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第十三章 聖女の血
12-3 舞踏会の始まり
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普通の招待客(ゲスト)でなく、秘密招待客(シークレットゲスト)である彼らは、開催者であるアシェイラ王族や主賓たるリュセルやレオンハルトと同じように、最初からこの会場に通されていた。
「本当にねぇ。あんな歌を歌われながらあんな派手な絨毯の上を歩かなくちゃならないなんて、想像するだけでも恥ずかしいよ」
ブルブル震えながらそう言うジュリナを不思議そうに見上げたローウェンは、片手にチキンを持ったまま頬を膨らませる。
「え~! なんで、なんでぇ!? すっごい楽しそうだよ~~!? ねぇ、ティアラ姉さんもそう思うでしょ!?」
「うふふ。そうね、ローウェン」
にこにこ笑いながらそう言ったティアラは、ローウェンの口元のソースを手にしたハンカチで拭ってあげる。
「あ、ありがとう、ティアラ姉さん。そうだ、アル! レオンハルト兄さんにお願いして、僕らもあんな風に出迎えてもらおうよ! ノンちゃんに僕らの歌を歌ってもらおう」
「は? な、なんだと!?」
キラキラ輝く少年の瞳に見上げられて、アルティスは持っていた皿を取り落としそうになる。
「あ~、それは止めときな、ローウェン。私らはこの舞踏会の監視役でもあるんだからさ」
「……そっか。そうだよね」
ジュリナの言葉を受け、アルティスはほっと胸を撫でおろし、ローウェンは寂しそうな顔をする。
そう……。自分達は、この舞踏会に邪鬼の侵入を許さぬように監視する役目が在る。舞踏会の主役であるレオンハルトとリュセルにはそれは出来ないので、同胞たる自分達が気を配るのだ。
「アルティス、きちんとやって来たかい?」
ジュリナの問いに、アルティスは深く頷く。
「ああ。各城門、出入口、そして、この会場の至る場所に共鳴痕を残した。そこを通る者の素情、考えは手に取るようによく分かる」
「そういった感知能力の応用技は、ティアよりもお前の方が上手いからねぇ。私達の舞踏会のような失態は犯せない。頼んだよ」
「承知」
アルティスの生真面目な返答に頷くと、今度は微笑みながらも緊張している様子の妹に目を向ける。
「リュセルもいるが、邪気の感知はティアが一番早くて正確だ。少しでもおかしな気配を感じたら知らせておくれね」
「はい、お姉様」
コクンと頷く妹の朱金の髪を撫でてやっていたジュリナは、胸元に忍ばせた女神の鏡に服の上から触れる。
「ローウェン、玉は?」
「うん、ここにあるよ」
アルティスの袖の袂を目線で指し示すローウェンに向かい、ジュリナは頷く。
「まあ、今のお前の衣装じゃ、玉を入れとく場所がないだろうからね。アルティスに預けておくのが妥当か」
「ジュリナ殿、剣は封印の間か?」
レオンハルトが本当なら持っておくべき女神の剣の在り処についてアルティスが尋ねると、その問いにジュリナは頷いた。
「ああ。あれこそ隠し持てるものでもないからね。生誕の儀では女神の宝を持つしきたりだ。その時には帯剣出来るはずだから、それまでは仕方ないだろうよ」
そう言いながら、アルティスの持つ皿の上から手掴みで生ハムを取り、口に入れる。
「お? さすがはアシェイラ屈指の料理人達が手によりをかけて作っただけの事はある。うまいねぇ。このソースが絶品」
「でしょ、でしょ!? あっちにもいっぱいあるよ。邪気の警戒もしなくちゃだケド、出来る限り純粋にこの舞踏会を楽しもうよ。折角の二人の誕生舞踏会なんだし。ほら、リュセル兄さんなんて、ノンちゃんの歌声に聞き惚れているよ」
会場奥の中央にて、招待客(ゲスト)を出迎えつつも、その視線は歌うノンちゃんにロックオン! 状態な未来の義弟の姿を、ジュリナは生温い笑みを浮かべたまま見つめたのだった。
「嗚呼、ノンちゃん。なんと素晴らしい歌声……。なんと美しい姿」
有名な服飾作家(デザイナー)、ダリア・シュルーナの渾身の作たる宮廷衣、王族の正装たる衣装を身にまとったリュセルは、まるで恋する乙女のように胸を高鳴らせながら、会場の王宮楽師達に用意された場所で歌う黒猫の着ぐるみを凝視していた。
