【宝の鍵~金の王子と銀の王子~】本編 元平凡女性のイケメン王子は執着心強めな兄に溺愛される

月城はな

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第十三章 聖女の血

17-2 明かされる悲しい真実

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「ここならいいでしょう」

 場所を城内から街中に移し、満足そうに言ったイプロスを睨みつけたまま、セフィランは背後の気配に気づき、眉をひそめる。

「…………」

 複数の人間の気配。逃げ遅れた人々だろう。

「人間など、塵にも等しい価値のない存在。気にする事はありません。そうでしょう?」

 背後の気配を気にするセフィランを面白そうに見やった後、イプロスは再び邪双銃を構える。

 邪混鬼と元神子。

 これでは、どちらが魔でどちらが聖か、どちらが闇でどちらが光か、まったくわからない。いや、もしかすると、邪混鬼であるセフィランよりも、イプロスは何倍も残虐なのかもしれない。女神の容貌という、慈愛の光がよく似合うような姿をしているにも関わらず、その暗褐色の瞳には、絶えず激しい渇きと憎しみが宿っている。

 彼が何に渇き、何を憎んでいるのか、セフィランは知っていた。人間如きが何人死のうが、確かに彼からしてみればどうでもいい事なのだろう。

 セフィランは双剣を再び構えると、繰り出される邪気の弾を避けながらイプロスの間合いに入り込み、その首を狙って剣を振り上げる。それをイプロスは右手に持っていた銃で受けると、素早い動きで繰り出されるもう片方の剣での攻撃を感知し、左に持った銃をそちらに向け撃った。

 ダンッ

 ザシュゥゥッ

 互角の戦闘力。

 体力も、ほぼ無限。

 激しい攻防を繰り返し、周囲を破壊しながら戦う二人の決着は、永遠につかないと思われた。

 しかし……

 自分の運命を変える為、目の前の敵を排除しようと集中していたセフィランの耳に、それは突然に届いたのだ。


「おじいちゃあああんっ!」


 セフィランとイプロスの激しい戦闘の煽りを受け、倒壊した建物。その建物の影に身を潜めていた人々が巻き込まれたのだ。瓦礫の下敷きになった人々の中、巨大な煉瓦の塊に押し潰され、おびただしい血の色に染められた初老の老人に縋って泣く、幼い少女。

「くッ」

 少女から離れた場所で、瓦礫の下敷きになるのを免れたアイリーンが身を起こそうとしていた。奇跡的に軽傷で済んだのは、ルリカとアイリーンだけのようである。

「ル……、リカちゃん」

 少女が縋る老人の息がない事は、遠目でもよく分かった。ルリカだけでも助け、一刻も早くこの場を離れなければ! そう思うのに右足が動かない。折れているのか、ひどく痛み、立ち上がる事も出来ないのだ。

「おじいちゃ、おじいちゃあああああ……、やあああああああッ」

 そんな少女を冷酷な目で見つめたイプロスは、彼女に銃口を向けた。

「大丈夫。すぐに、お祖父様の元へ送って差し上げますよ」

 優しい、慈愛に満ちた……、無情な言葉。


 関係ない

 関係ない

 関係ない

 関係ないッ!


 あんな、人間の少女がどうなろうが、自分にはどうでもいい事。そんな事よりも、この隙に攻撃を仕掛ければいい。ダメージを与えられるかもしれない。

 そう思うセフィランの脳裏に浮かぶリュセルの面影が、その考えを否定させていた。

 彼だけではない。

 今まで自分が出会い、対峙し、触れてきた、心優しい人々。


「ああああああああぁぁッ」

 少女は自分の命が風前の灯である事にも気づかず、祖父の躯に縋りついたまま泣き続ける。

「ルリカちゃんッ!」

 アイリーンが悲鳴を上げたと同時に、イプロスの構えた邪双銃から邪気の弾が放たれた。


「ッ!!」


 瞬間

 セフィランは駆けていた。


 見知らぬ少女を救う為に……。



*****



 一体、俺は何をしているんだ……?


 幼女と呼んでもいいような小さな女の子を庇い、避け損ねた幾つかの邪気の弾を肩や背に受け、セフィランはその場に片膝をついた。きっと一人でなら、簡単に避ける事は出来ただろう。少女を庇いながらの防御故に、セフィランの力のバランスが崩れたのだ。

「はあ……、は、はあ……ッ」

 肩で息をしながら、滝のように汗を流すセフィランの顔に、小さな手が触れる。

 涙に潤んだ大きな瞳に映る、セフィランの顔。恐怖と不安、そして、祖父を亡くした喪失に泣き叫んでいた少女は、自分を庇い、傷ついたセフィランの事を心配していた。

(これだから、人間は…………)

 たまらなくなる。

 その、生が眩し過ぎて。

 その、強さが羨ましくて。

 その、優しさが愛しくて……。

「大丈夫だ。だから、あの女騎士を連れてどこかへ行け!」

「でも、おじい、ちゃんが……」

 泣きそうに歪む少女の顔を見下ろした後、セフィランは強い口調で言った。

「そこに在るのは、ただの骸だ。置いていくがいい」

「う、ううぅ」

 しゃっくりを上げ始めた一瞥した後、セフィランは「それに……」と続けた。

「お前が死んだら、お前を庇って死んだその人間はどうなる? 無駄死にだ」

 冷たい声で事実のみを告げるセフィランの言葉を聞いた少女は、涙を流しながらも立ち上がった。

 そして

「ルリカちゃん」

 足を引きずりながら近づいてきたアイリーンに、セフィランは少女を渡した。

「神殿まで死ぬ気で走れ」

 見た事もないような紫電の瞳。彼の瞳を見るのは初めてだ。常に固く閉じられ、瞼の下に隠されていたのだから。

「アルターコート……、神官?」

 アイリーンが呆然としながら名を呼ぶのを聞いたセフィランは、苛ただしげに舌打ちをすると、周囲を飛び回っていた翠緑の鷹を更に巨大な鳥に変化させた。

「!?」

「きゃああああッ!」

 巨大な鳥の鍵爪に掴まれたアイリーンとルリカの体は、そのまま上空に移動する。

 次第に小さくなっていく地上にいるセフィランの背を見つめながら、アイリーンは彼に命を救われた事を悟ったのだった。



「もう、よいですかね?」

 今までのやりとりを静観していたイプロスは、そう言ってにっこりと笑った。

「いくら剣鍵監視の為とはいえ、サイレンは、あなたを長く人間社会に置き過ぎたのかもしれませんね。めっきりと……、まあ、人間臭くなって。ふふ、笑ってしまいますよ」

 その嘲笑めいた台詞にも無言で答えると、セフィランは再び双剣を構える。

(……ッ!)

 しかし、どんなに平静を装おうと、先程受けたダメージは大きい。セフィランの背に出来た傷口からは血が溢れだし、それと同時に、そこから邪気が漏れ始めてしまっていた。

 そんな、脂汗をかきながらも、鋭い目線を向けてくる邪混鬼を見つめた後、イプロスは言った。

「僕にも僕の事情があり、その体を邪神に譲って頂かないと困るのですよ」

 すみませんね。そう穏やかな声で謝罪すると共に、一気に片をつける為、イプロスは己の中に巣食う邪気を膨らませ始めた。







 セフィランとイプロスの戦いの場から離れた、もう一つの戦場。


 巨大な浄化結界に覆われた神殿前では、光と闇が、何度も衝突を繰り返していた。

(兄さんッ)

 内で叫ぶ弟の声を感知すると同時に、レオンハルトは放たれた邪気を間一髪で避ける。

 さすがは、邪神の腹心。古の邪鬼。今まで浄化してきた邪鬼達とは、格が違い過ぎる。しかし、そう思っていたのはサイレンも同じらしく、その表情から一切の余裕が消え失せていた。少しの隙が命取りになる。双方共に、その事は分かっていたのだ。

 レオンハルトが攻撃を仕掛け、リュセルが相手の攻撃を感知して避ける。一つの体を限界まで駆使した見事な連携で、古の邪鬼と互角に渡り合っていた二人は、空を飛んでくるあるものに不意に気づく。

(……鳥!?)

 翠緑の翼の、人の体の倍はあるような、大きな鳥。鋭い鍵爪で掴んでいるのは、二人の人間だ。

 少女と女騎士。

(アイリーン!? と……あの少女は)

 数刻程前、神殿に着くまでの道のりで、自分達が乗る馬車の行く手を塞いでしまった幼い少女。

「ルリカ?」

 そう、確か母と同じ名の少女だった。



「殿下!!」

 一方、二人の後ろ、神殿の門前に下ろされたアイリーンは、目にした光景に驚き、息を呑む。

「中に入れ!」

 レオンハルトの鋭い命令を聞いたアイリーンは小さく頷くと、足を引きずりながらも、ルリカの小さな体を抱いて神殿の中へと走り去って行った。

 ちょうどその時……。


 キュイイイイイインッ


 悲痛な断末魔の叫び声を上げて、その場までアイリーンとルリカを連れてきた翠緑の大鳥の姿は一気に縮み、小鳥の姿になった。そして、そのまま砂のように体が崩れてしまう……。

「!?」

 驚きに目を見開くリュセルに目を向けた後、サイレンは穏やかな声で告げた。

「大丈夫です。術者の術が解けただけなので」

 その直後、サイレンの前に巨大な円陣が描かれる。

 円陣の中から音もなく浮かび上がったのは、蒼髪の美青年。現代の鏡鍵、ディエラの王女、リュセルの婚約者である姫君によく似た面ざしの……。

 しかし、リュセルが驚愕したのはそこではない。兄の瞳で見つめた先に在るものが信じられなかった。

「セフィ殿!?」

 蒼髪の青年が無造作に地面に放ったモノ。

 血と泥に薄汚れた、神官服姿の翠緑の髪の青年。

 あきらかに深傷を負っていると思われる青年の体は、うつ伏せに投げ捨てられ、ピクリとも動かない。

「ああ、こんなに傷だらけにしてしまって……。なんて事をするのですか。大事な闇の贄に」

 嘆くようなサイレンの言葉を聞くと同時に、蒼髪の青年、イプロスは肩をすくめる。

「自分の身を守る為の自己防衛の結果です。不可抗力ですよ。第一、これ位の傷、邪神降臨と同時に勝手に治るでしょう?」

 無責任なイプロスの言葉に眉をひそめ、次にため息をつくと、サイレンは穏やかな声で答えた。

「それは、まあ、そうなんですが……」



(セフィ殿!? 何故……、何故!?)

 傷つき倒れ、動かぬセフィの姿を見て半狂乱になる弟と違い、冷静にそれまでのやりとりを聞いていたレオンハルトはすべてを悟った。

「そういう事か」

 なんという……、なんという事だろう!

 そして、レオンハルトの予測通りの事が起こる。

「う……ッ」

 意識を失っていたらしい、セフィの指先が微かに動いた。

「かはっッ」

 そして、大きく口を開け、えずき吐き出す。

 血と

 …………邪気を。

 苦痛に歪んだ表情の中、異彩を放つ紫電の瞳。

 その身を包む、濃密な邪気。

 間違えようがない、それは邪鬼の気配だった。

(いや、それとも違う。邪鬼よりも邪気の質が弱い? 邪鬼であると同時に人間の気配もする。……これが、邪混鬼か)

 レオンハルトはそう考えると同時に、瞑目した。

 事情までは分からない。何故、このような事になっているのか。しかし、間違えようがない。彼……、セフィ・アルターコートが、邪神の為に用意された闇の贄。邪混鬼なのだ。

「駄目ですよ、セフィラン。マスター……、父神様を困らせては」

 優しくそう言いながら、イプロスに目くばせをするサイレンに気づいたセフィランは、レオンハルトと同化したリュセルに目を向ける。

「逃げろ、リュセル!」

 向けられる紫電の瞳の必死さ。

 それを見たリュセルは、動揺のあまり、金色の瞳を揺らした。彼が何者であろうとも、彼が彼である事に変わりはないはずなのに!

「死の旋律を聞け」

 その言葉と共に、懐から出した漆黒の横笛(フルート)を口に当てたイプロスは、神子達の力を削ぐ為、闇の音色を奏で始めたのだった。
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