」
本か何かを読んでいるのか、紙をめくるような、かすかな音が間近でする。
「いつもこんな感じなんですか?」
「どういう意味だ?」
「え~っと、いつもご一緒に眠っていらっしゃるんですか?」
戸惑うようなユージンの声に、レオンハルトの平然とした声が答えた。
「たまに別な時もあるが、大体一緒だね」
それがどうした? とでも言うような答え。ユージンの乾いた笑いが再び響いた。
「そ、そうですか。あははははは~」
その時になってようやく、半分眠っている状態だったリュセルの意識が覚醒する。
(?)
愛おしい体温が、近過ぎる程近くにあった。
寝台の上に上体を起こし、報告書に目を通していた兄の腰にしがみついて眠っていたリュセルは、覚醒すると同時に固まる。
「起きたか?」
右手で報告書を持ち、左手で弟の髪を梳いていたレオンハルトは、リュセルが目を覚ましたのに気付くと、視線をそちらに移してそう声をかけてきた。
「ああ」
恐る恐る起き上がると、微苦笑を浮かべたレオンハルトの美貌がゆっくりと近づいてくる。避ける間もなく重なってくる唇を受け止めながら、リュセルはぼんやりとしていた。
「さあ、今日はスペル村に出立するからね。早く起きなさい」
軽い口づけの後、あっさりとそう告げられてリュセルは小さく頷く。
「ああ」
寝台から降りると、今までの経緯をずっと見ていたらしいユージンは微妙な顔をしていたが、すぐににっこりと笑って言った。
「お着替えをされるのですね? では、俺は退室しますよ」
「ちょっと待てい!」
サーッっと早歩きで部屋を出て行くユージンを追いかけて、その上着の裾を掴んだリュセルは、木の扉に兄の騎士の体を押し付ける。
「な、ななな何ですか!? リュセル王子っ、俺は何にも見てませんよ! リュセル王子が殿下と抱き合って眠っていた事なんて、知りませんっ」
「ばっちり見てるじゃないか!」
「はっ!」
「はっ! じゃないっ」
余計な事をしゃべった口を両手で押さえたユージンの首をギリギリと絞め上げながら、リュセルは低い声ですごんだ。
「誰にも言うなよ。もし、誰かにしゃべったら……」
「しゃべったら……?」
ゴックリと唾を飲みこんだユージンの怯えたような優男顔に自分の顔を近づけると、リュセルは最高の脅し文句を口にする。
「お前の唇を奪ってやる」
「え?」
もっとすごい事を想像していたユージンは、目の前の月の美貌を見返しながら、その唇に視線を移す。男に口づける趣味など持ち合わせてないが、この王子相手なら出来そうだ。
そう考えた瞬間、頬が熱くなった。
真赤になったユージンを見据えると、リュセルは意地悪く笑う。
「ちなみに、俺達女神の子供は、自分の半身が誰か別の相手と口づけた場合、すぐに分かるんだよ」
「へ?」
「つまり俺がお前に口づけたら、次にレオンと口づけた時にすぐにばれるのさ!」
(いやあああああああああっ!)
絶対に、この唇に触れてはならない!
ユージンは恐怖に目を見開くと同時にそう思った。
あの、末弟に関してのみ心が狭く、嫉妬深い、最強鬼畜主の逆鱗に触れたらどうなる事か。
想像したくない。
(まだ死にたくない!)
「分かったら、今見た事は忘れる事だな」
リュセルの念押しするような言葉に恐怖に震えながらもコクコクと何度も頷いたユージンは、ふとある事を思い出した。
「でもリュセル王子、俺の他に、アイリーンもばっちり見てましたよ。セフィ殿は見えないので、気配で悟っていたようですが……あの、眠っていたリュセル王子が殿下にしがみついて離れない様を」
「何だと!?」
そういえば、あの二人の声も遠くでしていたような気がする。
「ご愁傷様です」
ショックのあまり床に両手両膝をついて項垂れてしまったリュセルを見下ろしながら、ユージンは何を言ったらいいのかわからない。
「でででも、リュセル王子、きょ、兄弟なんだから、お兄様と同衾位全然変じゃないですよ! ……たぶん」
リュセルを励まそうとユージンはそう言うが、その励ましの内容もかなり微妙だ。
「ならお前は、年の離れた兄と抱き合って眠ろうと思うか?」
「思いませんね」
暗く沈んだ声につい正直に答えてしまい(しかも即座に)、ユージンはしまったという顔になる。
「俺もおかしい事だと……、止めよう止めようといつも思っているんだ。でも、無理なんだよ」
「リュセル王子……」
「どうしたらいいんだ」
「…………」
まずい、笑いそうだ。落ち込み方が面白過ぎる。
「……笑いたければ、笑え」
「えっ!?」
「口端がヒクついているぞ」
恨めしそうなリュセルの視線を受け、彼を慰めるためにその場に跪いていたユージンは、笑いそうになっていた顔の筋肉をなんとか元に戻そうとする。
「仕方ない。あの二人にも口止めするしかないか」
「え? 口止め?」
自分のように口づけするぞと脅すつもりか?
