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18.仲良しグループ
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学校生活は、思いもしない状況になってきていた。
女の子は仲良しグループができていて、それは去年もそうだったから驚かないんだけど……
問題は、私。
今年もひなちゃんと遥加ちゃんと一緒だと思ったんだけど……
一緒……なんだけど………
「聞いた?今日の美術の授業って人を描くんだって」
休み時間、そう言いながら遥加ちゃんの席に来たのはカレンさん。
休み時間は遥加ちゃんと私の席を囲むように人だかりができるのが定番になった。
「えーっ!私模写?とか苦手だし、、、」
そう言った木下さんは自分の爪に塗ったマニキュアが気になるみたいでジッと見てる。
「ってか誰を描くの?先生?」
高田さんは興味なさそうに髪の毛を指でクルクルさせていじってる。
「二人組作るんじゃないかなぁ?」
遥加ちゃんはそう言ってひなちゃんを見て
「心は得意?絵を描くの」
ひなちゃんは普通に私に話を振った。
「………めちゃめちゃ苦手…です」
そう
なぜか私は
カレンさんたちと一緒にいます。
遥加ちゃんたちといたら自然とそうなっていて
今のグループは六人なんだけど……
私は別に、カレンさんたちと仲良しって訳でもない。
「えー!意外!城山さんってそーゆーの得意そうなのにっ!
ねぇ、清香もそう思わない!?」
木下さんは大きな声で高田さんに話を振って、それからニヤリと笑った。
その笑顔が、私は苦手。
「分かるーっ!何て言うか……真面目?って感じだし……勉強大好きそうだもん!」
高田さんはそう言って笑うんだけど……勉強が決して大好きではない。
そして、私は高田さん笑顔も、苦手。
女の子は仲良しグループができていて、それは去年もそうだったから驚かないんだけど……
問題は、私。
今年もひなちゃんと遥加ちゃんと一緒だと思ったんだけど……
一緒……なんだけど………
「聞いた?今日の美術の授業って人を描くんだって」
休み時間、そう言いながら遥加ちゃんの席に来たのはカレンさん。
休み時間は遥加ちゃんと私の席を囲むように人だかりができるのが定番になった。
「えーっ!私模写?とか苦手だし、、、」
そう言った木下さんは自分の爪に塗ったマニキュアが気になるみたいでジッと見てる。
「ってか誰を描くの?先生?」
高田さんは興味なさそうに髪の毛を指でクルクルさせていじってる。
「二人組作るんじゃないかなぁ?」
遥加ちゃんはそう言ってひなちゃんを見て
「心は得意?絵を描くの」
ひなちゃんは普通に私に話を振った。
「………めちゃめちゃ苦手…です」
そう
なぜか私は
カレンさんたちと一緒にいます。
遥加ちゃんたちといたら自然とそうなっていて
今のグループは六人なんだけど……
私は別に、カレンさんたちと仲良しって訳でもない。
「えー!意外!城山さんってそーゆーの得意そうなのにっ!
ねぇ、清香もそう思わない!?」
木下さんは大きな声で高田さんに話を振って、それからニヤリと笑った。
その笑顔が、私は苦手。
「分かるーっ!何て言うか……真面目?って感じだし……勉強大好きそうだもん!」
高田さんはそう言って笑うんだけど……勉強が決して大好きではない。
そして、私は高田さん笑顔も、苦手。
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