均整のとれたたくましい体にまとう衣装。軍服をベースにした純白の衣装にアシェイラ王家の紋が刻まれた銀色の釦が眩しい。アクセントに飾られた銀の飾り釦やブレードが美しく、ショート丈の上着の下に見えるインディゴブルーのベストにも、銀糸の糸で素晴らしく美しい刺繍が施されている。月の女神の寵児に相応しい衣装だ。
そんなリュセルの隣りに無言で立つレオンハルトの衣装も、弟によく似たデザインのものだった。こちらは白と銀をベースにしたリュセルと違い、黒と金をベースにしている。上着を開き、下のベストを見せるリュセルと違い、レオンハルトはきっちりと金の釦を留めていて、下の臙脂色のベストは大きく開かれた上着の襟からふとした拍子に少し見えるだけだ。そんな様が、彼の禁欲的なイメージを大きくさせる要因でもあった。
滝のように腰まで流れ落ちる胡桃色の髪を無造作に垂らしたままの彼は、興奮気味にノンちゃんを見つめる弟から目を離さない。ジュリナ同様、レオンハルトもまた警戒を強めていたのだ。
ノンちゃんの歌と共に、大勢の招待客(ゲスト)達が入場していく内に、リュセルやレオンハルトのよく見知った名前が叫ばれた。
「”セイントクロス神殿アシェイラ支部、神官長、ライサン・セリクス様~、神官長補佐、ルーク・ウインター様~、神官、セフィ・アルターコート様~~~~!”」
ーノノノ、ノン♪ 神子様を守る守護者、女神様の眠りの番人~♪ し、ん、か~~ん、様ぁ♪ 笑顔が素敵なし、ん、か~~~~ん、様ぁ♪ー
し、んか~~~~ん、様ぁ♪ と歌われながら最初に登場したライサンは頬笑みを浮かべており、その後ろを行くルークとセフィの顔は若干引きつっている。
「セフィ殿。久しぶりだが、元気そうだな」
隣の兄にそう話しかけると、レオンハルトも頷いて答えた。
「ああ、そうだね。合間に会いに行ければよいが」
殺人的なダンススケジュールをこなさなければならない自分達に、果たしてそんな間はあるのだろうか。リュセルもそう思うが、この一年の間で世話になった人の代表格たる彼には是非挨拶がしたい。
「”アシェイラ騎士団レオンハルト王子殿下直属、ユージン・デコレート様、アイリーン・コルム様、アントニオ・ボジョレー様~~~~”」
ーアシェイラ、アシェイラ、アシェイラ騎士団♪ レオンハルト王子殿下直属の騎士様達~~♪ いつでもどこでも主君をお守りする結束の絆~~~~♪ー
「な、なんっすか、この出迎え!?」
「しぃ! いいから黙ってろ、ユージン」
「…………」
騎士の正装着に身を包んだユージン、アントニオと、シンプルな萌葱色のドレスに身を包んだアイリーンである。
彼らには、この世界に帰還した本当に最初の頃から世話になっている。王族直属の騎士たる故、それは当たり前の事。職務なのかもしれないが、彼らにも礼を言いたい。
そして、その後ろから……。
「”リュセル王子殿下付き小姓、ティル・レヒュン様、クマ吉様。ディエラ国、ティアラ王女殿下付き侍女、エリザベス様~~”」
ー♪ 小姓、小姓、コショウじゃないよ♪ 小姓~~とっても気の付く可愛いティル坊と恥ずかしがりやなクマさん~~♪ そんなクマ吉の可愛いお友達~~エリザベス、べスべス♪ー
ヨタヨタと歩くクマ吉は、桃色のコートを着ており、そんな彼と手を繋いで歩くエリザベスは、同じ色のケープをまとい、レースのリボンをつけている。
そんな彼らの後ろから恥ずかしそうに遠慮がちに歩くティルも、チェック柄のリボンタイが可愛らしいスーツを着ていた。
いつもリュセルの世話をしてきてくれた小姓の少年とクマのぬいぐるみ。
「はははっ、ティルもそうだが、クマ吉はかなり緊張しているな。エリザベスの方は元気いっぱいだが」
リュセルが苦笑した時、またまた見知った名前が聞こえた。
「”カイルーズ王子殿下側近、カイエ・ケイフォスタン様~~”」
ールルル♪ カイルーズ王子殿下の側近中の側近んんんん~♪ 芸術一門の出身だケド~芸術の才能はないよ~~でも、補佐的能力は素晴らしい~~♪ー
「ははは、大きなお世話ですね」
カイルーズとのつき合いで、不測の事態に慣れまくってしまっているカイエは、いつもの官服ではなく宮廷衣に身を包み、ノンちゃんの歌に対してそうツッコミを入れている。
その後も、騎士団総帥、フェイランや、騎士団長の面々、リュセルやレオンハルトと付き合いのあった者達が会場入りをする。
「うん、全員揃ったね」
最後の一人が入るのを見た後、ジェイドはそう言って、腰かけていた椅子から立ち上がった。それと同時に、ノンちゃんが再び素晴らしい歌声を披露する。
ー♪ 我らが賢王~~ジェイド王~~♪ ルルルル~空のように広大な心~~賢き王~~~~♪ー
「あの黒猫は、一体いつまで歌っている予定なんだい?」
ジュリナのそんなツッコミに、アルティスは大きく頷いたのだった。
「本当にねぇ。あんな歌を歌われながらあんな派手な絨毯の上を歩かなくちゃならないなんて、想像するだけでも恥ずかしいよ」
ブルブル震えながらそう言うジュリナを不思議そうに見上げたローウェンは、片手にチキンを持ったまま頬を膨らませる。
「え~! なんで、なんでぇ!? すっごい楽しそうだよ~~!? ねぇ、ティアラ姉さんもそう思うでしょ!?」
「うふふ。そうね、ローウェン」
にこにこ笑いながらそう言ったティアラは、ローウェンの口元のソースを手にしたハンカチで拭ってあげる。
「あ、ありがとう、ティアラ姉さん。そうだ、アル! レオンハルト兄さんにお願いして、僕らもあんな風に出迎えてもらおうよ! ノンちゃんに僕らの歌を歌ってもらおう」
「は? な、なんだと!?」
キラキラ輝く少年の瞳に見上げられて、アルティスは持っていた皿を取り落としそうになる。
「あ~、それは止めときな、ローウェン。私らはこの舞踏会の監視役でもあるんだからさ」
「……そっか。そうだよね」
ジュリナの言葉を受け、アルティスはほっと胸を撫でおろし、ローウェンは寂しそうな顔をする。
そう……。自分達は、この舞踏会に邪鬼の侵入を許さぬように監視する役目が在る。舞踏会の主役であるレオンハルトとリュセルにはそれは出来ないので、同胞たる自分達が気を配るのだ。
「アルティス、きちんとやって来たかい?」
ジュリナの問いに、アルティスは深く頷く。
「ああ。各城門、出入口、そして、この会場の至る場所に共鳴痕を残した。そこを通る者の素情、考えは手に取るようによく分かる」
「そういった感知能力の応用技は、ティアよりもお前の方が上手いからねぇ。私達の舞踏会のような失態は犯せない。頼んだよ」
「承知」
アルティスの生真面目な返答に頷くと、今度は微笑みながらも緊張している様子の妹に目を向ける。
「リュセルもいるが、邪気の感知はティアが一番早くて正確だ。少しでもおかしな気配を感じたら知らせておくれね」
「はい、お姉様」
コクンと頷く妹の朱金の髪を撫でてやっていたジュリナは、胸元に忍ばせた女神の鏡に服の上から触れる。
「ローウェン、玉は?」
「うん、ここにあるよ」
アルティスの袖の袂を目線で指し示すローウェンに向かい、ジュリナは頷く。
「まあ、今のお前の衣装じゃ、玉を入れとく場所がないだろうからね。アルティスに預けておくのが妥当か」
「ジュリナ殿、剣は封印の間か?」
レオンハルトが本当なら持っておくべき女神の剣の在り処についてアルティスが尋ねると、その問いにジュリナは頷いた。
「ああ。あれこそ隠し持てるものでもないからね。生誕の儀では女神の宝を持つしきたりだ。その時には帯剣出来るはずだから、それまでは仕方ないだろうよ」
そう言いながら、アルティスの持つ皿の上から手掴みで生ハムを取り、口に入れる。
「お? さすがはアシェイラ屈指の料理人達が手によりをかけて作っただけの事はある。うまいねぇ。このソースが絶品」
「でしょ、でしょ!? あっちにもいっぱいあるよ。邪気の警戒もしなくちゃだケド、出来る限り純粋にこの舞踏会を楽しもうよ。折角の二人の誕生舞踏会なんだし。ほら、リュセル兄さんなんて、ノンちゃんの歌声に聞き惚れているよ」
会場奥の中央にて、招待客(ゲスト)を出迎えつつも、その視線は歌うノンちゃんにロックオン! 状態な未来の義弟の姿を、ジュリナは生温い笑みを浮かべたまま見つめたのだった。
「嗚呼、ノンちゃん。なんと素晴らしい歌声……。なんと美しい姿」
有名な服飾作家(デザイナー)、ダリア・シュルーナの渾身の作たる宮廷衣、王族の正装たる衣装を身にまとったリュセルは、まるで恋する乙女のように胸を高鳴らせながら、会場の王宮楽師達に用意された場所で歌う黒猫の着ぐるみを凝視していた。
均整のとれたたくましい体にまとう衣装。軍服をベースにした純白の衣装にアシェイラ王家の紋が刻まれた銀色の釦が眩しい。アクセントに飾られた銀の飾り釦やブレードが美しく、ショート丈の上着の下に見えるインディゴブルーのベストにも、銀糸の糸で素晴らしく美しい刺繍が施されている。月の女神の寵児に相応しい衣装だ。
