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おまけその1 レティシアさんの幸せ(レティシア視点)
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私は、カトレーネ・トマス前々公爵夫人の屋敷で、なぜかマナーやダンスのお勉強をさせられていた。
今日の先生は、マーガレット様だった。この方はトマス前公爵夫人で、とても優しくて上品な方だった。
「レティシア様、社交界での高位貴族とのお付き合いの仕方を学びましょうね。まずは、侯爵家の慣習からですよ。いいですか? 侯爵家では・・・・・・」
「?」
私は、なぜ侯爵家の慣習を学ぶ必要があるのだろう? それでも、爵位ごとに違う慣習や、会話の仕方にもきまりがあること、夜会での振る舞い方など、細々と教えていただくのは楽しかった。
マリアンヌ様は、トマス公爵夫人で、とても綺麗で快活な方だった。カトレーネ・トマス前々公爵夫人によく似た方だ。この方は、ダンスを教えてくださった。
「よろしくて? ここで、ターンを決めると素敵に見えますのよ? 踊っているあいだは、かすかに笑みを浮かべてくださいね? 嫌いな相手と踊る時であったとしても、お顔にだしてはいけません。淑女の仮面は、好きな殿方の前でだけお取り外しなさいませ」
マリアンヌ様は、コロコロとお笑いになって扇子で口元を隠した。
私は、一通りの教育を受けてサンダー侯爵家に住み込むことになった。
そうか、これはサンダー侯爵家の侍女になるためのお勉強だったんだ!
そう考えると、納得のいく思いがした。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
サンダー侯爵家では、誠心誠意、侍女として働いた。
サンダー侯爵のご両親は、他界していらっしゃらないし、ルーカス様は独身だった。
侍女長や執事とも打ち解けて話せるようになって、毎日が楽しかった。
マリーは、サンダー侯爵家で、すくすく育っている。ルーカス様は、とても可愛がってくださる。
3年ほど経ったある日、私はルーカス様に呼ばれてこう言われたのだった。
「マリーを私の実の娘にするチャンスをくれないかい? いい父親になれると思うんだ」
私は、嬉しさに涙ぐんだ。この歳月のあいだに、私はルーカス様の思いやりのある言葉や態度に、とても惹かれていたから。
「私は、それほど美しい容姿ではないけれど、レティシアを愛する気持ちは誰にも負けないよ」
ルーカス様は、さらに言い募る。容姿なんて、美しくなくたっていいのよ。私は、ルーカス様が大好きだ。
「ルーカス様は美しいです! 誰よりも、優しい私の最愛の男性です」
私は、ルーカス様の胸に飛び込んで嬉しさに泣いた。ルーカス様は、優しく抱きしめてくれた。
あぁ、ここが私の居場所だったんだ。ようやく、私の止っていた時間が動きだす。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚おまけ
「お婆様! ルーカス様ったら、ようやく、レティシア様にプロポーズしたらしいわ。侯爵夫人教育をしてから3年もかかるなんて・・・・・・」
「トマス公爵家の血筋の男性は、シャイですからねぇーー」
今日の先生は、マーガレット様だった。この方はトマス前公爵夫人で、とても優しくて上品な方だった。
「レティシア様、社交界での高位貴族とのお付き合いの仕方を学びましょうね。まずは、侯爵家の慣習からですよ。いいですか? 侯爵家では・・・・・・」
「?」
私は、なぜ侯爵家の慣習を学ぶ必要があるのだろう? それでも、爵位ごとに違う慣習や、会話の仕方にもきまりがあること、夜会での振る舞い方など、細々と教えていただくのは楽しかった。
マリアンヌ様は、トマス公爵夫人で、とても綺麗で快活な方だった。カトレーネ・トマス前々公爵夫人によく似た方だ。この方は、ダンスを教えてくださった。
「よろしくて? ここで、ターンを決めると素敵に見えますのよ? 踊っているあいだは、かすかに笑みを浮かべてくださいね? 嫌いな相手と踊る時であったとしても、お顔にだしてはいけません。淑女の仮面は、好きな殿方の前でだけお取り外しなさいませ」
マリアンヌ様は、コロコロとお笑いになって扇子で口元を隠した。
私は、一通りの教育を受けてサンダー侯爵家に住み込むことになった。
そうか、これはサンダー侯爵家の侍女になるためのお勉強だったんだ!
そう考えると、納得のいく思いがした。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚
サンダー侯爵家では、誠心誠意、侍女として働いた。
サンダー侯爵のご両親は、他界していらっしゃらないし、ルーカス様は独身だった。
侍女長や執事とも打ち解けて話せるようになって、毎日が楽しかった。
マリーは、サンダー侯爵家で、すくすく育っている。ルーカス様は、とても可愛がってくださる。
3年ほど経ったある日、私はルーカス様に呼ばれてこう言われたのだった。
「マリーを私の実の娘にするチャンスをくれないかい? いい父親になれると思うんだ」
私は、嬉しさに涙ぐんだ。この歳月のあいだに、私はルーカス様の思いやりのある言葉や態度に、とても惹かれていたから。
「私は、それほど美しい容姿ではないけれど、レティシアを愛する気持ちは誰にも負けないよ」
ルーカス様は、さらに言い募る。容姿なんて、美しくなくたっていいのよ。私は、ルーカス様が大好きだ。
「ルーカス様は美しいです! 誰よりも、優しい私の最愛の男性です」
私は、ルーカス様の胸に飛び込んで嬉しさに泣いた。ルーカス様は、優しく抱きしめてくれた。
あぁ、ここが私の居場所だったんだ。ようやく、私の止っていた時間が動きだす。
*:゚+。.☆.+*✩⡱:゚おまけ
「お婆様! ルーカス様ったら、ようやく、レティシア様にプロポーズしたらしいわ。侯爵夫人教育をしてから3年もかかるなんて・・・・・・」
「トマス公爵家の血筋の男性は、シャイですからねぇーー」
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