【宝の鍵~金の王子と銀の王子~】本編 元平凡女性のイケメン王子は執着心強めな兄に溺愛される

月城はな

文字の大きさ
232 / 424
第十二章 月華の乙女

5-1 神官達のスケジュール

しおりを挟む
 
 神官達の朝は早い


 午前四刻 起床

 午前五刻・六刻 大聖堂にて朝の祈りの儀

 午前七刻 朝食

 午前八刻~午前十一刻 各神官によって異なる(その日役目のない者は祈りの間にて祈りを捧げたり、聖本を読む。役目のある者は役目(各仕事)へ赴く)

 午後十二刻 昼食

 午後一刻~午後四刻 各神官によって異なる(その日役目のない者は祈りの間にて祈りを捧げたり、聖本を読む。役目のある者は役目(各仕事)へ赴く)

 午後五刻 夕食

 午後六刻 大聖堂にて夜の祈りの儀

 午後七刻 自由時間

 午後八刻 就寝


 こんな規則正しい生活を、女神へ祈りを捧げながら繰り返すのが神官なのである。


「げっ、自由時間が一刻だけ!? しかも、就寝時間早過ぎないか?」

 セフィに渡された一般の神官達の大体の過ごし方スケジュール表に目を通し、リュセルは低く唸る。

 神殿内部の建物の案内を一通り終えた三人は、リュセルとレオンハルトに与えられた寄宿舎の部屋に戻って来ていた。

「その分起床時間が早いですから、ちょうどよいのですよ。もちろん、神官全員が夜眠りに就く訳ではなく、きちんと宿直番が決まっていて、夜中も安全なのでご安心下さい」

 ここで暮らす上での諸注意事項の書かれた冊子をリュセルとレオンハルトに渡しながら、セフィは穏やかな口調でそう言った。

「先程も申し上げました通り、お二人共、私付きという形になっておりますので、食事の時と祈りの儀、そして、起床時間と就寝時間を守っていただければ、後は自由に動いて頂いて大丈夫です。何か他の者に不審がられたら、私の用で動いていると言っていただければ、上手くごまかせるでしょう」

 名前を出せば他の神官をごまかせるって……、それはやはり、この神殿内で影響力が結構あるという事なのでは? 女神の子供との繋ぎ役とは、羨望と尊敬の対象になるという事なのだろう。
 それを証拠に、書類の整理や使いぱしりなどを任せられる付き人を持てるのは、神官長や神官長補佐、神官査と呼ばれる者達。そして、繋ぎ役のみなのである。

「現在、付き人を持っているのは、五人中三人の神官査とウインター神官長補佐のみですね。セリクス神官長の付き人は、ウインター神官長補佐が補佐の仕事と兼任しているので、現在空席です」

「さっきのあの様子といい、神官長はあの赤髪の補佐役にかなりの苦労をかけているみたいだな」

 渡された冊子を眺めながらリュセルが何気なしにそう言うと、セフィは一瞬沈黙を落とした。

「…………まあ、私が思うに、セリクス神官長のあれは、わざとですよ」

「わざと廊下をローラー靴で滑ったり、自分の補佐役の顔にらくがきしたり、仕事さぼったりしてるのか?」

「ええ。後は夜中に食べ物をくすねたり、ウインター補佐が探しているのを承知で隠れたり……色々やってます」

 まるで子供の悪戯だ。落ち着いた優しげな容姿から想像もつかないような、ふざけっぷりだ。

「他の神官の前では頼れる神官長をやっていますからね。あの年で神官長の位にいるのです。本当はとてもカリスマ性のある、素晴らしい方なのですよ」

 ウインター補佐官が律儀に反応を返すから、面白がって揶揄うだけで。セフィが苦笑しながらそう言うと同時に、渡された冊子を黙読し終わったレオンハルトが口を開いた。

「セリクス神官長は、ディエラ国出身だったね?」

「? は、はい。ディエラ国でも由緒ある、古くからある名家の出身です。元貴族ですね」

「そうか」

 セフィの返答を聞くと、レオンハルトは考え込むように顎に右手を添えて、視線を下に向ける。

「レオン?」

 そんな兄を不審に思ってリュセルが名を呼ぶと、レオンハルトは小さく首を振った。

「いや、なんでもない。気の所為だろう」

「「?」」

 不思議そうな顔をするリュセルとセフィの方に視線を戻しながらも、レオンハルトは考えていた。

(あの者、もしや私達に気づいたのかもしれぬ)

 変装眼鏡で容姿を変えた自分達に気づく人間などいるはずもない。

(……気の所為か?)

 まっすぐに自分とリュセルを見つめた、あの薄茶の瞳。その中に一瞬現れた感情は、畏怖、敬慕、そして深い信仰の念。それは、一介の新人神官に向けられるものではなく、至高の存在とされる女神の息子に向けるような感情だった。

 しかし、ディエラの貴族の家出身では、特別な力はないだろうし、やはり勘違いなのだろう。自分にしては珍しい事だが。レオンハルトは納得がいかないような気持ちを抑え、そう結論づける事にした。


「アシェイラ神殿での細かい注意事項は、これで終了です」

 その後、説明を終え、にっこり笑ってそう締めくくったセフィに向かい、リュセルは肩をゴキゴキと鳴らしながら答えた。

「そんなに覚えられないぞ。ずいぶんと制限事項が多いんだな、神官って」

 創世の女神への祈りに殉じる神官や巫女達の生活とは、ひたすら窮屈なものとしかいいようがない。

「はは、いくらなんでもすべての注意事項を覚えている新人神官などいませんよ。段々と神殿での生活に慣れて覚えていくものなのです」

 朗らかなセフィの声にリュセルは安心し、隣に座るレオンハルトの方に目を向ける。

「……っ!?」

 ヒラヒラでズルズルなデザインの神聖な神官服が本物の神官達よりもよく似合うお兄様は、読み終わったと思われる神殿内の事や、ここで暮らす上での注意事項、守護戒律についての説明がまとめられた数冊の冊子と、今年入った新人神官達の名簿を脇に避けたところだった。

「相変わらず、読むの早過ぎるぞ。……お前」

 この様子では、神殿内の地図や各建物の中の構図も、その頭の中に入れ込んだのだろう。

「この名簿ではよく分からないのだが、今年入った新人五十名の内、ディエラ出身者はどれ位いるんだい?」

 ジュリナから聞いた話によれば、おそらくその中に例の絵画、月華の乙女を持つ者はいるはず。
 絵画を持ち去った(間違ってだが)神官がディエラの王都出身なのか、それとも他の街や村出身なのかはわからない為、絞り込めるのはディエラ国出身者という部分のみである。

「年の頃は二十歳前後、黒髪、黒瞳の、さして特徴のない若者だったという話だが……」

 呆然自失状態のグレンから、ジュリナが無理矢理に聞き出せた情報はこれ位だったのだ。

「ディエラ出身の、黒髪、黒瞳の二十歳前後位の年齢の平凡な若者。どこにでもいそうだな」

 リュセルが腕を組んでそう唸ると、セフィが言った。

「調べておきましょう」

 しかし、そんなありがたい申し出を、レオンハルトは緩く首を横に振る事で断る。

「いや、ここでは私達はアルターコート神官の付き人という設定になっている。現在のここでの立場の違いを考えると、それは止めた方がいい」

 さすがすべて読むのに三日はかかると言われる、分厚い”神官としての心得”を読破しただけあり、レオンハルトの言う事は最もだった。

「それに、アルターコート神官は先程好きに神殿内を調べてくれても良いと言ってくれはしたが、二人で調査すると、それだけで目立つ可能性が高い。私は表向き付き人としての役目を全うしつつ、資料などを検索して疑わしい人物を見つけ出す事にしよう」

 つまりは、セフィの傍で仕事しながら、彼の意見を聞き、月華の乙女の捜索をするという事か

「俺は?」

 兄がセフィとタッグを組むのなら、弾かれた自分は一体何をすれば良いというのだろう。

「お前は、好きにするがいい」

「は!?」

 好きにしろって、神官生活を満喫しろという事か? 大して面白そうじゃない神官生活など、満喫したくないのだが、どうすればよいと言うのだ? リュセルは思いきり顔をしかめて兄の美麗な顔を見つめた。

「好きに神官として過ごしなさい。他の新人達と共にね」

 つまりは、他の新人神官達に近づき、情報を聞き出せ。という事らしい。相変わらず、兄の言う事は、まだるっこしい上、遠まわしだ。

「本来なら、女性相手の方が得意なんだがな~。華やかで楽しいし」

 そんな弟の軽口を黙殺すると、レオンハルトは言った。

「何か分かったら一人で動かず、まず報告する事。そして、就寝時間には必ず私の元に戻るようにしなさい。私の目がないからといってあまり羽目を外し過ぎると、いつものように……分かっているね? リュセル」

 レッツ、お仕置き!