「セフィ殿は盲目だから、実際に見てなかっただろうからいいとして、問題はアイリーンか……」
「な、何するおつもりですか!?」
自分の想い人に何をするつもりなのかと、ユージンは慌てる。
「ふっ。すべてを忘れてしまう位に、悩殺してしまおうか」
リュセルの残酷に微笑んだその表情は、身震いする程美しかった。
(俺は別に怖くなどない。ただ、寝息をまったくたてないレオンが息をしているのか心配になっただけだ)
微妙過ぎる言い訳を内心自分にしながら、レオンハルトの眠っている寝台に近づいた途端、ささやくような声が響いた。
「まったく、いつまで一人で震えてるんだ。お前は」
「お前、起きて!?」
瞬間上がったリュセルの驚きの声に、レオンハルトはゆっくりと上体を起き上がらせると、人差し指を自分の唇の前で立てた。
暗くても、それ位の事なら分かる。
「ほら、おいで」
掛け布をめくって弟を招き寄せるレオンハルトは、こうなる事を予測していたようだった。
「…………」
ギシッ
無言のまま寝台の上に乗り上がると、城の自室のもののように上等ではないそれは、軋むような音を上げた。狭い為、いつも以上に密着した状態で横になる。
「眠れないのなら、いつものように慰めてやろうか?」
間近で聞こえた面白がるようなその声と共に、背に回されていた兄の手がゆっくりと下に下りていくのを感じたリュセルは、慌てて首を横に振る。
「いや、いい」
ユージンとセフィが同じ部屋で休んでいるというのに、そんな事出来るはずがない。
「そうか」
クスクスと笑いながらそう小声で答えたレオンハルトは、穏やかな表情のまま弟の唇を撫でた。そのまま髪を撫でられて、リュセルはうっとりと目を細める。
「レオン」
そのたくましい肩に甘えるように額をすり寄せると、髪を撫でてくれていたレオンハルトの手が背に回され、更に体を密着してきた。
「大丈夫だから、もう眠りなさい」
兄の慣れた匂いと体温に安心して、リュセルの意識はようやく沈んでいく。うとうとと眠りゆく前に、レオンハルトの低い声が耳元で聞こえた。
「そう……いい子だ、リュセル。」
それは、幼子に話しかける父親のような優しい声だった。
「では殿下、私はセフィ殿に同行して、娘が行方不明になった家に行って参ります」
「ああ」
……………………?
凛としたアイリーンの声が、どこからか響いた。
「行って参ります」
続いて、セフィの穏やかで柔らかな響きのある声も響く。
「殿下、朝食はどうしますか? その状態では食べられませんよ」
ユージンの揶揄を含んだような声がすると同時に、気配が近づいた。
「それにしても、よく眠ってますね~」
「昨夜はなかなか寝付けなかったようだからね」
レオンハルトの言葉を耳にし、一瞬ユージンが息を呑んだのがわかる。
「殿下、まさか俺達が眠っている横で……」
「私にそんな趣味はない」
「そ、そそそそうですよね~。いくら殿下でも、まさかですよね! あはははははっ」
ユージンの乾いたような笑い声がすると思ったら、次には大きなため息が聞こえる。
「しかし、殿下~」
「なんだ?」
本か何かを読んでいるのか、紙をめくるような、かすかな音が間近でする。
「いつもこんな感じなんですか?」
「どういう意味だ?」
「え~っと、いつもご一緒に眠っていらっしゃるんですか?」
戸惑うようなユージンの声に、レオンハルトの平然とした声が答えた。
「たまに別な時もあるが、大体一緒だね」
それがどうした? とでも言うような答え。ユージンの乾いた笑いが再び響いた。
「そ、そうですか。あははははは~」
その時になってようやく、半分眠っている状態だったリュセルの意識が覚醒する。
(?)
愛おしい体温が、近過ぎる程近くにあった。
寝台の上に上体を起こし、報告書に目を通していた兄の腰にしがみついて眠っていたリュセルは、覚醒すると同時に固まる。
「起きたか?」
右手で報告書を持ち、左手で弟の髪を梳いていたレオンハルトは、リュセルが目を覚ましたのに気付くと、視線をそちらに移してそう声をかけてきた。
「ああ」
恐る恐る起き上がると、微苦笑を浮かべたレオンハルトの美貌がゆっくりと近づいてくる。避ける間もなく重なってくる唇を受け止めながら、リュセルはぼんやりとしていた。
「さあ、今日はスペル村に出立するからね。早く起きなさい」
軽い口づけの後、あっさりとそう告げられてリュセルは小さく頷く。
「ああ」
寝台から降りると、今までの経緯をずっと見ていたらしいユージンは微妙な顔をしていたが、すぐににっこりと笑って言った。
「お着替えをされるのですね? では、俺は退室しますよ」
「ちょっと待てい!」
サーッっと早歩きで部屋を出て行くユージンを追いかけて、その上着の裾を掴んだリュセルは、木の扉に兄の騎士の体を押し付ける。
「な、ななな何ですか!? リュセル王子っ、俺は何にも見てませんよ! リュセル王子が殿下と抱き合って眠っていた事なんて、知りませんっ」
「ばっちり見てるじゃないか!」
「はっ!」
「はっ! じゃないっ」
余計な事をしゃべった口を両手で押さえたユージンの首をギリギリと絞め上げながら、リュセルは低い声ですごんだ。
「誰にも言うなよ。もし、誰かにしゃべったら……」
「しゃべったら……?」
ゴックリと唾を飲みこんだユージンの怯えたような優男顔に自分の顔を近づけると、リュセルは最高の脅し文句を口にする。
「お前の唇を奪ってやる」
「え?」
もっとすごい事を想像していたユージンは、目の前の月の美貌を見返しながら、その唇に視線を移す。男に口づける趣味など持ち合わせてないが、この王子相手なら出来そうだ。
そう考えた瞬間、頬が熱くなった。
真赤になったユージンを見据えると、リュセルは意地悪く笑う。
「ちなみに、俺達女神の子供は、自分の半身が誰か別の相手と口づけた場合、すぐに分かるんだよ」
「へ?」
「つまり俺がお前に口づけたら、次にレオンと口づけた時にすぐにばれるのさ!」
(いやあああああああああっ!)
絶対に、この唇に触れてはならない!
ユージンは恐怖に目を見開くと同時にそう思った。
あの、末弟に関してのみ心が狭く、嫉妬深い、最強鬼畜主の逆鱗に触れたらどうなる事か。
想像したくない。
(まだ死にたくない!)
「分かったら、今見た事は忘れる事だな」
リュセルの念押しするような言葉に恐怖に震えながらもコクコクと何度も頷いたユージンは、ふとある事を思い出した。
「でもリュセル王子、俺の他に、アイリーンもばっちり見てましたよ。セフィ殿は見えないので、気配で悟っていたようですが……あの、眠っていたリュセル王子が殿下にしがみついて離れない様を」
「何だと!?」
そういえば、あの二人の声も遠くでしていたような気がする。
「ご愁傷様です」
ショックのあまり床に両手両膝をついて項垂れてしまったリュセルを見下ろしながら、ユージンは何を言ったらいいのかわからない。
「でででも、リュセル王子、きょ、兄弟なんだから、お兄様と同衾位全然変じゃないですよ! ……たぶん」
リュセルを励まそうとユージンはそう言うが、その励ましの内容もかなり微妙だ。
「ならお前は、年の離れた兄と抱き合って眠ろうと思うか?」
「思いませんね」
暗く沈んだ声につい正直に答えてしまい(しかも即座に)、ユージンはしまったという顔になる。
「俺もおかしい事だと……、止めよう止めようといつも思っているんだ。でも、無理なんだよ」
「リュセル王子……」
「どうしたらいいんだ」
「…………」
まずい、笑いそうだ。落ち込み方が面白過ぎる。
「……笑いたければ、笑え」
「えっ!?」
「口端がヒクついているぞ」
恨めしそうなリュセルの視線を受け、彼を慰めるためにその場に跪いていたユージンは、笑いそうになっていた顔の筋肉をなんとか元に戻そうとする。
「仕方ない。あの二人にも口止めするしかないか」
「え? 口止め?」
自分のように口づけするぞと脅すつもりか?
「セフィ殿は盲目だから、実際に見てなかっただろうからいいとして、問題はアイリーンか……」
「な、何するおつもりですか!?」
自分の想い人に何をするつもりなのかと、ユージンは慌てる。
「ふっ。すべてを忘れてしまう位に、悩殺してしまおうか」
リュセルの残酷に微笑んだその表情は、身震いする程美しかった。
5
あなたにおすすめの小説
《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。
かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年
転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜
隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。
目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。
同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります!
俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ!
重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ)
注意:
残酷な描写あり
表紙は力不足な自作イラスト
誤字脱字が多いです!
お気に入り・感想ありがとうございます。
皆さんありがとうございました!
BLランキング1位(2021/8/1 20:02)
HOTランキング15位(2021/8/1 20:02)
他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00)
ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。
いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】
古森きり
BL
【書籍化決定しました!】
詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります!
たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました!
アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。
政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。
男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。
自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。
行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。
冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。
カクヨムに書き溜め。
小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。
天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】
さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。
英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。
この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。
「さあ気に入ったsubを娶れ」
「パートナーはいいぞ」
とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。
待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。
平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。
転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。
星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。
前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。
だが図書室の記録が冤罪を覆す。
そしてレイは知る。
聖女ディーンの本当の名はアキラ。
同じ日本から来た存在だった。
帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。
秘密を共有した二人は、友達になる。
人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。
【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!
黒木 鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる