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16.白井くんとお出掛けします
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家が目の前に迫った時に
前方から見慣れたシルエットが3つ……。
「白井くん!そろそろ大丈夫!家、そこだから!」
なんとなく、嫌な予感がしたんだ。
だって、あのシルエット……
「え?そう?本当にすぐそこ?人通り少ないから家まで送るよ?」
全力で心配してくれる白井くんには申し訳ないけど、、、
明くん………なんだよね、あの中の一人。
絶対に、、騒がれる予感が、、、
「あーっ!!ここちゃぁーん!!おかえりぃ!!!」
静かな住宅街に響く明くんの声。
唯斗くんっぽいシルエットの人が明くんの頭をバシッと叩いたのが見えた。
「え?………あ、立花さんの家族?」
白井くんも驚いていたけどすぐに分かってくれた。
「一番下の弟さん……ですね」
苦笑いで答えたら、白井くんは状況を察してくれたみたい。
「じゃあ……俺はここで。
あとこれ、バレンタインのお礼」
そう言って白井くんはバッグから何かの袋を取り出して私に渡してくれた。
お姉さんの誕生日プレゼントを買ったお店の袋……。
バレンタインのお礼って!
もう充分すぎるくらい奢ってもらったし!!
「駄目だよ!たくさんしてもらったのに!」
私が返そうとしたけど受け取ってはもらえず……。
「返されても俺が困るからもらってよ。
じゃあまた、学校で」
白井くんは笑顔のまま
颯爽と来た道を戻っていった。
「ここちゃん!今の人は誰!?なんであんなに慌てて帰ったの!!?」
それは
明くんに絡まれる予感がしたからだよ
って言うわけにはいかず。
「ってかまさか彼氏!?」
「違うよ、友達?
とにかく家に入ろうよ」
外で騒がしいのはまずいから押し込むように家に入った。
なんかもう、、今が一番疲れたかも。
前方から見慣れたシルエットが3つ……。
「白井くん!そろそろ大丈夫!家、そこだから!」
なんとなく、嫌な予感がしたんだ。
だって、あのシルエット……
「え?そう?本当にすぐそこ?人通り少ないから家まで送るよ?」
全力で心配してくれる白井くんには申し訳ないけど、、、
明くん………なんだよね、あの中の一人。
絶対に、、騒がれる予感が、、、
「あーっ!!ここちゃぁーん!!おかえりぃ!!!」
静かな住宅街に響く明くんの声。
唯斗くんっぽいシルエットの人が明くんの頭をバシッと叩いたのが見えた。
「え?………あ、立花さんの家族?」
白井くんも驚いていたけどすぐに分かってくれた。
「一番下の弟さん……ですね」
苦笑いで答えたら、白井くんは状況を察してくれたみたい。
「じゃあ……俺はここで。
あとこれ、バレンタインのお礼」
そう言って白井くんはバッグから何かの袋を取り出して私に渡してくれた。
お姉さんの誕生日プレゼントを買ったお店の袋……。
バレンタインのお礼って!
もう充分すぎるくらい奢ってもらったし!!
「駄目だよ!たくさんしてもらったのに!」
私が返そうとしたけど受け取ってはもらえず……。
「返されても俺が困るからもらってよ。
じゃあまた、学校で」
白井くんは笑顔のまま
颯爽と来た道を戻っていった。
「ここちゃん!今の人は誰!?なんであんなに慌てて帰ったの!!?」
それは
明くんに絡まれる予感がしたからだよ
って言うわけにはいかず。
「ってかまさか彼氏!?」
「違うよ、友達?
とにかく家に入ろうよ」
外で騒がしいのはまずいから押し込むように家に入った。
なんかもう、、今が一番疲れたかも。
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