悠久~version1:解放戦争

由奈(YUNA)

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ある日の1日

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「ここの暮らしには慣れました?」



3人を見渡して聞いてみた。


「はい!皆様敵であった我々を暖かく迎えてくれてすごく過ごしやすいです!」


「僕も元々帝国に不満があり、でもムウ将軍についていたい一心で帝国にいたのでムウ将軍と解放団にいる今が幸せです!!」



2人の兵士は笑顔でそう答えてくれた。



「私も……敵将軍でありながら解放団に入った身なのに疑わずにいてくださるセシル殿や皆様の優しさには驚くばかりです」


ムウもそう言って笑っていた。
戦場では一切見なかった、昔あたしが帝国にいた時に見たムウの笑顔と変わらない笑顔。



「疑うも何も……信じるに足る人物だから疑う理由がありません。将軍を慕う兵士のみんなも一緒。信じられる仲間しかここにはいないんです」


そう言ってパンを食べた。
あたしの言葉を聞いて2人の兵士が喜んでいた。



「リーダーに信用されるなんて感激です!これからはムウ将軍ではなくリーダーのために働きます!」


一人がそう言ったのを見て思わず吹き出してしまった。



「あたしについてくるのが1番大変だよ?あたしヘリオン城攻防戦であたしの隊はあたしと前線に行かないでルイと前線行ったもん。
後から兵士に『ルイさんの指示でも構わないけど、リーダーと前線に行きたかった』とか言われたしねー」


「え!?あれはその場で将を変えたんですか!?」



兵士の1人が驚いた声を上げた。



「うん。だってあたしの狙いは旗だったし……ルイが来たからルイなら任せられるから任せた!ってね。だからあたしについてきても一緒に前線行けないかもよ」


冗談っぽく話したら兵士は本気で悩みだした。

生粋の兵士だから前線で戦いたいんだろうな……そう冷静に思いながらスープを飲んだ。




少し談笑をしてから2人の兵士は席を離れ、食堂にはあたしとムウだけになった。





「ムウ将軍、ずっと聞きたかった事があるんです」


「何ですか?何でも答えますよ」


「ムウ将軍がヘリオン城で言った『皇帝は心に鬼がいる』……その意味があたしはよくわからないんです」



そう言ってムウを見たらちょっと顔を曇らせて考え込んでいた。

あまり人に言えない内容なのだろうか?
でも皇帝がどんな人物かはあたしは詳しく知らない。

帝国3大将軍のムウなら皇帝については詳しいと思って、皇帝を知るための質問だった。

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