ただ、好きなことをしたいだけ

ゆい

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おばちゃん異世界に来ました!

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『あれから1年経った。私は学園に馴染めず、引きこもりになってしまった。そして、いつまでも神樹に魔力を流すことが出来ず、シュバルツバルドから徐々に国全体の緑が失われていき、リーデンベルグ王国は食糧難に陥ってしまった。王国は衰退の一途を辿る。』



「って、アオイ様?!勝手に未来予測しないでくださいよ!しかも物語の破滅の序章みたいで怖いですよ?それにまだ1年経っていませんよ。陛下の謁見から1週間ですよ?」

「気分は1年経ったんですぅ。今更学生に戻るなんて無理!行きたくなーーい!!」
見た目は女子高生、中身は40過ぎのおばちゃんが、大変可愛らしくない駄々をこねています。




今この時間は、宰相自らこの国の成り立ち等を勉強している。歴史・政治経済の時間だ。約千年前の建国からいつ戦争が起きたとか、他国とはいつ条約が結ばれたかとかの勉強だ。国の機能は、王様、宰相、各大臣、各省と枝分かれしている。ここら辺は前の世界と大して変わらない。魔法省があるを知った時は、あの映画の世界だと感激したが。

暦は7日で一週間、30日で1ヶ月とおなじだが、時間が朝、昼、夕、夜で、何時何分と言う概念がなかった。学校やお城では、時間を知らせる鐘が鳴る魔道具があるので、これでわかるらしい。ちなみに読み書きは、自動翻訳してくれるチート能力がついていた!書いた日本語は勝手にこっちの言葉に変換されるし、本や書類なんかはこっちの文字でも、頭の中で日本語に変換される。でも、きちんと学びたい気持ちはあったので、毎日書き取りをしている。小学1年生気分です。数字はローマ数字でとても助かりました。

で、勉強の休憩時間に宰相が学園に通いだしたらの話をしたので、冒頭のやり取りが始まった。



ロイさんが身元引受人となり、名前がアオイ=シュバルツバルトとなった。それに伴い、ロイさんの名前、爵位、仕事内容を教えてもらった。ロイフォード=リーデンベルグ=シュバルツバルト 、公爵位を賜っている。主にシュバルツバルトの管理で、人を襲ったり、農地を荒らす魔獣退治と森の薬草の把握、管理。騎士団の顧問役もやっているそうだ。

マリアさんが私付きの侍女になった。お城の滞在中はもちろん学園(寮生活らしい)でも一緒にいてくれるので、心強い。


ちなみにあれから1週間ロイさんとダンさんと口をきいていない。私はまだ怒っているのだから!



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