41 / 99
episode13*ずっと一緒にいてほしい
39
しおりを挟む
「俺この1週間くらい誰にもなんも言わないで仕事休んでただろ?あれさ、…実は裂肛の手術してたんだよな。…いやぁ、まぁ裂肛がなんなのかっていうと平たく言えば切れ痔のひどいやつの事でさ、俺も最初は痔で手術?とかって思ったけど、めちゃくちゃ痛ぇし血がドバドバ出るからさすがにまずいなぁと思ってさ。…俺そんなん恥ずかしくて誰にも言えなくて、それでなっちゃんに頼んで口止めしてて。だからお前にも言ってなかったんだ。…心配かけてごめんな。」
「…そう、だったんですね。」
「うん、…そんなわけで普通のセックスもしばらくすんなって言われてるくらいだから、ケツに何かを入れるなんてもっての外なわけなんだな。だから、そこについてもごめん、俺の体は誰も受け入れられない。」
「なる、ほど…。」
「で、最終的に俺が確認しておきたかったのは、お前にとって俺と付き合うってなったときのセックスの重要度ってどれくらい?ってことなんだよな。まぁ俺の体がこんなだから、出来ることは限られてるわけで…、要がそれでいいって言うんならいいんだけど、そこにこだわりがあって、どうしても譲れない、みたいなのがあったとしたら、今後我慢させることも多くなるだろうし、安易に付き合うとかって答えは出せねぇなぁと思って。」
「え…、ちょっと待ってください、それって…、俺がタルさんを抱けなくてもいいって言ったら付き合ってくれるってことですか?」
「まぁ…、端的に言えばそうなるな。」
「っ…、そんなの、受け入れるに決まってるじゃないですか。あんたの事抱けない上に付き合えないのと、抱けないけど付き合えるのって、そんなの選択肢にもなってないですよ。」
「…そうか、選択肢になってなかったか、確かにな。」
「俺、俺がっ、タルさんに一番求めてることって、セックスとか体の繋がりとかじゃないんです、ただ単純に、そばにいて、俺の事を見てほしいだけなんですよ。」
「悪い、お前の事見くびってたわけじゃないんだけど、どうしてもこれを聞いておかないと気が済まなかったっていうかさ、ずっとそういうの気にして付き合っていくってやっぱり苦しいだろ。…それに、覚えてるかわからないけど、昨日も言ったように俺って執着するタイプなんだよな。だから体だけの関係だったとしても浮気とか絶対許せない性質だし、そうなってくるとお前が、若いのに俺といる間中誰ともセックスできねぇなって思ったらなんか、かわいそうで。」
「え、…それってタルさんはそもそも俺の事を性的な対象としては見れないってことですか?」
「いや?それは実際そういうシチュエーションになってみないと確実なことは言えないけど、たぶん、…いけそうな気はする。あくまで気持ち的にはな。」
「だったら、タルさんと付き合う=セックスできないってことにはならないんじゃないですか?…あ、別に無くても我慢はできますけど…、少なくとも8年間はそれで平気だったわけなので。」
「うーん、…でも俺のって普通に生活してても手術になるレベルのよわよわなケツだからなぁ…、いつ使えるようになるかもわからねぇし、そんな日は来ないかもしれねぇよ?」
「あの、さっきの質問って第一希望を聞かれただけですよね?…俺、正直相手がタルさんならどっちでもいいですよ。なんていうか…、タルさんに抱かれてみたいなぁっていう願望はとっくに持っていて、その上でタルさんも同じくらいの気持ちになってくれてからそういうことが出来たらいいなぁってだけなので。」
「へ…?」
「いくらなんでもタルさんには求めるのに自分は絶対に嫌だとか言わないですよ、俺。」
「…そうか、そうだよなぁ、ごめん、その考えがなかった。」
「まぁ、いきなりは無理なんで準備期間は欲しいですけど。」
「準備期間…。」
「…ちなみに普通の方はどれくらいで解禁なんですか?」
「え、普通の方って?」
「だからっ。」
「あっ、あぁ~、う~ん、…あと2、3週間くらいかな。」
「2週間か…、それはちょっと短すぎるかな。…うーん、じゃあタルさん、俺に一カ月時間をください。」
「えっ?」
「それで1カ月後にまずは一回試してみるってことにして、セックス問題は一旦保留にしておきましょう。その結果、出来ても出来なくても俺がタルさんと付き合いたい気持ちは変わらないので、今はその話に戻してもいいですか?」
「あ、あぁ…。」
「…そう、だったんですね。」
「うん、…そんなわけで普通のセックスもしばらくすんなって言われてるくらいだから、ケツに何かを入れるなんてもっての外なわけなんだな。だから、そこについてもごめん、俺の体は誰も受け入れられない。」
「なる、ほど…。」
「で、最終的に俺が確認しておきたかったのは、お前にとって俺と付き合うってなったときのセックスの重要度ってどれくらい?ってことなんだよな。まぁ俺の体がこんなだから、出来ることは限られてるわけで…、要がそれでいいって言うんならいいんだけど、そこにこだわりがあって、どうしても譲れない、みたいなのがあったとしたら、今後我慢させることも多くなるだろうし、安易に付き合うとかって答えは出せねぇなぁと思って。」
「え…、ちょっと待ってください、それって…、俺がタルさんを抱けなくてもいいって言ったら付き合ってくれるってことですか?」
「まぁ…、端的に言えばそうなるな。」
「っ…、そんなの、受け入れるに決まってるじゃないですか。あんたの事抱けない上に付き合えないのと、抱けないけど付き合えるのって、そんなの選択肢にもなってないですよ。」
「…そうか、選択肢になってなかったか、確かにな。」
「俺、俺がっ、タルさんに一番求めてることって、セックスとか体の繋がりとかじゃないんです、ただ単純に、そばにいて、俺の事を見てほしいだけなんですよ。」
「悪い、お前の事見くびってたわけじゃないんだけど、どうしてもこれを聞いておかないと気が済まなかったっていうかさ、ずっとそういうの気にして付き合っていくってやっぱり苦しいだろ。…それに、覚えてるかわからないけど、昨日も言ったように俺って執着するタイプなんだよな。だから体だけの関係だったとしても浮気とか絶対許せない性質だし、そうなってくるとお前が、若いのに俺といる間中誰ともセックスできねぇなって思ったらなんか、かわいそうで。」
「え、…それってタルさんはそもそも俺の事を性的な対象としては見れないってことですか?」
「いや?それは実際そういうシチュエーションになってみないと確実なことは言えないけど、たぶん、…いけそうな気はする。あくまで気持ち的にはな。」
「だったら、タルさんと付き合う=セックスできないってことにはならないんじゃないですか?…あ、別に無くても我慢はできますけど…、少なくとも8年間はそれで平気だったわけなので。」
「うーん、…でも俺のって普通に生活してても手術になるレベルのよわよわなケツだからなぁ…、いつ使えるようになるかもわからねぇし、そんな日は来ないかもしれねぇよ?」
「あの、さっきの質問って第一希望を聞かれただけですよね?…俺、正直相手がタルさんならどっちでもいいですよ。なんていうか…、タルさんに抱かれてみたいなぁっていう願望はとっくに持っていて、その上でタルさんも同じくらいの気持ちになってくれてからそういうことが出来たらいいなぁってだけなので。」
「へ…?」
「いくらなんでもタルさんには求めるのに自分は絶対に嫌だとか言わないですよ、俺。」
「…そうか、そうだよなぁ、ごめん、その考えがなかった。」
「まぁ、いきなりは無理なんで準備期間は欲しいですけど。」
「準備期間…。」
「…ちなみに普通の方はどれくらいで解禁なんですか?」
「え、普通の方って?」
「だからっ。」
「あっ、あぁ~、う~ん、…あと2、3週間くらいかな。」
「2週間か…、それはちょっと短すぎるかな。…うーん、じゃあタルさん、俺に一カ月時間をください。」
「えっ?」
「それで1カ月後にまずは一回試してみるってことにして、セックス問題は一旦保留にしておきましょう。その結果、出来ても出来なくても俺がタルさんと付き合いたい気持ちは変わらないので、今はその話に戻してもいいですか?」
「あ、あぁ…。」
2
あなたにおすすめの小説
【完結】それより俺は、もっとあなたとキスがしたい
佑々木(うさぎ)
BL
一ノ瀬(27)は、ビール会社である「YAMAGAMI」に勤めていた。
同僚との飲み会に出かけた夜、帰り道にバス停のベンチで寝ている美浜部長(32)を見つけてしまう。
いつも厳しく、高慢で鼻持ちならない美浜と距離を取っているため、一度は見捨てて帰ろうとしたのだが。さすがに寒空の下、見なかったことにして立ち去ることはできなかった。美浜を起こし、コーヒーでも飲ませて終わりにしようとした一ノ瀬に、美浜は思いも寄らないことを言い出して──。
サラリーマン同士のラブコメディです。
◎BLの性的描写がありますので、苦手な方はご注意ください
* 性的描写
*** 性行為の描写
大人だからこその焦れったい恋愛模様、是非ご覧ください。
年下敬語攻め、一人称「私」受けが好きな方にも、楽しんでいただけると幸いです。
表紙素材は abdulgalaxia様 よりお借りしています。
年上の恋人は優しい上司
木野葉ゆる
BL
小さな賃貸専門の不動産屋さんに勤める俺の恋人は、年上で優しい上司。
仕事のこととか、日常のこととか、デートのこととか、日記代わりに綴るSS連作。
基本は受け視点(一人称)です。
一日一花BL企画 参加作品も含まれています。
表紙は松下リサ様(@risa_m1012)に描いて頂きました!!ありがとうございます!!!!
完結済みにいたしました。
6月13日、同人誌を発売しました。
相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~
柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】
人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。
その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。
完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。
ところがある日。
篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。
「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」
一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。
いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。
合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
[BL]憧れだった初恋相手と偶然再会したら、速攻で抱かれてしまった
ざびえる
BL
エリートリーマン×平凡リーマン
モデル事務所で
メンズモデルのマネージャーをしている牧野 亮(まきの りょう) 25才
中学時代の初恋相手
高瀬 優璃 (たかせ ゆうり)が
突然現れ、再会した初日に強引に抱かれてしまう。
昔、優璃に嫌われていたとばかり思っていた亮は優璃の本当の気持ちに気付いていき…
夏にピッタリな青春ラブストーリー💕
Nova | 大人気アイドル×男前マネージャー
むぎしま
BL
大人気アイドル・櫻井来夢が恋をしたのは、
ライバル事務所のマネージャー・本郷ルカだった。
強く、知的で、頼れる大人の男。
その背中に憧れ、来夢は彼を追いかける。
──仕事のできる色男・本郷ルカは、女にモテた。
「かっこいい」「頼りたい」「守ってほしい」
そんな言葉には、もう慣れていた。
けれど本当の心は、
守られたい。愛されたい。
そして、可愛いと思われたい。
その本心に気づいてしまった来夢は、
本郷を口説き、甘やかし、溺愛する。
これは、
愛されることを知った男と、
そのすべてを抱きしめたアイドルの、
とても幸せな恋の話。
独占欲強めな年下アイドル
(櫻井 来夢)
×
愛に飢えた有能マネージャー
(本郷 ルカ)
ーー
完結しました!
来週以降、後日談・番外編を更新予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる