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30 プレシャスの死
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「大丈夫よ、プレシャス様。元気な赤ちゃんが生まれるわ、絶対に」
アリッサはプレシャスの手を握り、涙ながらに励まし続けた。しかし、プレシャスは次第に弱っていった。
「私のお願いを聞いて。実は私のお部屋の引き出しに、万が一のために遺言書を書いておいたの。娘はアリッサ様に育ててほしいのよ。お願い……ギャロウェイ伯爵家には渡さないで……」
赤ん坊の産声が響いた瞬間、プレシャスは微笑んだまま静かに息を引き取ってしまった。
「嘘でしょう? プレシャス様、お願い、目を開けてください! 赤ちゃんが無事に産まれたのに・・・・・・私はプレシャス様が大好きだったのに……お願い、目を開けて」
アリッサは実の姉のような存在だったプレシャスに縋って泣いた。しかし、悲嘆に暮れている場合ではないことにすぐさま気がつき、新たに生まれた命を抱きしめながら、その小さな命を自分が守り育てていく決意を固めた。
アリッサが外に目をやると、庭園の木々が強風に吹かれている様子が見えた。穏やかな気候のワイマーク伯爵領にしては、風が強すぎるように感じる。さらに、天が泣いているかのように小雨が降り始めた。その雨は悲しみを表すかのように静かに、地面にそっと浸透していった。
居間で待っていたラインは、アリッサの表情を見て全てを悟る。
「この子は、私たちの娘として育てよう」
「えぇ、王太后様にご相談しましょう。この子を私たちが育てられるように法的手続きを取らないといけないわ」
アリッサは、プレシャスの生んだ子供をワイマーク伯爵家の養女にしたい旨を記した手紙を、王太后に届けるよう侍従に託した。
ニッキーが拒否したため、プレシャスとニッキーの離婚はまだ成立していない。なんとしても、ニッキーに知られる前にプレシャスの子供を養女にしたいアリッサたちだった。
ワイマーク伯爵領の森を抜けた直後、アリッサが手紙を託した侍従は、突然前方の道に立ちはだかる数名の騎士たちに気づいた。彼らは無言で道を塞ぎ、まるで侍従が通るのを待っていたかのようだった。
侍従が警戒しながら近づくと、騎士たちが剣を抜き、鋭い目つきで彼を睨みつける。その瞬間、侍従は剣の持ち手に彫られた紋章に気づいた。それはギャロウェイ伯爵家とウィルコックス伯爵家の紋章であり、二つの家が結託していることを意味していた。
「まさか、ここで待ち伏せをしていたなんて・・・・・・」侍従は即座に状況の深刻さを理解した。彼は必死に手紙を守ろうとしたが、数に勝る敵に圧倒され、手紙は無念にも奪われてしまう。侍従は負傷しながらも、この出来事をラインたちに報告するために、なんとかワイマーク伯爵邸にたどり着いた。
ワイマーク伯爵領の居間で、アリッサはプレシャスの赤ちゃんをあやしていた。隣に座ったラインは、目を細めて新しい命を見つめている。
「すごく綺麗な子だね。きっと、素晴らしい美人になる」
「えぇ。プレシャス様のように美しい女性になるはずよ。それにしても、赤ちゃんって本当に可愛いわね。私たちの赤ちゃんは、どんな姿で生まれてくるのかしら? とても楽しみね」
「まったくだね。私たちの赤ちゃんも、この子に負けず劣らず素晴らしい美人になるのは確実だけれどね。おまけに賢くて勇気があって、きっと精霊に愛される子供になるだろう。だって、アリッサは精霊に愛されているからね」
「それは、私がワイマーク伯爵領に住んでいて、ライン様の妻だからという要素も大きいと思いますわ」
ラインと穏やかな会話を楽しんでいると、突然居間の扉が荒々しく開き、侍従が足を引きずりながら入ってきた。彼の姿は見るも無惨で、衣服は泥だらけで裂け、顔には浅い切り傷がいくつもあった。
「何があったのですか?」
アリッサは急いで立ち上がり、彼に駆け寄る。侍従は深く息を吸い、かすれた声で言った。
「……申し訳ございません、奥様。手紙が・・・・・・ギャロウェイ伯爵家とウィルコックス伯爵家の騎士たちに奪われてしまいました」
アリッサの顔に緊張が走り、無意識に指先が震えた。彼女は冷静を装いながらも、内心では大きな動揺を隠しきれなかった。
「彼らが待ち伏せしていたということ?」
侍従はうなずき、拳をぎゅっと握り締めながら話を続けた。
「ワイマーク伯爵領の森を抜けたところで、彼らは待機しておりました。手紙を強引に奪われ……私は何もできず、このような無様な姿で戻るしかありませんでした……」
アリッサはギャロウェイ伯爵家とウィルコックス伯爵家への怒りを感じながらも、冷静さを保ち、再度問いかけた。
「その騎士たちは、なにか言っていた?」
「・・・・・・ニッキー卿とサミー卿の命令で、ずっと待機させられていたことを愚痴っていました。プレシャス様がもうすぐ出産される頃だからずっと見張れ、と命じられていたようです」
侍従の悔しげな表情がその無力感を物語っていた。ラインは短くため息をつき、彼の肩に手を置いた。
「無事で戻ってきたことが何よりだ。君を責めるつもりはないよ。怪我の手当てを受けるように。だが・・・・・・まさか領地の外で待ち伏せしているとは、見通しが甘かったな」
ラインは地図を広げ、険しい表情でアリッサと共に作戦を練り始めた。ワイマーク伯爵領から王都へ続く道が広げられている。
「こうなったら、私たちが直接王都に向かい、王太后陛下にお願いしよう。整備された道を使うのは危険だな。彼らが待ち構えている可能性が高いぞ」
アリッサはしばらく考え込んだ後、ひらめいたように言う。
「森の小道を使えば見つかるリスクは減るかもしれない・・・・・・そうだわ、精霊たちに助けを求めましょう。あの子たちなら安全な道を案内してくれるはずよ」
アリッサはすぐに庭園に向かい、森に向かって声を張り上げる。
「精霊さんたち、出てきて! 相談があるの」
しばらくすると、七匹の小さな子ウサギたちがアリッサの前に姿を現し、一列に並んで見上げた。彼女はその可愛らしい姿に微笑みつつ、状況を説明した。
「お兄様とサミー卿の騎士たちが、私たちの王都行きを妨害しようとしているの。だから、彼らに見つからずに別の道を通って王都へ向かいたいの。協力してくれるかしら?」
ウサギたちは一斉に小さくうなずき、整備されていない秘密の小道へとアリッサたちを案内してくれた。彼らの導きのおかげで、アリッサとラインは騎士たちの目を逃れ、無事に王都へ到着できたのだった。
しかし、王宮に着いた途端、国王から急遽呼び出される。謁見の間に入ると、そこには満面の笑みを浮かべたニッキーが待ち構えていたのだった。
アリッサはプレシャスの手を握り、涙ながらに励まし続けた。しかし、プレシャスは次第に弱っていった。
「私のお願いを聞いて。実は私のお部屋の引き出しに、万が一のために遺言書を書いておいたの。娘はアリッサ様に育ててほしいのよ。お願い……ギャロウェイ伯爵家には渡さないで……」
赤ん坊の産声が響いた瞬間、プレシャスは微笑んだまま静かに息を引き取ってしまった。
「嘘でしょう? プレシャス様、お願い、目を開けてください! 赤ちゃんが無事に産まれたのに・・・・・・私はプレシャス様が大好きだったのに……お願い、目を開けて」
アリッサは実の姉のような存在だったプレシャスに縋って泣いた。しかし、悲嘆に暮れている場合ではないことにすぐさま気がつき、新たに生まれた命を抱きしめながら、その小さな命を自分が守り育てていく決意を固めた。
アリッサが外に目をやると、庭園の木々が強風に吹かれている様子が見えた。穏やかな気候のワイマーク伯爵領にしては、風が強すぎるように感じる。さらに、天が泣いているかのように小雨が降り始めた。その雨は悲しみを表すかのように静かに、地面にそっと浸透していった。
居間で待っていたラインは、アリッサの表情を見て全てを悟る。
「この子は、私たちの娘として育てよう」
「えぇ、王太后様にご相談しましょう。この子を私たちが育てられるように法的手続きを取らないといけないわ」
アリッサは、プレシャスの生んだ子供をワイマーク伯爵家の養女にしたい旨を記した手紙を、王太后に届けるよう侍従に託した。
ニッキーが拒否したため、プレシャスとニッキーの離婚はまだ成立していない。なんとしても、ニッキーに知られる前にプレシャスの子供を養女にしたいアリッサたちだった。
ワイマーク伯爵領の森を抜けた直後、アリッサが手紙を託した侍従は、突然前方の道に立ちはだかる数名の騎士たちに気づいた。彼らは無言で道を塞ぎ、まるで侍従が通るのを待っていたかのようだった。
侍従が警戒しながら近づくと、騎士たちが剣を抜き、鋭い目つきで彼を睨みつける。その瞬間、侍従は剣の持ち手に彫られた紋章に気づいた。それはギャロウェイ伯爵家とウィルコックス伯爵家の紋章であり、二つの家が結託していることを意味していた。
「まさか、ここで待ち伏せをしていたなんて・・・・・・」侍従は即座に状況の深刻さを理解した。彼は必死に手紙を守ろうとしたが、数に勝る敵に圧倒され、手紙は無念にも奪われてしまう。侍従は負傷しながらも、この出来事をラインたちに報告するために、なんとかワイマーク伯爵邸にたどり着いた。
ワイマーク伯爵領の居間で、アリッサはプレシャスの赤ちゃんをあやしていた。隣に座ったラインは、目を細めて新しい命を見つめている。
「すごく綺麗な子だね。きっと、素晴らしい美人になる」
「えぇ。プレシャス様のように美しい女性になるはずよ。それにしても、赤ちゃんって本当に可愛いわね。私たちの赤ちゃんは、どんな姿で生まれてくるのかしら? とても楽しみね」
「まったくだね。私たちの赤ちゃんも、この子に負けず劣らず素晴らしい美人になるのは確実だけれどね。おまけに賢くて勇気があって、きっと精霊に愛される子供になるだろう。だって、アリッサは精霊に愛されているからね」
「それは、私がワイマーク伯爵領に住んでいて、ライン様の妻だからという要素も大きいと思いますわ」
ラインと穏やかな会話を楽しんでいると、突然居間の扉が荒々しく開き、侍従が足を引きずりながら入ってきた。彼の姿は見るも無惨で、衣服は泥だらけで裂け、顔には浅い切り傷がいくつもあった。
「何があったのですか?」
アリッサは急いで立ち上がり、彼に駆け寄る。侍従は深く息を吸い、かすれた声で言った。
「……申し訳ございません、奥様。手紙が・・・・・・ギャロウェイ伯爵家とウィルコックス伯爵家の騎士たちに奪われてしまいました」
アリッサの顔に緊張が走り、無意識に指先が震えた。彼女は冷静を装いながらも、内心では大きな動揺を隠しきれなかった。
「彼らが待ち伏せしていたということ?」
侍従はうなずき、拳をぎゅっと握り締めながら話を続けた。
「ワイマーク伯爵領の森を抜けたところで、彼らは待機しておりました。手紙を強引に奪われ……私は何もできず、このような無様な姿で戻るしかありませんでした……」
アリッサはギャロウェイ伯爵家とウィルコックス伯爵家への怒りを感じながらも、冷静さを保ち、再度問いかけた。
「その騎士たちは、なにか言っていた?」
「・・・・・・ニッキー卿とサミー卿の命令で、ずっと待機させられていたことを愚痴っていました。プレシャス様がもうすぐ出産される頃だからずっと見張れ、と命じられていたようです」
侍従の悔しげな表情がその無力感を物語っていた。ラインは短くため息をつき、彼の肩に手を置いた。
「無事で戻ってきたことが何よりだ。君を責めるつもりはないよ。怪我の手当てを受けるように。だが・・・・・・まさか領地の外で待ち伏せしているとは、見通しが甘かったな」
ラインは地図を広げ、険しい表情でアリッサと共に作戦を練り始めた。ワイマーク伯爵領から王都へ続く道が広げられている。
「こうなったら、私たちが直接王都に向かい、王太后陛下にお願いしよう。整備された道を使うのは危険だな。彼らが待ち構えている可能性が高いぞ」
アリッサはしばらく考え込んだ後、ひらめいたように言う。
「森の小道を使えば見つかるリスクは減るかもしれない・・・・・・そうだわ、精霊たちに助けを求めましょう。あの子たちなら安全な道を案内してくれるはずよ」
アリッサはすぐに庭園に向かい、森に向かって声を張り上げる。
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「お兄様とサミー卿の騎士たちが、私たちの王都行きを妨害しようとしているの。だから、彼らに見つからずに別の道を通って王都へ向かいたいの。協力してくれるかしら?」
ウサギたちは一斉に小さくうなずき、整備されていない秘密の小道へとアリッサたちを案内してくれた。彼らの導きのおかげで、アリッサとラインは騎士たちの目を逃れ、無事に王都へ到着できたのだった。
しかし、王宮に着いた途端、国王から急遽呼び出される。謁見の間に入ると、そこには満面の笑みを浮かべたニッキーが待ち構えていたのだった。
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