そんなリュセルの隣りに無言で立つレオンハルトの衣装も、弟によく似たデザインのものだった。こちらは白と銀をベースにしたリュセルと違い、黒と金をベースにしている。上着を開き、下のベストを見せるリュセルと違い、レオンハルトはきっちりと金の釦を留めていて、下の臙脂色のベストは大きく開かれた上着の襟からふとした拍子に少し見えるだけだ。そんな様が、彼の禁欲的なイメージを大きくさせる要因でもあった。
滝のように腰まで流れ落ちる胡桃色の髪を無造作に垂らしたままの彼は、興奮気味にノンちゃんを見つめる弟から目を離さない。ジュリナ同様、レオンハルトもまた警戒を強めていたのだ。
ノンちゃんの歌と共に、大勢の招待客(ゲスト)達が入場していく内に、リュセルやレオンハルトのよく見知った名前が叫ばれた。
「”セイントクロス神殿アシェイラ支部、神官長、ライサン・セリクス様~、神官長補佐、ルーク・ウインター様~、神官、セフィ・アルターコート様~~~~!”」
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し、んか~~~~ん、様ぁ♪ と歌われながら最初に登場したライサンは頬笑みを浮かべており、その後ろを行くルークとセフィの顔は若干引きつっている。
「セフィ殿。久しぶりだが、元気そうだな」
隣の兄にそう話しかけると、レオンハルトも頷いて答えた。
「ああ、そうだね。合間に会いに行ければよいが」
殺人的なダンススケジュールをこなさなければならない自分達に、果たしてそんな間はあるのだろうか。リュセルもそう思うが、この一年の間で世話になった人の代表格たる彼には是非挨拶がしたい。
「”アシェイラ騎士団レオンハルト王子殿下直属、ユージン・デコレート様、アイリーン・コルム様、アントニオ・ボジョレー様~~~~”」
ーアシェイラ、アシェイラ、アシェイラ騎士団♪ レオンハルト王子殿下直属の騎士様達~~♪ いつでもどこでも主君をお守りする結束の絆~~~~♪ー
「な、なんっすか、この出迎え!?」
「しぃ! いいから黙ってろ、ユージン」
「…………」
騎士の正装着に身を包んだユージン、アントニオと、シンプルな萌葱色のドレスに身を包んだアイリーンである。
彼らには、この世界に帰還した本当に最初の頃から世話になっている。王族直属の騎士たる故、それは当たり前の事。職務なのかもしれないが、彼らにも礼を言いたい。
そして、その後ろから……。
「”リュセル王子殿下付き小姓、ティル・レヒュン様、クマ吉様。ディエラ国、ティアラ王女殿下付き侍女、エリザベス様~~”」
ー♪ 小姓、小姓、コショウじゃないよ♪ 小姓~~とっても気の付く可愛いティル坊と恥ずかしがりやなクマさん~~♪ そんなクマ吉の可愛いお友達~~エリザベス、べスべス♪ー
ヨタヨタと歩くクマ吉は、桃色のコートを着ており、そんな彼と手を繋いで歩くエリザベスは、同じ色のケープをまとい、レースのリボンをつけている。
そんな彼らの後ろから恥ずかしそうに遠慮がちに歩くティルも、チェック柄のリボンタイが可愛らしいスーツを着ていた。
いつもリュセルの世話をしてきてくれた小姓の少年とクマのぬいぐるみ。
「はははっ、ティルもそうだが、クマ吉はかなり緊張しているな。エリザベスの方は元気いっぱいだが」
リュセルが苦笑した時、またまた見知った名前が聞こえた。
「”カイルーズ王子殿下側近、カイエ・ケイフォスタン様~~”」
ールルル♪ カイルーズ王子殿下の側近中の側近んんんん~♪ 芸術一門の出身だケド~芸術の才能はないよ~~でも、補佐的能力は素晴らしい~~♪ー
「ははは、大きなお世話ですね」
カイルーズとのつき合いで、不測の事態に慣れまくってしまっているカイエは、いつもの官服ではなく宮廷衣に身を包み、ノンちゃんの歌に対してそうツッコミを入れている。
その後も、騎士団総帥、フェイランや、騎士団長の面々、リュセルやレオンハルトと付き合いのあった者達が会場入りをする。
「うん、全員揃ったね」
最後の一人が入るのを見た後、ジェイドはそう言って、腰かけていた椅子から立ち上がった。それと同時に、ノンちゃんが再び素晴らしい歌声を披露する。
ー♪ 我らが賢王~~ジェイド王~~♪ ルルルル~空のように広大な心~~賢き王~~~~♪ー
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ジュリナのそんなツッコミに、アルティスは大きく頷いたのだった。
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