悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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解放団旗揚げ

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「う……そ」



「本当ですよ。ハーン様の娘として見ていた方がいつの間にか私の中で女性として惹かれました……私と身分が違う方だから、気持ちを抑えてました」



そう言ってあたしを抱きしめてくれた。








「セシル、私はあなたを愛しています」




あたしたちは、お互い想いあっていたんだ。
身分が違うから伝えられない、そんな状況にいたんだね。




「セシルが……生きていてよかった」



そう言ってアベルがあたしに口づけをした。
そんな経験すら、あたしにはなかった。



それから、アベルとはたくさん話をした。
あたしがアベルのために薬を用意した優しさが嬉しかった事、兵士からあたしを守れなかったらと考えたら怖かった事。
あの時、震えていたのはあたしを失うことへの恐怖からだと教えてくれた。


「しかし……セシルには触れられない方だったから、私はなんだか悪い事をした気分にもなります」



真面目にそんなことを言うから思わずあたしはクスクス笑った。



「あたしはアベル以外に触られたくない」




そう言ったあたしを強く抱きしめてくれた。



「何があっても、私があなたを守ります」





今日、あたしの想いは通じ合えた。

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