(完結)魔王は人間の公爵令嬢を溺愛するーいささか過剰にー

青空一夏

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19 水晶の洞窟での結婚式

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 アリアナと魔王の結婚式は、魔界の奥深くに位置する水晶で作られた洞窟の中で行われた。洞窟の内壁には、繊細に彫刻された水晶の模様が施されており、そこに反射する光が幻想的な陰影を作り出していた。地面には、月光のように柔らかく輝く水晶の破片が散りばめられ、祭壇の周りには光を放つ水晶のランタンが並ぶ。

 アリアナのドレスは魔王の瞳のタンザナイトの色に合わせた深い青紫色で、光沢のあるシルクで作られていた。胸元には繊細な水晶のビーズが施され、光を受けて神秘的にきらめく。細かく編まれた髪に、小さな水晶の飾りが散りばめられており、全体的にエレガントで幻想的な印象だった。

 魔王は深い紫色のベルベットで作られた豪華なローブを着ていた。ローブには、星のように輝く銀の刺繍が施され、彼の動きに合わせてまるで星座のような模様が浮かび上がる。ローブの肩には、水晶の肩飾りが取り付けられており、光を受けるとまるで星々が降り注いでいるかのように見えた。特に目を引くのは、ローブの裾に施されたコバルトブルーのアクセントだった。コバルトブルーは、アリアナの瞳の色を彷彿とさせる深い青で、光を受けると鮮やかに輝く。 

 新郎新婦魔王とアリアナは、水晶の台座の上に立ち、儀式を進める。儀式の間、魔界の精霊たちが水晶の柱から現れ、祝福の言葉を捧げながら優雅な音楽を奏でた。もちろん、魔王の側近をはじめとする主要な臣下たちも、この儀式に参列した。ジョアンナ妖精はアリアナの周りを嬉しそうに飛び回っていた。

 ふたりが結婚の誓いを交わすと、洞窟全体がまばゆく輝き、誰もが喜びとお祝いの歓声をあげた。魔王とアリアナはほんの少し照れながら、そっと口づけを交わしたのだった。
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