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解放団初陣
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翌夕刻、あたしたちはそれぞれの配置について森に潜んでいた。
「これだけの木があれば身を隠すのは容易いが……これを焼き払うとは酷い話だな」
ゼシカが嫌そうに言った。
「ゼシカ、必ず帰ってきてね」
「お嬢様も……御武運を」
アベルもゼシカもルイもクリックも……みんなそれぞれの配置に行き待機をしていた。
「セシル殿、軍師として最後に一言。セシル殿は好まぬとわかりますが『アドレイ』の姓を名乗って下さい。『アドレイ』を名乗るセシル殿をきっとムウ・バジルー将軍は3大将軍の汚点として烈火の如く追うでしょう。
ムウ将軍は帝国に忠実で厚い人物…きっと『アドレイ』を名乗った方が相手をおびき寄せられます」
「……わかった」
あまり、アドレイの姓は使いたくなかった。
お父さんと離別して以降、あたしはアドレイを名乗る資格はないと思ったから……。
夜が更け、アニエスが何度か確認した後にあたしを正門まで案内した。
まだ、正門は開いてない。
「私は解放団リーダーセシル・アドレイ!残虐非道な三日月帝国の将軍よ!マリー地方の森の焼き払いなど言語道断!我々はその行為を許さぬ!覚悟しろ!!!」
夜中の無音の中にあたしの声が響いた。
4階の窓が開いて覗いたのはムウ・バジルー本人……
「帝国3大将軍の娘でありながらの裏切り者か!夜襲など汚い真似を!成敗いたす!」
「何を言うか!!森の焼き打ちを森に住む住民に伝えず行おうとするお前たちのが卑怯者だ!!!夜襲に怯えるなど帝国3大将軍の名折れだな!」
あたしの最後の言葉に兵士から笑いがおきた。
「我々の手で『自由』を掴む!覚悟しろ!!!」
あたしが『自由』と言った。
これが合図だった。
左右と後方に構えていた弓兵隊が一斉射撃を開始した。
しかし、正門は開かない。
「正門は?」
あたしが振り返りアニエスを見たらアニエスがあたしに退くように言った。
森に身を隠してからアニエスが教えてくれた。
ある程度相手の兵力を削ぐために開門は少しずらすと。
城の塀はそんなに高くなく、馬上の兵士が打ち込んでも容易に塀の中に落ちた。
城からは悲鳴や怒号が聞こえた。
「…まもなく開門です。すぐに出てきた兵士はテリィとゼシカの部隊が左右から矢で打ちます。なのでクリックたち部隊を下げました」
アニエスの鮮やかな戦術に驚きながらもあたしは一抹の不安があった。
相手は戦に慣れた帝国3大将軍……アニエスも戦の軍師を務めた人物とはいえ、アニエスの策以上の策があるのではないか…と。
「これだけの木があれば身を隠すのは容易いが……これを焼き払うとは酷い話だな」
ゼシカが嫌そうに言った。
「ゼシカ、必ず帰ってきてね」
「お嬢様も……御武運を」
アベルもゼシカもルイもクリックも……みんなそれぞれの配置に行き待機をしていた。
「セシル殿、軍師として最後に一言。セシル殿は好まぬとわかりますが『アドレイ』の姓を名乗って下さい。『アドレイ』を名乗るセシル殿をきっとムウ・バジルー将軍は3大将軍の汚点として烈火の如く追うでしょう。
ムウ将軍は帝国に忠実で厚い人物…きっと『アドレイ』を名乗った方が相手をおびき寄せられます」
「……わかった」
あまり、アドレイの姓は使いたくなかった。
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夜が更け、アニエスが何度か確認した後にあたしを正門まで案内した。
まだ、正門は開いてない。
「私は解放団リーダーセシル・アドレイ!残虐非道な三日月帝国の将軍よ!マリー地方の森の焼き払いなど言語道断!我々はその行為を許さぬ!覚悟しろ!!!」
夜中の無音の中にあたしの声が響いた。
4階の窓が開いて覗いたのはムウ・バジルー本人……
「帝国3大将軍の娘でありながらの裏切り者か!夜襲など汚い真似を!成敗いたす!」
「何を言うか!!森の焼き打ちを森に住む住民に伝えず行おうとするお前たちのが卑怯者だ!!!夜襲に怯えるなど帝国3大将軍の名折れだな!」
あたしの最後の言葉に兵士から笑いがおきた。
「我々の手で『自由』を掴む!覚悟しろ!!!」
あたしが『自由』と言った。
これが合図だった。
左右と後方に構えていた弓兵隊が一斉射撃を開始した。
しかし、正門は開かない。
「正門は?」
あたしが振り返りアニエスを見たらアニエスがあたしに退くように言った。
森に身を隠してからアニエスが教えてくれた。
ある程度相手の兵力を削ぐために開門は少しずらすと。
城の塀はそんなに高くなく、馬上の兵士が打ち込んでも容易に塀の中に落ちた。
城からは悲鳴や怒号が聞こえた。
「…まもなく開門です。すぐに出てきた兵士はテリィとゼシカの部隊が左右から矢で打ちます。なのでクリックたち部隊を下げました」
アニエスの鮮やかな戦術に驚きながらもあたしは一抹の不安があった。
相手は戦に慣れた帝国3大将軍……アニエスも戦の軍師を務めた人物とはいえ、アニエスの策以上の策があるのではないか…と。
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