ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん異世界に来ました!

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「申し訳ございません!」

王様に謝罪をする。が、王様は笑っていた。

「いやいや、中々面白いものが見れた。ロイが女性に突っかかるなんて初めて見たよ。」

王様は、ニヤニヤしてロイさんを見た。ロイさんはバツが悪そうにしている。

「兄上、揶揄わないで下さい。」

「いやだって、ロイが、クックックッ。」

王様の笑いがなかなか止まらない。ダンさんとどっこいどっこいの笑い上戸か?
それに今、兄上って言いました?

「ロイさん、王様と兄弟だったの?!聞いていないです!」
「ロイ、言ってなかったのか。」

私と王様は、ロイさんを見るが、弁明する気もないらしい。先程の言い合いの尾がまだ引いている。

ロイさんは王子様でした!でも、王子様より騎士の方が似合っている気がする。

「ロイさん、お坊ちゃまでなく王子様だったんだ。…って、ロイさんを、『さん付け』で呼ぶのって、不敬罪とか問われます?処刑とかですか?あわわわっ!!」

「問わないし、処刑なんてしないから!臣籍降下して、今は王子様でもないから!」

「本当ですか?」

「本当だ。」

「わかりました。する時は痛みを感じることなく一思いにお願いします!」

「わかっていない!話が通じない!!」

王様と宰相が間に入り、
「ロイは身分を伝えていないから、不敬罪は問えない。処刑もできないから。」
「アオイ様も身分的には同等なので、大丈夫です。」
と、不敬罪云々の話は終了した。

ロイさんには、『アオイは、当分黙っていようね?』良い笑顔で言われてしまいました。はい、お口チャックします。

その後の話では、当分は、お城に滞在となった。市井に出ても、右も左もわからないし、お金もない。悪人に前の世界の知識を悪用されるのも困る。ということで、この世界の常識を覚えることとなった。学園では、人との交流も兼ねてのお勉強をしようとなった。入学式は2ヶ月後だ。身元引受人は第一発見者のロイさんが引き受けることとなった。ちなみに黙っていたから、私抜きであれやこれやが決定していった。

私は、学生に舞い戻ることになってしまい、憂鬱な日々を送ることとなる。40過ぎて、10代の子達と仲良くなんてできっこないよ。母親目線でしか話せないよぉ。



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