お気楽、極楽⁉︎ ポンコツ女神に巻き込まれた俺は、お詫びスキルで異世界を食べ歩く!

にのまえ

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女神ライン

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 空に反応してピンピコンと音がなる、俺は女神ラインのアプリを押した。

〈姉さん、ニャン太郎君がご飯を食べてくれません。このエネルギーチャージではダメすか?〉

 待て、待て、待て女神! 

 そのエネルギーチャージは俺の食欲がない日の食事だ。あの女神……猫のご飯もわからないのか? 猫皿の近くに、ニャン太郎のメシのカリカリが置いてあるはずだ。

〈あの、ルルーナちゃん~。違う世界の猫はエネルギーチャージは食べませんよ。近くに猫の写真が入った袋がないですか?〉

〈そうだ。そっちの世界の猫が食うのはカリカリだぞ!〉

〈ルルーナさん、カリカリを60グラム計り、猫ちゃんにあげてください〉

 ほかの、女神達がラインに参加してくる。
 俺は静かに、どうなるのか見守ることにした。

 しかし当の本人は。

〈ええ、このエネルギーチャージ美味しいです。あの味、猫さんも好きだと思います〉

 まあ、エネルギーチャージが美味いのはわかるが、愛猫のご飯にはならない。しかし、こいつならやると思い「やめろ」と声を上げたと同時に、ラインに俺ば話した文字が現れた。

 なに?
 もしかして、音声入力か?
 まあいい、いまは女神を止める。

「頼むから女神! ニャン太郎に人の食べ物をあげないでくれ、ニャン太郎が腹を下すか病気になる!」

 ニャン太郎は食いしん坊で、食べ過ぎて腹を下す。だから塩分、量を決めてご飯をあげてるんだ。

「女神に頼んだだろう? 頼むから、ちゃんと愛猫の面倒をみてくれよ!」

〈え、ええ? 鈴村様? あわわ……間違えて女神ラインに入れてしまったわ……姉さん方、ごめんなさい〉

 女神、俺の話を聞けぇ!
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