22 / 69
2.黄金の夜鳴鶯
妬み嫉みは怖いもの
しおりを挟む
翌朝、ドーラは『ステルラ』の店の外にある看板に臨時開店と書いた。
普段の夜会の翌日は疲れる上に寝不足になるので、午後にしか開かないことが多いが、今日は昨日、アレクサンドルから頼まれた客人がやってくるので、早めに開けておいたのだ。
「今日は珍しく早いな」
今からポローシェ侯爵のもとへ行くらしいミールが、開店準備をしていたドーラに声をかけた。
「うん。今日はお客さんがくる予定なんだ」
昨日、頼まれたことを話すと、ミールは難しい顔をして、そうか、とだけ言った。
彼の様子に何かあるのかと思ったが、彼は何も言わずにそのまま出かけていってしまった。
もしかしたら、彼が今、ポローシェ侯爵の屋敷で行なっている仕事と関係があるのかもしれないが、ドーラが一人で深く考えても仕方がないことだと思ったので、客がくるまでのしばらくの間、新作の準備をすることにした。
今は秋。
もうすぐ冬になり、社交シーズンが本格的に始まる。
そうすると売れるのは香水や化粧品。
叔母のエリザベータが健在のときは、叔母の象徴でもある薔薇の香水が主力商品だったけど、ドーラが店主となってからは、柑橘や百合の香りを多く使用した製品が多い。
今シーズンの香水のテーマを何にしようかと思ったとき、ふと、先だっての『調査』を思い出した。
アイゼル=ワード大公国の白亜の大公邸。
遠い雪国の建物は堅実さとともに、寂しさを覚えるものだった。
「メインとなる匂いにはセージ、かな」
いくつかの香りを嗅いで、あの白亜の宮殿に一番合いそうな香りを記入した。
そして、ハーブ系の香りであるセージの精油と相性が良いといわれるハーブ系、樹脂系、樹木系の精油からピックアップしていくことにした。
「トップで香らせるのはセージとローレル。そして、その次のミドルにはニアウリとロザリーナ――でも、多分それだけだと華やかさが少ないから、ラベンダーでまとめる。
最後にフランキンセンスとブルーサイプレスで、甘さを出す」
そう呟きながら、処方箋に書き込んでいくドーラ。
そして、書き上げた処方箋をもとに実際に調合していく。
小さいガラス瓶に精油を一滴ずつ落とし、全部のものを入れ終わるとガラス棒でかき混ぜる。
そうして出来上がったブレンドオイルをムエットと呼ばれる試香紙につけて、匂いを嗅ぐ。
すぐに揮発する成分が多いトップノートやミドルノートの香りを中心に足りないと思った香りを足していき、その滴下数を処方箋にメモしていく。
そうしてあの白亜の宮殿、そしてそこで生活する人々を想像させるような香りを作り上げた。
もちろん、あとからじっくりと香るベースノートの存在も忘れていない。
少し時間をおいてからもう一度、嗅ぐことができるように、端っこに日付やどのような精油を入れたかなどを記した後、クリップにとめて窓際においた。
そうすることによって、人がつけた状態と同じ条件にしておくことができる。
当然ながら一シーズンに売り出す香水は一種類だけではない。
他にもローズの精油やマートルの精油、ハッカの精油を中心とした香水をそれぞれ作り上げた。
もちろん、試作品である。
『ステルラ』の香水を一人で作り上げられる調香師はドーラ一人だけだが、一人で作れない調香師なら、ミールだっている。だから、彼の意見や彼らの後見人であるポローシェ侯爵にサンプルをつけてもらうこともある。
一つの商品を作るのには、まだまだ時間がかかる。
いくつかの試作品を作った後、時計を見ると、もうすぐ昼だった。
臨時回転だったから、午前中は客が来なかったようだけれど、さすがにアポイントメントをしている客人がそろそろ来る。
簡単な食事を済ませると、店の看板を『午後は予約のみ』と書き換えた。
午前中に作った試作品の香りを再び嗅いだ。
最初に作ったセージを中心としたブレンドオイルからはフランキンセンスやブルーサイプレスの香りが、ローズを中心としたものからはオークモスやミルラの香りが、マートルを中心としたものからはベチバーやベンゾインの甘い匂い、ハッカを中心としたものからはスギやヒノキの柔らかい香りが漂ってきた。
「どれも決められない、かな」
ドーラは息をつきながらそう呟いた。
ちょうどその時、店の扉が開く音がした。
そちらへ向かうと、昨日会った青年、ハヴルスク侯爵の子息であるアレクサンドルと、紺色の髪をした少女――コレルンファ伯爵令嬢クララが来ていた。
「ごきげんよう、『ステルラ』の女主人殿」
相変わらずの笑顔でアレクサンドルが挨拶をした。
一方、クララは少し元気がなさそうに見えた。
「いらっしゃいませ、お二人とも」
ドーラはアレクサンドルの挨拶にごきげんよう、です、と言って、彼らを応接間に案内した。
「じゃあ、僕から状況説明を軽くしておくね」
ドーラが二人に紅茶を差し出した後、アレクサンドルがそう切りだした。彼女としては昨日、依頼をされたときに『コレンルファ伯爵令嬢を救ってほしい』としか聞いていなかったので、大歓迎だ。
一方のアレクサンドルに連れられたクララはそれに微かな頷きをしただけで、ずっとうつむいていた。
「君も知っていると思うけれど、彼女の父親であるコレンルファ伯爵、というのは、うちの遠縁でさ。その関係もあって、しょっちゅうこちらから奥さんを出したり、向こうから奥さんをもらったりという関係があるんだ。
んで、彼女も例に漏れず、僕たち兄弟の奥さんになるように昔から仲良くしていたんだ」
そういうとますますクララはうつむいた。
アレクサンドルも彼女の様子に気づいているのだろうが、気にする様子もない。
「僕とあの馬鹿――ドミトリーは性格が正反対でいろいろと苦労を彼女にもかけちゃったんだ。彼女はいつのまにか、あの馬鹿を好きになってね。
もちろん、僕はそれについて文句はないさ。それが僕たちの家族の関係だからね」
アレクサンドルはやれやれと肩をすくめながら説明を続けた。
ドーラにはその関係がよく分からなかったが、顧客のプライベートなところまでは踏み込まない、という調香師としてのスタンスを守った。
「でも、ドミトリーもクララのことが気に入ったようだったから、僕としちゃあ、安心だった」
アレクサンドルはそこで不意に言葉を切った。
クララもその言葉でより一層、深く沈んだような面持ちになった。
「ハヴルスク侯爵家としても公認のことだから、クララがデビューしてからの舞踏会だって、ずっとあいつから離れなかった。
僕はあいつに近づく女どもをただ、ひたすら追い払った。それなのに」
彼はそこで、拳を強くテーブルに打ちつけた。
「あいつは先月のシーズン最初の夜会が終わってから、なんて言ったと思うか? 『俺は永遠の愛を見つけたから、クララとは結婚できない』って言いやがったんだ」
怒りが治らないアレクサンドルはプライベートなことを話し始めた。自分たちのことを話されているのに、隣のクララは黙ったままだった。
「しかも、そんとき、隣に誰がいたか分かるか? エンコリヤ公爵んところのあばずれだよ」
ドーラは彼の口から出た名前は聞いたことがなかった。
エンコリヤ公爵、ということはポローシェ侯爵よりも大公に近い存在だから、もしかしたら大公邸ですれ違ったことがあるかもしれないが、正式な対面はない。
アレクサンドルはますますヒートアップしていく。
「なんのために今まで、うるさくつきまとう女どもを追い払ってきたのか、労力を考えろっていうもんだよ」
そこでようやく、クララがアレクサンドルの服をつかんだ。
彼はここがどこだか、そして、誰に向かって言っているのか、気付いたようで、すまない、とドーラとクララに謝罪した。
「ううん。怒ってくれてありがとう。私じゃあ、彼に強く言えないから」
クララは首を横に振った。ドーラもアレクサンドルの説明で彼女が落ち込むのは無理もない話であり、普通の婚約破棄でさえ女性にとっては醜聞になるものだ。二人の手助けをしていた実の兄にとっては怒りが治らないだろうと理解できたので、軽く首を横に振った。
アレクサンドルは二人の返答にもう一度、申し訳ない、と言って机の上に置かれた紅茶を飲んだ。
少し落ち着いたのか、赤かった顔色が元になっていた。
「まあ、その、なんていうのかね。結局のところはクララが落ち込んで、夜も寝れやしないって言ってるから、なんとかできないかっていうその、事情を説明したかったんだ」
アレクサンドルは先ほどまでの激情に恥じているのか、少しどもりながら説明した。
ドーラはふう、と息をついた。
三人の事情は分かったし、彼の彼女に対する気持ちは分かった。
「分かりました。では、クララさん、あなたは眠れなかったりする不調をなんとかしたいですか?」
もちろん、彼女がそれで苦しんでいるのは分かっていたが、彼女の口から直接は聞いていない。
医学的な治療ではないが、患者自身の同意が必要だ。
まさかドーラに聞かれるとは思わなかったのか、クララもアレクサンドルも少し驚いた顔をした。
「――――はい」
それでも彼女はしっかりと頷いた。
「きちんと眠りたいし、起きているときもあの人のことばっかり考えたくない。すごくいらいらするし、ずっと不安なままも嫌だから」
ドーラはその言葉を聞いて、わかりました、と大きく頷き、
「だったら、全力で手伝いましょう」
そうにっこりと笑った。ドーラの笑みに少し驚いた顔をした二人だったが、やがてにっこりと互いに笑みを浮かべた。
普段の夜会の翌日は疲れる上に寝不足になるので、午後にしか開かないことが多いが、今日は昨日、アレクサンドルから頼まれた客人がやってくるので、早めに開けておいたのだ。
「今日は珍しく早いな」
今からポローシェ侯爵のもとへ行くらしいミールが、開店準備をしていたドーラに声をかけた。
「うん。今日はお客さんがくる予定なんだ」
昨日、頼まれたことを話すと、ミールは難しい顔をして、そうか、とだけ言った。
彼の様子に何かあるのかと思ったが、彼は何も言わずにそのまま出かけていってしまった。
もしかしたら、彼が今、ポローシェ侯爵の屋敷で行なっている仕事と関係があるのかもしれないが、ドーラが一人で深く考えても仕方がないことだと思ったので、客がくるまでのしばらくの間、新作の準備をすることにした。
今は秋。
もうすぐ冬になり、社交シーズンが本格的に始まる。
そうすると売れるのは香水や化粧品。
叔母のエリザベータが健在のときは、叔母の象徴でもある薔薇の香水が主力商品だったけど、ドーラが店主となってからは、柑橘や百合の香りを多く使用した製品が多い。
今シーズンの香水のテーマを何にしようかと思ったとき、ふと、先だっての『調査』を思い出した。
アイゼル=ワード大公国の白亜の大公邸。
遠い雪国の建物は堅実さとともに、寂しさを覚えるものだった。
「メインとなる匂いにはセージ、かな」
いくつかの香りを嗅いで、あの白亜の宮殿に一番合いそうな香りを記入した。
そして、ハーブ系の香りであるセージの精油と相性が良いといわれるハーブ系、樹脂系、樹木系の精油からピックアップしていくことにした。
「トップで香らせるのはセージとローレル。そして、その次のミドルにはニアウリとロザリーナ――でも、多分それだけだと華やかさが少ないから、ラベンダーでまとめる。
最後にフランキンセンスとブルーサイプレスで、甘さを出す」
そう呟きながら、処方箋に書き込んでいくドーラ。
そして、書き上げた処方箋をもとに実際に調合していく。
小さいガラス瓶に精油を一滴ずつ落とし、全部のものを入れ終わるとガラス棒でかき混ぜる。
そうして出来上がったブレンドオイルをムエットと呼ばれる試香紙につけて、匂いを嗅ぐ。
すぐに揮発する成分が多いトップノートやミドルノートの香りを中心に足りないと思った香りを足していき、その滴下数を処方箋にメモしていく。
そうしてあの白亜の宮殿、そしてそこで生活する人々を想像させるような香りを作り上げた。
もちろん、あとからじっくりと香るベースノートの存在も忘れていない。
少し時間をおいてからもう一度、嗅ぐことができるように、端っこに日付やどのような精油を入れたかなどを記した後、クリップにとめて窓際においた。
そうすることによって、人がつけた状態と同じ条件にしておくことができる。
当然ながら一シーズンに売り出す香水は一種類だけではない。
他にもローズの精油やマートルの精油、ハッカの精油を中心とした香水をそれぞれ作り上げた。
もちろん、試作品である。
『ステルラ』の香水を一人で作り上げられる調香師はドーラ一人だけだが、一人で作れない調香師なら、ミールだっている。だから、彼の意見や彼らの後見人であるポローシェ侯爵にサンプルをつけてもらうこともある。
一つの商品を作るのには、まだまだ時間がかかる。
いくつかの試作品を作った後、時計を見ると、もうすぐ昼だった。
臨時回転だったから、午前中は客が来なかったようだけれど、さすがにアポイントメントをしている客人がそろそろ来る。
簡単な食事を済ませると、店の看板を『午後は予約のみ』と書き換えた。
午前中に作った試作品の香りを再び嗅いだ。
最初に作ったセージを中心としたブレンドオイルからはフランキンセンスやブルーサイプレスの香りが、ローズを中心としたものからはオークモスやミルラの香りが、マートルを中心としたものからはベチバーやベンゾインの甘い匂い、ハッカを中心としたものからはスギやヒノキの柔らかい香りが漂ってきた。
「どれも決められない、かな」
ドーラは息をつきながらそう呟いた。
ちょうどその時、店の扉が開く音がした。
そちらへ向かうと、昨日会った青年、ハヴルスク侯爵の子息であるアレクサンドルと、紺色の髪をした少女――コレルンファ伯爵令嬢クララが来ていた。
「ごきげんよう、『ステルラ』の女主人殿」
相変わらずの笑顔でアレクサンドルが挨拶をした。
一方、クララは少し元気がなさそうに見えた。
「いらっしゃいませ、お二人とも」
ドーラはアレクサンドルの挨拶にごきげんよう、です、と言って、彼らを応接間に案内した。
「じゃあ、僕から状況説明を軽くしておくね」
ドーラが二人に紅茶を差し出した後、アレクサンドルがそう切りだした。彼女としては昨日、依頼をされたときに『コレンルファ伯爵令嬢を救ってほしい』としか聞いていなかったので、大歓迎だ。
一方のアレクサンドルに連れられたクララはそれに微かな頷きをしただけで、ずっとうつむいていた。
「君も知っていると思うけれど、彼女の父親であるコレンルファ伯爵、というのは、うちの遠縁でさ。その関係もあって、しょっちゅうこちらから奥さんを出したり、向こうから奥さんをもらったりという関係があるんだ。
んで、彼女も例に漏れず、僕たち兄弟の奥さんになるように昔から仲良くしていたんだ」
そういうとますますクララはうつむいた。
アレクサンドルも彼女の様子に気づいているのだろうが、気にする様子もない。
「僕とあの馬鹿――ドミトリーは性格が正反対でいろいろと苦労を彼女にもかけちゃったんだ。彼女はいつのまにか、あの馬鹿を好きになってね。
もちろん、僕はそれについて文句はないさ。それが僕たちの家族の関係だからね」
アレクサンドルはやれやれと肩をすくめながら説明を続けた。
ドーラにはその関係がよく分からなかったが、顧客のプライベートなところまでは踏み込まない、という調香師としてのスタンスを守った。
「でも、ドミトリーもクララのことが気に入ったようだったから、僕としちゃあ、安心だった」
アレクサンドルはそこで不意に言葉を切った。
クララもその言葉でより一層、深く沈んだような面持ちになった。
「ハヴルスク侯爵家としても公認のことだから、クララがデビューしてからの舞踏会だって、ずっとあいつから離れなかった。
僕はあいつに近づく女どもをただ、ひたすら追い払った。それなのに」
彼はそこで、拳を強くテーブルに打ちつけた。
「あいつは先月のシーズン最初の夜会が終わってから、なんて言ったと思うか? 『俺は永遠の愛を見つけたから、クララとは結婚できない』って言いやがったんだ」
怒りが治らないアレクサンドルはプライベートなことを話し始めた。自分たちのことを話されているのに、隣のクララは黙ったままだった。
「しかも、そんとき、隣に誰がいたか分かるか? エンコリヤ公爵んところのあばずれだよ」
ドーラは彼の口から出た名前は聞いたことがなかった。
エンコリヤ公爵、ということはポローシェ侯爵よりも大公に近い存在だから、もしかしたら大公邸ですれ違ったことがあるかもしれないが、正式な対面はない。
アレクサンドルはますますヒートアップしていく。
「なんのために今まで、うるさくつきまとう女どもを追い払ってきたのか、労力を考えろっていうもんだよ」
そこでようやく、クララがアレクサンドルの服をつかんだ。
彼はここがどこだか、そして、誰に向かって言っているのか、気付いたようで、すまない、とドーラとクララに謝罪した。
「ううん。怒ってくれてありがとう。私じゃあ、彼に強く言えないから」
クララは首を横に振った。ドーラもアレクサンドルの説明で彼女が落ち込むのは無理もない話であり、普通の婚約破棄でさえ女性にとっては醜聞になるものだ。二人の手助けをしていた実の兄にとっては怒りが治らないだろうと理解できたので、軽く首を横に振った。
アレクサンドルは二人の返答にもう一度、申し訳ない、と言って机の上に置かれた紅茶を飲んだ。
少し落ち着いたのか、赤かった顔色が元になっていた。
「まあ、その、なんていうのかね。結局のところはクララが落ち込んで、夜も寝れやしないって言ってるから、なんとかできないかっていうその、事情を説明したかったんだ」
アレクサンドルは先ほどまでの激情に恥じているのか、少しどもりながら説明した。
ドーラはふう、と息をついた。
三人の事情は分かったし、彼の彼女に対する気持ちは分かった。
「分かりました。では、クララさん、あなたは眠れなかったりする不調をなんとかしたいですか?」
もちろん、彼女がそれで苦しんでいるのは分かっていたが、彼女の口から直接は聞いていない。
医学的な治療ではないが、患者自身の同意が必要だ。
まさかドーラに聞かれるとは思わなかったのか、クララもアレクサンドルも少し驚いた顔をした。
「――――はい」
それでも彼女はしっかりと頷いた。
「きちんと眠りたいし、起きているときもあの人のことばっかり考えたくない。すごくいらいらするし、ずっと不安なままも嫌だから」
ドーラはその言葉を聞いて、わかりました、と大きく頷き、
「だったら、全力で手伝いましょう」
そうにっこりと笑った。ドーラの笑みに少し驚いた顔をした二人だったが、やがてにっこりと互いに笑みを浮かべた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる