遅いラインは恋のスパイス?

青空一夏

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遅いライン

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雅人からラインがない!!

もう3時間も!

いつもなら早くて5分、遅くとも30分以内には返信がくるのに。

うっ  うっ  うわぁーーーん!!
           この最強モテる私が!!
              振られちゃったのかぁーーー??? 

何度も、何度もケータイをのぞき込む。

雅人はイケメンだ。背も高いし、ハーフっぽい顔立ちは人目を引く。

もしかして、他の女の子と?

えぇーーーだから、昨日のおやすみなさいのラインでスタンプがなかったのかな??
なんか、そっけなかった。

「おい、玲奈、お前の好きなドラマやってるぞ!」
兄の聡がリビングから声をかけてきても、上の空でケータイをにらみつけている。





ピロロリーーン

        はっつ!!

              雅人から!!

                          きたぁーーーー

嬉しい!!

待たされて、気をもませられたぶんだけ、飛び上がりそうなほど嬉しい!!

「ごめん!ちょっと、急にバイトはいちゃって」

「うん、大丈夫―全然、気にしてないよぉーーーー」

玲奈は、心にも無いラインをうつ。

でも、顔は紅潮し、口元はによによと笑ってしまう。



雅人と同じ高校で同級生の兄は1歳上でおっせかいで意地悪だ。

「おっ、お待ちかねの雅人ちゃんからお返事きたかぁーーーお前、わっかりやすいなぁ」

からかわれても、ぴょんぴょんリビングに飛ぶようにしてくる玲奈は相当やきもきしていたのだろう。

今は手にバニラアイスをもち、幸せそうな笑顔を浮かべている。



「え?お前、俺の妹が好きなの?悪いことは言わん。やめとけ!」

「何でだよ? 可愛いし、綺麗だし、可愛いし、理想だ」

「うん、正気じゃないね?可愛いし、を二回も言うところがもうアウト!
お前にはあいつは無理だ。
あいつ、モテすぎて冷たい男が好きなんだよ。
妹は恋が安定してくると飽きる習性がある。妖怪、乗り換え女なのだ!」

「つ め た い男?がんばる!!!」



かくして、たまにラインの返信をわざと遅らせるという、誠実な雅人にとってはかなり高度なワザを駆使することになった。

「えっと、昨日はすぐに返信しすぎて、玲奈ちゃんが飽きてたみたいだったから、今日の返信はバイト終わってからにしよう。はぁーーーーつらい。」



玲奈は兄の聡に言う
「お兄ちゃん、私、雅人とずーーーっと一緒にいたい。嫌われたのかなって思うと優しくされて、優しくされてるけどたまに冷たくて‥‥もぉーーーー神」

聡は思う。絶対、妹は愛人体質のどMだと。



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みんなの感想(1件)

2020.09.30 ユーザー名の登録がありません

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2020.09.30 青空一夏

Maro様
ありがとうございます😊👍

解除

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