 出来れば避けたい道である。

「分かった」

 神殿内で淫ら過ぎるいつもの仕置きなど絶対に受けたくないリュセルは、顔を引きつらせながら頷いた。

「そ、そんな……、剣主様に私の仕事をお手伝いいただくなんて…………、恐れ多過ぎて、罰が当たります!」

 とりあえず、明日から昼間は別行動する事が決まった兄弟に対し、涙声で異を唱えたセフィの肩を軽く叩き、リュセルは言った。

「落ち着け、セフィ殿」

「け、剣鍵様~(泣)!」

 オロオロするセフィに向かい、安心させるように力強く頷く。

「俺の、美しく気高いが、刺だらけな麗しの華をよろしく頼むぞ」

 凛々しい美貌を更に際立たせ、麗しい姫君……ではなく、実兄をセフィに託したリュセルの横では、レオンハルトが呆れたように「誰が華だ」ため息交じりに呟いていた。







「では、今夜はごゆるりとお休み下さい。私の部屋は隣ですので、何かありましたら、すぐ呼んでいただいて大丈夫ですよ」

 神殿内部を今日一日歩き周り、若干疲れ気味だったリュセルは、セフィがそう言って退出すると、無造作に自分の着ていた神官服に手をかけた。

「この服は着ているだけで肩が凝るな。いつも軽々とこれを着こなしているセフィ殿を尊敬するぞ」

 バサバサと小気味いい程大胆に神官服を脱ぎ捨てたリュセルは、行儀の悪い自分を見ながら眉をひそめている兄に向かい、口端をわずかに引き上げながら笑いかける。

「お先」

 そのまま部屋の奥に備え付けられた小さな湯浴み室の中へと弟が消えると、レオンハルトは座っていた椅子からおもむろに立ち上がった。

「まったく、だらしのない」

 そう言いながら、リュセルが寝台の上に放った神官服をきちんとハンガーにかけて、クローゼットの中にしまう。
 しかし、部屋に小さいとはいえ、備え付けの湯浴み室があるという事は、やはりこの部屋は、新人神官の部屋にしては破格的にいい部屋なのだろう。いくら潜入捜査とはいえ、敬愛する女神の息子に他の新人達のような共同部屋や共同浴場を使わせる事をセフィがためらった結果だ。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

《本編 完結 続編 完結》29歳、異世界人になっていました。日本に帰りたいのに、年下の英雄公爵に溺愛されています。

かざみはら まなか
BL
24歳の英雄公爵✕29歳の日本に帰りたい異世界転移した青年

転生したら嫌われ者No.01のザコキャラだった 〜引き篭もりニートは落ちぶれ王族に転生しました〜

隍沸喰(隍沸かゆ)
BL
引き篭もりニートの俺は大人にも子供にも人気の話題のゲーム『WoRLD oF SHiSUTo』の次回作を遂に手に入れたが、その直後に死亡してしまった。 目覚めたらその世界で最も嫌われ、前世でも嫌われ続けていたあの落ちぶれた元王族《ヴァントリア・オルテイル》になっていた。 同じ檻に入っていた子供を看病したのに殺されかけ、王である兄には冷たくされ…………それでもめげずに頑張ります! 俺を襲ったことで連れて行かれた子供を助けるために、まずは脱獄からだ! 重複投稿:小説家になろう(ムーンライトノベルズ) 注意: 残酷な描写あり 表紙は力不足な自作イラスト 誤字脱字が多いです! お気に入り・感想ありがとうございます。 皆さんありがとうございました! BLランキング1位(2021/8/1 20:02) HOTランキング15位(2021/8/1 20:02) 他サイト日間BLランキング2位(2019/2/21 20:00) ツンデレ、執着キャラ、おバカ主人公、魔法、主人公嫌われ→愛されです。 いらないと思いますが感想・ファンアート?などのSNSタグは #嫌01 です。私も宣伝や時々描くイラストに使っています。利用していただいて構いません!

虚ろな檻と翡翠の魔石

篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」 不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。 待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。 しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。 「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」 記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。

【WEB版】監視が厳しすぎた嫁入り生活から解放されました~冷徹無慈悲と呼ばれた隻眼の伯爵様と呪いの首輪~【BL・オメガバース】

古森きり
BL
【書籍化決定しました!】 詳細が決まりましたら改めてお知らせにあがります! たくさんの閲覧、お気に入り、しおり、感想ありがとうございました! アルファポリス様の規約に従い発売日にURL登録に変更、こちらは引き下げ削除させていただきます。 政略結婚で嫁いだ先は、女狂いの伯爵家。 男のΩである僕には一切興味を示さず、しかし不貞をさせまいと常に監視される生活。 自分ではどうすることもできない生活に疲れ果てて諦めた時、夫の不正が暴かれて失脚した。 行く当てがなくなった僕を保護してくれたのは、元夫が口を開けば罵っていた政敵ヘルムート・カウフマン。 冷徹無慈悲と呼び声高い彼だが、共に食事を摂ってくれたりやりたいことを応援してくれたり、決して冷たいだけの人ではなさそうで――。 カクヨムに書き溜め。 小説家になろう、アルファポリス、BLoveにそのうち掲載します。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

【3/11書籍発売】麗しの大公閣下は今日も憂鬱です。

天城
BL
【第12回BL大賞 奨励賞頂きました!ありがとうございます!!3/11に発売になります、よろしくお願いします!】 さえないサラリーマンだったオジサンは、家柄・財力・才能と類い稀なる美貌も持ち合わせた大公閣下ルシェール・ド・ヴォリスに転生した。 英雄の華々しい生活に突然放り込まれて中の人は毎日憂鬱だった。腐男子だった彼は知っている。 この世界、Dom/Subユニバースってやつだよね……。 「さあ気に入ったsubを娶れ」 「パートナーはいいぞ」 とDomの親兄弟から散々言われ、交友関係も護衛騎士もメイド含む屋敷内の使用人全てがSubで構成されたヴォリス家。 待って待って情報量が多い。現実に疲れたおっさんを転生後まで追い込まないでくれ。 平凡が一番だし、優しく気立のいいsubのお嫁さんもらって隠居したいんだよ。

転生したようだけど?流れに身を任せていたら悪役令息?として断罪されていた――分からないまま生きる。

星乃シキ
BL
発作の後に目覚めたら、公爵家嫡男の身体だった。 前世の記憶だけを抱えたまま生きるレイは、ある夜、男の聖女への嫌がらせの罪で断罪される。 だが図書室の記録が冤罪を覆す。 そしてレイは知る。 聖女ディーンの本当の名はアキラ。 同じ日本から来た存在だった。 帰りたい聖女と、この身体で生きるレイ。 秘密を共有した二人は、友達になる。 人との関わりを避けてきたレイの人間関係が、少しずつ動き始める。

【蒼き月の輪舞】 モブにいきなりモテ期がきました。そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!

黒木  鳴
BL
「これが人生に三回訪れるモテ期とかいうものなのか……?そもそもコレ、BLゲームじゃなかったよな?!そして俺はモブっ!!」アクションゲームの世界に転生した主人公ラファエル。ゲームのキャラでもない彼は清く正しいモブ人生を謳歌していた。なのにうっかりゲームキャラのイケメン様方とお近づきになってしまい……。実は有能な無自覚系お色気包容主人公が年下イケメンに懐かれ、最強隊長には迫られ、しかも王子や戦闘部隊の面々にスカウトされます。受け、攻め、人材としても色んな意味で突然のモテ期を迎えたラファエル。生態系トップのイケメン様たちに狙われたモブの運命は……?!固定CPは主人公×年下侯爵子息。くっついてからは甘めの溺愛。

処理中です...