悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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湖の街の危機

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アニエスに呼ばれて部屋に行ったら



「今の帝国の勢力は60,000近くありますが、我々の勢力は2,000足らずです」


唐突に現実を突き付けられた。



「帝国に勝つにはまずは仲間を募る必要があります。マキという町の町長は私の旧知の仲です」


「マキ?」


「北のゼレイの関所に近い位置にある町です。その町の町長のレイルという男は町民のために帝国に屈してますが、必ずや我々の味方をしてくれます」



アニエスは自信ありげに言った。
レイルという男性をアニエスは信頼しているようだった。



「そこで、距離がありますがマキの町に赴き、勧誘をしようと思います。セシル殿に頼めますか?」



「えぇ……ただ、一人はちょっと………」



「わかっています。我々は帝国からみたら反逆者、そしてあなたはリーダーです。
あなたを一人で行かせるような事はしません。クリックとクルー……この二人は護衛に必ずつけます」



「……うん。あとアベルもいいかな?」



「もちろんです。あなたが信頼する人を必要とする人数お連れください。善は急げといいます。明朝の出発を」




アニエスとの話が終わって部屋を出た。



ふぅ……下を向いてため息をついたら目の前に人の気配を感じた。




「アベル……どこでもついて来てくれるよね?」



「もちろんですよ、“お嬢様”」




そう言ってお互い笑った。
5階には今は人が数人いる。
人前ではあたしを名前で呼ばない彼がなんだかおかしく感じた。

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